4576 J-DWTI 2019-03-28 16:35:00
当社株式の業績基準に係る猶予期間入りに関するお知らせ [pdf]

                                                           2019 年 3 月 28 日
各     位
                                   会社名       株 式 会 社 デ・ウエスタン・セラピテクス研 究 所
                                   代表者名      代表取締役社長             日高 有一
                                                      ( コ ー ド 番 号 :4 5 7 6 )
                                   問合せ先      取締役総務管理部長           川上    哲也
                                             T EL    05 2-2 18 -87 85



          当社株式の業績基準に係る猶予期間入りに関するお知らせ


    当 社 は 、 本 日 、 有 価 証 券 報 告 書 を 提 出 し 、 2015年 12月 期 か ら 2018年 12月 期 ま で
4期連続(※)で営業利益及び営業活動によるキャッシュ・フローがマイナスと
なったことから、本日の株式会社東京証券取引所からの発表のとおり、有価証券
上 場 規 程 第 604条 の 4 第 1 項 第 1 号 ( 関 連 規 則 は 同 第 604条 の 2 第 1 項 第 2 号 ) に
定める上場廃止基準に係る猶予期間入り銘柄となりましたので、下記のとおりお
知らせいたします。


                                     記


1.上場廃止に係る猶予期間入りに至った経緯
    当社グループは、「日本発の画期的な新薬を世界へ」という企業理念のもと、
自社の強みである基礎研究に注力し、「新薬の継続的な創出」と「パイプライン
の拡充」を目指し、研究開発活動を推進してまいりました。加えて、当社初とな
る 自 社 で 行 う 臨 床 試 験 ( 緑 内 障 治 療 剤 H -1337の 米 国 開 発 ) や 、 他 社 事 業 の 譲 受
( 眼 科 手 術 補 助 剤 D W -1002) 等 、 新 し い 取 り 組 み も 行 っ て き ま し た 。
    そ の 結 果 、 売 上 高 は 、 自 社 創 薬 で あ る グ ラ ナ テ ッ ク ® 点 眼 液 0.4% ( 以 下 「 グ ラ
ナ テ ッ ク 」 ) の 2014年 12月 上 市 に よ る ロ イ ヤ リ テ ィ 収 入 や 2017年 4 月 に 事 業 譲 受
し た D W -1002の 欧 州 で の ロ イ ヤ リ テ ィ 収 入 等 が 順 調 に 拡 大 し て き て い ま す 。 一 方
で、今後の収益力向上及び企業価値増大のために、眼科領域における臨床開発事
業 進 出 に 向 け た 日 本 革 新 創 薬 株 式 会 社 の 子 会 社 化 や H -1337の 臨 床 開 発 を 積 極 的 に
行 っ た こ と に よ り 、 過 去 2 年 間 に お い て は 約 14億 円 の 研 究 開 発 費 が 掛 か っ て お
り、上場以来黒字化に至っておりません。


    こ れ ら の 結 果 、 当 社 グ ル ー プ の 2018年 12月 期 の 連 結 業 績 は 、 売 上 高 292百 万 円 、
営 業 損 失 786百 万 円 、 経 常 損 失 796百 万 円 、 親 会 社 株 主 に 帰 属 す る 当 期 純 損 失 748百
万円となり、4期連続して営業利益及び営業活動によるキャッシュ・フローのマ
イナスを計上することとなりました。


※
  実 際 に は 2009 年 12 月 期 以 降 マ イ ナ ス を 計 上 し て お り ま す が 、 新 規 上 場 の 申 請
を 行 っ た 日 の 属 す る 事 業 年 度 の 翌 事 業 年 度 か ら 5 事 業 年 度 ( 2010 年 12 月 期 ~
2014 年 12 月 期 ) は 、 5 年 連 続 」 を カ ウ ン ト す る 対 象 に は 含 ま れ ま せ ん 。
                   「
2.猶予期間
2019年 1 月 1 日 ~ 2019年 12月 31日



3.今後の見通し
 今後も引き続き、収益源の確保と収益力の向上のために、 開発パイプラインの
                           「
拡充」と「事業領域の拡大」に力を入れて、自社上市品の増加充実を図ってまい
ります。

 2019 年 12 月 期 の 通 期 連 結 業 績 予 想 は 、 増 収 効 果 と 費 用 削 減 効 果 に よ り 、 上 場
来初の黒字化を見込んでおります。

  売 上 高 は 、 上 市 薬 で あ る グ ラ ナ テ ッ ク や D W -1002 の 欧 州 で の ロ イ ヤ リ テ ィ 収
入 等 が 拡 大 を 続 け る 見 通 し で あ る ほ か 、 H -1129 の 国 内 第 Ⅲ 相 臨 床 試 験 開 始 及 び
D W -1002 の 日 本 で の 申 請 に 伴 う マ イ ル ス ト ー ン 収 入 、 並 び に 日 本 の 白 内 障 手 術
のライセンス契約締結による契約一時金収入を予定しています。
  な お 、 H -1129 の 国 内 第 Ⅲ 相 臨 床 試 験 は 1 月 10 日 に 開 始 さ れ て お り 、 D W -
1002 の 日 本 の 白 内 障 手 術 の ラ イ セ ン ス 契 約 に つ い て は 、 2 月 18 日 に 締 結 し て お
り、各々契約に基づくマイルストーン及び契約一時金を受領しております。詳細
につきましては、各日付にて公表したリリースをご参照ください。

  損 益 面 で は 、 過 去 2 年 間 で 約 7 億 円 強 掛 け て き た H -1337 の 米 国 で の 開 発 が 終
了 し 、 今 期 の 研 究 開 発 活 動 は 通 常 ペ ー ス に 戻 る た め 、 研 究 開 発 費 は 260 百 万 円 と
前期までと比べて大幅に減少するほか、役員報酬の減額及びその他販売費及び一
般管理費の徹底的な見直しによるコスト削減に取り組み、黒字化達成を目指して
まいります。

  2019 年 の 通 期 連 結 業 績 予 想 の 詳 細 に つ き ま し て は 、 2019 年 2 月 14 日 公 表 の
「 2018 年 12 月 期 決 算 短 信 〔 日 本 基 準 〕 連 結 ) の 2019 年 12 月 期 の 連 結 業 績 予
                                   (      」
想 、 2019 年 12 月 期 の 連 結 業 績 予 想 に つ い て 」 及 び 向 こ う 3 ヶ 年 の 計 画 で あ る
   「
「 2019 年 12 月 期 ~ 2021 年 12 月 期 中 期 経 営 計 画 」 の 2019 年 に 係 る 記 載 を ご 参
照ください。


                                                                    以上