4572 J-カルナバイオ 2020-02-07 15:30:00
2019年12月期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2019年12月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年2月7日
上 場 会 社 名 カルナバイオサイエンス株式会社 上場取引所 東
コ ー ド 番 号 4572 URL https://www.carnabio.com
代 表 者 (役職名)代表取締役社長 (氏名)吉野公一郎
問合せ先責任者 (役職名)取締役経営管理本部長 (氏名)山本詠美 (TEL)078-302-7075
定時株主総会開催予定日 2020年3月26日 配当支払開始予定日 ―
有価証券報告書提出予定日 2020年3月27日
決算補足説明資料作成の有無 : 有
決算説明会開催の有無 : 有(機関投資家・アナリスト向け)
(百万円未満切捨て)
1.2019年12月期の連結業績(2019年1月1日~2019年12月31日)
(1)連結経営成績 (%表示は対前期増減率)
親会社株主に帰属する
売上高 営業利益 経常利益
当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2019年12月期 3,207 325.0 977 ― 957 ― 828 ―
2018年12月期 754 14.8 △1,144 ― △1,159 ― △1,210 ―
(注) 包括利益 2019年12月期 830 百万円 ( ― %) 2018年12月期 △1,212 百万円 ( ― %)
潜在株式調整後
1株当たり 自己資本 総資産 売上高
1株当たり
当期純利益 当期純利益率 経常利益率 営業利益率
当期純利益
円 銭 円 銭 % % %
2019年12月期 76.05 74.51 35.1 26.8 30.5
2018年12月期 △125.02 ― △107.9 △58.5 △151.7
(参考) 持分法投資損益 2019年12月期 ― 百万円 2018年12月期 ― 百万円
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2019年12月期 5,376 3,853 71.5 329.86
2018年12月期 1,770 887 49.7 86.83
(参考) 自己資本 2019年12月期 3,842 百万円 2018年12月期 880 百万円
(3)連結キャッシュ・フローの状況
営業活動による 投資活動による 財務活動による 現金及び現金同等物
キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー 期末残高
百万円 百万円 百万円 百万円
2019年12月期 1,477 △40 2,121 4,915
2018年12月期 △1,128 △58 687 1,355
2.配当の状況
年間配当金 純資産
配当金総額 配当性向
配当率
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計 (合計) (連結)
(連結)
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 百万円 % %
2018年12月期 ― 0.00 ― 0.00 0.00 ― ― ―
2019年12月期 ― 0.00 ― 0.00 0.00 ― ― ―
2020年12月期(予想) ― 0.00 ― 0.00 0.00 ―
3.2020年12月期の連結業績予想(2020年1月1日~2020年12月31日)
(%表示は対前期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通 期 1,036 △67.7 △1,779 ― △1,794 ― △1,822 ― △156.45
※ 注記事項
(1)期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) : 無
新規 ―社 (社名) 、除外 ―社 (社名)
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(3)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2019年12月期 11,654,500 株 2018年12月期 10,139,600 株
② 期末自己株式数 2019年12月期 5,124 株 2018年12月期 2,065 株
③ 期中平均株式数 2019年12月期 10,890,672 株 2018年12月期 9,683,190 株
(参考) 個別業績の概要
1.2019年12月期の個別業績(2019年1月1日~2019年12月31日)
(1)個別経営成績 (%表示は対前期増減率)
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2019年12月期 3,070 379.3 898 ― 874 ― 745 ―
2018年12月期 640 14.3 △1,142 ― △1,156 ― △1,199 ―
潜在株式調整後
1株当たり当期純利益
1株当たり当期純利益
円 銭 円 銭
2019年12月期 68.47 67.08
2018年12月期 △123.85 ―
(2)個別財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2019年12月期 5,302 3,781 71.1 323.68
2018年12月期 1,780 900 50.1 88.07
(参考) 自己資本 2019年12月期 3,770 百万円 2018年12月期 892 百万円
※ 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社グループが現在入手している情報及び合理的で
あると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績
予想の前提となる条件及び業績予想のご利用にあたっての注意事項等については、添付資料2~5ページの「1.経
営成績等の概況」をご覧ください。
カルナバイオサイエンス株式会社(4572) 2019年12月期 決算短信
○添付資料の目次
1.経営成績等の概況 …………………………………………………………………………………… 2
(1)当期の経営成績の概況 ………………………………………………………………………… 2
(2)当期の財政状態の概況 ………………………………………………………………………… 4
(3)当期のキャッシュ・フローの概況 …………………………………………………………… 4
(4)今後の見通し …………………………………………………………………………………… 4
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方 ………………………………………………………… 5
3.連結財務諸表及び主な注記 ………………………………………………………………………… 6
(1)連結貸借対照表 ………………………………………………………………………………… 6
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 …………………………………………………… 8
(3)連結株主資本等変動計算書 ……………………………………………………………………10
(4)連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………………12
(5)連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………13
(継続企業の前提に関する注記) …………………………………………………………………13
(セグメント情報等) ………………………………………………………………………………13
(1株当たり情報) …………………………………………………………………………………15
(重要な後発事象) …………………………………………………………………………………15
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カルナバイオサイエンス株式会社(4572) 2019年12月期 決算短信
1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績の概況
当社は、創薬事業においては、アンメット・メディカル・ニーズの高い未だ有効な治療方法が確立されていない疾
患を中心に、特にがん、免疫炎症疾患を重点領域として画期的な新薬の開発を目指して研究開発に取り組み、また、
創薬支援事業においては、新たなキナーゼ阻害薬創製のための製品・サービスを製薬企業等へ提供するため、営業活
動に取り組んでおります。
2019年12月期の成果といたしましては、2019年6月に米国のギリアド・サイエンシズ社(以下、ギリアド社)と、
当社が研究開発した新規がん免疫療法の創薬プログラムの開発・商業化にかかる全世界における独占的な権利を供与
する契約を締結し、その対価である契約一時金20百万ドルを第2四半期連結会計期間に売上計上いたしました。当社
は今後、開発状況や上市などの進捗に応じて追加的に最大で450百万ドルを受け取ることになり、さらに、本プログラ
ムにより開発された医薬品の上市後の売上高に応じたロイヤリティを受け取ります。また、当社は、上記ライセンス
契約とは別に、ギリアド社による当該プログラムの開発をサポートするために、当社が開発した脂質キナーゼ阻害剤
に関する創薬基盤技術を有償で、ギリアド社に一定期間、独占的に供与します。
当社が開発し、シエラ・オンコロジー社(以下、シエラ社)に導出した、がんを標的とするCDC7阻害剤AS-141 (シ
エラ社の開発コード:SRA141)につきましては、米国においてIND申請(新薬臨床試験開始届)が完了しており、シエ
ラ社は大腸がんを対象とした治験開始(フェーズ1/2)に向けた準備を進めています。当該フェーズ1試験において
SRA141が最初の患者に投与されたときに、マイルストーンとして4百万ドルが当社に支払われる契約となっていま
す。シエラ社は、SRA141の開発を引き続き前進させるため、様々な選択肢を戦略的に検討中と発表しており、当社は
SRA141の治験が早期に開始されることを期待しております。
当社の2つのBTK阻害剤ポートフォリオのうち、炎症性免疫疾患を対象として開発を進めているBTK阻害剤AS-0871に
ついては、2019年12月にオランダ当局にCTA(Clinical Trial Application, 臨床試験許認可申請)を提出いたしまし
た。2020年2月にオランダ当局および倫理委員会による承認を受けており、欧州での臨床試験の開始が可能となりま
した。本試験は当社初の自社臨床試験であり、現地での試験準備が整い次第、健康成人を対象として臨床試験(フェ
ーズ1試験)を開始する予定です。一方、イブルチニブ耐性の血液がんを治療標的とした次世代BTK阻害剤AS-1763に
ついても、前臨床試験を実施中であり、2020年中のIND申請、その後の自社臨床試験開始に向けて、鋭意準備を進めて
おります。
当社のもう一つの事業の柱である創薬支援事業においては、2019年12月期の売上高は1,079百万円となり、年間売上
高を10億円以上とする目標を達成いたしました。米国では新興バイオベンチャー向けを中心に、キナーゼタンパク質、
アッセイキット、プロファイリング受託など自社開発製品・サービスの売上が拡大し、また、中国でもキナーゼタン
パク質の販売が好調に推移しました。さらに、創薬事業における上記ギリアド社とのライセンス契約に関連し、同社
による当該プログラムの開発をサポートするため、当社の脂質キナーゼ阻害剤に関する創薬基盤技術を一定期間、独
占的に同社に供与することとなり、2019年12月期の売上には、これに関連した売上も含まれています。
以上の結果、2019年12月期の売上高は3,207百万円(前連結会計年度比325.0%増)となりました。地域別の売上は、
連結ベースで国内売上高が259百万円(前連結会計年度比23.4%減)、海外売上高は2,948百万円(前連結会計年度比
608.5%増)となりました。損益面につきましては、営業利益が977百万円(前連結会計年度は1,144百万円の営業損
失)、経常利益は957百万円(前連結会計年度は1,159百万円の経常損失)、親会社株主に帰属する当期純利益は828百
万円(前連結会計年度は1,210百万円の親会社株主に帰属する当期純損失)となりました。
<各事業別の概況>
各事業別の概況は以下の通りです。
1)創薬事業
当社独自の研究開発から見出された化合物を含む新規がん免疫療法の創薬プログラムに関して、ギリアド社と、
当該プログラムの開発・商業化にかかる全世界における独占的な権利を供与する契約を締結し、その対価として契
約一時金20百万ドル(2,128百万円)を第2四半期連結会計期間に売上計上しております。また、前臨床研究段階に
ある創薬プログラムを中心に研究開発に積極的に先行投資を行い、当事業の研究開発費は1,187百万円(前連結会計
年度は1,084百万円)となりました。その結果、売上高は2,128百万円(前連結会計年度は50百万円)、営業利益は
577百万円(前連結会計年度は1,261百万円の営業損失)となりました。
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カルナバイオサイエンス株式会社(4572) 2019年12月期 決算短信
2)創薬支援事業
キナーゼタンパク質の販売、アッセイ開発、プロファイリング・スクリーニングサービスおよびセルベースアッ
セイサービスの提供等により、創薬支援事業の売上高は、1,079百万円(前連結会計年度比53.2%増)と過去最高の
売上高を達成し、営業利益は400百万円(前連結会計年度比241.0%増)となりました。売上高の内訳は、国内が259
百万円(前連結会計年度比10.2%減)、北米地域は634百万円(前連結会計年度比154.0%増)、欧州地域は86百万
円(前連結会計年度比8.3%減)、その他地域が99百万円(前連結会計年度比38.3%増)であります。
<研究開発の概況>
当社は、主にキナーゼを標的とした低分子の分子標的薬であるキナーゼ阻害薬の創製研究および医薬品候補化合物
の開発を行うために、研究開発に積極的に先行投資を行っております。さらに、キナーゼ阻害薬等を創製するための
基盤となる技術である「創薬基盤技術」をさらに強化するための研究開発も行うとともに、長年培ってきたこの創薬
基盤技術を駆使し、他の製薬企業やアカデミア等に対し顧客ニーズの高いキナーゼ関連製品・サービスを創り出し続
けるための研究開発も行っております。
当連結会計年度において当社グループが支出した研究開発費の総額は1,281百万円であり、項目別には以下のとおり
であります。
1)創薬事業
当社は、がん、免疫炎症疾患を重点領域としてキナーゼ阻害薬を中心に創薬研究開発を行なっています。2019年
12月末現在で、がん領域においては4つの創薬プログラムおよび2つの導出済みプログラムがあり、免疫炎症疾患
領域では2つの創薬プログラムの研究開発を実施しております。また、重点領域以外にも2つの創薬プログラムの
研究を実施しております。
次世代がん免疫療法として自社研究しておりました創薬プログラムにつきましては、2019年6月にギリアド社に
開発・商業化にかかる全世界における独占的な権利を供与する契約を締結し、契約一時金20百万ドル(2,128百万
円)を受領しております。今後、同プログラムの研究開発の進展に伴い、最大で450百万ドル(約472億円、1ドル
105円換算)および売上高に応じたロイヤリティを受領することになります。また2016年5月に導出いたしました
CDC7キナーゼ阻害剤AS-141(SRA141)については、導出先であるシエラ社が2018年12月期第3四半期に米国FDAに対
し IND 申 請 ( 新 薬 臨 床 試 験 開 始 届 ) を 完 了 し て お り ま す 。 同 社 は、 同 社 が 保 有 す る 別 の パ イ プ ラ イ ン
(momelotinib)のフェーズ3試験にリソースを集中させるために、SRA141の開発方針について様々な選択肢を戦略
的に検討中と発表しておりますが、当社は今後、開発の進展に伴い、最大で270百万ドル(約283億円、1ドル105円
換算)および売上高に応じたロイヤリティを受領することになります。イブルチニブ耐性の血液がんを治療標的と
した次世代BTK阻害剤AS-1763は、2020年中のIND申請、その後の臨床試験開始を目指し、前臨床試験を進めておりま
す。また、wntシグナル経路やTGFβシグナル経路を標的とした創薬研究も順調に進んでおり、早期のステージアッ
プを目指しております。
また自社臨床試験の第1号として開発を進めております、もう一つのBTK阻害剤(AS-0871)について、各種前臨
床試験が終了し、2019年12月にオランダ当局にCTA(欧州における臨床試験許認可申請)を提出いたしました。オラ
ンダ当局および倫理委員会による審査が完了したことから、炎症性免疫疾患を標的とした臨床試験の開始が可能と
なりました。現地での試験準備が整い次第、2020年上期中に健康成人を対象とした臨床試験(フェーズ1試験)を
開始する予定です。
その他の領域では、2018年3月に大日本住友製薬株式会社と精神神経疾患を標的とした共同研究契約を締結してお
り、今後、研究開発の進展に伴い、契約に基づくマイルストーンの達成(最大約106億円)および売上高に応じたロ
イヤリティを受領することになります。
また、北里大学北里生命科学研究所との新規マラリア治療薬プログラムについても、早期のステージアップを目
指して共同研究を継続してまいります。
上記に加え、将来のパイプラインを継続的に生み出せるよう次世代の研究テーマの準備を進め、有望な研究テー
マが同定された場合は、限られたリソースで効率的に研究開発が行なえるよう、テーマの選択と集中も随時行なっ
ていく予定です。当事業に係る研究開発費は、1,187百万円であります。
2)創薬支援事業
創薬支援事業の研究開発では、新たなキナーゼタンパク質製品の開発ならびにキナーゼタンパク質およびプロフ
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カルナバイオサイエンス株式会社(4572) 2019年12月期 決算短信
ァイリング・スクリーニングサービスの品質および作業効率の向上が主要なテーマとなっております。当社製キナ
ーゼタンパク質およびそれを用いた受託試験サービスは顧客から高品質との評価を得ており、今後さらなる信頼を
獲得し売上拡大を図るため、一層の品質の向上に取り組むとともに、顧客ニーズに基づく新製品の開発にも取り組
んでまいります。また、収益力の強化を目指した作業工程の改善にも取り組んでおります。当事業に係る研究開発
費は、94百万円であります。
(2)当期の財政状態の概況
当連結会計年度末における総資産は、5,376百万円となり、前連結会計年度末に比べて3,606百万円増加となりまし
た。その内訳は、現金及び預金の増加3,559百万円等であります。
負債は1,523百万円となり、前連結会計年度末と比べて640百万円増加となりました。その内訳は、未払金の増加141
百万円、前受収益の増加310百万円、未払法人税等の増加101百万円等であります。
純資産は3,853百万円となり、前連結会計年度末と比べて2,966百万円増加となりました。その内訳は、株式の発行
による資本金及び資本剰余金の増加2,131百万円、親会社株主に帰属する当期純利益828百万円の計上による利益剰余
金の増加等によるものであります。
また、自己資本比率は71.5%(前連結会計年度49.7%)となりました。
(3)当期のキャッシュ・フローの概況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ3,559百万円増
加し、4,915百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により増加した資金は1,477百万円(前年は1,128百万円の減少)となりました。これは主に税金等調整前
当期純利益913百万円、未払金の増加125百万円、前受収益の増加310百万円、減価償却費9百万円及び減損損失44百万
円の計上の差し引きによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により減少した資金は40百万円(前年は58百万円の減少)となりました。これは主に有形固定資産の取得
による支出41百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により増加した資金は2,121百万円(前年は687百万円の増加)となりました。これは主に新株予約権の行
使による株式の発行による収入2,071百万円によるものであります。
(4)今後の見通し
当社の経営方針に基づく今後の見通しは、事業セグメント別に以下のとおりであります。
①創薬事業
当社は、引き続き、アンメット・メディカル・ニーズの高い未だ有効な治療方法が確立されていない疾患を中心に、
特にがん、免疫炎症疾患を重点領域とした画期的な新薬の開発を目指してまいります。自社臨床試験の実施が可能と
なったことから、重点領域の創薬プログラムについては、自社臨床開発パイプラインを充実させ、事業価値の最大化
を目指します。
BTK阻害剤AS-0871については、2020年2月にCTA(欧州における臨床試験許認可申請)が承認されており、現地での
試験準備が整い次第、当社初の自社臨床試験を2020年上期中に欧州において開始する予定です。また、BTK阻害剤
AS-1763についても、今後自社で臨床試験を実施する予定であり、2020年中の米国におけるIND申請(新薬臨床試験開
始届)に向けて前臨床試験を実施してまいります。また、探索段階にある創薬プログラムにつきましても、画期的な
新薬創製を目指し、早期ステージアップを目指して研究を推進いたします。
当社は、製薬企業と情報交換を継続的に行い、各パイプラインの導出の時期を見極めながら導出活動を行っており
ますが、導出一時金収入等の時期および対価を予想することは困難です。また、導出済みの創薬プログラムの開発状
況に応じて受領するマイルストーン収入もその時期には不確定予想が含まれることから、創薬事業の売上は連結業績
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カルナバイオサイエンス株式会社(4572) 2019年12月期 決算短信
予想に含めておりません。一方、自社臨床試験の開始を計画していることや前臨床試験へ積極的に先行投資を行うこ
とから、2020年12月期の創薬事業の研究開発費は1,935百万円を計画しており、同事業の営業損失は2,155百万円(前
期は577百万円の営業利益)と予想しております。
②創薬支援事業
当社の創薬支援事業は、当社の創薬基盤技術に基づくキナーゼ関連製品およびサービスの高い品質を強みとし、そ
の創薬基盤技術を基にして顧客の要望に的確に応える学術サポートを通じて、世界的なシェアを拡大し、安定的な収
益を獲得することを基本方針としています。この獲得した収益を創薬事業に投じることで研究開発のスピードアップ
に寄与することが、創薬支援事業の重要なミッションです。
地域別には、市場規模が大きい北米でのシェア拡大、また売上が減少傾向の国内のてこ入れが重要と考えており、
急成長しているその他地域の中国での売上拡大とともに注力してまいります。
製品別では、当社のオンリーワン製品である機能性キナータンパク質製品のビオチン化タンパク質の製品数を増加
させるとともに、プロメガ社のNanoBRETTMテクノロジーを用いて細胞内でのキナーゼ阻害剤の作用を評価する受託試験
サービスを2018年末に開始いたしました。これら新製品、サービスを顧客に積極的に提案するとともに、顧客ニーズ
に合致した新製品、サービスをさらに開発し提供することで売上の拡大に取り組んでまいります。さらに、当社の顧
客はがんの研究グループの比重が高いとの認識から、免疫炎症、中枢神経等、他の疾患領域の研究者へも引き続き拡
販を図り、売上の拡大を目指します。
当社は、2020年12月期の創薬支援事業の売上高を対前期比4.0%減の1,036百万円、営業利益を同6.2%減の375百万
円と予想しております。当社の脂質キナーゼ阻害剤に関する創薬基盤技術を一定期間、独占的にギリアド社に供与す
ることとなっており、2020年12月期の売上計画には、これに関連した売上も含まれておりますが、2019年12月期に複
数の顧客から大口の受注があったことを考慮し、創薬支援事業の売上高および営業利益は前年比で小幅な減少になる
と予想しております。なお、創薬支援事業における研究開発費は、新規製品・サービスの開発および既存製品・サー
ビスの品質向上を目的として、104百万円を計画しております。
以上により、2020年12月期の連結業績を売上高1,036百万円(対前期比67.7%減)、営業損失1,779百万円(前期は
977百万円の営業利益)と予想しております。
なお、上記の予想は、決算短信作成時点における事業環境を前提に作成しており、実際の業績は様々な予期せざる
要因により、これらの業績見通しとは異なる結果となる可能性があります。
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社グループは、連結財務諸表の期間比較可能性及び企業間の比較可能性等を考慮し、当面は、日本基準で連結財
務諸表を作成する方針であります。
なお、IFRSの適用につきましては、国内外の諸情勢を考慮の上、適切に対応していく方針であります。
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カルナバイオサイエンス株式会社(4572) 2019年12月期 決算短信
3.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結貸借対照表
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2018年12月31日) (2019年12月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 1,355,254 4,915,056
売掛金 87,881 117,499
商品及び製品 75,040 62,864
仕掛品 3,342 10,266
原材料及び貯蔵品 32,398 26,284
その他 117,671 142,921
流動資産合計 1,671,589 5,274,893
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物(純額) 7,384 13,208
機械装置及び運搬具(純額) 36 27
工具、器具及び備品(純額) 11,309 16,563
有形固定資産合計 18,729 29,799
無形固定資産 183 234
投資その他の資産 79,587 71,683
固定資産合計 98,501 101,717
資産合計 1,770,090 5,376,610
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(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2018年12月31日) (2019年12月31日)
負債の部
流動負債
買掛金 478 3,173
1年内償還予定の社債 28,000 28,000
1年内返済予定の長期借入金 204,814 270,972
未払金 134,988 276,120
前受収益 ― 310,706
未払法人税等 19,399 120,822
その他 12,458 45,367
流動負債合計 400,139 1,055,162
固定負債
社債 116,000 88,000
長期借入金 337,755 341,784
資産除去債務 26,700 36,255
その他 2,041 1,886
固定負債合計 482,497 467,926
負債合計 882,636 1,523,088
純資産の部
株主資本
資本金 3,591,568 4,657,466
資本剰余金 2,409,593 3,475,491
利益剰余金 △5,117,482 △4,289,192
自己株式 △117 △222
株主資本合計 883,563 3,843,543
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 △758 △354
為替換算調整勘定 △2,567 △496
その他の包括利益累計額合計 △3,326 △851
新株予約権 7,216 10,830
純資産合計 887,453 3,853,522
負債純資産合計 1,770,090 5,376,610
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カルナバイオサイエンス株式会社(4572) 2019年12月期 決算短信
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
連結損益計算書
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年1月1日 (自 2019年1月1日
至 2018年12月31日) 至 2019年12月31日)
売上高 754,691 3,207,423
売上原価 250,699 207,590
売上総利益 503,992 2,999,833
販売費及び一般管理費 1,648,511 2,022,055
営業利益又は営業損失(△) △1,144,519 977,778
営業外収益
受取利息 16 351
受取配当金 367 379
助成金収入 446 ―
為替差益 ― 2,362
その他 285 189
営業外収益合計 1,115 3,282
営業外費用
支払利息 10,628 8,164
支払保証料 1,843 1,736
株式交付費 2,887 8,008
新株予約権発行費 ― 5,465
為替差損 387 ―
その他 73 525
営業外費用合計 15,820 23,900
経常利益又は経常損失(△) △1,159,223 957,161
特別損失
減損損失 47,575 44,101
特別損失合計 47,575 44,101
税金等調整前当期純利益又は税金等調整前当期純損
△1,206,799 913,059
失(△)
法人税、住民税及び事業税 3,941 84,925
法人税等調整額 △167 △155
法人税等合計 3,773 84,770
当期純利益又は当期純損失(△) △1,210,573 828,289
親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に
△1,210,573 828,289
帰属する当期純損失(△)
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連結包括利益計算書
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年1月1日 (自 2019年1月1日
至 2018年12月31日) 至 2019年12月31日)
当期純利益又は当期純損失(△) △1,210,573 828,289
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △703 404
為替換算調整勘定 △1,435 2,070
その他の包括利益合計 △2,139 2,474
包括利益 △1,212,712 830,764
(内訳)
親会社株主に係る包括利益 △1,212,712 830,764
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(3)連結株主資本等変動計算書
前連結会計年度(自 2018年1月1日 至 2018年12月31日)
(単位:千円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 3,226,487 2,044,512 △3,906,897 △99 1,364,003
当期変動額
新株の発行 47,210 47,210 94,421
新株の発行(新株 予
317,870 317,870 635,740
約権の行使)
親会社株主に帰属 す
△1,210,573 △1,210,573
る当期純損失(△)
自己株式の取得 △62 △62
自己株式の処分 △10 45 34
自己株式処分差損 の
10 △10 ―
振替
株主資本以外の項 目
の当期変動額(純
額)
当期変動額合計 365,081 365,081 △1,210,584 △17 △480,439
当期末残高 3,591,568 2,409,593 △5,117,482 △117 883,563
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差 その他の包括利益 新株予約権 純資産合計
為替換算調整勘定
額金 累計額合計
当期首残高 △55 △1,131 △1,186 15,092 1,377,908
当期変動額
新株の発行 94,421
新株の発行(新株 予
635,740
約権の行使)
親会社株主に帰属 す
△1,210,573
る当期純損失(△)
自己株式の取得 △62
自己株式の処分 34
自己株式処分差損 の
―
振替
株主資本以外の項 目
の当期変動額(純 △703 △1,435 △2,139 △7,876 △10,015
額)
当期変動額合計 △703 △1,435 △2,139 △7,876 △490,455
当期末残高 △758 △2,567 △3,326 7,216 887,453
10
カルナバイオサイエンス株式会社(4572) 2019年12月期 決算短信
当連結会計年度(自 2019年1月1日 至 2019年12月31日)
(単位:千円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 3,591,568 2,409,593 △5,117,482 △117 883,563
当期変動額
新株の発行 21,372 21,372 42,745
新株の発行(新株 予
1,044,525 1,044,525 2,089,050
約権の行使)
親会社株主に帰属 す
828,289 828,289
る当期純利益
自己株式の取得 △105 △105
株主資本以外の項 目
の当期変動額(純
額)
当期変動額合計 1,065,897 1,065,897 828,289 △105 2,959,980
当期末残高 4,657,466 3,475,491 △4,289,192 △222 3,843,543
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差 その他の包括利益 新株予約権 純資産合計
為替換算調整勘定
額金 累計額合計
当期首残高 △758 △2,567 △3,326 7,216 887,453
当期変動額
新株の発行 42,745
新株の発行(新株 予
2,089,050
約権の行使)
親会社株主に帰属 す
828,289
る当期純利益
自己株式の取得 △105
株主資本以外の項 目
の当期変動額(純 404 2,070 2,474 3,614 6,088
額)
当期変動額合計 404 2,070 2,474 3,614 2,966,069
当期末残高 △354 △496 △851 10,830 3,853,522
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カルナバイオサイエンス株式会社(4572) 2019年12月期 決算短信
(4)連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年1月1日 (自 2019年1月1日
至 2018年12月31日) 至 2019年12月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益又は税金等調整前当期
△1,206,799 913,059
純損失(△)
減価償却費 12,716 9,394
減損損失 47,575 44,101
受取利息 △16 △351
受取配当金 △367 △379
支払利息 10,628 8,164
為替差損益(△は益) 1,493 683
株式報酬費用 23,165 41,908
助成金収入 △446 ―
株式交付費 2,887 8,008
新株予約権発行費 ― 5,465
売上債権の増減額(△は増加) 3,778 △29,137
たな卸資産の増減額(△は増加) 7,186 11,366
仕入債務の増減額(△は減少) △2,534 2,694
未払金の増減額(△は減少) 10,234 125,437
前受収益の増減額(△は減少) ― 310,706
その他 △23,184 40,472
小計 △1,113,681 1,491,593
利息の受取額 16 351
利息の支払額 △10,739 △8,210
法人税等の支払額又は還付額(△は支払) △4,068 △5,960
その他 446 ―
営業活動によるキャッシュ・フロー △1,128,026 1,477,773
投資活動によるキャッシュ・フロー
有形固定資産の取得による支出 △58,314 △41,881
有形固定資産の売却による収入 ― 1,091
無形固定資産の取得による支出 ― △155
投資活動によるキャッシュ・フロー △58,314 △40,945
財務活動によるキャッシュ・フロー
長期借入れによる収入 350,000 300,000
長期借入金の返済による支出 △259,550 △229,813
社債の償還による支出 △28,028 △28,028
新株予約権の発行による収入 ― 7,953
新株予約権の行使による株式の発行による収入 625,128 2,071,741
その他 △28 △105
財務活動によるキャッシュ・フロー 687,522 2,121,748
現金及び現金同等物に係る換算差額 △2,144 1,224
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) △500,964 3,559,801
現金及び現金同等物の期首残高 1,856,218 1,355,254
現金及び現金同等物の期末残高 1,355,254 4,915,056
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カルナバイオサイエンス株式会社(4572) 2019年12月期 決算短信
(5)連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(セグメント情報)
1 報告セグメントの概要
当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役
会が経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。
当社グループでは、創薬基盤技術をベースに「創薬支援事業」及び「創薬事業」を展開しており、この2つの事業
を報告セグメントとしております。
「創薬支援事業」では、キナーゼタンパク質の販売、アッセイ開発、プロファイリング・スクリーニングサービス
等を行っております。「創薬事業」では、キナーゼ阻害薬等の研究開発を行っております。
2 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法
報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、連結財務諸表作成において採用している会計処理の方法と概
ね一致しております。
報告セグメントの利益又は損失は、営業損益ベースの数値であります。
3 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報
前連結会計年度(自 2018年1月1日 至 2018年12月31日)
(単位:千円)
報告セグメント 連結財務諸表
調整額
計上額
(注)1
創薬支援事業 創薬事業 計 (注)2
売上高
外部顧客への売上高 704,691 50,000 754,691 ― 754,691
セグメント間の内部
― ― ― ― ―
売上高又は振替高
計 704,691 50,000 754,691 ― 754,691
セグメント利益又は損失(△) 117,468 △1,261,987 △1,144,519 ― △1,144,519
セグメント資産 286,190 116,976 403,167 1,366,922 1,770,090
その他の項目
減価償却費 7,992 4,724 12,716 ― 12,716
有形固定資産及び
7,323 51,101 58,425 ― 58,425
無形固定資産の増加額
(注) 1.セグメント資産の調整額1,366,922千円は、各報告セグメントに配分していない全社資産であります。その
主なものは、提出会社の余資運用資産(現金及び預金)等であります。
2.セグメント利益又は損失の金額は、連結損益計算書の営業損失と一致しており差額はありません。
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カルナバイオサイエンス株式会社(4572) 2019年12月期 決算短信
当連結会計年度(自 2019年1月1日 至 2019年12月31日)
(単位:千円)
報告セグメント 連結財務諸表
調整額
計上額
(注)1
創薬支援事業 創薬事業 計 (注)2
売上高
外部顧客への売上高 1,079,423 2,128,000 3,207,423 ― 3,207,423
セグメント間の内部
― ― ― ― ―
売上高又は振替高
計 1,079,423 2,128,000 3,207,423 ― 3,207,423
セグメント利益 400,547 577,230 977,778 ― 977,778
セグメント資産 457,749 110,565 568,314 4,808,295 5,376,610
その他の項目
減価償却費 6,566 2,828 9,394 ― 9,394
有形固定資産及び
12,561 53,712 66,274 ― 66,274
無形固定資産の増加額
(注) 1.セグメント資産の調整額4,808,295千円は、各報告セグメントに配分していない全社資産であります。その
主なものは、提出会社の余資運用資産(現金及び預金)等であります。
2.セグメント利益の金額は、連結損益計算書の営業利益と一致しており差額はありません。
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カルナバイオサイエンス株式会社(4572) 2019年12月期 決算短信
(1株当たり情報)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年1月1日 (自 2019年1月1日
至 2018年12月31日) 至 2019年12月31日)
1株当たり純資産額 86円83銭 329円86銭
1株当たり当期純利益又は当期純損失
△125円02銭 76円05銭
(△)
潜在株式調整後1株当たり当期純利益 ― 74円51銭
(注) 1.前連結会計年度の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式は存在するものの、1株
当たり当期純損失であるため、記載しておりません。
2.1株当たり当期純利益又は1株当たり当期純損失及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益の算定上の
基礎は、以下のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年1月1日 (自 2019年1月1日
至 2018年12月31日) 至 2019年12月31日)
親会社株主に帰属する当期純利益又は
△1,210,573 828,289
当期純損失(△)(千円)
普通株主に帰属しない金額(千円) ― ―
普通株式に係る親会社株主に帰属する
当期純利益又は当期純損失(△)(千 △1,210,573 828,289
円)
普通株式の期中平均株式数(株) 9,683,190 10,890,672
希薄化効果を有しないため、潜在株式 新株予約権3種類
調整後1株当たり当期純利益の算定に (新株予約権の数 5,020個)
含めなかった潜在株式の概要 (新株予約権の目的となる株式の数 ―
1,088,800株)
3.1株当たり純資産額の算定上の基礎は、以下のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(2018年12月31日) (2019年12月31日)
純資産の部の合計額(千円) 887,453 3,853,522
純資産の部の合計額から控除する金額
7,216 10,830
(千円)
(うち新株予約権(千円)) (7,216) (10,830)
普通株式に係る期末の純資産額(千円) 880,237 3,842,691
1株当たり純資産額の算定に
10,137,535 11,649,376
用いられた期末の普通株式の数(株)
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
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