令和２年７月10日
決算発表・補足説明資料（1/3） ダイト株式会社
（証券コード4577）
令和２年５月期・期末連結決算の概要
Ⅰ． 令和２年５月期・期末連結累計期間の概況について
令和２年５月期におきましては、令和元年10月に消費税率引き上げに伴う薬価改定が実施され、令和２年４月には２
年に１回の通常の薬価改定が実施されました。さらに令和３年度からは薬価改定を毎年実施することが予定されており、医
薬品業界の事業環境は厳しいものとなることが予想され、当社としても一層の経営効率化への努力が求められております。
当社グループにおける原薬につきましては、血圧降下剤原薬及び消炎鎮痛剤原薬等のジェネリック医薬品向け原薬の販売
増加に加えて、仕入商品の一部品目の販売増加もあり順調に推移し、売上高は24,211百万円（前期比9.7％増）となり
ました。
製剤につきましては、自社開発ジェネリック医薬品の販売、医療用医薬品における新薬や長期収載品の製造受託の販売増
加があり順調に推移し、売上高は20,530百万円（前期比9.4％増）となりました。
健康食品他につきましては、市場における競争激化等により、厳しい状況で推移し、売上高は250百万円（前期比
16.9％減）となりました。
Ⅱ． 連結損益の状況
① 損益実績 (百万円)
令和元年5月期 令和２年5月期 対前期比較 令和２年5月期 計画
進捗率
金額 % 金額 % 増減額 増減率% 金額 %
売上高 41,134 100.0% 44,991 100.0% +3,856 +9.4% 43,500 100.0% 103.4%
売上原価 32,463 78.9% 35,506 78.9% +3,043 +9.4%
売上総利益 8,671 21.1% 9,484 21.1% +812 +9.4%
販管費 4,124 10.0% 4,127 9.2% +2 +0.1%
営業利益 4,547 11.1% 5,357 11.9% +809 +17.8% 4,700 10.8% 114.0%
営業外収益 126 0.3% 130 0.3% +4 +3.7%
営業外費用 31 0.1% 25 0.1% △6 △20.4%
経常利益 4,641 11.3% 5,462 12.1% +821 +17.7% 4,750 10.9% 115.0%
特別利益 217 0.5% 304 0.7% +87 +40.2%
特別損失 239 0.6% 172 0.4% △67 △28.3%
税引前利益 4,618 11.2% 5,595 12.4% +976 +21.1%
親会社株主に帰属
する当期純利益
3,513 8.5% 3,944 8.8% +431 +12.3% 3,300 7.6% 119.5%
* 連結子会社数 ３社 （大和薬品工業㈱、Daito Pharmaceuticals America, Inc.、大桐製薬（中国）有限責任公司）
* 返品調整引当金戻入額は、売上原価に含めております。
② 品目別売上高 (百万円)
令和元年5月期 令和２年5月期 対前期比較
金額 % 金額 % 増減額 増減率%
原 薬 22,075 53.7% 24,211 53.8% +2,135 +9.7%
製 剤 18,758 45.6% 20,530 45.6% +1,772 +9.4%
健康食品他 300 0.7% 250 0.6% △50 △16.9%
合 計 41,134 100.0% 44,991 100.0% +3,856 +9.4%
Ⅲ． 設備投資の状況 (百万円)
令和元年5月期 令和２年5月期 対前期比
金 額 金 額 増減額
有形固定資産の投資額（発生ベース） 3,066 3,808 +742
無形固定資産の投資額（ 〃 ） 31 42 +10
合 計 3,097 3,850 +752
主な設備投資の内訳 (百万円)
設備内容 金額 備考
・ 原薬製造設備等 1,098 ダイト 原薬棟の新設 ※設備投資総額3,500百万円、2021年末に完工予定。
・ 高薬理製剤製造設備 654 ダイト 高薬理製剤棟の製造設備の増設 ※設備投資総額2,000百万円、2020年末に完工予定。
・ 包装製造設備等 864 ダイト 包装設備の増強・更新
・ 製剤製造設備等 455 ダイト 製剤設備の増強・更新
令和２年７月10日
決算発表・補足説明資料（2/3） ダイト株式会社
（証券コード4577）
Ⅳ． 減価償却費の状況 (百万円)
令和元年5月期 令和２年5月期 対前期比
金 額 金 額 増減額
有形固定資産 2,800 2,911 +111
無形固定資産等 51 38 △13
合 計 2,852 2,950 +97
*上記のうち研究開発費に含まれる減価償却費 （285） （244）
Ⅴ． 研究開発費の状況 (百万円)
令和元年5月期 令和２年5月期 対前期比
金 額 金 額 増減額
研究開発費 1,608 1,400 △208
令和３年５月期・通期連結決算の予想
Ⅰ． 令和３年５月期・通期連結決算予想の概況について
次年度の連結業績は、４月の薬価改定により医薬品市場は単価の下落により厳しい状況となると予想しております。
このような中、当社グループにおきましては、原薬では、ジェネリック医薬品向けの全般的な伸長により売上は堅調に推移する
と予想しております。また、製剤につきましては、ジェネリック医薬品における新規品目の販売や既存品の販売、長期収載品の
製造受託の販売増加を見込み、製剤全体として増加すると予想しております。健康食品につきましてはセルフメディケーション意
識の高まりにより若干の増加を見込んでおります。
コスト面では、第八製剤棟に新設したラインの完成に伴う減価償却費の増加、また研究開発費の増加、中国市場への製剤
申請準備費用の増加等によりコスト増加を見込んでおります。
Ⅱ． 連結損益の予想
①損益予想 (百万円)
令和２年5月期 通期 令和３年5月期 通期予想 対前期比較
金額 % 金額 % 増減額 増減率%
売上高 44,991 100.0% 47,500 100.0% +2,508 +5.6%
営業利益 5,357 11.9% 4,950 10.4% △407 △7.6%
経常利益 5,462 12.1% 5,000 10.5% △462 △8.5%
親会社株主に帰属
する当期純利益
3,944 8.8% 3,400 7.2% △544 △13.8%
②品目別売上高 (百万円)
令和２年5月期 通期 令和３年5月期 通期予想 対前期比較
金額 % 金額 % 増減額 増減率%
原 薬 24,211 53.8% 26,200 55.2% +1,988 +8.2%
製 剤 20,530 45.6% 21,040 44.3% +509 +2.5%
健康食品他 250 0.6% 260 0.5% +9 +4.0%
合 計 44,991 100.0% 47,500 100.0% +2,508 +5.6%
Ⅲ． 設備投資の状況 (百万円)
令和２年５月期 令和３年5月期 予想 対前期比
金 額 金 額 増減額
有形固定資産の投資額（発生ベース） 3,808 6,400 +2,591
無形固定資産の投資額（ 〃 ） 42 100 +57
合 計 3,850 6,500 +2,649
主な設備投資の内訳 (百万円)
設備内容 金額 備考
・ 高薬理製剤製造設備 1,400 ダイト 高薬理製剤棟の製造設備の増設 ※設備投資総額2,000百万円、2020年末に完工予定。
・ 原薬製造設備等 1,500 ダイト 原薬棟の新設 1,000百万円 ※設備投資総額3,500百万円、2021年末に完工予定。
大和薬品工業 原薬設備の増強 500百万円
・ 包装製造設備等 1,100 ダイト 包装設備の増強・更新
・ 製剤製造設備等 900 ダイト 製剤設備の増強・更新
令和２年７月10日
決算発表・補足説明資料（3/3） ダイト株式会社
（証券コード4577）
Ⅳ． 減価償却費の状況 (百万円)
令和２年５月期 令和３年5月期 予想 対前期比
金 額 金 額 増減額
有形固定資産 2,911 3,360 +448
無形固定資産等 38 40 +1
合 計 2,950 3,400 +449
*上記のうち研究開発費に含まれる減価償却費 （244） （355）
Ⅴ． 研究開発費の状況 (百万円)
令和２年５月期 令和３年5月期 予想 対前期比
金 額 金 額 増減額
研究開発費 1,400 2,100 +699
以上