4572 J-カルナバイオ 2021-02-15 10:00:00
2020年12月期 決算説明資料 [pdf]

                                               2020年12⽉期
                                                決算説明資料


                                           カルナバイオサイエンス株式会社



 証券コード︓4572
Carna Biosciences, Inc. All rights reserved.
カルナバイオサイエンスの⽬標


      21世紀に残されたアンメットメディカル
      ニーズに対応する画期的な新薬を⽣み出す
      創薬標的から新薬を研究開発し、継続的に創薬パイ
      プラインを創製可能な技術⼒




     ⾰新的な医薬品を次々に世に送り出す
     ことにより、⾶躍的な成⻑を⽬指す
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経営⽅針

<創薬事業>
 がん領域と免疫炎症領域を重点領域とした
  少数精鋭の研究体制                                              創薬
 ファーストインクラスとベストインクラス                                   ⽀援事業
  の両パイプラインの構築
 ⾃社での臨床試験によるパイプラインの価
  値最⼤化                                             創薬
                                                   事業

<創薬⽀援事業>                                                  ⾰新的
                                                         新薬の開発
 各製薬企業による新たなキナーゼ阻害薬創製の⽀援
 ⾃社創薬事業への投資資源の確保




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2020年12⽉期の総括

      当社として初めての臨床試験となるBTK阻害剤AS-0871の第I相臨床試
       験をオランダで開始
      BTK阻害剤AS-1763の前臨床試験の完了
      中国バイオノバ・ファーマシューティカルズとBTK阻害剤AS-1763の
       中華圏におけるライセンス契約を締結
      CDC7阻害剤AS-0141の全権利を再取得
      創薬⽀援事業で過去最⾼の売上⾼を達成


                 新型コロナウィルス感染症への対応
                 第1四半期の緊急事態宣⾔発令中は、全社で在宅勤務を取り⼊れ、接触機会を減らす
                  対策を取りました。また、創薬⽀援事業の製品・サービスの提供は、シフト制による出社など
                  の対策を取りながら、通常と同様に⾏いました。
                 現在は、デスクワークの社員を中⼼とした在宅勤務、時差通勤、マスクの着⽤など感染対
                  策を取りながら、通常と同様の製品・サービスの提供および研究開発活動を⾏っています。



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2020年の主要マイルストーンの進捗

<創薬事業>
  AS-0871︓フェーズIの開始(上期)                                    2020年8⽉に投与開始

  AS-1763︓IND申請(下期)                                  CTA申請書類が2020年末に完成し、2021
       年1⽉初旬に当局に提出済み

  少なくとも1テーマの前臨床段階へのステージアップ
                         2021年中の達成を⽬指す
  <創薬⽀援事業>
  10.3億円の売上達成                                    10.8億円と過去最⾼の売上を達成

  新製品の発売                                      19種類のタンパク質製品、アッセイキットに5種類の
       ターゲットを追加、プロファイリングに3種類のターゲットを追加

  NanoBRETのサービス拡⼤                                   北⽶・⽇本中⼼に順調に拡⼤
                                                                  IND︓⽶国における新薬臨床試験開始届
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                                               創薬事業



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創薬事業
2020年12⽉期のトピックス

    中国バイオノバ・ファーマシューティカルズとBTK阻害剤AS-1763の中華圏にお
     けるライセンス契約を締結(1Q)
    CDC7阻害剤AS-0141の開発・販売・製造に関する全権利をシエラ・オンコロ
     ジー社から再取得(2Q)
    BTK阻害剤の⽶国における特許登録(2Q)
    当社初のファースト・イン・ヒューマン(FIH︓ヒト初回投与)試験となるBTK阻
     害剤AS-0871の第I相臨床試験において被験者への投与を開始(3Q)




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豊富な創薬パイプライン
       <がん領域>
            化合物                      標的          対象疾患          探索・前臨床   臨床    開発パートナー

          AS-0141               CDC7/ASK          がん                            ⾃社

            低分⼦                    キナーゼ          がん免疫

          AS-1763                    BTK       ⾎液がん・がん免疫                     ⾃社/(中華圏のみ)

            低分⼦                     ALK5       ⾎液がん・がん免疫                        ⾃社

            低分⼦                     CDK1          がん                            ⾃社


       <がん以外の疾患領域>
            化合物                      標的          対象疾患          探索・前臨床   臨床    開発パートナー

            低分⼦                    キナーゼ         精神神経疾患

          AS-0871                    BTK        免疫炎症疾患                          ⾃社

            低分⼦                      N/A         マラリア                           ⾃社

            低分⼦                    STING       炎症性免疫疾患                          ⾃社



       *上記以外にも次世代パイプラインの構築を⽬的として探索研究を複数実施しています。

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BTK阻害薬
ブルトン型チロシンキナーゼ(BTK)
 B細胞やマクロファージにおいて、重要な役割をしているキナーゼ
 最初のBTK阻害薬イブルチニブの成功で⾮常に注⽬されている
 イブルチニブのピークセールス⾒込みは100億ドル以上
                                                                               B細胞     マクロファージ 肥満細胞
 上市済みのBTK阻害薬の売上                                                                               好塩基球

                                                                     2026年                           BTK
 発売                 製品名                   会社      主疾患    2019年
                                                                      予想                            阻害薬
                                         AbbVie
2013年           イブルチニブ                            ⾎液がん   56億ドル      107億ドル*1
                                          J&J                                           ⾎液がん
                                          Astra                                      リンパ性⽩⾎病など
2017年        アカラブルチニブ                             ⾎液がん   1.6億ドル*2
                                         Zeneca
                                                                                 アレルギー・⾃⼰免疫疾患
                                                                               リウマチ、慢性蕁⿇疹、全⾝性エリテマトー
2019年1⽉に、⾮共有結合型BTK阻害剤LOXO-305を含むキナーゼ阻害剤を有する
⽶Loxo Oncology社が、⽶Eli Lilly社に約80億ドル(当時約8,700億円)で買収され、                                    デスなど

2019年12⽉にも、⾮共有結合型BTK阻害剤ARQ531を開発中の⽶ArQule社が、⽶
Merck社に27億ドル(当時約2,900億円)で買収されたことから、⾮共有結合型BTK
阻害剤の市場価値は⾮常に⾼いと考えられます。

                                                                                     出所︓*1 Evaluate Pharma
                                                                                        *2 会社資料
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臨床開発中の⾮共有結合型
BTK阻害薬の主な競合薬

        ⾃⼰免疫疾患をターゲットとして開発中

                                  化合物              開発会社            開発段階

                             Fenebrutinib
                                               Roche / Genentech    P3
                             (GDC-0853)



        がんをターゲットとして開発中
                                  化合物              開発会社            開発段階

                             vecabrutinib
                                                    Sunesis         P1b
                              (SNS-062)

                                 ARQ531          Merck(ArQule)      P2


                               LOXO-305           Loxo / Lilly     P1/2




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AS‐0871:⾮共有結合型BTK阻害剤
                                               AS-0871︓炎症性免疫疾患を対象に開発

            低分⼦BTK阻害剤
                                                    関節炎モデルで⾼い治療効果
            ⾮共有結合型
                                                    全⾝性エリテマトーデスモデルで効果
            ⾼いキナーゼ選択性
                                                    2020年8⽉からフェーズ1試験を開始し、単回投与試験が完了
            経⼝投与可能


          オランダでのフェーズ1単回投与試験(経⼝)は新型コロナウイルス感染拡⼤の影響により延期されていま

              したが、2020年8⽉25⽇に投与を開始しました。

          臨床試験実施施設において新型コロナ感染拡⼤に関して万全な対策を講じながら慎重に試験を進め、全

              ての⽤量の投与が完了いたしました。

          2021年第1四半期に当該試験に関する最終結果が得られる予定です。

          2021年下半期から新製剤を⽤いたフェーズ1試験の反復投与⽤量漸増試験(MAD)パートを開始す

              る計画にしており、2022年上半期に同試験の終了を予定しています。



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AS‐0871:優れた安全性と薬効
    ⾮常に⾼いキナーゼ選択性

                                                               コラーゲン誘発関節炎マウスモデル
                                 イブルチニブ
                                                                における⾼い治療効果




                                     AS-0871




  279 キナーゼ

    アレルギー反応の抑制




                        溶媒                     AS-0871




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                                                         12
AS‐0871:FIH試験

          Step 1
                                               Step 2
          単回投与⽤量漸増試験 (SAD)
                                                               反復投与⽤量漸増試験
          •     7⽤量を予定(8例/群)                                      (MAD)へ
          •     各⽤量︓実薬6例、プラセボ2例
          •     安全性,忍容性の評価
                                               •   ⾷事の影響
          •     薬物動態および薬⼒学的評価




                                                    全ての⽤量で安全性および忍容性を確認
                                                    薬物動態も良好
                                                    薬⼒学的評価として実施したB細胞および好塩基球の活
                                                    性化も100mg以上の⽤量で強⼒に阻害
                                                    最終結果の確定後、その試験結果を基に、反復投与⽤
                                                    量漸増試験(MAD)パートを計画
                                                    MAD試験は新製剤を⽤いる予定




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AS‐1763:⾮共有結合型BTK阻害剤

                                               AS-1763︓⾎液がんを対象に開発

                                                   BTK野⽣型およびC481S変異型細胞株を使ったリンパ腫
              低分⼦化合物
                                                    モデルで強⼒な抗腫瘍効果
              ⾮共有結合型
                                                   がん免疫モデルにおいても効果を発揮
              ⾼いキナーゼ選択性
                                                   ⾃⼰免疫疾患にも適⽤拡⼤可能
              イブルチニブ耐性BTK(C481S変
                                                   CTA申請書類を当局に提出済み(2021年1⽉)
                  異体)にも強い阻害活性を⽰す
                                                   中華圏の権利をライセンスしたバイオノバ社による中
              経⼝投与可能
                                                    国で治験データを活⽤し、臨床試験を加速予定

             フェーズ1実施に必要なすべてのGLP試験が終了いたしました。
             オランダでの治験実施に変更したことからCTAに変更。申請書類は2020年末に完成し、2021年1⽉初
                 旬に当局に提出済み
             2021年上期中に健康成⼈を対象とした第I相臨床試験を開始する計画です。




                                                              CTA︓欧州における臨床試験許認可申請
Carna Biosciences, Inc. All rights reserved.                  GLP︓医薬品の安全性に関する⾮臨床試験の実施基準
                                                       14
AS-1763:優れた安全性と薬効

    ⾮常に⾼いキナーゼ選択性



                                                     ⾎液がんモデルにおける⾼い抗腫瘍効果

                                                                 薬物⾮投与群




                                                    腫瘍サイズ(mm3)
    BTK変異体に対しても⾼活性


                                                                     投与⽇数
                                                                            *** P<0.0001




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                                               15
AS‐0141: CDC7阻害剤
                                               AS-0141︓がんを対象に開発
            低分⼦CDC7阻害剤                           様々ながん種のがん細胞の増殖を強く阻害
            ⾼いキナーゼ選択性                            各種ヒト腫瘍移植動物モデルにおいて優れた抗腫瘍効果
            ファーストインクラスの可能性                       ⽶国におけるIND申請完了
                                                  ⽇本国内での治験を準備中(2021年上半期)


           当社は、2016年にシエラ・オンコロジー社(カナダ)にAS-0141の開発権をライセンスしましたが、 シエ
                ラ社が同社のmomelotinibのフェーズ3試験に経営資源を集中的に投資する決定をしたため、2020
                年6⽉に開発・販売・製造に関する全権利を再取得しました。
           シエラ社が実施したすべての前臨床試験データおよび原薬、治験薬等の移管がほぼ完了しました。
           ⽶国での新型コロナウィルス感染状況を考慮し、⽇本での治験実施を準備中です。
           先⾏品の臨床試験成績および科学的エビデンスに基づき、より成功確度の⾼い新たな開発戦略を策定
                し、現在、2021年上期中に⽇本国内で臨床試験を開始する準備を進めています。



                                                                   IND︓⽶国における新薬臨床試験開始届


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                                                      16
AS‐0141: CDC7阻害剤について
     CDC7キナーゼ阻害剤
    CDC7 (cell division cycle 7) は、セリン/スレオニンキナーゼの1種であり、細胞周期において染⾊体複製開始の
    制御に重要な役割をしています。がん細胞では、細胞周期の制御に異常をきたしているため、CDC7を阻害すると、不
    完全なDNA複製が引き⾦となって、染⾊体の不安定化を引き起こし、がん細胞に細胞死を誘導します。⼀⽅で、正常
    細胞は、細胞周期の制御が正常であるため、CDC7活性が阻害されても細胞は死ぬことはなく、この点からCDC7阻害
    剤は⾮常に副作⽤の少ない新しい治療薬になると期待されています。近年、様々ながんでCDC7が過剰発現しているこ
    とが報告されており、CDC7阻害剤は、がんの新しい治療薬として期待が寄せられています。
                      <正常細胞>


                                          G1                                       G1                AS-0141
                        M                      CDC7                  M
                                                                                        CDC7
                                                      AS-0141                                          細胞周期の停止
                                                                                          細胞周期
                                                                                          チェックポイント                生存


                                           S                                        S
                            G2                                           G2


                      <がん細胞>

                                                                異常なM 期
                                          G1                    に進行                G1                AS-0141
                        M                      CDC7                  M
                                                                                        CDC7
                                                      AS-0141                                            アポトーシス
                                                                                          細胞周期
                                                                                          チェックポイント                細胞死

                                                                                        異常なS期
                                           S                                        S   に進行
                            G2                                           G2


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                                                                              17
                                      創薬⽀援事業



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                                               18
創薬⽀援事業
2020年12⽉期のトピックス

          コロナ禍にも関わらず創薬⽀援事業として、過去最⾼の1,080百万円の売上⾼
           を達成
             ⽇本︓前期⽐7.2%増
             北⽶︓前期⽐3.8%増

          新規サービスの好調な⽴ち上がり
            プロメガ社のNanoBRETTMテクノロジーを⽤いた細胞評価の受託試
             験サービスが前期から2.3倍となる46百万円に拡⼤

            従来製品のラインナップ拡充
              当社のみが販売中のビオチン化タンパク質製品︓14個の新製品を発売
              需要の⾼い変異体キナーゼタンパク質製品︓5個の新製品を発売
              アッセイキット︓5製品を追加
              プロファイリングパネルの拡張︓3つの新規アッセイがパネルに追加




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                                               19
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                                               20
2020年12⽉期
連結経営成績の概況



                         2019年                 2020年              2020年
(百万円)                                                   前年⽐
                                                                                2020年
                          実績                    実績                期初計画        12/8修正計画

                                                                                         ・創薬⽀援事業は過去最⾼の売上を達成
                                                        △2,074                           ・バイオノバ社から契約⼀時⾦を受領
売上⾼                         3,207               1,133   △64.7%
                                                                      1,036     1,103    ・⽶ギリアド社からう契約⼀時⾦21億円を受
                                                                                         領した前年同期との⽐較では減収

                                                                                         ・研究開発費への投資
営業損益                           977         △1,057       △2,034   △1,779       △1,190     ・前年⽐で契約⼀時⾦収⼊が減少


経常損益                           957         △1,077       △2,034   △1,794       △1,202

当期損益                           828         △1,111       △1,939   △1,822       △1,229

                                                          +192
研究開発費                       1,281               1,474   +15.0%
                                                                      2,040     1,572    ・前臨床試験・臨床試験費⽤への投資



(注1) 百万円未満は切り捨てして表⽰しています。
(注2) 「営業損益」「経常損益」「当期損益」の対前年同期増減率は、当期にそれぞれ損失を計上しているため数値を表⽰していません。




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                                                                 21
2020年12⽉期
事業別業績の概況

                              2019年            2020年               2020年
   (百万円)                                                前年⽐
                                                                                 2020年
                               実績               実績                 期初計画        12/8修正計画


                                                        △2,074
 連結売上⾼                           3,207          1,133   △64.7%
                                                                    1,036        1,103

                                                          +0.8
         創薬⽀援                    1,079          1,080    +0.1%
                                                                    1,036        1,050    ⽶国、国内で伸⻑

                                                                                          導出に伴いバイオノバ社から契約⼀
                                                        △2,074
                創薬               2,128            53    △97.5%
                                                                           ー        53    時⾦を受領。前年同期はギリアド社
                                                                                          から契約⼀時⾦を21億円を受領


 連結営業損益                              977       △1,057   △2,034     △1,779      △1,190

                                                           +58                            ⾃社製品・サービスの売上増により利
         創薬⽀援                        400         458    +14.5%
                                                                      375          416    益率が改善

                                                                                          前臨床試験・臨床試験費⽤への投
                創薬                   577       △1,515   △2,093     △2,155      △1,607     資


(注1) 百万円未満は切り捨てして表⽰しています。
(注2) 「連結営業損益」の対前年同期増減率は、当期に損失を計上しているため数値を表⽰していません。




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                                                              22
2020年12⽉期
創薬⽀援事業売上⾼推移


              創薬⽀援事業 地域別売上⾼推移(連結)
(百万円)                                                                             国内︓ 前年⽐7.2%増
    1,200
                                           1,079             1,080                顧客が在宅勤務を⾏っていた影響で、研
                                                       99                         究所で利⽤されるキナーゼタンパク質は
                                                                     73 
    1,000
                                                              70                  減収でしたが、プロファイリングや
                                                86                                NanoBRETなど受託サービスは好調で、
                                                                                  前年⽐増収を達成。
       800
                       704                                                 その他
                                 71                                               ⽶国︓ 前年⽐3.8%増
       600                                                    658                 顧客の研究所閉鎖などの影響は⼀部あ
                         94                     634                        欧州
                                                                                  りましたが、ギリアド向け売上、新興バイオ
                                                                                  ベンチャー向け中⼼に売上を伸ばし、前
       400              249                                                北⽶
                                                                                  年⽐増収を達成。
                                                                           国内     欧州︓ 前年⽐18.5%減
       200
                        288                     259           277                 メガファーマからのプロファイリング受注など
                                                                                  が寄与したものの、売上構成⽐の⾼いキ
          0                                                                       ナーゼタンパク質が減収となりました。
                     2018年                 2019年             2020年
                                                                                  その他︓ 前年⽐26.1%減
                                                                                  中国向けはQ3までは感染拡⼤の影響が
                                                                                  みられたものの、11⽉以降前年同期で
                                                                                  増収となり、回復傾向。
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                                                                           23
バランスシートの状況(連結)
                                                                                                    (単位︓百万円)

                                     2019年12⽉期          2020年12⽉期        増減額                増減理由

      流       動       資       産                 5,274       4,708          △566
            現⾦及び預⾦                              4,915       4,299          △615
      固       定       資       産                  101          127           +25

      資       産       合       計                 5,376       4,835          △541
                                                                                  1年内返済⻑期借⼊⾦△109、未払⾦+67、前受収益
      流       動       負       債                 1,055         727          △327   △141、未払法⼈税等△120

      固       定       負       債                  467          284          △183   ⻑期借⼊⾦△161、社債△28

      負       債       合       計                 1,523       1,011          △511
                                                                                  新株予約権の⾏使による資本⾦・資本剰余⾦の増加+
      純 資 産 合 計                                 3,853       3,824           △29   1,034、当期純損失の計上△1,111

      負債・純資産合計                                  5,376       4,835          △541

      ⾃ ⼰ 資 本 ⽐ 率                              71.5%        79.0%
      ⼀株当たり純資産                                 329.8円      308.0円
      PBR(株価純資産倍率)                              6.4倍         3.9倍
      (参考)当社株価                                 2,123円      1,212円
                                                                         (注)当社株価はJASDAQグロース年末終値。

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                                                                    24
資⾦調達
                           創薬ビジョン2030の実現に向けて
                     画期的な薬を持続的に⽣み出すリーディング「創薬」企業へ

     資⾦調達の⽬的
     財務基盤を強化し、研究開発を加速させることで事業価値最⼤化を⽬指すため、以下
     の費⽤に充当します。
      BTK阻害剤(AS-0871およびAS-1763)の前臨床試験費⽤および臨床試験費⽤⇒AS-0871およ
          びAS-1763の前臨床試験が終了し、AS-0871の臨床試験を開始しました。
      今後前臨床試験段階に進むその他の開発化合物の前臨床試験費⽤
      新規パイプラインの創製および導⼊の費⽤

      第18回新株予約権の⾏使状況

                         回号                          ⾏使状況(2021年1⽉末まで)

                                               累計⾏使株式数 1,195,000株(発⾏総数の73.5%)
             第18回新株予約権
                                               累計⾏使価額    2,173百万円
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                                                         25
                                               2021年の事業計画




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                                                   26
2021年の主要マイルストーン

      <創薬事業>
     AS-0871︓フェーズIのMADパート開始(下期)

     AS-1763︓フェーズIの開始(上期)

     AS-0141︓フェーズIの開始(上期)

     少なくとも1テーマの前臨床段階へのステージアップ
                                                    MAD︓反復投与⽤量漸増試験

      <創薬⽀援事業>
    9.2億円の売上達成

    新製品の発売

    NanoBRETのサービス拡⼤

    創薬基盤技術を駆使したコラボレーション型の提案営業の推進
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                                               27
創薬ビジョン2030
         ⾃社創薬                          創薬⼒     パイプライン価値      持続的な利益
         研究開始                         の具現化       の最⼤化          の創出
                                                                                 画期的な薬を
     2010〜2015                     2016〜2020   2021〜2025      2026〜2030          持続的に⽣み出す
   • 社内研究体制の                     • 複数パイプラインの   • ⾃社臨床試験で     • 複数パイプラインに         リーディング「創薬」
     構築                            導出            のヒトPOC        よるマイルストーン、        企業へ
   • 創薬パイプラインの                   • ⾃社臨床試験の     • マイルストーン収⼊     ロイヤリティ収⼊
     構築                            開始            による経営の安定
                                                 化



      <2021年 開発計画>                                    <収⼊>
           AS-0871                                     ⼤⽇本住友製薬, Gilead、BioNovaからのマイル
                     Ph1 MADパート (2H2021)                ストーン収⼊、ロイヤリティ収⼊
           AS-1763                                        マイルストーン収⼊⾒込み(総額 最⼤で約790億円)
                     Ph1 (1H2021)                                      +
                                                                上市後の売上⾼に応じたロイヤリティ
           AS-0141
                     Ph1 (1H2021)                      新たな導出に伴う収⼊

                                                                          ヒトPOC︓新薬候補物質の有効性や安全性がヒ
                                                                          トで確認されること。
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                                                      28
⼤きな⾶躍へ向けて
    当社が築いてきたキナーゼ創薬基盤技術を活⽤し、病に苦しむ全世界
    の患者さんに貢献できる⾰新的医薬品の研究開発を進めています
                                                                               臨床試験の開始
                                               創薬研究パイプラインの構築

                                               キナーゼ創薬基盤技術の拡張



              J&J社へ          シエラ社へ ⼤⽇本住友                  ギリアド社へ        バイオノバ社へ
              ライセンス          ライセンス  製薬との                   ライセンス         ライセンス
               アウト            アウト  共同創薬                     アウト           アウト

     2010        2015          2016            2018    2019   2019    2020 2020     2021   2021
                                                                                                    臨床ステージの会社とし
                                                                                                    て、⼤きくバリューアップ
 創薬研究部                                                ⽶国臨床           AS-0871      AS-1763 AS-0141
  の創設                                                 開発拠点             FIH          FIH     FIH



        3つのパイプライン(AS-0871、AS-1763およびAS-0141)の臨床試験の実施
        臨床開発体制のさらなる強化
        新規ステージアップによる開発パイプラインの拡充
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                                                                        29
2021年12⽉期 連結業績計画
        (百万円)        2020年     2021年
                                            前年⽐
                      実績        計画
                                                  △210
       売上⾼             1,133       923          -18.5%
                                                  △157   新型コロナウィルス感染拡⼤の影響を考
           創薬⽀援        1,080       923          -14.6%   慮
                                                         収⼊獲得の時期、⾦額を予想することは
              創薬          53           -          △53
                                                         困難なため計画に含めず

       営業損益          △1,057    △1,811            △754

                                                  △250
           創薬⽀援          458       207          -54.7%

              創薬     △1,515    △2,019            △503    研究開発費への投資


       経常損益          △1,077    △1,816            △739


       当期損益          △1,111    △1,825            △714

                                              +507
       研究開発費           1,474     1,981      +34.4%
                                                         臨床試験費⽤

                                                         研究開発⽤機器、情報システム機器の
       設備投資               68        21            △47
                                                         新設、更新
           (注1) 百万円未満は切り捨てして表⽰しています。
           (注2)「営業損益」「経常損益」「当期損益」の対前年同期増減率は、それぞれ損失を計上する計画のため数値を表⽰していません。
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                                           30
創薬⽀援事業 連結売上⾼計画

                                           2019年        2020年     2021年
     (単位︓百万円)                                                                (百万円)           創薬⽀援事業
                                            実績           実績        計画                        地域別売上計画
                                                                              1200
     創薬⽀援事業                                     1,079     1,080        923    1100   1,079     1,080
                                                                                      99        73
                                                                              1000
        タンパク質販売                                   385       276        291                      70       923
                                                                                      86
                                                                              900                        80
                                                                                                                 その他
        アッセイ開発                                    310       433        183    800                        80
                                                                              700
        プロファイリング・スク                                                           600              658
                                                                                                                 欧州
                                                  252       230        218            634
        リーニング                                                                 500                        489
                                                                                                                 北⽶
                                                                              400
        セルベースアッセイ関連                                19        46        136
                                                                              300
        セルベースアッセイ関連                                                                                              国内
                                                   78        67         73    200
        (仕⼊品⽬)                                                                100
                                                                                      259      277       273

        その他                                        32        23         19      0
                                                                                     2019年    2020年    2021年計画

    為 替 レ ー ト ( U S $ ) :                  109.30円      106.77円   105円        2021年度もギリアド社向け売上が寄与する⾒込み
                                                                               ですが、新型コロナウィルスの影響が不透明であるこ
    海 外 売 上 ⽐ 率 :                              76.0%    74.3%     70.4%        とを考慮に⼊れた計画となっています。
                                                                              タンパク質新製品、NanoBRETなどの新サービスの
                                                                               受注拡⼤、既存顧客との関係強化、新規顧客開
(注)︓実績為替レートは期中平均レートを表⽰しております。
                                                                               拓を継続していきます。

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                                                                  31
創薬⽀援事業 売上⾼・営業利益推移

 売上⾼                                                                                          営業利益
(百万円)                                                                                        (百万円)
   1100                                                                                            1100

                          売上⾼(左軸)              営業利益(右軸)                                            1000
   1000
                                                                                                   900

     900
                                                                                                   800


     800                                                                                           700

                                                                                                   600
     700
                                                                                                   500

     600                                                                                           400

                                                                                                   300
     500

                                                                                                   200
     400
                                                                                                   100

     300                                                                                           0
             2008年 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年 2019年 2020年 2021年
                                                                                           計画

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                                                          32
          今後とも⼀層のご指導とご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。


                                                                           カルナバイオサイエンス株式会社
                                               カルナ《CARNA》は、ローマ神話に登場する⼈間
                                               の健康を守る⼥神で、cardiac(⼼臓)の語源    経営管理本部 経営企画部
                                               とも⾔われています。バイオサイエンス
                                               《BIOSCIENCES》は、⽣物科学と⾔われ、⽣
                                                                           〒650-0047
                                               物学(Biology)と⽣命科学(Life       兵庫県神⼾市中央区港島南町1-5-5 BMA3F
                                               Science)から、つくられた⾔葉です。「⽣命科
                                               学の世紀」とも⾔われる21世紀の初めに、カルナ     https://www.carnabio.com/
                                               バイオサイエンス社とともに新しい⼥神“カルナ”が
                                               誕⽣しました
                                                                           ir-team@carnabio.com




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       はありません。
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