4572 J-カルナバイオ 2019-05-13 15:30:00
2019年12月期 第1四半期 決算説明資料 [pdf]

                                2019年12⽉期
                              第1四半期決算説明資料


                                           カルナバイオサイエンス株式会社



 証券コード︓4572
Carna Biosciences, Inc. All rights reserved.
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第1四半期のトピックス

         新しいスクリーニングシステムに関するC-Labの研究成果が学術雑誌
              Scientific Reportsに掲載(1⽉)
         ⾃社臨床試験を開始するための開発体制を強化するため、⽶国サウスサンフラ
              ンシスコに臨床開発の拠点となるオフィスを開設(2⽉)
         Wntシグナル阻害剤に係る⽇本における特許査定(3⽉)
         ⾏使価額修正条項付き第16回新株予約権の⾏使完了(3⽉)
         BTK阻害薬に係る中国における特許査定のお知らせ(3⽉)
         CDC7キナーゼ阻害薬に係る韓国における特許登録(3⽉)

                                               4⽉以降

         ⾏使価額修正条項付き第17回新株予約権の⾏使完了(4⽉)




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2019年12⽉期 第1四半期
連結経営成績の概況

                              2018年            2019年
      (百万円)                                                      2019年
                             第1四半期             第1四半期   前年同期⽐                      要因
                                                                 通期計画
                               実績                実績
                                                           △41            ⽶国で伸⻑したものの、⽇本、欧州、その
      売上⾼                             211        169    -19.5%
                                                                  1,240   他地域の減少を補えず減収

                                                                          ・減収による粗利益の減少
      営業損益                        △188          △233      △44    △1,658   ・研究開発費への投資


      経常損益                        △191          △235      △44    △1,671

      当期純損益                       △194          △236      △42    △1,693

                                                          +19
      研究開発費                           208        228    +9.5%
                                                                  2,011   前臨床試験費⽤への投資




 (注1) 百万円未満は切り捨てして表⽰しています。
 (注2) 対前年同期増減率および対通期計画⽐における「営業損益」「経常損益」「当期純損益」は、それぞれ損失を計上しているため数値を表⽰していません。
 (注3) 2019年12⽉期計画値は、2019年2⽉8⽇公表値を表⽰しています。




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2019年12⽉期 第1四半期
事業別業績の概況

                             2018年             2019年
    (百万円)                                                        2019年
                            第1四半期              第1四半期   前年⽐                進捗率            要因
                                                                 通期計画
                              実績                 実績
                                                          △41
 連結売上⾼                              211          169   -19.5%
                                                                  1,240   13.7%

                                                          △41                     ⽶国で伸⻑したものの、⽇本、欧州、そ
         創薬⽀援                       211          169   -19.5%
                                                                    800   21.2%   の他地域の減少を補えず減収


                創薬                      ―         ―        ―        440      ―

 連結営業損益                          △188           △233     △44     △1,658      ―

                                                                                  ・減収による粗利益の減少
                                                          △34
         創薬⽀援                          64         30   -52.8%
                                                                    144   21.1%   ・新製品・サービス開発に伴う研究開発
                                                                                  費が増加


                創薬               △253           △263     △10     △1,802      ―    前臨床試験費⽤への投資


 (注1) 百万円未満は切り捨てして表⽰しています。
 (注2) 対前年同期増減率および対通期計画⽐における「営業損益」「経常損益」「当期純損益」は、それぞれ損失を計上しているため数値を表⽰していません。
 (注3) 2019年12⽉期計画値は、2019年2⽉8⽇公表値を表⽰しています。



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                                                             4
2019年12⽉期 第1四半期
創薬⽀援事業売上⾼推移



(百万円)
            創薬⽀援事業 地域別累計売上⾼推移(連結)
                                                                                     国内︓ 前年⽐36.8%減
 250
                                                                                     顧客の決算期末である3⽉に例年⾒ら
                                           211
                    196                               18                             れる駆け込み需要が少なかった。
 200                        5                                                 その他
                    20                                        169                    ⽶国︓ 前年⽐34.0%増
                                                30                  15 
                                                                              欧州     プロファイリング受託が⼤幅に伸⻑。キ
 150                50                                        16                     ナーゼタンパク質販売も好調。⽶国は第
                                                49 
                                                                              北⽶     1四半期として過去最⾼の売上を計上。
 100                                                          66 
                                                                              国内     欧州︓ 前年⽐47.2%減
                                                                                     プロファイリング受託は伸⻑したものの、キ
                   119                      112                                      ナーゼタンパク質の販売減を補えず減収。
  50
                                                              71 
                                                                                     その他︓ 前年⽐12.8%減
    0                                                                                ⼀部の受注で売上計上時期が第2四半
               2017年1Q                  2018年1Q             2019年1Q                  期にずれたことによる⼀時的な減収。




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                                                                          5
バランスシートの状況(連結)
                                                                                                    (単位︓百万円)
                                                        2019年12⽉期
                                     2018年12⽉期                           増減額                  増減理由
                                                         第1四半期末

      流       動       資       産                 1,671       1,505          △166
            現⾦及び預⾦                              1,355       1,180          △174
      固       定       資       産                   98           95              △2

      資       産       合       計                 1,770       1,600          △169

      流       動       負       債                  400          327           △72     1年内返済⻑期借⼊⾦△18

      固       定       負       債                  482          425           △56     ⻑期借⼊⾦△42、社債△14 等

      負       債       合       計                  882          753          △129

      純 資 産 合 計                                  887          847           △40     資本⾦及び資本剰余⾦+199、利益剰余⾦△236

      負債・純資産合計                                  1,770       1,600          △169

      ⾃ ⼰ 資 本 ⽐ 率                              49.7%        52.7%
      ⼀株当たり純資産                                 86.8円        81.6円
      PBR(株価純資産倍率)                             10.37倍       12.9倍
      (参考)当社株価                                  900円       1,050円

                                                                        (注)当社株価はJASDAQグロース終値。
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                                                                    6
資⾦調達
     先⾏投資が必要な研究開発資⾦の調達⽅針

         創薬事業、創薬⽀援事業からの収⼊の最⼤化
         第16回・17回新株予約権による調達(⾏使完了)
         新たな資⾦調達の検討



     第16回・第17回新株予約権の⾏使が完了

                         回号                         ⾏使状況(2019年4⽉12⽇まで)

                                               累計⾏使株式数 930,000株(⾏使完了)
             第16回新株予約権
                                               累計⾏使価額   1,104百万円

                                               累計⾏使株式数 465,000株(⾏使完了)
             第17回新株予約権
                                               累計⾏使価額   475百万円



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                                                        7
創薬パイプライン

                                                                                                パートナー/
         化合物                        標的           対象疾患      Discovery   Preclinical   Clinical
                                                                                                共同研究先
        SRA141                                                          IND
                               CDC7/ASK           がん
       (AS-141)                                                        申請完了

       AS-0871                      BTK         免疫炎症疾患

       AS-1763                      BTK        ⾎液がん・がん免疫

    低分⼦化合物                     Wnt-signal       がん・がん免疫

    低分⼦化合物                        キナーゼ          精神神経疾患

    低分⼦化合物                 TGFβ signaling ⾎液がん・がん免疫

    低分⼦化合物                        キナーゼ          免疫炎症疾患

    低分⼦化合物                          N/A          マラリア

    低分⼦化合物                          DGK          がん免疫

    低分⼦化合物                        ⾮開⽰             がん


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CDC7阻害薬 SRA141︓がん
(シエラ・オンコロジー社へ導出)

 シエラ社が⽶国FDAに提出したIND申請(新薬臨床試験開始届)が受理され、⼤腸がん患者を対象としたフェーズ1/2
  試験の準備中。臨床試験が開始されますと当社は最初のマイルストーン収⼊(4百万ドル)を受領することになります。
 同社は4⽉に開催された⽶国がん学会年次総会(AACR Annual Meeting 2019)においてSRA141についてポスター
  発表を⾏い、SRA141が従来の細胞周期に関与するキナーゼ阻害剤(例えばCDK4/6阻害剤のpalbociclibやシエラ
  社が開発中のCHK1阻害剤SRA737など)とは異なるメカニズムにより、がん細胞の増殖を抑制することを発表。本知⾒
  は、SRA141が、単剤のみならず、venetoclaxのような他の薬剤とのコンビネーションでより効果が増強されることを⽰唆し
  ていることから、SRA141が従来の抗がん剤とは異なる画期的な治療薬になることが期待されます。




                                                    MOLM-13   Colo-205




 Source: Sierra Oncology
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⾮共有結合型BTK阻害剤 AS-0871︓⾃⼰免疫疾患
         GLP毒性試験⽤化合物の⼤量合成は終了。
         現在、GMP基準での化合物合成を実施中。
         げっ⻭類での単回投与毒性試験において、⾼⽤量群においても重篤な毒性は観察されず。
                                                AS-0871︓⾃⼰免疫疾患を対象に開発
              低分⼦BTK阻害剤                              関節炎モデルで⾼い治療効果
              ⾮共有結合型                                 全⾝性エリテマトーデスモデルで効果
              ⾼いキナーゼ選択性                              2019年のCTA申請*に向けて、前臨床試験を実施中
                                                                                  *CTA申請︓欧州における臨床試験許認可


                  <可逆性をみる実験>                                                <キナーゼ選択性プロファイリング>

                                                  コントロール

                                                  ⾮共有結合型
                                                  AS-0871


                                                  共有結合型
                                                  イブルチニブ                         AS-0871



 Carna Biosciences, Inc. All rights reserved.                    279 キナーゼ
                                                            10
⾮共有結合型BTK阻害剤 AS-0871︓⾃⼰免疫疾患

          コラーゲン誘発関節炎マウスモデルにおいて、優れた治                                        後肢膝関節の組織像
          療効果を⽰す


                                                    薬物⾮投与群

                                                               薬物⾮投与群




                                                AS-0871投与群


                                                             (⽇)

                                                              AS-0871投与群




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次世代BTK阻害剤 AS-1763︓⾎液がん

      独Evotec社のINDiGOプラットフォームを活⽤して前臨床試験を進めています。
      AS-1763のバルク製造に必要なプロセス研究が完了しました。


                                                     AS-1763︓⾎液がんを対象に開発
             ⾮共有結合型                                                           リンパ腫モデルで強⼒な抗腫瘍効果
             ⾼いキナーゼ選択性                                                        2019年のIND申請に向けて、前臨床試験を
             イブルチニブ耐性BTK(C481S変異体)にも強い                                           実施中
                  阻害活性を⽰す                                                      ⾃⼰免疫疾患にも適⽤拡⼤可能


         BTK阻害活性                              < CB-1763 >
                                               <AS-1763>                                          < イブルチニブ>
                                            BTK wild type                                     BTK wild type
                             100                                                  100
                        阻害率(%)




                                 80                                               80
                                 60                         BTKC481S              60                               BTKC481S
                                 40                                               40
                                 20                                               20
                                  0                                                0
                                      0.1        1          10         100              0.1           1       10        100
                                                化合物濃度(nM)                                             化合物濃度(nM)
                                                                             12
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次世代BTK阻害剤 AS-1763︓⾎液がん
             キナーゼ選択性
                                      BTK
                               100
                               80
                                                       < イブルチニブ>
                 阻害率(%)


                               60
                 @300nM



                                40
                               100
                               80
                               60
                                                        < CB-1763 >
                                                        <AS-1763>
                               40
                                     279 キナーゼ


             OCI-Ly10細胞を移植したマウスにAS-1763を1⽇2回経⼝投与
                                                                           *** P<0.0001

                                            薬物⾮投与群
                  腫瘍サイズ(mm3)




                                                            腫瘍重量(g)
                                                                      腫瘍の⼤幅な減少




                                                投与⽇数
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創薬⽀援事業の状況

     国内では、顧客ニーズを掘り起こす営業活動を⾏い、売上増を⽬指して
      います。

     北⽶ではメガファーマからの継続的な受注に加え、新興バイオベン
      チャーからの受注増加が昨年に引き続き売上増に寄与しました。今後も
      新規顧客開拓によるシェア拡⼤を⽬指します。

     欧州では代理店を追加し、売上拡⼤を図ります。

     中国での減収は売上計上タイミングのずれによる⼀時的なもので、売上
      拡⼤基調は変わらないと考えています。現地代理店と共同で展⽰会に出
      展するなど、より積極的なプロモーションを⾏っていきます。




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                                               14
          今後とも⼀層のご指導とご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。


                                                                           カルナバイオサイエンス株式会社
                                               カルナ《CARNA》は、ローマ神話に登場する⼈間
                                               の健康を守る⼥神で、cardiac(⼼臓)の語源    経営管理本部 経営企画部
                                               とも⾔われています。バイオサイエンス
                                               《BIOSCIENCES》は、⽣物科学と⾔われ、⽣
                                                                           〒650-0047
                                               物学(Biology)と⽣命科学(Life       兵庫県神⼾市中央区港島南町1-5-5 BMA3F
                                               Science)から、つくられた⾔葉です。「⽣命科
                                               学の世紀」とも⾔われる21世紀の初めに、カルナ     Tel(078)302-7075 Fax(078)302-6665
                                               バイオサイエンス社とともに新しい⼥神“カルナ”が
                                               誕⽣しました
                                                                           http://www.carnabio.com/
                                                                           ir-team@carnabio.com




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       はありません。
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       あり、当社はいかなる場合においてもその責任は負いません。



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