4583 M-カイオム 2021-01-14 18:00:00
がん治療用抗体LIV-2008およびLIV-2008bに関するライセンス契約締結のお知らせ [pdf]

                                                       2021年1月14日
 各   位
                                 会 社 名   株式会社カイオム・バイオサイエンス
                                 代表者名    代 表 取 締 役 社 長    小 林    茂
                                             (コード:4583    東証マザーズ)
                                 問合せ先    取締 役 経営 企 画室 長 美女平 在彦
                                                  (TEL.03-6383-3746)


 がん治療用抗体 LIV-2008 および LIV-2008b に関するライセンス契約締結のお知らせ

 当社は、本日付けで、Shanghai Henlius Biotech,Inc.(本社、中国・上海市、以下、Henlius 社)
との間で、当社が創製したがん治療用ヒト化抗 TROP-2 モノクローナル抗体 LIV-2008 および LIV-
2008b のライセンス契約を締結しましたのでお知らせします。


 本ライセンス契約において、当社は Henlius 社に中華人民共和国、台湾、香港およびマカオにお
ける LIV-2008 および LIV-2008b の開発、製造および販売権をサブライセンス権付きで許諾し、ま
た、上記以外の全世界における権利についてはオプション権を付与しております。
 契約の締結に伴い、当社は契約一時金として1百万ドル(約1億円)を受領するほか、開発およ
び販売の進捗に応じたマイルストーンと製品上市後には製品の売上高に応じたロイヤルティを受け
取ります。その総額は、Henlius社が上記のオプション権を行使して全世界での開発、製造および販
売を行う場合には、最大約122.5百万ドル(約127億円)になります。


 本契約締結により受領する契約一時金は 、2021 年 12 月期第1四半期 において売上として計上
いたしますが、その金額および 2021 年 12 月期の業績への影響は精査中です。


                                                                以    上


 
 Henlius 社は、中国上海市に本社を置くグローバルなバイオ医薬品企業(香港証券取引所:SEHK
2696) 高品質で革新的なバイオ薬品を提供することをビジョンとしています。
     で、                               Henlius 社は 2010
年の設立以来、研究開発から製造、商業化までの医薬品のライフサイクル全体を通じて、効率的で
革新的な統合プラットフォームを構築してきました。20 種類以上の多様なパイプラインを保有する
ほか、独自の抗 PD-1 モノクローナル抗体“HLX10”を基盤としたがん免疫療法における研究開発を
継続して行っています。


 
 LIV-2008 および LIV-2008b は、乳がん、大腸がん、肺がんをはじめとする多くの固形がんの細胞
表面に発現している抗原(標的分子)
                「TROP-2」の、それぞれ異なる領域に結合する 2 種類のヒト化
モノクローナル抗体で、どちらも in vivo でがんの増殖阻害活性を示します。TROP-2 は正常組織と
比較して、複数の固形がんにおいて発現が亢進していることから、がん治療の標的分子として期待
されており、当社の研究チームは各種のマウスモデルで本抗体が強力な抗がん作用を有することを
見出しております。