4572 J-カルナバイオ 2020-11-09 15:30:00
2020年12月期第3四半期 決算説明資料 [pdf]

                                2020年12⽉期
                              第3四半期決算説明資料


                                           カルナバイオサイエンス株式会社



 証券コード︓4572
Carna Biosciences, Inc. All rights reserved.
第3四半期のトピックス
      <創薬事業>
       当社初のファースト・イン・ヒューマン(FIH︓ヒト初回投与)試験を開始
       BTK阻害剤AS-0871の第I相臨床試験において被験者への投与を開始しました。(8⽉)

                          クリニカル・ステージ・カンパニーとして、さらにバリューアップを⽬指しま
                          す。
      <創薬⽀援事業>
        第3四半期までの売上は、2020年の通期計画に対して順調に進捗(進捗率
             76%)
        コロナ渦の影響を受けつつも、様々な施策により影響を最⼩限にとどめることがで
             きました。

                新型コロナウィルス感染症への対応
                緊急事態宣⾔発令中は、全社で在宅勤務を取り⼊れ、接触機会を減らす対策を取りま
                 した。また、創薬⽀援事業の製品・サービスの提供は、シフト制による出社などの対策を取
                 りながら、通常と同様に⾏いました。
                現在は、時差通勤、マスクの着⽤、⼀部社員の在宅勤務など感染対策を取りながら、通
                 常と同様の製品・サービスの提供および研究開発活動を⾏っています。

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                           2020年12⽉期第3四半期
                                業績概要




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2020年12⽉期 第3四半期
連結経営成績の概況

                             2019年             2020年
   (百万円)                                                         2020年
                            第3四半期              第3四半期   前年同期⽐                       要因
                                                                 通期計画
                              実績                 実績
                                                                          ・創薬⽀援事業が⽶国で伸⻑
                                                        △2,014            ・Q1に導出に伴う契約⼀時⾦を受領
   売上⾼                            2,862          847    △70.4%
                                                                  1,036   ・⽶ギリアド社から契約⼀時⾦21億円を受
                                                                          領した前年同期との⽐較では減収

                                                                          ・研究開発への投資
   営業損益                           1,357         △615    △1,972   △1,779   ・前年⽐で契約⼀時⾦収⼊が減少


   経常損益                           1,346         △625    △1,971   △1,794

   当期純損益                          1,113         △649    △1,762   △1,822

                                                          +128
   研究開発費                             813         941    +15.8%
                                                                  2,040   ・前臨床試験・臨床試験費⽤への投資



 (注1) 百万円未満は切り捨てして表⽰しています。
 (注2) 「営業損益」「経常損益」「当期純損益」はそれぞれ損失を計上しているため、前年同期増減率を表⽰していません。
 (注3) 2020年12⽉期計画値は、2020年2⽉7⽇公表値です。




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2020年12⽉期 第3四半期
事業別業績の概況

                             2019年             2020年
    (百万円)                                                        2020年
                            第3四半期              第3四半期   前年⽐                進捗率             要因
                                                                 通期計画
                              実績                 実績
                                                       △2,014
 連結売上⾼                           2,862           847   △70.4%
                                                                  1,036   81.8%

                                                          +60
         創薬⽀援                       734          794    +8.2%
                                                                  1,036   76.7%   ⽶国で伸⻑

                                                                                  導出に伴いバイオノバ社から契約⼀時
                                                       △2,074
                創薬               2,128            53   △97.5%
                                                                     ―       ―    ⾦を受領。前年同期はギリアド社から契
                                                                                  約⼀時⾦21億円を受領。


 連結営業損益                          1,357          △615   △1,972    △1,779      ―

                                                          +90                     ⾃社製品・サービスの売上増により利益
         創薬⽀援                       257          347    35.2%
                                                                    375   92.5%   率が改善


                創薬               1,099          △963   △2,063    △2,155      ―    前臨床試験・臨床試験費⽤への投資


 (注1) 百万円未満は切り捨てして表⽰しています。
 (注2) 「営業損益」「経常損益」「当期純損益」はそれぞれ損失を計上しているため、対前年同期増減率および対通期計画⽐進捗率を表⽰していません。
 (注3) 2020年12⽉期計画値は、2020年2⽉7⽇公表値です。



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2020年12⽉期 第3四半期
創薬⽀援事業売上⾼推移


             創薬⽀援事業 地域別累計売上⾼推移(連結)
                                                                   国内︓ 前年⽐3.6%増
(百万円)
 900                                                               プロファイリング受託、NanoBRETアッセ
                                                    794            イサービスが好調。
 800                                       734      49             ⽶国︓ 前年⽐23.6%増
 700                                        81      54      その他
                                                                   ギリアド社とのライセンス契約に関連した
 600                                        64                     売上が寄与して伸⻑。新興バイオベン
                   536                                      欧州
 500               53                                              チャー向けも好調。
                   78                               499     北⽶
 400                                                               欧州︓ 前年⽐15.3%減
                                           404 
                  175                                       国内     キナーゼタンパク質、アッセイ開発が減収。
 300
 200                                                               その他︓ 前年⽐39.0%減
                  229                                              ⾮常に好調だった昨年度の反動もあり、
 100                                       184      191            上期に引き続き中国向けが低調。
   0
              2018年3Q                  2019年3Q    2020年3Q




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                                                            6
バランスシートの状況(連結)
                                                                                                   (単位︓百万円)
                                                        2020年12⽉期
                                     2019年12⽉期                          増減額                増減理由
                                                         第3四半期末

      流       動       資       産                 5,274       5,113         △161
            現⾦及び預⾦                              4,915       4,749         △165
      固       定       資       産                  101          114          +12

      資       産       合       計                 5,376       5,227         △148

      流       動       負       債                 1,055         624         △430   未払法⼈税等△120、未払⾦△126


      固       定       負       債                  467          313         △154   ⻑期借⼊⾦△126、社債△28

      負       債       合       計                 1,523         938         △585
                                                                                 新株予約権の⾏使による資本⾦・資本剰余⾦の増加+
      純 資 産 合 計                                 3,853       4,289         +436   1,097、当期純損失の計上△649

      負債・純資産合計                                  5,376       5,227         △148

      ⾃ ⼰ 資 本 ⽐ 率                              71.5%        82.0%
      ⼀株当たり純資産                                 329.8円      345.6円
      PBR(株価純資産倍率)                              6.4倍         4.3倍
      (参考)当社株価                                 2,123円      1,500円
                                                                        (注)当社株価:各期末終値

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                                                                    7
資⾦調達
                           創薬ビジョン2030の実現に向けて
                     画期的な薬を持続的に⽣み出すリーディング「創薬」企業へ

     資⾦調達の⽬的
     財務基盤を強化し、研究開発を加速させることで事業価値最⼤化を⽬指すため、以下の費⽤に充
     当します。
      BTK阻害剤(AS-0871およびAS-1763)の前臨床試験費⽤および臨床試験費⽤
      今後前臨床試験段階に進むその他の開発化合物の前臨床試験費⽤
      新規パイプラインの創製および導⼊の費⽤

      資⾦調達の状況
                             回号                      ⾏使状況(2020年10⽉末まで)
                                               累計⾏使株式数 1,195,000株(発⾏総数の73.5%)
                  第18回新株予約権
                                               ⾏使による調達額    2,173百万円


      2020年9⽉末の現⾦及び預⾦は4,749百万円であり、研究開発を計画どおり進めるための⼗
       分な資⾦を保有しています。



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                                                       8
                                               創薬事業



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                                                9
豊富な創薬パイプライン
       <がん領域>
            化合物                      標的          対象疾患           探索・前臨床   臨床    開発パートナー

          AS-0141               CDC7/ASK          がん                             ⾃社

            低分⼦                    キナーゼ          がん免疫

          AS-1763                    BTK       ⾎液がん・がん免疫                      ⾃社/(中華圏のみ)

            低分⼦                 Wnt-signal      がん、がん免疫                          ⾃社

            低分⼦              TGFβ signaling    ⾎液がん・がん免疫                         ⾃社

            低分⼦                     CDK1          がん                             ⾃社



       <がん以外の疾患領域>
            化合物                      標的          対象疾患           探索・前臨床   臨床    開発パートナー

            低分⼦                    キナーゼ         精神神経疾患

          AS-0871                    BTK        免疫炎症疾患                           ⾃社

            低分⼦                      N/A         マラリア                            ⾃社

            低分⼦                    STING       炎症性免疫疾患                           ⾃社


       *上記以外にも次世代パイプラインの構築を⽬的として探索研究を複数実施しています。

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                                                           10
AS‐0141: CDC7阻害剤
                                               AS-0141︓がんを対象に開発
            低分⼦CDC7阻害剤                           様々な種類のがん細胞の増殖を強く阻害
            ⾼いキナーゼ選択性                            各種ヒト腫瘍移植動物モデルにおいて優れた抗腫瘍効果
            ファーストインクラスの可能性                       ⽶国におけるIND申請完了
                                                  ⽇本国内での治験を準備中(2021年上半期)


               当社は、2016年にシエラ・オンコロジー社(カナダ)にAS-0141の開発権をライセンスしましたが、 シエ
                    ラ社が同社のmomelotinibのフェーズ3試験に経営資源を集中的に投資する決定をしたため、2020
                    年6⽉に開発・販売・製造に関する全権利を再取得しました。
               シエラ社が実施したすべての前臨床試験データおよび原薬、治験薬等の移管がほぼ完了しました。
               ⽶国での新型コロナウィルス感染状況を考慮し、⽇本での治験実施を準備中です。
               先⾏品の臨床試験成績および科学的エビデンスに基づき、より成功確度の⾼い新たな開発戦略を策定
                    しています。




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                                                      11
AS‐0141: CDC7阻害剤について
     CDC7キナーゼ阻害剤
    CDC7 (cell division cycle 7) は、セリン/スレオニンキナーゼの1種であり、細胞周期において染⾊体複製開始の
    制御に重要な役割をしています。がん細胞では、細胞周期の制御に異常をきたしているため、CDC7を阻害すると、不
    完全なDNA複製が引き⾦となって、染⾊体の不安定化を引き起こし、がん細胞に細胞死を誘導します。⼀⽅で、正常
    細胞は、細胞周期の制御が正常であるため、CDC7活性が阻害されても細胞は死ぬことはなく、この点からCDC7阻害
    剤は⾮常に副作⽤の少ない新しい治療薬になると期待されています。近年、様々ながんでCDC7が過剰発現しているこ
    とが報告されており、CDC7阻害剤は、がんの新しい治療薬として期待が寄せられています。
                      <正常細胞>


                                          G1                                       G1                AS-0141
                        M                      CDC7                  M
                                                                                        CDC7
                                                      AS-0141                                          細胞周期の停止
                                                                                          細胞周期
                                                                                          チェックポイント                生存


                                           S                                        S
                            G2                                           G2


                      <がん細胞>

                                                                異常なM 期
                                          G1                    に進行                G1                AS-0141
                        M                      CDC7                  M
                                                                                        CDC7
                                                      AS-0141                                            アポトーシス
                                                                                          細胞周期
                                                                                          チェックポイント                細胞死

                                                                                        異常なS期
                                           S                                        S   に進行
                            G2                                           G2


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                                                                              12
AS‐0871:⾮共有結合型BTK阻害剤
                                               AS-0871︓炎症性免疫疾患を対象に開発

            低分⼦BTK阻害剤
                                                     関節炎モデルで⾼い治療効果
            ⾮共有結合型
                                                     全⾝性エリテマトーデスモデルで効果
            ⾼いキナーゼ選択性
                                                     2020年8⽉からフェーズ1試験開始
            経⼝投与可能

         オランダでのフェーズ1単回投与試験(経⼝)は新型コロナウイルス感染拡⼤の影響により延期されていま
              したが、2020年8⽉25⽇に投与を開始いたしました。
         現在のところ、安全性に問題なく、順調に⽤量を漸増しております。
         臨床試験実施施設において新型コロナ感染拡⼤に関して万全な対策を講じながら慎重に試験を進めてま
              いります。


                Step 1
                                                         Step 2
                単回投与⽤量漸増試験 (SAD)
                                                                           反復投与⽤量漸増試験
                •     7⽤量を予定(8例/群)                                            (MAD)へ
                •     各⽤量︓実薬6例、プラセボ2例
                •     安全性,忍容性の評価
                                                         •    ⾷事の影響
                •     薬物動態および薬⼒学的評価


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                                                             13
AS‐0871:優れた安全性と薬効
    ⾮常に⾼いキナーゼ選択性

                                                               コラーゲン誘発関節炎マウスモデル
                                 イブルチニブ
                                                                における⾼い治療効果




                                     AS-0871




  279 キナーゼ

    アレルギー反応の抑制




                        溶媒                     AS-0871




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                                                         14
AS‐1763:⾮共有結合型BTK阻害剤

                                               AS-1763︓⾎液がんを対象に開発

              低分⼦化合物
                                                   BTK野⽣型およびC481S変異型細胞株を使ったリンパ腫
              ⾮共有結合型
                                                    モデルで強⼒な抗腫瘍効果
              ⾼いキナーゼ選択性
                                                   がん免疫モデルにおいても効果を発揮
              イブルチニブ耐性BTK(C481S変
                                                   ⾃⼰免疫疾患にも適⽤拡⼤可能
                  異体)にも強い阻害活性を⽰す
                                                   2020年のCTA申請に向けて準備中
              経⼝投与可能


            フェーズ1実施に必要なGLP毒性試験が終了いたしました。
            治験に⽤いるGMP製剤の準備を進めています。
            2020年中のCTA(欧州における臨床試験許認可申請)を⽬指し、必要⽂書の作成を⾏っています。
            中華圏における開発・商業化の権利をライセンスしたバイオノバ・ファーマシューティカルズによる中国で治験
                データを活⽤し、グローバルでの臨床試験を加速します。


                                                               CTA︓欧州における臨床試験許認可申請
                                                               GLP︓医薬品の安全性に関する⾮臨床試験の実施基準
                                                               GMP︓医薬品等の製造管理及び品質管理の基準

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                                                       15
AS‐1763:優れた安全性と薬効
    ⾮常に⾼いキナーゼ選択性



                                                     ⾎液がんモデルにおける⾼い抗腫瘍効果

                                                                 薬物⾮投与群




                                                    腫瘍サイズ(mm3)
    BTK変異体に対しても⾼活性


                                                                     投与⽇数
                                                                            *** P<0.0001




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                                               16
⼤きな⾶躍へ向けて
    当社が築いてきたキナーゼ創薬基盤技術を活⽤し、病に苦しむ全世界
    の患者さんに貢献できる⾰新的医薬品の研究開発を進めています
                                                                            臨床試験の開始
                                               創薬研究パイプラインの構築

                                                創薬基盤技術の拡張



                J&J社へ          シエラ社へ           ⼤⽇本住友   ギリアド社へ    バイオノバ社へ
                ライセンス          ライセンス            製薬との    ライセンス     ライセンス
                 アウト            アウト            共同創薬      アウト       アウト

     2010          2015          2016           2018   2019          2020      2021
                                                                                        臨床ステージの会社とし
                                                                                        て、⼤きくバリューアップ
 創薬研究部                                                 ⽶国臨床     AS-0871       AS-0141
  の創設                                                  開発拠点     第I相試験           FIH
                                                                              AS-1763
                                                                                FIH
 ブロックバスターの可能性があるBTK阻害剤AS-0871およびAS-1763、CDC7阻害剤AS-0141
   の前臨床・臨床試験を加速するために先⾏投資の実施
 複数パイプラインの臨床試験を進めるための体制強化

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                                                                17
当社の研究開発技術⼒

  創薬事業
   ゼロから医薬品化合物を創製できる⾼い技術⼒
   複数パイプラインの製薬企業への導出実績による創薬
        ⼒の裏付け
   グローバルファーマ出⾝者を含む製薬企業経験者による
        少数精鋭の研究部隊




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                                               18
アカデミアとのコラボレーション
                        ⽇本のアカデミアが保有する               •   創薬シーズ
                        世界トップレベルの基礎研究⼒              •   創薬技術
                                                    •   アンメット・メディカル・ニーズ
                                                    •   疾患メカニズム解明
                                                    •   バイオマーカー
                 カルナバイオサイエンスの⾼い創薬⼒




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導出実績に裏付けされた創薬研究⼒

  当社の創薬技術⼒は、世界的製薬企業に認められており、これまでに、
  Johnson & Johnson、Sierra Oncology、Gilead Sciences、⼤⽇本住友
  製薬、BioNova Pharmaceuticalsと、ライセンスおよび共同研究契約を
  締結しています。




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                                          創薬⽀援事業



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創薬⽀援事業の状況︓第3四半期までの状況

  創薬⽀援事業の第3四半期累計(1〜9⽉)の売上は前年同期⽐8.2%増の794百万円
          ⽶国︓新型コロナウィルス感染症対策で企業活動が低下していた影響が⼀部あったものの、第
           3四半期累計の売上は、ギリアド社向けおよび新興バイオベンチャー向けの寄与などにより前年
           同期⽐23.6%増となりました。
          国内︓⼤⼿製薬企業からのプロファイリングの受注および新規サービスとして注⼒している
           NanoBRETTMテクノロジーを⽤いたアッセイサービスが順調に拡⼤しました。新型コロナウィルス
           感染症の売上への影響は軽微にとどまり、第3四半期累計の売上は前年同期⽐3.6%増とな
           りました。
          欧州︓第2四半期までは新型コロナウィルス感染拡⼤の影響はあったものの、メガファーマからの
           新規受注もあり、ほぼ前年並みの売上となりました。第3四半期は前年同期の⼤型受注の反
           動減があり、第3四半期累計の売上は前年同期⽐15.3%減となりました。
          その他地域︓第3四半期累計の売上は前年同期⽐39%減となりました。中国における当社
           製品のユーザーは、欧⽶の製薬会社から委託を受けて研究を⾏うCRO(開発業務受託機
           関)が多く、欧⽶での新型コロナウィルス感染拡⼤の影響を受けて活動が低下しているとみられ
           ます。




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創薬⽀援事業の状況︓今後の⾒通し


   以下のような対応を実施することで本年度の売上計画の達成を⽬指します。
    ⽶国では新型コロナウィルスの感染拡⼤が続いていますが、ギリアド社向けの売上に加え、新
         興バイオベンチャーからの受注増により、売上拡⼤を⽬指します。
    顧客訪問による販促活動は引き続き制限されると考えられ、メールやWeb会議、電話などに
         よるきめ細やかなコンタクトにより、顧客ニーズの発掘を⾏います。
    ビオチン化キナーゼタンパク質、各種キナーゼタンパク質の変異体など新製品の開発を進め、
         引き続き品揃えの強化を⾏います。また、当社の販売リストにない特注のたんぱく質製造を積
         極的に⾏い、顧客満⾜度の向上につなげます。
    ⽶国プロメガ社よりライセンスを受けたNanoBRETTMテクノロジーを⽤いた細胞評価の受託試
         験サービスが順調に拡⼤しており、サービス提供体制の強化を図ります。




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          今後とも⼀層のご指導とご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。


                                                                           カルナバイオサイエンス株式会社
                                               カルナ《CARNA》は、ローマ神話に登場する⼈間
                                               の健康を守る⼥神で、cardiac(⼼臓)の語源    経営管理本部 経営企画部
                                               とも⾔われています。バイオサイエンス
                                               《BIOSCIENCES》は、⽣物科学と⾔われ、⽣
                                                                           〒650-0047
                                               物学(Biology)と⽣命科学(Life       兵庫県神⼾市中央区港島南町1-5-5 BMA3F
                                               Science)から、つくられた⾔葉です。「⽣命科
                                               学の世紀」とも⾔われる21世紀の初めに、カルナ     https://www.carnabio.com/
                                               バイオサイエンス社とともに新しい⼥神“カルナ”が
                                               誕⽣しました
                                                                           ir-team@carnabio.com




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