令和元年10月11日
決算発表・補足説明資料（1/2） ダイト株式会社
（証券コード4577）
令和２年５月期・第１四半期連結決算の概要
Ⅰ． 令和２年５月期・第１四半期連結累計期間の概況について
医薬品業界におきましては、平成29年６月閣議決定された「経済財政運営と改革の基本方針2017」において「2020年
９月までに、後発医薬品の使用割合を80％とし、できる限り早期に達成できるよう、更なる使用促進策を検討する」と明記さ
れ、国のジェネリック医薬品使用促進政策が実施され、平成31年４月～令和元年６月期には数量シェアが75.8％（日本
ジェネリック製薬協会調べ）となり、ジェネリック医薬品の普及は拡大しております。しかしながら薬価引き下げなどによる薬剤費
抑制の方針も示されており、平成29年12月には、２年に１度の薬価改定を令和３年度から毎年実施することや、後発薬が
普及している先発薬の価格を大幅に引き下げることなどを柱とした薬価制度改革の骨子が中医協で了承されるなど、医薬品
業界の事業環境は厳しいものとなることが予想され、当社としても一層の経営効率化への努力が求められております。
当社グループにおける原薬につきましては、血圧降下剤原薬及び消炎鎮痛剤原薬等のジェネリック医薬品向け原薬の販売
増加に加えて、仕入商品の一部品目の販売増加もあり、売上高は大幅に増加し6,926百万円（前年同期比29.7％増）
となりました。
製剤では、医療用医薬品における新薬や長期収載品の製造受託の販売、自社開発ジェネリック医薬品及び一般用医薬
品の販売増加があり順調に推移し、売上高は4,672百万円（前年同期比8.1％増）となりました。
健康食品他につきましては、市場における競争激化等により、厳しい状況で推移し、売上高は59百万円（前年同期比
20.6％減）となりました。
Ⅱ． 連結損益の状況（累計）
① 損益実績 (百万円)
令和元年5月期・第１Ｑ 令和２年5月期・第１Ｑ 対前期比較 令和２年5月期 計画
進捗率
金額 % 金額 % 増減額 増減率% 金額 %
売上高 9,739 100.0% 11,658 100.0% +1,919 +19.7% 43,500 100.0% 26.8%
売上原価 7,659 78.6% 9,425 80.8% +1,766 +23.1%
売上総利益 2,080 21.4% 2,232 19.1% +152 +7.3%
販管費 986 10.1% 875 7.5% △111 △11.3%
営業利益 1,093 11.2% 1,356 11.6% +263 +24.0% 4,700 10.8% 28.9%
営業外収益 57 0.6% 46 0.4% △11 △19.3%
営業外費用 9 0.1% 10 0.1% +1 +11.1%
経常利益 1,141 11.7% 1,392 11.9% +251 +22.0% 4,750 10.9% 29.3%
特別利益 － － 1 0.0% +1 －
特別損失 － － 15 0.1% +15 －
税引前利益 1,141 11.7% 1,378 11.8% +237 +20.8%
親会社株主に帰属
する四半期純利益
779 8.0% 920 7.9% +141 +18.0% 3,300 7.6% 27.9%
* 連結子会社数 ３社 （大和薬品工業㈱、Daito Pharmaceuticals America, Inc.、大桐製薬（中国）有限責任公司）
* 返品調整引当金繰入額及び戻入額は、売上原価に含めております。
② 品目別売上高 (百万円)
令和元年5月期・第１Ｑ 令和２年5月期・第１Ｑ 対前期比較
金額 % 金額 % 増減額 増減率%
原 薬 5,341 54.8% 6,926 59.4% +1,585 +29.7%
製 剤 4,323 44.4% 4,672 40.1% +349 +8.1%
健康食品他 74 0.8% 59 0.5% △15 △20.6%
合 計 9,739 100.0% 11,658 100.0% +1,919 +19.7%
Ⅲ． 設備投資の状況（累計） (百万円)
令和元年5月期・第１Ｑ 令和２年5月期・第１Ｑ 対前期比
金 額 金 額 増減額
有形固定資産の投資額（発生ベース） 416 311 △105
無形固定資産の投資額（ 〃 ） 3 1 △2
合 計 419 313 △106
主な設備投資の内訳 (百万円)
設備内容 金額 備考
・ 製剤製造設備等 86 ダイト 製剤設備の増強・更新
・ 原薬製造設備等 26 ダイト 原薬設備の増強・更新
令和元年10月11日
決算発表・補足説明資料（2/2） ダイト株式会社
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Ⅳ． 減価償却費の状況（累計） (百万円)
令和元年5月期・第１Ｑ 令和２年5月期・第１Ｑ 対前期比
金 額 金 額 増減額
有形固定資産 627 694 +67
無形固定資産等 14 9 △5
合 計 641 703 +62
Ⅴ． 研究開発費の状況（累計） (百万円)
令和元年5月期・第１Ｑ 令和２年5月期・第１Ｑ 対前期比
金 額 金 額 増減額
研究開発費 389 257 △132
令和２年５月期・通期連結決算の予想
令和２年５月期の通期連結業績予想につきましては、令和元年７月12日に公表いたしました予想数値を修正しておりません。
Ⅰ． 連結損益の予想 (百万円)
令和元年5月期 通期 令和２年5月期 通期予想 対前期比較
金額 % 金額 % 増減額 増減率%
売上高 41,134 100.0% 43,500 100.0% +2,366 +5.7%
営業利益 4,547 11.1% 4,700 10.8% +153 +3.4%
経常利益 4,641 11.3% 4,750 10.9% +109 +2.3%
親会社株主に帰属
する当期純利益
3,513 8.5% 3,300 7.6% △213 △6.1%
Ⅱ． 品目別売上高 (百万円)
令和元年5月期 通期 令和２年5月期 通期予想 対前期比較
金額 % 金額 % 増減額 増減率%
原 薬 22,075 53.7% 23,600 54.3% +1,525 +6.9%
製 剤 18,758 45.6% 19,600 45.1% +842 +4.5%
健康食品他 300 0.7% 300 0.7% 0 0.0%
合 計 41,134 100.0% 43,500 100.0% +2,366 +5.7%
Ⅲ． 設備投資の状況 (百万円)
令和元年５月期 令和２年5月期 予想 対前期比
金 額 金 額 増減額
有形固定資産の投資額（発生ベース） 3,066 3,200 +134
無形固定資産の投資額（ 〃 ） 31 100 +69
合 計 3,097 3,300 +203
主な設備投資の内訳 (百万円)
設備内容 金額 備考
・ 包装製造設備等 1,000 ダイト 製剤包装ラインの品目多様化改造
・ 高薬理製剤製造設備 600 ダイト 高薬理製剤棟の製造設備の増設 ※設備投資総額2,000百万円、2020年末に完工予定。
・ 原薬製造設備等 400 ダイト 原薬設備の増強・更新
・ 製剤製造設備等 300 ダイト 製剤設備の増強・更新
Ⅳ． 減価償却費の状況 (百万円)
令和元年５月期 令和２年5月期 予想 対前期比
金 額 金 額 増減額
有形固定資産 2,800 3,020 +220
無形固定資産等 51 30 △21
合 計 2,852 3,050 +198
以上