4575 M-CANBAS 2021-10-29 15:00:00
CBP501臨床第2相試験実施施設オープンのお知らせ [pdf]
2021年10⽉29⽇
各 位
会社名 株 式 会 社 キ ャ ン バ ス
代表者名 代表取締役社⻑ 河邊 拓⼰
(コード番号︓4575 東証マザーズ)
問合せ先 取締役最⾼財務責任者 加登住 眞
IR@canbas.co.jp
CBP501臨床第2相試験実施施設オープンのお知らせ
当社は、かねてから、抗がん剤候補化合物・免疫着⽕剤CBP501について、2021年4⽉に⽶国FDAから臨床
試験開始の承認を取得し臨床第2相試験の準備を進めておりましたが、このたび最初の実施施設がオープンされ
ましたので、お知らせします。
1. CBP501臨床第2相試験の概要
対象︓ 膵臓がん3次治療
実施地域︓ ⽶国
投与群数︓ 4群
CBP501+シスプラチン+ニボルマブ(オプジーボ)3剤併⽤投与群×2、
2剤併⽤投与群×2
症例数︓ ステージ1 各9例、ステージ2(必要となった場合)各14例
特徴︓ ステージ1の終了後に中間解析を実施
より詳細な内容は2021年2⽉16⽇公表資料をご参照ください。
https://ssl4.eir-parts.net/doc/4575/tdnet/1936063/00.pdf
本臨床試験に関する詳細は、ClinicalTrials.govの下記ページをご参照ください。
https://clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT04953962
なお、 同ウェブサイトの情報更新は当社が直接実施しておらず、 当社の公表情報とのタイムラグがあります。
ご了承ください。
2. オープン時期遅延の経緯と今後の⾒通し
当社は、 2021年4⽉1⽇適時開⽰ https://ssl4.eir-parts.net/doc/4575/tdnet/1950363/00.pdf の公表後、
概ね予定どおり実施施設の準備を進めていました。
2021年8〜9⽉以降、臨床試験実施機関(CRO)実施施設との事務的な調整の⾏き違い等により、最初の実施
施設オープンがいつでも起き得る状態のまま実際にはオープンに⾄らない状況が続いていました。
このため、適時開⽰が本⽇まで遅れることとなりました。
実施施設開設の障害となっていた事務調整は完了したことから、今後の実施施設オープンの増加に関しては
概ね計画どおり進むと⾒込んでいます。
また、最初の患者への投与開始(FPI)も、今後⽐較的早期に実現すると考えていますが、各施設の待機患者
状況などにもよるため、明確な⾒通しの公表は差し控えます。
最初の患者への投与開始が実現した際には、速やかに開⽰いたします。
FPIの後は、膵臓がん末期を対象とした臨床試験の選択肢が少ない状況などもあり、総合的には施設増加ペー
スや組⼊れペースは速まり、今回の実施施設オープンの遅延が臨床第2相試験全体に及ぼす影響は⼩さいと⾒込
んでいます。
当社代表取締役社⻑ 河邊拓⼰コメント
「最初の実施施設がオープンに⾄ったとおり、今後、施設開設に⼤きな障害はありません。施設オープン後
の患者登録開始までの期間の⻑短は待機患者の状況次第ですが、⽐較的早期にFPIに⾄ると考えています。
膵臓がんの3次治療以降の⽣存期間の中央値(OS)は、3.0ヶ⽉程度と⼤変厳しく、治療の選択肢も⾮常に狭
く限られています。CBP501が、患者様に新しい強⼒な治療選択肢を提供できると期待しています」
今後も、臨床試験をできる限り迅速に進めることによって、当社企業価値の根源であるパイプライン価値の
向上を⽬指します。
なお、本件による2022年6⽉期業績への直接の影響はありません。
以上