4572 J-カルナバイオ 2019-06-25 08:00:00
ギリアド社とカルナバイオサイエンス、新規がん免疫療法の研究開発について提携を発表 [pdf]

                                             2019年6月25日
各    位
                     会  社  名   カルナバイオサイエンス株式会社
                     代 表 者 名   代表取締役社長     吉野 公一郎
                                       (コード番号:4572)
                     問 合 せ 先   取締役経営管理本部長 山本 詠美
                                      (TEL:078-302-7075)



    ギリアド社とカルナバイオサイエンス、新規がん免疫療法の研究開発について
                      提携を発表




    当社が新規がん免疫療法として研究開発中の低分子化合物プログラムに関して、ギリアド・
サイエンシズ・インク(本社:米カリフォルニア州フォスターシティ、英名:Gilead Sciences,
Inc)と、2019年6月24日付けで、提携契約を締結しましたので、お知らせいたします。


    詳細につきましては、別紙をご参照ください。
                                                   以   上
                                                2019年6月25日
 各   位

                                       カルナバイオサイエンス株式会社
                                       ギリアド・サイエンシズ・インク


ギリアド社とカルナバイオサイエンス、新規がん免疫療法の研究開発について提携を発表


 ギリアド サイエンシズ インク
     ・      ・   (本社 米カリフォルニア州フォスターシティ、
                   :                  英名:Gilead Sciences,
Inc.、NASDAQ:GILD、以下「ギリアド社」 とカルナバイオサイエンス
                         )             (本社:神戸市、証券コード:4572)
は、カルナバイオサイエンスが新規がん免疫療法として研究開発中の低分子化合物の開発・商業化、およ
びカルナバイオサイエンスの脂質キナーゼ阻害薬の創薬基盤技術を使用して研究開発を行う提携契約を
締結いたしました。
 本契約において、ギリアド社はカルナバイオサイエンスの創薬部門が創製したがん免疫療法の低分子
化合物プログラムの全世界における開発・商業化の独占的な権利をカルナバイオサイエンスから取得し
ます。その対価として、カルナバイオサイエンスは契約一時金20百万ドル(約21億円)を受領するほか、
開発状況や上市などの進捗に応じた目標達成報奨金(マイルストーンペイメント)を追加的に最大で450
百万ドル(約472億円)受け取ることになります。さらに、カルナバイオサイエンスは、上市後の売上高
に応じた、ロイヤリティも受け取ることができます。
 カルナバイオサイエンスの取締役研究開発本部長である澤匡明は次のように述べています。
                                         「当社の脂
質シグナル経路を標的としたがん免疫療法のパイプラインについて、ギリアド社と提携できることを大
変うれしく思います。脂質シグナルを調節する薬剤は、次世代のがん免疫療法の有力な治療薬となる可
能性があると確信しています。
             」
 また、今回の技術提携において、ギリアド社は一定期間、当社が開発した脂質キナーゼ阻害剤に関する
創薬基盤技術の独占的な使用が可能となります。
 カルナバイオサイエンスの代表取締役社長である吉野公一郎は、本契約締結にあたり次のように述べ
ています。
    「サイエンスに基づいたイノベーションや生産性の高さで知られるギリアド社と協業できるこ
とを大変喜ばしく思っています。また、化合物ライセンス契約後も引き続き当社の創薬支援部門が当社
のキナーゼ創薬基盤技術を用いて、ギリアド社における革新的がん免疫療法の開発を支援できることを
誇りに思います。
       」
 また、ギリアド社の研究開発部門のヘッドであり、チーフ・サイエンティフィック・オフィサーのジョ
ン・マクハチソン(John McHutchison, AO, MD)は、次のように述べています。
                                               「当社は、ファーストイ
ンクラスになる可能性がある、または他の治療法に対して十分な差別化ができるようながん免疫療法の
パイプラインを充実させることに力を注いでおり、今回の当社とカルナバイオサイエンスの提携はこの
ような当社の戦略に基づいています。カルナバイオサイエンスの研究開発チームと協力して画期的なが
ん免疫療法を臨床開発段階へ進め、患者様に貢献できることを期待しています。
                                   」


                                                    以 上
(注)1ドルは 105 円で換算しております。



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ギリアド・サイエンシズについて
ギリアド・サイエンシズ・インク(Gilead Sciences, Inc.)は、医療ニーズがまだ十分に満たされていな
い分野において、革新的な治療を創出、開発、製品化するバイオファーマ企業です。会社の使命は、生命
を脅かす疾病を抱える世界中の患者さんのために治療の変革と簡略化をはかることです。カリフォルニ
ア州フォスターシティに本社を置き、世界 35 か国以上で事業を行っています。
ギリアド・サイエンシズに関する情報は以下のホームページをご覧ください。www.gilead.com.


カルナバイオサイエンスについて
カルナバイオサイエンスは、がん、免疫炎症疾患や神経変性疾患など、アンメット・メディカル・ニーズ
が高い疾患領域を中心に、画期的な分子標的薬を創製するために研究開発に取り組んでいるバイオベン
チャー企業です。2003 年、神戸において、日本オルガノン社からスピンオフして設立されました。創薬
研究と同時に、キナーゼ阻害薬研究に必須な高品質なキナーゼタンパク質やスクリーニング・プロファ
イリングサービスを製薬企業等に提供しています。同社は、2008 年に株式公開し、現在東京証券取引所
JASDAQ グロース(コード:4572)に上場しています。
カルナバイオサイエンスに関する情報は以下のホームページをご覧ください。www.carnabio.com


○本件に関するお問い合わせ先
 カルナバイオサイエンス株式会社 ir-team@carnabio.com




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