4570 Ｊ－免疫生物研究所 2019-11-28 16:00:00
2020年3月期（第38期）第2四半期決算説明会 [pdf]
2020年3月期 （第38期）
第2四半期決算説明会
株式会社 免疫生物研究所
JASDAQグロース 証券コード：4570
代表取締役社長 清藤 勉
2019年11月28日（木）
1 Immuno-Biological Laboratories Co., Ltd.
2020年3月期 （第38期）
第2四半期決算説明会
2020年3月期 （第38期）
第2四半期連結決算
2 Immuno-Biological Laboratories Co., Ltd.
連結業績ハイライト
【連結】 （金額：千円）
2019年3月期 2020年3月期
前期差
第２四半期 第２四半期
売上高 384,479 230,873 △153,605
営業利益 △37,512 △209,844 △172,331
注
経常利益 △32,924 △252,326 △219,401
親会社株主に帰属
する当期純利益
△45,510 △254,584 △209,073
注）持分法投資損失40百万円計上（CURED）
3 Immuno-Biological Laboratories Co., Ltd.
連結業績ハイライト
【セグメント別 損益前年差】 （金額：千円）
60,000
中国向け販売停止 51,020
40,000
大型プロジェクトの終了 抗HIV抗体の研究が順
20,000 調に進行（開発費増）
5,625
0
(8,329)
(20,000) (11,813) (11,610)
(24,616)
(32,945) (21,020)
(40,000)
(32,630)
(45,395)
(60,000)
・海外のCRO向けのPJ終了
(80,000) ・新製品上市の遅れ
(81,300)
(100,000) (93,113)
・BSE上期売上計上無し（下期ずれ）
売上 原価・販管費 営業利益
診断試薬 カイコ 検査 化粧品
4 Immuno-Biological Laboratories Co., Ltd.
連結業績ハイライト
【連結貸借対照表の概要】
2020年3月期 第2四半期連結
単位：百万円 前年度末
構成% ％ 特記事項
流動資産 1,786 67.9 △15.4 【主要な資産の前期末差】
・現預金 △238
(現預金） (1,305) (49.6) △15.4
・売掛債権 △103
固定資産 844 32.1 △3.7 ・投資有価証券 △35
資産合計 2,630 100.0 △12.0
【転換社債の状況】
流動負債 479 18.2 △12.9
※1 （ウィズパートナーズ）
（転換社債）※1 (277) (10.6) 0 償還期限：2019年12月20日
固定負債 259 9.9 △11.0 未行使残高：348,000株
行使価格：798円
（転換社債）※2 (200) (7.6) 0
※2 （トランスジェニック）
負債合計 739 28.1 △12.2 償還期限：2021年３月１日
純資産合計 1,891 71.9 △11.9 未行使残高：200,000株
行使価格：1,000円
負債純資産合計 2,630 100.0 △12.0
5 Immuno-Biological Laboratories Co., Ltd.
連結業績ハイライト
【連結キャッシュ・フロー】
2020年3月期
単位：百万円 主な要因
第2四半期
現金及び現金同等 前連結会計年度末と比べ
物の期末残高 1,250 241百万円減少
【増加要因】
売掛債権の減少（回収）103百万円
営業活動による 持分法による投資損失 40百万円
キャッシュ・フロー △163 【減少要因】
税金等調整前四半期純損失
248百万円
投資活動による 定期預金等の預入による支出
キャッシュ・フロー △9 9百万円
財務活動による 長期借入金の返済による支出
キャッシュ・フロー △67 66百万円
6 Immuno-Biological Laboratories Co., Ltd.
連結業績修正予算
【連結】 （金額：百万円）
2020年3月期 2020年3月期 下期
通期修正予算 下期目標 前期差 特記事項
【売上前期比較増加要因】
・試薬販売の強化
売上高 670 440 +44 スカイライト・バイオテックとの営業共有
海外代理店への報奨制度の導入
海外向け抗体販売の増加
売上原価 ・体外診断薬２品目上市
販管費 1,180 740 +208 2019.11 Tau・pTau販売開始
・動物用診断薬の販売増
・欧州向け化粧品関連
2020.1 欧州向けに化粧品原料「ヒト型コラ
営業利益 △510 △301 △165 ーゲン販売開始」
2020.1 欧州向けに化粧品「フレヴァン」販売
開始（商標登録完了）
・中国向け化粧品
経常利益 △640 △388 △266 4Q販売開始予定
【販管費前期比較増減要因】
・体外診断用医薬品の製造にかかわる倉庫
及び管理棟の建設
親会社株主に
・カイコ繭抗体及びタンパク質の需要増が見
帰属する当期
純利益
△655 △401 △280 込まれ三笠研究所の施設・設備の改築・購入
7 Immuno-Biological Laboratories Co., Ltd.
2020年3月期 (第38期) 決算説明会（連結）
■研究開発の状況
＆今後の展開
8 Immuno-Biological Laboratories Co., Ltd.
【診断・試薬事業】 （体外診断用医薬品）
研究開発テーマ（今期上市予定）
pTauタンパク質 CTP(Cochlin-
標的分子 Tauタンパク質
Tomo-Protein)
対象疾患 ｸﾛｲﾂﾌｪﾙﾄ・ﾔｺﾌﾞ病 ｱﾙﾂﾊｲﾏｰ病 外リンパ瘻
申請区分 既存（クラスⅡ） 既存（クラスⅡ） 新規（クラスⅢ）
・埼玉医科大学
共同研究先 弘前大学 弘前大学
・試薬販売業者
上市済み 上市済み 医薬品申請中
進捗
（2019/11/7） （2019/11/7） （試薬販売業者）
・試薬開発 ・試薬開発 ・試薬開発
IBLの役割
・医薬品申請 ・医薬品申請 ・受託製造
9 Immuno-Biological Laboratories Co., Ltd.
【診断・試薬事業】（体外診断用医薬品）
研究開発テーマ（今期申請予定）
標的分子 LRG1 VEGF
対象疾患 川崎病 クロウ深瀬病
申請区分 新規（クラスⅢ） 新規（クラスⅢ）
某大学 某大学
共同研究先
試薬販売業者 試薬販売業者
医薬品申請準備中 医薬品申請準備中
進捗
（試薬販売業者） （試薬販売業者）
・試薬開発 ・試薬開発
IBLの役割
・受託製造 ・受託製造
10 Immuno-Biological Laboratories Co., Ltd.
【診断・試薬事業】（体外診断用医薬品）
研究開発テーマ（来期以降申請予定）
アミロイドβ
標的分子 Titin-Nﾌﾗｸﾞﾒﾝﾄ
毒性オリゴマー特異的抗体
対象疾患 筋ｼﾞｽﾄﾛﾌｨｰ ｱﾙﾂﾊｲﾏｰ病
申請区分 新規（クラスⅢ） 新規（クラスⅢ）
・神戸大学 ・京都大学
共同研究先
・昭和大学 ・千葉大学
動物モデルを用いた薬効・
進捗 設計検証実施中
薬理試験などを蓄積
・試薬開発 ・試薬開発
IBLの役割
・医薬品申請 ・医薬品申請
11 Immuno-Biological Laboratories Co., Ltd.
【遺伝子組換えカイコ事業】（研究項目）
（医薬品の実用化を目指す研究開発：抗HIV抗体）
《抗HIV抗体の医薬品原料導出のスケジュール》
〇医薬品製造にPMDA より同意を取得。
〇「抗HIV抗体及びその製造方法」に関する国内
特許の共同出願手続きを完了
⇒抗HIV抗体をウイルス感染カニクイザルに投
与し、本抗体によるウイルス抑制効果を確認
⇒さらなる薬効・薬理試験を実施、順調に進展。
12 Immuno-Biological Laboratories Co., Ltd.
【遺伝子組換えカイコ事業】（研究項目）
（医薬品の実用化を目指す研究開発：抗HIV抗体）
《抗HIV抗体の医薬品原料導出のスケジュール》
今後のスケジュール
・遺伝子組換えカイコの系統・バンク管理システムの妥
当性を裏付けるデータを取得し、より具体的な管理体制
を確立。
・GLP準拠の非臨床試験に向けて、カイコ大量飼育技術
を確立し、高度に品質管理されたカイコ繭の生産体制を
確立。
・カイコ繭からの抗体抽出・精製技術を開発し、GMPグレ
ードの原薬製造体制を確立
13 Immuno-Biological Laboratories Co., Ltd.
【遺伝子組換えカイコ事業】（研究項目）
（医薬品の実用化を目指す研究開発：抗HIV抗体）
《抗HIV抗体の医薬品原料導出のスケジュール》
（今後のスケジュール）
・フェーズⅢ以降の同原薬製造工場の建設（2023年3月
期完成予定）に向け準備を開始いたします。
・飼育規模拡大に不可欠な桑の葉の確保及び人工飼料
のコスト低減を図るために、提携パートナーの獲得及び
設備の建設を検討してまいります。
⇒抗HIV抗体の医薬品原料の導出は、
2023年3月期中を目指します。
14 Immuno-Biological Laboratories Co., Ltd.
【遺伝子組換えカイコ事業】（研究項目）
（スケールアップにより売上高の拡大を目指す）
体外診断用医薬品に使用する抗体を遺伝子組
換えカイコにより生産する技術の特徴を活用して
、大手体外診断用医薬品メーカーへ、抗体の供
給を行っております。
メーカーからの大幅な増産希望に対応するため
、当社三笠研究所の生産設備の拡張およびス
ケールアップ技術の開発を検討しております。
15 Immuno-Biological Laboratories Co., Ltd.
【遺伝子組換えカイコ事業】（研究項目）
（スケールアップにより売上高の拡大を目指す）
iPS細胞等の培養足場材として有効であるラミニ
ン511-E8 フラグメント（ラミニン511-E8）を遺伝
子組換えカイコにより製造し、株式会社ニッピ及
び株式会社マトリクソームを通して一般販売をお
こなっております。
カイコで生産した製品（iMatrix-511 silk）の性能
および価格的優位性が認知され、販売量は右
肩上がりに増加しております。
16 Immuno-Biological Laboratories Co., Ltd.
【検査事業】（LipoSEARCH）
LipoSEARCHの海外導出に向けた取り組み
LipoSEARCHによる検査サービスの主な検査領域は⽣活習慣病関連です。
この領域における検査に対する需要は、国内にとどまらず、むしろ海外におい
て、今後も増加するものと予想されます。
血液中における脂質の運び屋であるリポタンパク質の中でもLDLは悪玉コレステロールなどと呼ばれて
いますが、その中でも特に粒子サイズが小さく、密度の大きい「small, dense LDL」は超悪玉コレステロ
ールなどと呼ばれ、血中滞在時間が長く、血管内皮に取り込まれやすく、動脈硬化を特に促進すること
が分かって来ました。動脈硬化はさらに、脳卒中や心筋梗塞などの合併症を引き起こします。
17 Immuno-Biological Laboratories Co., Ltd.
【検査事業】
解析事例︓⼤規模臨床試験
製薬企業の臨床試験でも有効に活用されています
用量依存的に、
LDL 動脈硬化惹起性
-Cho の高い
詳細分画 小型LDL-Cho値
を改善した。
Large LDL Medium LDL Small LDL Very small LDL
容量依存的に、
HDL
中型〜小型
-Cho HDL-Cho値を
詳細分画
改善した。
Very large HDL Medium HDL Very small HDL
Large HDL Small HDL
Effects of K-877, a novel selective PPARα modulator (SPPARMα), in dyslipidaemic patients: A randomized, double
blind, active- and placebo-controlled, phase 2 trial Atherosclerosis Volume 249, Pages 36-43 (June 2016)
Immuno-Biological Laboratories Co., Ltd.
【検査事業】
海外導出への取りくみ
１．IBL藤岡研究所へ単ラインHPLCシステムの移設、
運用開始→導出のための単ラインシステムの確⽴
２．「海外・研究」市場を
ターゲットとした
パートナー検索→
技術移転→
海外での測定運用
Immuno-Biological Laboratories Co., Ltd.
【化粧品関連事業】
商標問題
中国市場における「frais vent」の「商標問題」
⇒中国国家知識財産権局に対し、不服申立をおこない、
中国の裁判所より商標を認めるべきとの判決が下されま
した。
（今後の展開）
現在、本判決に対し、中国国家知識財産権局からの控訴
の有無について最終確認を行っております。
控訴が行われた場合
控訴内容について裁判所において再審議
控訴が行われなかった場合
中国国家知識財産権局において、商標の登録手続きが
開始されます。登録完了までには、2〜3ヶ月程度の見込
20 Immuno-Biological Laboratories Co., Ltd.
【化粧品関連事業】
化粧品「フレヴァン」の販売戦略
（中国市場）
⇒大手通販サイト及び大手化粧品関連企業への売り込み
には商標登録証が必要となるため、販売開始時期は、第
4四半期にずれ込む見込みです。
⇒インフルエンサーやSNSを活用し、中国ユーザーに直
接「フレヴァン」を認知してもらい、中国代理店を通し販売
を開始する準備をしております。
（欧州市場）
⇒欧州での商標登録が完了し、また、販売承認を申請し
たことから、2020年1月以降の販売開始に向けた準備を
進めております。
21 Immuno-Biological Laboratories Co., Ltd.
【化粧品関連事業】 今後の展開
化粧品原料「ヒト型コラーゲン」の展開
（欧州市場）
⇒ヒト型コラーゲンⅠを化粧品原料として登録が完了。
現在、効果効能試験を実施しており、2020年１月以降の
販売開始となる見込。
（ヒト型コラーゲンⅢ）
開発が完了し、INCI名称を取得しております。
現在、化粧品業界で待望されており、需要に応えるべく、
大量生産の研究を進めております。
22 Immuno-Biological Laboratories Co., Ltd.
注意事項
本発表において提供される資料ならびに情報は、当社経営陣が現時点におい
て入手可能な情報によって判断したものであり、不確実である情報から得られた
多くの仮定や考えによって作成されております。実際の成果は、さまざまな要素に
よって変化するため、業績見通し、開発見通しと大きく異なる結果となり得ることを
ご承知置きください。
実際の業績に影響を与える要素には、国内および国際的な経済情勢、業界な
らびに市場の状況、金利および通貨為替の変動、新製品上市の遅延、導出先企
業における開発の進捗の遅れ、技術的進歩、競合他社による特許の獲得、国内
外の政府による法規制の変更などが含まれますが、これらに限定されるものでは
ありません。
23 Immuno-Biological Laboratories Co., Ltd.