4583 M-カイオム 2019-05-13 15:00:00
2019年12月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕 (非連結) [pdf]
2019年12月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)
2019年5月13日
上場会社名 株式会社カイオム・バイオサイエンス 上場取引所 東
コード番号 4583 URL http://www.chiome.co.jp
代表者 (役職名)代表取締役社長 (氏名)小林 茂
問合せ先責任者 (役職名)取締役経営企画室長 (氏名)美女平 在彦 TEL 03-6383-3746
四半期報告書提出予定日 2019年5月13日 配当支払開始予定日 -
四半期決算補足説明資料作成の有無:有
四半期決算説明会開催の有無 :無
(百万円未満切捨て)
1.2019年12月期第1四半期の業績(2019年1月1日~2019年3月31日)
(1)経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
売上高 営業利益 経常利益 四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2019年12月期第1四半期 63 40.6 △426 - △432 - △430 -
2018年12月期第1四半期 45 △17.6 △302 - △300 - △301 -
潜在株式調整後
1株当たり
1株当たり
四半期純利益
四半期純利益
円 銭 円 銭
2019年12月期第1四半期 △15.59 -
2018年12月期第1四半期 △11.25 -
(注)潜在株式調整後1株当たり四半期純利益については、潜在株式は存在するものの1株当たり四半期純損失であるた
め記載しておりません。
(2)財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2019年12月期第1四半期 3,266 3,048 92.5
2018年12月期 2,831 2,676 93.5
(参考)自己資本 2019年12月期第1四半期 3,020百万円 2018年12月期 2,648百万円
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2018年12月期 - 0.00 - 0.00 0.00
2019年12月期 -
2019年12月期(予想) 0.00 - 0.00 0.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無:無
3.2019年12月期の業績予想(2019年1月1日~2019年12月31日)
当社の業績予想は、創薬事業における現時点で合理的な業績予想の算定が困難であるため、創薬支援事業の数値(売上
高320百万円)のみ公表しております。それに伴い、全社の業績予想についても記載しておりません。なお、直近に公表
されている業績予想からの修正はありません。
※ 注記事項
(1)四半期財務諸表の作成に特有の会計処理の適用:無
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 :無
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
④ 修正再表示 :無
(3)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2019年12月期1Q 30,303,500株 2018年12月期 26,781,500株
② 期末自己株式数 2019年12月期1Q 146株 2018年12月期 146株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2019年12月期1Q 27,631,888株 2018年12月期1Q 26,781,354株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です。
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判
断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は、様々な要因により異なる可能性があります。
業績予想の前提条件及びその他関連する事項については、添付資料3ページ「1.当四半期決算に関する定性的情
報(3)業績予想などの将来予測情報に関する説明」をご覧ください。
株式会社カイオム・バイオサイエンス(4583) 2019年12月期 第1四半期決算短信(非連結)
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 3
(3)業績予想などの将来予測情報に関する説明 …………………………………………………………………… 3
2.四半期財務諸表及び主な注記 ………………………………………………………………………………………… 4
(1)四半期貸借対照表 ………………………………………………………………………………………………… 4
(2)四半期損益計算書 ………………………………………………………………………………………………… 6
(3)四半期財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………………………………… 7
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 7
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ………………………………………………………… 7
(重要な後発事象) ………………………………………………………………………………………………… 7
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株式会社カイオム・バイオサイエンス(4583) 2019年12月期 第1四半期決算短信(非連結)
1.当四半期決算に関する定性的情報
当文中の将来に関する事項は、当第1四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績に関する説明
当社の当第1四半期累計期間における売上高につきましては、主として創薬支援事業において、中外製薬グループ
との取引に加え、小野薬品工業株式会社(以下、小野薬品)との取引が増加したことにより、63,782千円(前年同期
比18,427千円増加)となりました。営業損失につきましては、自社で開発中のCBA-1205における臨床試験開始に向け
た準備費用を中心に研究開発費が増加したことにより、426,347千円(前年同期は302,748千円の営業損失)となりま
した。また、経常損失は432,460千円(前年同期は300,612千円の経常損失)、四半期純損失は430,731千円(前年同
期は301,217千円の四半期純損失)となりました。当第1四半期累計期間における当社の事業活動の状況といたしま
しては、概況は次のとおりです。
当社は、医療のアンメットニーズの高い領域における抗体医薬品を創出する創薬事業と、製薬企業等に抗体創薬に
かかわる技術サービスを提供する創薬支援事業を展開しております。
創薬事業においては、前臨床段階にあるCBA-1205のCMC開発およびCBA-1535の技術移管が概ね予定どおりの進捗と
なったほか、探索段階にある創薬プロジェクトのデータパッケージ構築にむけた研究活動と新規の創薬プロジェクト
発足にむけたアカデミアとの共同研究を新たに開始するなど、今後の開発パイプラインの質・量の拡充に向けた取り
組みを進めてまいりました。
2017年9月にスイスのADC Therapeutics社にADC用途に限定して導出したADCT-701については、前臨床試験の最終
ステージにあり、2019年後半の治験申請を想定しております。
当社で自社開発中のファースト・イン・クラス抗体であるCBA-1205については、ADCC活性を高めた抗体産生細胞株
のmaster cell bank の製造が完了し、臨床試験に向けたCMC開発は順調に進捗しております。引き続き、2020年以降
の臨床試験開始を目指します。
多重特異性抗体であるCBA-1535については、原薬や治験薬製造を委託するCMOおよび臨床試験に向けたCROの選定作
業に着手しており、2021年後半以降の治験申請を見込んでおります。
当社が創製したBMAA(抗セマフォリン3A抗体)については、2018年3月にカナダのSemaThera社と共同開発ライセ
ンス及び独占的オプション契約を締結しておりますが、評価2年目に入ったことにより、当該オプション期間に対応
するオプション料については、当第1四半期累計期間に応じた金額を売上高に計上しております。
その他、探索段階にある複数の創薬プロジェクトが進行しておりますが、今後のステージアップと導出に必要なデー
タパッケージの構築に向け、研究開発に取り組んでまいります。
以上の結果、創薬事業における当第1四半期累計期間の業績は、売上高451千円(前年同四半期比362千円増加)、
研究開発費363,033千円(前年同四半期比157,978千円増加)、セグメント損失は362,436千円(前年同四半期は
206,786千円のセグメント損失)となりました。
創薬支援事業は、当社の安定的な収益確保に資する事業であり、当社の独自の抗体作製手法であるADLib®システム
のほか、B cell cloningやハイブリドーマ法といった抗体技術プラットフォームを活かした抗体作製業務のほか、タ
ンパク質調製業務を受託し、日本の製薬企業やアカデミアの研究支援を実施しております。主な取引先として、主要
顧客である中外製薬グループの取引に加え、小野薬品との取引も順調に拡大したことが売上高増加の主な要因となっ
たほか、アカデミアやバイオベンチャーからの抗体作製にかかる受託案件の取引からも収益を得ることができまし
た。引き続き高い品質のサービス提供を目指し、継続的な新規案件の受託拡大に向けた取り組みを進めてまいりま
す。
以上の結果、創薬支援事業における当第1四半期累計期間の業績は、売上高63,330千円(前年同四半期比18,065千
円増加)、セグメント利益は36,637千円(前年同四半期比4,121千円増加)となりました。
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(2)財政状態に関する説明
(資産)
当第1四半期会計期間末における総資産は、現金及び預金の増加などにより、前事業年度末に比べ435,425千円増
加の3,266,619千円となりました。
(負債)
当第1四半期会計期間末における負債の残高は218,553千円となり、前事業年度末と比較して64,079千円増加いた
しました。これは主に、委託研究費等にかかる未払金の増加などによるものです。
(純資産)
当第1四半期会計期間末における純資産の残高は3,048,065千円となり、前事業年度末と比較して371,346千円増加
いたしました。これは主に、四半期純損失の計上による利益剰余金の減少があったものの、新株予約権の行使により
資本金及び資本剰余金が増加したことによるものであります。
(3)業績予想などの将来予測情報に関する説明
2019年2月14日に発表いたしました2019年12月期の業績予想に変更はございません。
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2.四半期財務諸表及び主な注記
(1)四半期貸借対照表
(単位:千円)
前事業年度 当第1四半期会計期間
(2018年12月31日) (2019年3月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 2,328,513 2,776,462
売掛金 42,307 67,940
たな卸資産 45,413 52,272
前渡金 126,700 50,187
未収消費税等 35,126 45,641
その他 31,890 55,053
流動資産合計 2,609,952 3,047,557
固定資産
有形固定資産
機械及び装置 344,675 344,235
減価償却累計額 △333,430 △333,731
機械及び装置(純額) 11,244 10,504
工具、器具及び備品 104,448 104,448
減価償却累計額 △99,743 △100,214
工具、器具及び備品(純額) 4,705 4,233
有形固定資産合計 15,949 14,738
投資その他の資産
投資有価証券 150,000 150,000
長期前払費用 7,807 6,837
敷金及び保証金 47,485 47,485
投資その他の資産合計 205,292 204,322
固定資産合計 221,241 219,061
資産合計 2,831,193 3,266,619
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(単位:千円)
前事業年度 当第1四半期会計期間
(2018年12月31日) (2019年3月31日)
負債の部
流動負債
買掛金 31,888 37,053
未払金 18,960 77,435
未払費用 20,846 18,589
未払法人税等 28,776 12,892
前受金 1,829 18,442
預り金 4,428 9,774
前受収益 176 -
賞与引当金 6,538 3,233
流動負債合計 113,445 177,420
固定負債
資産除去債務 41,028 41,133
固定負債合計 41,028 41,133
負債合計 154,474 218,553
純資産の部
株主資本
資本金 5,454,775 5,855,950
資本剰余金 5,444,775 5,845,950
利益剰余金 △8,250,831 △8,681,563
自己株式 △292 △292
株主資本合計 2,648,426 3,020,046
新株予約権 28,292 28,019
純資産合計 2,676,719 3,048,065
負債純資産合計 2,831,193 3,266,619
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(2)四半期損益計算書
(第1四半期累計期間)
(単位:千円)
前第1四半期累計期間 当第1四半期累計期間
(自 2018年1月1日 (自 2019年1月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
売上高 45,354 63,782
売上原価 14,569 26,547
売上総利益 30,785 37,234
販売費及び一般管理費
研究開発費 205,055 363,033
その他 128,478 100,548
販売費及び一般管理費合計 333,533 463,582
営業損失(△) △302,748 △426,347
営業外収益
受取利息 25 13
為替差益 2,055 148
その他 55 7
営業外収益合計 2,136 168
営業外費用
株式交付費 - 556
新株予約権発行費 - 5,724
営業外費用合計 - 6,281
経常損失(△) △300,612 △432,460
特別利益
新株予約権戻入益 - 2,333
特別利益合計 - 2,333
税引前四半期純損失(△) △300,612 △430,126
法人税、住民税及び事業税 605 605
法人税等合計 605 605
四半期純損失(△) △301,217 △430,731
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(3)四半期財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
当第1四半期累計期間において、新株予約権の権利行使により資本金及び資本剰余金がそれぞれ401,175千円増
加し、当第1四半期会計期間末において、資本金が5,855,950千円、資本剰余金が5,845,950千円になっておりま
す。
(重要な後発事象)
新株予約権の行使による増資
当第1四半期会計期間終了後、2019年4月30日までの間に、行使価額修正条項付き第14回新株予約権の一部につ
いて権利行使が行われております。当該新株予約権の権利行使の概要は、次のとおりであります。
(1)発行した株式の種類及び株式数 普通株式 1,311,000株
(2)増加した資本金 129,192千円
(3)増加した資本準備金 129,192千円
これにより、2019年4月30日現在の普通株式の発行済株式総数は31,614,500株、資本金は5,985,143千円、資
本剰余金は5,975,143千円となっております。
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