4575 M-CANBAS 2019-04-03 08:45:00
(続報)AACR年次総会におけるCBP501臨床試験データ発表について [pdf]

                                                             2019年4月3日
各 位
                                  会 社 名    株 式 会 社   キ   ャ    ン    バ   ス
                                  代表者名      代表取締役社長          河 邊   拓 己
                                              (コード番号:4575 東証マザーズ)
                                  問 合 せ先    取締役最高財務責任者兼管理部長
                                             加登住 眞(電話 055-954-3666)


                (続報)AACR年次総会におけるCBP501臨床試験データ発表について


 2019年4月2日(現地時間)、当社の抗癌剤候補化合物CBP501の臨床試験(フェーズ1b試験)のデータについて、
米国ジョージア州アトランタで開催中の米国癌研究会議(AACR)年次会議において発表されました。
 この発表において、2019年4月1日公表の抄録よりも新しい抄録未記載データ(2019年1月31日までに入手でき
たデータ)が公表されましたので、お知らせします。


 【公表済み抄録からの変更点】 変更点に下線を付しています。


      (公表済み抄録)
        薬効評価可能な17例中、部分奏効 2例 (奏効率 12%)
        病勢安定を含めた病勢コントロール 6例 (病勢コントロール率 35%)
           内訳
            膵臓癌 ・・・4例中 部分奏効 1例、 3ヶ月超の病勢安定 1例
            マイクロサテライト安定直腸大腸癌 ・・・4例中 部分奏効 1例
            胆管癌 ・・・2例中 3ヶ月超の病勢安定 1例
            上記のほか、胸腺癌・卵巣癌で各1例の病勢安定
      (発表データ)
        薬効評価可能な17例中、部分奏効 3例 (奏効率 18%)
        病勢安定を含めた病勢コントロール 7例 (病勢コントロール率 41%)
           内訳
            膵臓癌 ・・・4例中 部分奏効 1例、 3ヶ月超の病勢安定 1例
            マイクロサテライト安定直腸大腸癌 ・・・4例中 部分奏効 1例、 3ヶ月超の病勢安定 1例
            胆管癌 ・・・2例中 部分奏効 1例
            上記のほか、胸腺癌・卵巣癌で各1例の病勢安定


 上記のように、少数例で、用量漸増相で多くの患者さんに至適用量が投与されているわけではない中、過去の多数
の臨床試験を通じて奏効がほぼゼロとわかっている癌腫で、既治療歴の多い症例を対象とした臨床試験において、複
数の奏効・病勢コントロールが確認されました。
 CBP501の薬効の可能性を示唆する内容の発表と考えています。
 文中の用語については、2019年4月1日公表『AACR年次総会におけるCBP501臨床試験データ発表の抄録公表
について』の注をご参照ください。


 なお、本件による当期業績への直接の影響はありませんが、既に開始しているフェーズ1b試験拡大相(対象:膵臓
癌・マイクロサテライト安定直腸大腸癌)の進捗、ならびに、目下の最優先課題としているCBP501提携獲得活動につ
いて、いずれも好影響を及ぼすと考えています。


                                                                       以上