令和３年７月14日
決算発表・補足説明資料（1/3） ダイト株式会社
（証券コード4577）
令和３年５月期・期末連結決算の概要
Ⅰ． 令和３年５月期・期末連結累計期間の概況について
医薬品業界におきましては、国のジェネリック医薬品使用促進策が進められ、ジェネリック医薬品の普及が拡大する一方、令
和元年10月には消費税率引き上げに伴う薬価改定が実施され、令和２年４月には２年に１回の通常の薬価改定が実
施されました。さらに令和３年４月に薬価改定が行われ、今後毎年薬価改定が実施されることが決まっており、医薬品業界
の事業環境は厳しいものとなることが予想され、当社としても一層の経営効率化への努力が求められております。
当社グループにおける原薬につきましては、血圧降下剤原薬、消炎鎮痛剤原薬及び抗アレルギー剤原薬等のジェネリック医
薬品向け原薬の販売増加、新薬中間体や⾧期収載品の原薬受託製造の販売増加、並びに海外向け原薬の販売増加が
あり堅調に推移し、売上高は25,459百万円（前期比5.2％増）となりました。
製剤につきましては、自社開発ジェネリック医薬品及び高薬理活性製剤の販売増加、医療用医薬品における新規の新薬
や⾧期収載品の製造受託の販売増加があり順調に推移し、売上高は22,948百万円（前期比11.8％増）となりました。
健康食品他につきましては、順調に推移し、売上高は307百万円（前期比23.2％増）となりました。
Ⅱ． 連結損益の状況
① 損益実績 (百万円)
令和２年5月期 令和３年5月期 対前期比較 令和３年5月期 計画
進捗率
金額 % 金額 % 増減額 増減率% 金額 %
売上高 44,991 100.0% 48,714 100.0% +3,723 +8.3% 48,900 100.0% 99.6%
売上原価 35,506 78.9% 37,923 77.8% +2,416 +6.8%
売上総利益 9,484 21.1% 10,791 22.2% +1,307 +13.8%
販管費 4,127 9.2% 4,883 10.0% +755 +18.3%
営業利益 5,357 11.9% 5,908 12.1% +551 +10.3% 5,900 12.1% 100.1%
営業外収益 130 0.3% 197 0.4% +66 +51.2%
営業外費用 25 0.1% 39 0.1% +13 +54.1%
経常利益 5,462 12.1% 6,067 12.5% +604 +11.1% 6,000 12.3% 101.1%
特別利益 304 0.7% 125 0.3% △179 △58.9%
特別損失 172 0.4% 318 0.7% +146 +85.3%
税引前利益 5,595 12.4% 5,873 12.1% +278 +5.0%
親会社株主に帰属
する当期純利益
3,944 8.8% 4,246 8.7% +301 +7.6% 4,000 8.2% 106.2%
* 連結子会社数 ３社 （大和薬品工業㈱、Daito Pharmaceuticals America, Inc.、大桐製薬（中国）有限責任公司）
* 返品調整引当金繰入額及び返品調整引当金戻入額は、売上原価に含めております。
② 品目別売上高 (百万円)
令和２年5月期 令和３年5月期 対前期比較
金額 % 金額 % 増減額 増減率%
原 薬 24,211 53.8% 25,459 52.3% +1,248 +5.2%
製 剤 20,530 45.6% 22,948 47.1% +2,417 +11.8%
健康食品他 250 0.6% 307 0.6% +57 +23.2%
合 計 44,991 100.0% 48,714 100.0% +3,723 +8.3%
Ⅲ． 設備投資の状況 (百万円)
令和２年5月期 令和３年5月期 対前期比
金 額 金 額 増減額
有形固定資産の投資額（発生ベース） 3,808 5,335 +1,526
無形固定資産の投資額（ 〃 ） 42 59 +17
合 計 3,850 5,395 +1,544
主な設備投資の内訳 (百万円)
設備内容 金額 備考
・ 高薬理製剤製造設備 1,332 ダイト 高薬理製剤棟の製造設備の増設
・ 原薬製造設備等 1,098 ダイト 原薬棟の新設
・ 包装製造設備等 461 ダイト 包装設備の増強・更新
・ 製剤製造設備等 682 ダイト 製剤設備の増強・更新
令和３年７月14日
決算発表・補足説明資料（2/3） ダイト株式会社
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Ⅳ． 減価償却費の状況 (百万円)
令和２年5月期 令和３年5月期 対前期比
金 額 金 額 増減額
有形固定資産 2,911 3,114 +202
無形固定資産等 38 39 +1
合 計 2,950 3,154 +203
Ⅴ． 研究開発費の状況 (百万円)
令和２年5月期 令和３年5月期 対前期比
金 額 金 額 増減額
研究開発費 1,400 2,032 +632
令和４年５月期・通期連結決算の予想
Ⅰ． 連結損益の予想
①損益予想 (百万円)
令和３年５月期 通期 令和４年５月期 通期予想 対前期比較
金額 % 金額 % 増減額 増減率%
売上高 40,007 100.0% 42,500 100.0% +2,492 +6.2%
営業利益 5,908 14.8% 5,900 13.9% △8 △0.1%
経常利益 6,067 15.2% 6,000 14.1% △67 △1.1%
親会社株主に帰属
する当期純利益
4,246 10.6% 4,250 10.0% +3 +0.1%
参考:新収益認識基準適用前後の決算数値 (百万円)
令和３年５月期 令和3年５月期 令和4年５月期 予想
（旧基準） （新基準） （新基準）
48,714 40,007 42,500
売上高
（+8.3%） （－） （+6.2%）
6,067 6,000
経常利益
（+11.1%） （△1.1%）
親会社株主に帰属 4,246 4,250
する当期純利益 （+7.6%） （+0.1%）
* かっこ内は前期比増減率。
* 新基準での令和２年５月期売上高を算出していないため、令和３年の対前比は算出しておりません。（－表記）
②品目別売上高 (百万円)
令和３年５月期 通期 令和４年５月期 通期予想 対前期比較
金額 % 金額 % 増減額 増減率%
原 薬 18,363 45.9% 19,750 46.5% +1,386 +7.5%
製 剤 21,336 53.3% 22,450 52.8% +1,113 +5.2%
健康食品他 307 0.8% 300 0.7% △7 △2.6%
合 計 40,007 100.0% 42,500 100.0% +2,492 +6.2%
* 令和４年５月期の期首より「収益認識に関する会計基準」（企業会計基準第29号）等を適用するため、上記の連結業績予想は当該会計基準等を
適用した後の金額となっております。令和３年5月期の業績については、当該会計基準等を適用したと仮定して算定した数値を記載しております。
令和３年７月14日
決算発表・補足説明資料（3/3） ダイト株式会社
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Ⅱ． 設備投資の状況 (百万円)
令和３年５月期 令和４年5月期 予想 対前期比
金 額 金 額 増減額
有形固定資産の投資額（発生ベース） 5,335 4,970 △365
無形固定資産の投資額（ 〃 ） 59 130 +70
合 計 5,395 5,100 △295
主な設備投資の内訳 (百万円)
設備内容 金額 備考
・ 原薬製造設備等 1,000 ダイト 原薬棟の新設 1,000百万円 ※設備投資総額3,500百万円。
・ 包装製造設備等 699 ダイト 包装設備の増強・更新
・ 製剤製造設備等 767 ダイト 製剤設備の増強・更新
・ 品質保証棟建設 262 ダイト 品質保証棟の新設 ※設備投資総額350百万円。
Ⅲ． 減価償却費の状況 (百万円)
令和３年５月期 令和４年5月期 予想 対前期比
金 額 金 額 増減額
有形固定資産 3,114 3,350 +235
無形固定資産等 39 50 +10
合 計 3,154 3,400 +245
Ⅳ． 研究開発費の状況 (百万円)
令和３年５月期 令和４年5月期 予想 対前期比
金 額 金 額 増減額
研究開発費 2,032 1,800 △232
以上