4575 M-CANBAS 2019-01-28 15:00:00
AACR年次総会における当社基礎研究成果のポスター発表について [pdf]
2019年1月28日
各 位
会 社 名 株 式 会 社 キ ャ ン バ ス
代表者名 代表取締役社長 河邊 拓己
(コード番号:4575 東証マザーズ)
問合せ先 取締役最高財務責任者兼管理部長
加登住 眞(電話 055-954-3666)
AACR年次総会における当社基礎研究成果のポスター発表について
当社研究開発部 Jonathan M. Friedman, PhD による研究成果が、2019年3月29日から4月3日まで米
国ジョージア州アトランタで開催される米国癌研究会議(AACR)年次会議においてポスター発表されることとなり
ましたので、お知らせします。
表題: “Recurrent somatic mutation pair occurrence patterns reflect clinical outcome for
chemo- & immunotherapy treatments”
(頻度の多い体細胞変異2種類の組合せは化学療法や免疫系抗癌剤の臨床効果を反映する)
カテゴリー: バイオインフォマティクス・システムバイオロジー
タイトル: 癌関連計算生物学アプリケーション 2
開催日時: 4月2日(火)13:00~17:00(現地時間)
場所: Georgia World Congress Center, Exhibit Hall B
今回ポスター発表される研究は、頻度の多い体細胞変異(後天的な突然変異)2種類の組合せを統計的手法や
独自の計算方法によって処理したパターンが、化学療法や免疫系抗癌剤の臨床効果を反映することを見出した
ものです。
これは、免疫系抗癌剤や化学療法の効果を予測する新たな方法の開発に向けた知見です。
効果の見られる確率の低い免疫チェックポイント抗体や、副作用が嫌われる化学療法剤にとって、その効果を
予測できることは、新薬を開発するのに匹敵する価値があります。
また、こうした手法や知見の蓄積は、新たな創薬ターゲットの発見にもつながります。
なお、AACRでは、本件のような基礎的な研究発表に関する抄録送付締め切りと採択通知が、いずれも臨床
試験の抄録の約1ヶ月前に設定されています。
本件による当期業績への影響はありませんが、当社の創薬能力の基盤である基礎研究領域の広がりと深み
を表す成果であり、当社の中長期的な企業価値の向上に寄与すると考えています。
以上