平成31年１月11日
決算発表・補足説明資料（1/2） ダイト株式会社
（証券コード4577）
平成３１年５月期・第２四半期連結決算の概要
Ⅰ． 平成３１年５月期・第２四半期連結累計期間の概況について
医薬品業界におきましては、2017年6月閣議決定された「経済財政運営と改革の基本方針2017」では「2020年9月まで
に、後発医薬品の使用割合を80％とし、できる限り早期に達成できるよう、更なる使用促進策を検討する」と明記され、ジェネ
リック医薬品の使用に対する国の政策面での後押しが期待されております。しかしながら薬価引き下げなどによる薬剤費抑制の
方針も示されており、2017年12月には、2年に1度の薬価改定を2021年度から毎年実施することや、後発薬が普及している
先発薬の価格を大幅に引き下げることなどを柱とした薬価制度改革の骨子が中医協で了承されるなど、医薬品業界の事業環
境は厳しいものとなることが予想され、当社としても一層の経営効率化への努力が求められております。
原薬では、血圧降下剤原薬及び消炎鎮痛剤原薬等のジェネリック医薬品向け原薬の販売は堅調に推移したものの、一部
仕入商品の販売減少があり厳しい状況で推移し、売上高は11,047百万円（前年同期比1.9%減）となりました。
製剤では、自社開発ジェネリック医薬品及び一般用医薬品の販売は堅調に推移したものの、医療用医薬品における新薬や
長期収載品の製造受託の販売が減少となり厳しい状況で推移し、売上高は8,944百万円（前年同期比0.8％減）となり
ました。
健康食品他につきましては、市場における競争激化等により、厳しい状況で推移し、売上高は153百万円（前年同期比
10.9％減）となりました。
以上より自社製品の売上高増加（仕入商品の減少）と生産性の向上などにより、売上高は減収（前年同期比1.5％
減）となりましたが、各段階利益は増益となりました。
Ⅱ． 連結損益の状況（累計）
① 損益実績 (百万円)
平成30年5月期・第２Ｑ 平成31年5月期・第２Ｑ 対前期比較 平成31年5月期 計画
進捗率
金額 % 金額 % 増減額 増減率% 金額 %
売上高 20,454 100.0% 20,145 100.0% △309 △1.5% 40,800 100.0% 49.4%
売上原価 16,221 79.3% 15,746 78.2% △475 △2.9%
売上総利益 4,233 20.7% 4,398 21.8% +165 +3.9%
販管費 1,967 9.6% 2,071 10.3% +104 +5.3%
営業利益 2,265 11.1% 2,327 11.6% +62 +2.7% 4,300 10.5% 54.1%
営業外収益 63 0.3% 60 0.3% △3 △4.8%
営業外費用 24 0.1% 19 0.1% △5 △20.8%
経常利益 2,304 11.3% 2,368 11.8% +64 +2.8% 4,350 10.7% 54.4%
特別利益 20 0.1% 56 0.3% +36 +180.0%
特別損失 0 0.0% 0 0.0% 0 －
税引前利益 2,324 11.4% 2,425 12.0% +101 +4.3%
親会社株主に帰属
する四半期純利益
1,587 7.8% 1,673 8.3% +86 +5.5% 3,100 7.6% 54.0%
* 連結子会社数 ３社 （大和薬品工業㈱、Daito Pharmaceuticals America, Inc.、大桐製薬（中国）有限責任公司）
* 返品調整引当金繰入額及び戻入額は、売上原価に含めております。
② 品目別売上高 (百万円)
平成30年5月期・第２Ｑ 平成31年5月期・第２Ｑ 対前期比較
金額 % 金額 % 増減額 増減率%
原 薬 11,265 55.1% 11,047 54.8% △218 △1.9%
製 剤 9,016 44.1% 8,944 44.4% △72 △0.8%
健康食品他 172 0.8% 153 0.8% △19 △10.9%
合 計 20,454 100.0% 20,145 100.0% △309 △1.5%
Ⅲ． 設備投資の状況（累計） (百万円)
平成30年5月期・第２Ｑ 平成31年5月期・第２Ｑ 対前期比
金 額 金 額 増減額
有形固定資産の投資額（発生ベース） 1,850 2,125 +275
無形固定資産の投資額（ 〃 ） 3 4 +1
合 計 1,854 2,130 +276
平成31年１月11日
決算発表・補足説明資料（2/2） ダイト株式会社
（証券コード4577）
主な設備投資の内訳 (百万円)
設備内容 金額 備考
・ 高薬理R＆Dセンター内に試験設備を増設 115 ダイト 高薬理試験設備の増強
・ 包装製造設備等 241 ダイト 製剤包装ラインの品目多様化改造
・ 高薬理製剤製造設備 1,143 ダイト 高薬理製剤棟の新設
Ⅳ． 減価償却費の状況（累計） (百万円)
平成30年5月期・第２Ｑ 平成31年5月期・第２Ｑ 対前期比
金 額 金 額 増減額
有形固定資産 1,363 1,271 △92
無形固定資産等 23 28 +5
合 計 1,387 1,300 △87
Ⅴ． 研究開発費の状況（累計） (百万円)
平成30年5月期・第２Ｑ 平成31年5月期・第２Ｑ 対前期比
金 額 金 額 増減額
研究開発費 765 899 +134
平成31年５月期・通期連結決算の予想
平成31年５月期の通期連結業績予想につきましては、平成30年７月13日に公表いたしました予想数値を修正しておりません。
Ⅰ． 連結損益の予想 (百万円)
平成30年5月期 通期 平成31年5月期 通期予想 対前期比較
金額 % 金額 % 増減額 増減率%
売上高 39,875 100.0% 40,800 100.0% +925 +2.3%
営業利益 4,161 10.4% 4,300 10.5% +139 +3.3%
経常利益 4,244 10.6% 4,350 10.7% +106 +2.5%
親会社株主に帰属
する当期純利益
3,041 7.6% 3,100 7.6% +59 +1.9%
Ⅱ． 品目別売上高 (百万円)
平成30年5月期 通期 平成31年5月期 通期予想 対前期比較
金額 % 金額 % 増減額 増減率%
原 薬 20,848 52.3% 21,400 52.5% +552 +2.6%
製 剤 18,705 46.9% 19,100 46.8% +395 +2.1%
健康食品他 320 0.8% 300 0.7% △20 △6.3%
合 計 39,875 100.0% 40,800 100.0% +925 +2.3%
Ⅲ． 設備投資の状況 (百万円)
平成30年５月期 平成31年５月期 予想 対前期比
金 額 金 額 増減額
有形固定資産の投資額（発生ベース） 3,603 4,000 +397
無形固定資産の投資額（ 〃 ） 51 50 △1
合 計 3,655 4,050 +395
主な設備投資の内訳 (百万円)
設備内容 金額 備考
・ 高薬理R＆Dセンター内に試験設備を増設 400 ダイト 高薬理試験設備の増強
・ 包装製造設備等 900 ダイト 製剤包装ラインの品目多様化改造
・ 第八製剤棟の建設 1,400 ダイト 高薬理製剤棟の新設（総投資額 3,500百万円）
Ⅳ． 減価償却費の状況 (百万円)
平成30年５月期 平成31年５月期 予想 対前期比
金 額 金 額 増減額
有形固定資産 2,803 2,913 +110
無形固定資産等 49 47 △2
合 計 2,853 2,960 +107
以上