4575 M-CANBAS 2021-06-25 15:00:00
調達資金の使途及び支出時期の変更について [pdf]

                                                          2021年6⽉25⽇
各 位
                              会社名      株 式 会 社    キ   ャ    ン   バ   ス
                              代表者名               代表取締役社⻑ 河邊 拓⼰
                                        (コード番号︓4575 東証マザーズ)
                              問合せ先        取締役最⾼財務責任者 加登住 眞
                                                      IR@canbas.co.jp


                   調達資⾦の使途及び⽀出時期の変更について


 当社は、2021年6⽉25⽇開催の取締役会において、2020年11⽉5⽇付「第三者割当による⾏使価額修正条
項付第16回新株予約権の発⾏に関するお知らせ」に記載した第15回・第16回新株予約権及び第3回転換社債型
新株予約権付社債による調達資⾦の資⾦使途及び⽀出時期について⼀部変更することを決議しましたので、下
記のとおりお知らせします。


                              記


1. 変更の理由と背景、変更の内容


(1) サマリー
  ü   第3回転換社債型新株予約権付社債及び第15回新株予約権により調達済み未充当の資⾦について⽀出
      額を節減でき、318百万円の余剰が発⽣する⾒込みです。
  ü   第16回新株予約権による調達不⾜340百万円が⽣じる⾒込みの⼀⽅で、この資⾦の⽀出⾒込額を70百
      万円節減できる⾒込みです。
  ü   これらの余剰・不⾜⾒込みに合わせて資⾦使途を変更し、さらに⽣じる余剰の⽀出予定時期を後ろ倒
      しします。


(2) 第3回転換社債型新株予約権付社債及び第15回新株予約権による調達済み資⾦の余剰発⽣
      当社は、第3回転換社債型新株予約権付社債の払込及び第15回新株予約権の⾏使により調達し2020年
      11⽉時点で未充当であった資⾦568百万円のうち、270百万円を2020年11⽉〜2022年7⽉のCB501
      フェーズ1b試験費⽤に、298百万円を2020年11⽉〜2021年5⽉の運転資⾦(基礎研究費⽤、販売費及
      び⼀般管理費)に充当することを予定していました。
      CBP501フェーズ1b試験に関しては、膵臓がん速報データの好感触とMSS直腸⼤腸がんの組⼊遅延懸念
      に鑑み、試験を打ち切り終了しました(2020年9⽉24⽇公表)。この結果、終了予定時期が⼤きく繰
      り上げられて2021年7〜8⽉終了⾒込みとなり、これに伴い2020年11⽉から試験終了までに要する⽀
      出⾒込額も約17百万円と⼤きく減少させることができました。
      運転資⾦についても、研究開発の遅延を⽣じない範囲の経費節減に努めた結果、2020年11⽉〜2021
      年5⽉の運転資⾦総額は233百万円に節減することができました。
    これらにより、第3回転換社債型新株予約権付社債及び第15回新株予約権による調達済み資⾦に剰余差
    額318百万円が発⽣する⾒込みです。


(3) 第16回新株予約権による調達資⾦の不⾜発⽣と、⽀出⾒込額減少による余剰発⽣
    当社は、第16回新株予約権による調達資⾦を約1,075百万円(当初⾏使価額ベース、⼿取り概算額)と
    ⾒込み、うち990百万円をCBP501の次相臨床試験費⽤、残85百万円を2021年6⽉〜2021年7⽉の運
    転資⾦に充当することを予定していました。
    調達に関しては、新株予約権が修正⾏使価額で実⾏されたことにより、⼿取り額は本⽇までに約707百
    万円、⾏使終了までの⼿取り⾒込累計額は約735百万円(当初⾒込額よりも▲340百万円)となる⾒込
    みです。
    ⼀⽅で、発⾏当時には未確定であった次相臨床試験の詳細内容が確定し(2021年2⽉26⽇公表)、必
    要な費⽤の節減にも努めた結果、現時点で臨床第2相試験ステージ1の⽀出⾒込額は約920百万円に減少
    (当初⾒込額よりも70百万円の剰余差額が発⽣)しました。
    2021年6⽉〜2021年7⽉の運転資⾦の⾒込額に変動はありません。
    この結果、第16回新株予約権による調達資⾦の実質的な不⾜額は、これらの差引で270百万円となる
    ⾒込みです。


これらの状況を踏まえ当社は、
・(2)で発⽣する余剰額318百万円のうち270百万円を、(3)の不⾜額に充当する
・さらに余剰する48百万円の資⾦使途及び⽀出予定時期を、2021年8〜9⽉の運転資⾦とする
こととしました。


また、現在残存している第15回新株予約権の未⾏使分がすべて⾏使された場合に調達する資⾦234百万円につ
いては、2021年8⽉〜2022年1⽉の運転資⾦に充当することとしていましたが、今回の変更に伴い、その⽀出
予定時期を2021年10⽉〜2022年3⽉に変更します。




2. 変更による影響


当期業績に及ぼす直接の影響はありませんが、当社の財務安全性にプラスの影響があります。


                                                      以上