4572 J-カルナバイオ 2021-11-08 15:30:00
2021年12月期 第3四半期決算説明資料 [pdf]
2021年12月期第3四半期
決算説明資料
カルナバイオサイエンス株式会社
証券コード:4572
第3四半期のトピックス
BTK阻害剤AS-0871の欧州フェーズ1単回投与用量漸増試験の治験報告書を受領し、結果の概要を発表(7月)
BTK阻害剤AS-1763の欧州フェーズ1試験単回投与用量漸増パートの投与完了(7月)
行使価額修正条項付第18回新株予約権の取得及び消却を実施(7月)
行使価額修正条項付第19回新株予約権の発行(7月)
新市場区分「グロース市場」選択に関する取締役会決議(9月)
BTK阻害剤AS-1763の創製研究に関する論文の”Journal of Medicinal Chemistry”への掲載(9月)
CDC7阻害剤AS-0141の創製研究に関する論文の”Journal of Medicinal Chemistry”への掲載(10月)
1
創薬パイプライン
<がん領域>
化合物 標的 対象疾患 探索・前臨床 臨床 開発パートナー
AS-0141 CDC7/ASK がん 自社
低分子 キナーゼ がん免疫
AS-1763 BTK 血液がん・がん免疫 自社/(中華圏のみ)
低分子 ALK5 血液がん・がん免疫 自社
低分子 CDK1 がん 自社
<がん以外の疾患領域>
化合物 標的 対象疾患 探索・前臨床 臨床 開発パートナー
低分子 キナーゼ 精神神経疾患
AS-0871 BTK 免疫・炎症疾患 自社
低分子 N/A マラリア 自社
低分子 STING 免疫・炎症疾患 自社
*上記以外にも次世代パイプラインの構築を目的として探索研究を複数実施しています。
2
AS-0871:非共有結合型BTK阻害剤
AS-0871:免疫・炎症疾患を対象に開発
低分子化合物
関節炎モデルで高い治療効果
非共有結合型
全身性エリテマトーデスモデルで効果
高いキナーゼ選択性
フェーズ1終了後、ライセンスアウトもしくは共同開発を目指す
経口投与可能
2020年 2021年 2022年 2025年
フェーズ1 フェーズ2 CSUで開発することで短期間での
SAD試験 MAD試験 POC取得が可能!
慢性特発性蕁麻疹(CSU)
• 健康成人対象 • 健康成人対象
• 新製剤BAパート • 小規模試験
• 簡易製剤
• MADパート • 短期の試験期間
(完了) • SPTパート リウマチ、全身性エリテマトーデ
(準備中) ス、多発性硬化症などの自己免疫
ライセンスアウトもしくは共同開発 疾患等への適応拡大
ヒトPOC:新薬候補化合物のコンセプト(作用部位や作用機序)が有効性や安全性を含めて臨床で妥当であることが確認されること。
3
AS-0871:開発進捗状況
フェーズ1単回投与用量漸増(SAD)試験:完了
2020年下期にオランダでフェーズ1試験を開始
全ての用量(5 mg~900 mg)で安全性および忍容性を確認
良好な薬物動態プロファイルを確認
血中薬物濃度(CmaxおよびAUC)は用量依存的に増加
血中濃度半減期は約7時間から9時間(100 mg以上)と良好な薬物動態プロファイルを確認
強い薬力的作用を確認
副次的薬力学評価試験において、AS-0871の投与量依存的かつ強力な好塩基球およびB細胞活性化の抑制作用を確認
今後の臨床試験計画
2021年下期から新製剤を用いた反復投与用量漸増(MAD)試験(3つのパートより構成)を開始予定
BAパート:カプセル製剤及びタブレット製剤を用いたバイオアベイラビリティ(BA)を評価
MADパート:2週間反復投与試験を実施し、安全性、忍容性、血中濃度、薬力学的作用を評価
SPTパート:アンメット・メディカル・ニーズの高い慢性特発性蕁麻疹(CSU)を想定した抗原誘発皮膚反応試験(Skin Prick Test)を実
施し、有効性を評価
新カプセル製剤を用いたバイオアベイラビリティ(BA)パートを実施予定であり、当製剤のGMP製造を開始
タブレット製剤についても検討しており、今後、ヒトBAパートで二つの新製剤を比較する予定
BAパートの結果に基づき、MADパートを開始予定
CSU以外の自己免疫疾患等への適応拡大の可能性を検討
4
AS-0871: 優れたキナーゼ選択性
不活性型BTKキナーゼを標的にして高選択的BTK阻害剤を創出 キナーゼ選択性プロファイリング
BTK
BTK以外には同じTEC
ファミリーのTECと
BMXのみを阻害
BTK[A] BTK[U]
IC50
BTK IC50 (nM) < 10 nM
10 – 100 nM
BTK[A] BTK[U] 100 – 1000 nM
AS-0871 3.4 0.3
5
AS-0871: 優れた薬効
薬物動態/薬力学(PK/PD)解析 受身皮膚アナフィラキシー反応マウスモデル
AS-0871をマウスに経口投与後、血液中BTKの自己リン酸化阻害活性を解析した
120
溶媒群 100
80
% of Vehicle
60
40 *
20
0
溶媒群 AS-0871
(30 mg/kg)
コラーゲン誘発関節炎マウスモデル
溶媒群
6
AS-0871:フェーズ1試験
SAD試験(完了)
Step 1
Step 2
単回投与用量漸増試験 (SAD)
• 6用量(8例/群)
• 各用量:実薬6例、プラセボ2例
• 安全性,忍容性の評価
• 食事の影響
• 薬物動態および薬力学的評価
全ての用量で安全性および忍容性を確認
薬物動態も良好
薬力学的評価として実施したB細胞および好塩基球の活性化も100 mg以上
の用量で強力に阻害
MAD試験は新製剤に切り替えて実施
7
AS-0871の薬力学的作用
副次的に評価した薬力学の試験で、AS-0871の投与量依存的に好塩基球およびB細胞の活性化が抑制され、100 mg以上の用量
で強い阻害活性が持続的に観察されました。
好塩基球は、アレルギー疾患の発症に重要なヒスタミンやロイコトリエンのような化学伝達物質の放出に関与しています。また
B細胞は、リウマチや全身性エリトマトーデスのような自己免疫疾患において、異常なBCRシグナルによる自己抗体の産生に関
わっていると考えられています。
今回の臨床試験において、AS-0871は、B細胞および好塩基球の作用を抑制するのに十分な効果を示したことから、免疫・炎症
疾患の治療に効果が期待できることが示されました。
8
AS-1763:次世代BTK阻害剤
AS-1763:血液がんを対象に開発
低分子化合物
BTK野生型およびC481S変異型細胞株を使ったリンパ腫モデルで強力な抗腫瘍効果
非共有結合型
がん免疫モデルにおいても効果を発揮
高いキナーゼ選択性
自己免疫疾患にも適用拡大可能
イブルチニブ耐性BTK(C481S変異体)にも強い
中華圏の権利をライセンスしたバイオノバ社が今後中国で実施する治験のデータを
阻害活性を示す
活用し、臨床試験を加速予定
経口投与可能
2021年 2022年 2023年 2025年
フェーズ1 フェーズ1b フェーズ2
SADパート BAパート 慢性リンパ性白血病/ 慢性リンパ性白血病/
• 健康成人対象 • 新製剤 米国IND B細胞リンパ腫 B細胞リンパ腫
• 簡易製剤 • 用量漸増パート(単剤) • イブルチニブナイーブ患者(単剤)
• 用量拡大パート(単剤) • イブルチニブ耐性変異患者(単剤)
(完了) (準備中)
• 併用療法(準備中) • 併用療法
BA:バイオアベイラビリティ
9
AS-1763:開発進捗状況
健康成人を対象としたフェーズ1試験
2021年上期に健康成人を対象としたフェーズ1試験をオランダで開始
SADパートの全ての投与が完了
安全性、忍容性、及び良好な薬物動態プロファイルを確認
今後の臨床試験計画
2021年下期から新製剤を用いたバイオアベイラビリティ(BA)パートを実施する予定
新製剤のGMP製造を開始
慢性リンパ性白血病/B細胞リンパ腫の患者を対象としたフェーズ1b試験を2022年に米国にて開始予定
米国IND(新薬臨床試験開始届)に向けて、pre-INDミーティングの準備を開始
臨床試験は導出先のバイオノバ社と相互に情報共有しながら効率よく進めていく予定
10
AS-1763: 変異型BTKに対する強い阻害活性
野生型および変異型BTKに対する酵素阻害活性
IC50 (nM)
BTK[A] BTKC481S
AS-1763 0.85 0.99
J Med Chem. 2021 Oct 14;64(19):14129-14141.
11
AS-1763: 強い細胞活性と高いキナーゼ選択性
細胞を用いた各種阻害活性評価 キナーゼ選択性プロファイリング
BTK
IC50 (nM)
AS-1763 イブルチニブ BTK以外に6キナーゼ
のみを阻害
BTK自己リン酸化
1.4 1.1
(Ramos細胞)
CD69活性化
11 8.1
(ヒト全血)
がん細胞増殖
1.8 0.75
OCI-Ly10細胞
がん細胞増殖 50倍以上
20 1030
OCI-Ly10 [BTK C481S]細胞 強い活性
正常細胞に対する影響 IC50
6370 6870
HEL299細胞 < 1 nM
1 – 10 nM
Ramos: ヒトバーキットリンパ腫細胞株 10 – 100 nM
OCI-Ly10: ヒトB細胞非Hodgkinリンパ腫細胞株 100 – 300 nM
OCI-Ly10 [BTK C481S]: BTK[C481S]ノックインOCI-Ly10細胞株
HEL299: ヒト胎児肺細胞株
12 J Med Chem. 2021 Oct 14;64(19):14129-14141.
AS-1763: ヒトB細胞リンパ腫に対する抗腫瘍効果
ヒトB細胞非Hodgkinリンパ腫OCI-Ly10細胞株を イブルチニブ耐性BTK[C481S]ノックインOCI-Ly10細胞株を
皮下移植したマウス担癌モデル (n=8-10) 皮下移植したマウス担癌モデル (n=11)
800 2000
溶媒投与群 溶媒投与群
腫瘍の大きさ (mm3)
腫瘍の大きさ (mm3)
600 1500
イブルチニブ投与群
400 1000
**
イブルチニブ投与群
AS-1763投与群
200 500
AS-1763投与群 ***
***
0 0
30 40 50 60 37 42 47 52 57 62
腫瘍移植後の日数 腫瘍移植後の日数
イブルチニブ投与群:25 mg/kg QD イブルチニブ投与群:25 mg/kg QD
AS-1763投与群:60 mg/kg BID AS-1763投与群:60 mg/kg BID
**: p<0.01 ***: p<0.001
***: p<0.001
J Med Chem. 2021 Oct 14;64(19):14129-14141.
13
AS-0141:CDC7阻害剤
AS-0141:がんを対象に開発
低分子CDC7阻害剤 様々ながん種のがん細胞の増殖を強く阻害
高いキナーゼ選択性 各種ヒト腫瘍移植動物モデルにおいて優れた抗腫瘍効果
ファーストインクラスの可能性 日本で固形がんを対象としたフェーズ1試験を実施
経口投与可能
2021年 2022年 2024年 2026年
フェーズ1 フェーズ2
固形がん 固形がん 固形がん
• 用量漸増パート • 拡大パート • 多施設
• 単施設 • 多施設
(実施中)
14
AS-0141:開発進捗状況
患者を対象にしたフェーズ1試験
2021年上期に切除不能進行・再発又は遠隔転移を伴う固形がん患者を対象としたフェーズ1試験を開始
フェーズ1試験は、用量漸増パートおよび拡大パートの2段階
安全性、忍容性、最大耐用量、探索的抗腫瘍効果、薬物動態/薬力学(PK/PD)等を評価するとともに、フェーズ2試
験の推奨用量を決定することが主要目的
現在、用量制限毒性(DLT)は認められておらず、コホート3(用量レベル3)に移行
今後の臨床試験計画
用量漸増を継続
拡大パートの推奨用量を決定
複数の種類の固形がんを対象に試験中
15
CDC7阻害剤について
CDC7キナーゼ阻害剤
CDC7 (cell division cycle 7) は、セリン/スレオニンキナーゼの1種であり、細胞周期において染色体複製開始の制御に重要な役割をしていま
す。がん細胞では、細胞周期の制御に異常をきたしているため、CDC7を阻害すると、不完全なDNA複製が引き金となって、染色体の不安定化
を引き起こし、がん細胞に細胞死を誘導します。一方で、正常細胞は、細胞周期の制御が正常であるため、CDC7活性が阻害されても細胞は死ぬ
ことはなく、この点からCDC7阻害剤は非常に副作用の少ない新しい治療薬になると期待されています。近年、様々ながんでCDC7が過剰発現し
ていることが報告されており、CDC7阻害剤は、がんの新しい治療薬として期待が寄せられています。
<正常細胞>
G1 G1 AS-0141
M CDC7 M
CDC7
AS-0141 細胞周期の停止
細胞周期
チェックポイント 生存
S S
G2 G2
<がん細胞>
異常なM 期
G1 に進行 G1 AS-0141
M CDC7 M
CDC7
AS-0141 アポトーシス
細胞周期
チェックポイント 細胞死
異常なS期
S S に進行
G2 G2
16
AS-0141: ユニークな阻害様式
AS-0141はCDC7キナーゼに対して時間依存性の阻害活 AS-0141は遅い解離速度をもつ可逆的CDC7キナーゼ阻害剤
性を示す
CDC7キナーゼと阻害剤をプレインキュベーション後に酵素反応を開始
溶媒コントロール
他CDC7阻害剤
酵素反応
AS-0141
0 50 100 150 200
CDC7阻害活性 IC50値(1 mM ATP存在下) 時間(分)
プレインキュベーションなし プレインキュベーションあり
503 nM 2.4 nM
J Med Chem. 2021 Oct 14;64(19):14153-14164.
17
AS-0141: 高いキナーゼ選択性
キナーゼ選択性プロファイリング ヒットキナーゼのIC50値(1 mM ATP存在下)
1 mM ATP存在下、プレインキュベーションあり IC50 (nM)
プレインキュベーション
なし あり
CDC7 503 2.4
約210倍に向上
PIM1 30 34
CLK1 212 206
CLK2 270 227
CDC7
GSK3α 189 251
プレインキュベーションで阻害活性が向上するのはCDC7のみ
J Med Chem. 2021 Oct 14;64(19):14153-14164.
IC50
< 10 nM
10 – 100 nM
100 – 1000 nM
18
AS-0141: 強い細胞活性
持続性のあるキナーゼ阻害作用 様々ながん種のがん細胞の増殖を抑制
44 Cancer cell lines (Oncolines at NTRC)
1
がん細胞をAS-0141で処理後、薬剤を取り除いたのち、基質
乳がん
(MCM2)のリン酸化阻害作用を測定 大腸がん
0.5 血液がん
腎がん
Log10 IC50/IC50mean
肺癌
DMSO AS-0141 0
皮膚がん
頭頸部がん
Time after wash-out 0h 24 h 0h 24 h 膀胱がん
より効果あり
骨肉腫
24時間後でも -0.5
神経膠腫
pMCM2 卵巣がん
リン酸化を阻害 膵がん
横紋筋肉腫
子宮がん
MCM2 -1
β-actin -1.5
MOLT-4
ACHN
AU-565
BT-20
SW48
HCT-15
MG-63
AN3 CA
Jurkat clone E6-1
NCI-H82
RPMI-7951
A375
SK-N-AS
U-87 MG
BT-549
SW620
HCT-116
SW480
LS 174T
SHP-77
MeWo
J82
PA-1
OVCAR-3
Hs 578T
DLD-1
NCI-H460
CCRF-CEM
769-P
A-498
786-0
A-549
A-427
U-2 OS
LoVo
SR
K-562
A-172
SJRH30
A-204
C-33 A
CAL-27
FaDu
BxPC-3
J Med Chem. 2021 Oct 14;64(19):14153-14164.
19
AS-0141: 優れた抗腫瘍効果
ヒト結腸直腸癌細胞株SW620を皮下移植したマウス担癌モデルに対するAS-0141の抗腫瘍効果
腫瘍の大きさ平均推移(n=10) 最終日の腫瘍重量
***
2.5
1500 ***
溶媒投与群
2.0
腫瘍の大きさ (mm3)
腫瘍重量 (g)
1000
1.5
1.0
500 AS-0141
*** 投与群②
0.5
*** AS-0141
投与群①
0
0 5 10 15 20 25 0.0
溶媒群 AS-0141 AS-0141
薬剤投与開始後の日数 投与群① 投与群②
***: p<0.001 ***: p<0.001
AS-0141投与群①: 60 mg/kg TID, 4d ON/2d OFF
AS-0141投与群②: 120 mg/kg QD
J Med Chem. 2021 Oct 14;64(19):14153-14164.
20
創薬支援事業の状況
創薬支援事業の売上は、通期計画に対する進捗率はやや低いものの、自社開発品の売上増で営業利益は順調に
推移。
米国では、ギリアド社とのライセンス契約に関連した売上が順調に継続し、前年比では減収だが計画を
上回って推移。
国内の売上は、キナーゼタンパク質製品が計画を上回って好調に推移するもプロファイリング、代理店
ビジネス(セルベースアッセイ受託、結晶化サービス)が計画を下回って推移。代理店ビジネスは自社
開発品との比較で利益率が低いため、営業利益への影響は限定的。
NanoBRETTMテクノロジーを用いた細胞評価の受託試験サービスは、前年同期比で大幅に売上が拡大。
新サービスのフルパネルアッセイ(192種類のキナーゼ)を投入し、さらなる拡大を目指す。
中国での売上は、新型コロナウィルスの影響で輸入通関が遅延したため、 一時的に9月~10月の売上が
減少。受注は順調であるため、代理店と連携して迅速な納品を目指す。
通期売上計画の達成に向けて
成長領域(米国新興バイオベンチャー)のさらなる受注増を目指す。
キナーゼ開発のノウハウを生かし、当社オリジナル特注タンパク質受注を強化する。
AI創薬企業のWetラボの役割を担うことでプロファイリングサービスの受注増を目指す。
21
2021年12月期第3四半期 連結経営成績の概況
2020年 2021年 2021年
(百万円) 第3四半期 第3四半期 前年同期比 通期計画 要因
実績 実績
• 国内売上が伸び悩み、通期計画に対する
△211 923
売上高 847 636 △24.9%
進捗率は計画をやや下回る
• 前年同期は導出に伴う契約一時金を受領
営業損益 △615 △1,169 △553 △1,811
経常損益 △625 △1,171 △546 △1,816
当期純損益 △649 △1,178 △528 △1,825
+368 1,981
研究開発費 941 1,310 +39.1%
• 臨床試験費用への投資
(注1) 百万円未満は切り捨てして表示しています。
(注2) 「営業損益」「経常損益」「当期純損益」はそれぞれ損失を計上しているため、前年同期増減率を表示していません。
(注3) 2021年12⽉期計画値は、2021年2⽉12⽇公表値です。
22
2021年12月期第3四半期 事業別業績の概況
2020年 2021年 2021年
(百万円) 第3四半期 第3四半期 前年比 通期計画 進捗率 要因
実績 実績
△211 923
連結売上高 847 636 △24.9%
69.0%
△158 923
国内売上が伸び悩み、通期計画に
創薬支援 794 636 △19.9%
69.0% 対する進捗率は計画をやや下回る
前年同期は導出に伴い契約一時金
創薬 53 ― △53 ― ― を受領
連結営業損益 △615 △1,169 △553 △1,811 ―
利益率の高いキナーゼタンパク質
△148 207
創薬支援 347 199 △42.7%
95.8% の売上増により、通期計画に対し
て高い進捗率
創薬 △963 △1,368 △404 △2,019 ― 臨床試験費用への投資
(注1) 百万円未満は切り捨てして表示しています。
(注2) 「営業損益」「経常損益」「当期純損益」はそれぞれ損失を計上しているため、前年同期増減率を表示していません。
(注3) 2021年12⽉期計画値は、2021年2⽉12⽇公表値です。
23
2021年12月期 第3四半期 創薬支援事業売上高推移
国内: 前年比26.8%減
創薬支援事業 地域別累計売上高推移(連結) • プロファイリングの減収を、利益率の高いキ
(百万円) ナーゼタンパク質がカバー。
• 代理店ビジネスの売り上げは鈍化するも、利益
900
794 率が低いため、営業利益に対する影響は少な
800 734 い。
49
700 81 54 636 その他 米国: 前年比22.4%減
600 64 46 • ギリアド社とのライセンス契約に関連した売上
欧州
62 が継続し、前年比では減収だが期初計画を上回
500 る。
499 北米
400 • NanoBRETの売上は前年比で大幅増。
404
387 国内 • 代理店ビジネス(セルベースアッセイ受託)が
300 計画を下回って推移。
200
欧州: 前年比13.6%増
100 184 191 139 • キナーゼタンパク質、プロファイリング、
0 NanoBRETTMサービスが好調。
2019年3Q 2020年3Q 2021年3Q その他: 前年比5.2%減
• 中国での受注は順調。
• 9月~10月は、一時的に中国輸入通関遅延によ
り、売上計上に影響。
24
バランスシートの状況(連結)
2021年12月期
(百万円) 2020年12月期 増減額 増減理由
第3四半期末
流 動 資 産 4,708 4,084 △624
現金及び預金 4,299 3,790 △508
固 定 資 産 127 127 +0
資 産 合 計 4,835 4,211 △624
流 動 負 債 727 584 △142
固 定 負 債 284 147 △136 長期借入金△105、社債△28
負 債 合 計 1,011 731 △279
純 資 産 合 計 3,824 3,479 △344 資本金及び資本剰余金+810, 利益剰余金△1,178
負債・純資産合計 4,835 4,211 △624
自 己 資 本 比 率 79.0% 82.4%
一株当たり純資産 308.0円 264.4円
PBR(株価純資産倍率) 3.9倍 4.2倍
(参考)当社株価 1,212円 1,099円 (注)当社株価:各期末終値
25
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性、完全性を保証するものではありません。
本資料は、投資家の皆様がいかなる目的に利用される場合においても、ご自身の判断と責任において利用されることを前提にご
提示させていただくものです。
カルナ《CARNA》は、ローマ神話に登場
する人間の健康を守る女神で、cardiac
(心臓)の語源とも言われています。バイ
オサイエンス《BIOSCIENCES》は、生物
科学と言われ、生物学(Biology)と生命 カルナバイオサイエンス株式会社
科学(Life Science)から、つくられた言
葉です。「生命科学の世紀」とも言われる
経営管理本部 経営企画部
21世紀の初めに、カルナバイオサイエン 〒650-0047
ス社とともに新しい女神“カルナ”が誕生し 兵庫県神戸市中央区港島南町1-5-5 BMA3F
ました。
https://www.carnabio.com/
ir-team@carnabio.com