4575 M-CANBAS 2021-11-04 15:40:00
CBP501臨床第2相試験実施施設6施設追加オープンのお知らせ [pdf]

                                                                   2021年11⽉4⽇
各 位
                                      会社名         株 式 会 社  キ ャ ン バ ス
                                      代表者名                代表取締役社⻑ 河邊 拓⼰
                                                     (コード番号︓4575 東証マザーズ)
                                      問合せ先             取締役最⾼財務責任者 加登住 眞
                                                              IR@canbas.co.jp



                CBP501臨床第2相試験実施施設6施設追加オープンのお知らせ

  当社は、抗がん剤候補化合物 免疫着⽕剤CBP501臨床第2相試験の実施施設増加の加速を図っておりますが、
               ・
10⽉29⽇に公表済みの最初の1施設に加え、昨⽇(⽶国現地時間)で6施設が追加オープンされましたので、お
知らせします。

1. CBP501臨床第2相試験の概要

 対象︓   膵臓がん3次治療
 実施地域︓ ⽶国
 投与群数︓ 4群
       CBP501+シスプラチン+ニボルマブ(オプジーボ)3剤併⽤投与群×2、
       CBP501を含まない2剤併⽤投与群×2
 症例数︓ ステージ1 各9例、ステージ2(必要となった場合)各14例
 特徴︓   ステージ1の終了後に中間解析を実施
                        より詳細な内容は2021年2⽉16⽇公表資料をご参照ください。
                        https://ssl4.eir-parts.net/doc/4575/tdnet/1936063/00.pdf

 本臨床試験に関する詳細は、ClinicalTrials.govの下記ページをご参照ください。
 https://clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT04953962
 なお、同ウェブサイトの情報更新は当社が直接実施しておらず、当社の公表情報とのタイムラグがあります
 のでご了承ください。

2. 今後の実施施設オープンと組⼊れの⾒通し

 実施施設開設の障害となっていた事務調整が10⽉下旬に解消され、昨⽇の6施設を加えた7施設が現在オープ
ンしています。
 オープン済みの施設および今後オープン予定の施設はすべて⽶国内です。現在の7施設の地理的分布は、テキ
サス州5施設、オハイオ州1施設、ミネソタ州1施設です。

 今回の臨床試験のマネジメントは、抗がん剤の臨床試験に特化して全⽶500近い臨床試験実施施設をネットワ
ークしている、20年以上の歴史を持つ⽶国有数の⼤⼿SMO(Site Management Organization︓治験施設⽀援
機関)と協働しています。
 これによって当社は、臨床試験実施施設の効率的なオープンと患者組⼊れの迅速化を計画しており、今回の
ように⼀気に複数施設がオープンするのもこのネットワークの活⽤によるものです。

 10⽉29⽇公表資料 https://ssl4.eir-parts.net/doc/4575/tdnet/2037697/00.pdf に記載のとおり、今後
の実施施設オープンの増加も概ね計画どおり進むと⾒込んでいます。
 また、最初の患者への投与開始(FPI)も、今後⽐較的早期に実現すると考えていますが、各施設の待機患者
状況などにもよるため、明確な⾒通しの公表は差し控えます。
 最初の患者への投与開始が実現した際には、速やかに開⽰いたします。
 当社代表取締役社⻑ 河邊拓⼰コメント

 「最初の実施施設オープンに続き、昨⽇⼀気に6施設のオープンが実現したことは、今回のCBP501臨床第2
相試験を可能な限り迅速に進めたい現在の当社にとって極めて好ましいニュースです。
 施設オープン後の患者登録開始までの期間の⻑短は待機患者の状況次第ですが、トータルで⾒た場合に最も
⼤きく影響する『施設数』が⼤幅に増加しつつあることから、⽐較的早期のFPIが実現されると⾒込んでおり、
また、その後の組⼊れペースにも期待が持てると考えています。
 前回コメントの繰り返しになりますが、膵臓がんの3次治療以降の⽣存期間の中央値(OS)は3.0ヶ⽉程度と
⼤変厳しく、治療の選択肢も⾮常に狭く限られています。CBP501が、患者様に新しい強⼒な治療選択肢を提供
できると期待しています。
 そのためにも、臨床試験をできる限り迅速に進めることによって、当社企業価値の根源であるパイプライン
価値の向上を⽬指します」

 なお、本件による2022年6⽉期業績への直接の影響はありません。

                                                  以上