2021 年５月 28 日
各 位
会 社 名 株 式 会 社 免 疫 生 物 研 究 所
（コード番号：4570）
本店所在地 群馬県藤岡市中字東田 1091 番地１
代 表 者 代表取締役社長 清 藤 勉
問 合 せ 先 取締役事業グループ管理本部長 中 川 正 人
電 話 番 号 0274-22-2889（代表）
Ｕ Ｒ Ｌ https://www.ibl-japan.co.jp
2022 年 3 月期〜2024 年 3 月期
中期経営計画に関するお知らせ
当社は、2020 年８月６日に公表した中期経営計画（2021 年３月期〜2023 年３月期）を修
正し、新中期経営計画（2022 年３月期〜2024 年３月期）を策定いたしましたのでお知らせ
致します。なお、本新中期経営計画の報告セグメントつきましては、取引先の類似性や関連
性を鑑み、販売体制や経営資源の共有化を図り、事業運営及び研究開発のスピード化や効率
化を推進し、事業グループの価値の向上図るため、
「抗体関連事業」
「遺伝子組換えカイコ開
発事業」「化粧品関連事業」の３つの報告セグメント（2021 年５月 14 日公表の「報告セグ
メントの変更に関するお知らせ」を参照）にて策定しております。
また、本新中期経営計画の詳細につきましては、添付資料をご参照ください。
※本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手してい
る情報及び合理的と判断する一定の前提に基づいており、実績の業績等は様々な要因によ
り大きく異なる可能性があります。
以上
2022年3月期〜2024年3月期
中期経営計画に関するお知らせ
株式会社免疫生物研究所
JASDAQグロース 証券コード：4570
代表取締役社長 清藤 勉
2021年５月28日（金）
1 Immuno-Biological Laboratories Co., Ltd.
2022年3月期〜2024年3月期
中期経営計画に関するお知らせ
■ 2021年3月期 (第39期）
決算報告 (連結）
■ 中期経営計画（2022年3月期〜2024年3月期）
2 Immuno-Biological Laboratories Co., Ltd.
2021年3月期(第39期）
連結業績
全社業績（連結）
2020年3月期 2021年3月期
（単位：千円） 差 額
第38期 第39期
診断・試薬事業 471,203 494,099 ＋22,896
売
遺伝子組換えカイコ事業 25,245 29,797 ＋4,552
上 検査事業 71,636 81,462 ＋9,825
高
化粧品関連事業 12,873 14,146 ＋1,273
調整額 △4,266 △16,757 △12,490
合計 576,692 602,749 ＋26,057
診断・試薬事業 △124,457 23,434 +147,892
営 遺伝子組換えカイコ事業 △391,891 △234,514 +157,377
業
利 検査事業 △26,227 △17,043 +9,183
益 化粧品関連事業 △53,741 △13,820 +39,921
調整額 960 960 －
合計 △595,359 △240,984 +354,374
経常利益 △678,762 △310,511 +368,250
親会社株主に帰属する
当期純利益 △668,125 △318,827 +349,297
3 Immuno-Biological Laboratories Co., Ltd.
連結業績ハイライト
【セグメント別 損益前年差】 （金額：千円）
前年差
200,000 検査センター設立に 営業利益
よる受託試験増 +147,892
+157,377
150,000
各種抗体や受託等 （減少要因）
100,000 の売上微増 ・前年度大型の設備投資を実施
50,000
・抗ＨＩＶ抗体の研究開発費減
+22,896
+4,552 +9,825
原価・販管費 +9,183
+39,921
△152,824 642 △38,647
0
売上高 +1,273 前年度製品評価減実施
(50,000)
ＥＩＡキット・抗体の売上は （減少要因）
(100,000) 減少したものの、受託 ・前年度大型の設備投資を実施
サービス・動物用診断薬 ・コロナの影響で販売活動費減
(150,000) ＢＳＥキットの販売が好調 △124,996
だったため増加 （増加要因）
(200,000)
・委託研究費増
診断試薬 カイコ 検査 化粧品
4 Immuno-Biological Laboratories Co., Ltd.
2021年3月期 (第39期)
決算説明資料（連結）
貸借対照表（連結）
(百万円) 前期末 当期末 増減 主残高
流動資産 1,592 1,124 △468 現預金
604（△429)
固定資産 779 713 △66
投資有価証券
資産合計 2,372 1,838 △534
514(△81)
流動負債 397 145 △252
転換社債【短期】
固定負債 26 63 +36 - (△200)
負債合計 424 208 △215
純資産合計 1,948 1,629 △319 ※（ ）は、前年差
負債純資産合計 2,372 1,838 △534
※新株予約権未行使総額
㈱ウィズ・パートナーズ 454百万円 （570,000株） 行使期間 2021年12月19日まで
5 Immuno-Biological Laboratories Co., Ltd.
2021年3月期 (第39期)
決算説明資料（連結）
キャッシュ・フロー（連結）
2020年3月期 2021年3月期
(千円)
(第38期) (第39期)
営業C/F △608,746 △194,145
投資C/F +10,818 △17,233
財務C/F +81,195 △216,000
現金及び現金同等物の
期末残高 974,456 552,022
6 Immuno-Biological Laboratories Co., Ltd.
2022年3月期〜2024年3月期
中期経営計画に関するお知らせ
■ 2021年3月期 (第39期）決算報告 (連結）
■中期経営計画
（2022年3月期〜2024年3月期）
7 Immuno-Biological Laboratories Co., Ltd.
新中期経営計画（連結）
2022年3月期（40期） 〜2024年3月期（42期）
（3ヵ年計画）
事業環境の変化に迅速に対応し、よりスピーディーな意思決定を図る
8 Immuno-Biological Laboratories Co., Ltd.
新中期経営計画（連結）
数値目標（連結営業利益：黒字化を目指す）
2020.8.6 2021年3月期 2022年3月期 2023年3月期
前回中期経営計画を公表
（2021年3月期〜2023年3月期) 黒字化（目標）
新中期経営計画
（2022年3月期〜2024年3月期)
黒字化（目標修正）
（修正理由） （改善要因）
遺伝子組換えカイコの繭による大手
① 診断薬メーカーへの供給予想のズレ ⇒2023年3月期より安定供給（増加予想）
② 化粧品（フレヴァン）の中国商標取得 ⇒2022年3月期第3四半期より本格稼働
の遅れ（2021年3月31日取得を公表）
③ 新型コロナウイルス感染再拡大 ⇒デジタルマーケティングの強化実施
9 Immuno-Biological Laboratories Co., Ltd.
新中期経営計画（連結）
研究目標
2022年3月期（40期）〜2024年3月期（42期）
・カイコ繭生産コスト
1/10低減を目指す
・医薬品シーズの
早期導出を目指す
・体外診断薬用医薬品の拡大
（提携を視野）
10 Immuno-Biological Laboratories Co., Ltd.
新中期経営計画（連結）
数値目標 報告セグメントの変更
取引先の類似性や関連性を鑑み、販売体制や経営資源の共有化を図り、事業運営及び研
究開発のスピード化や効率化を推進し、事業グループの価値の向上を図るため、「抗体関連
事業」「遺伝子組換えカイコ開発事業」「化粧品関連事業」の３つの報告セグメントにて策定
【変更前】
診断試薬事業 検査事業 遺伝子組換え 化粧品
☆診断、試薬の ☆リポタンパク カイコ事業 関連事業
製造・販売 質・脂質プロファ ☆化粧品の開
の ☆ ☆
☆抗体作製受託サ イル解析サービス ☆抗体・ 研 医 化 発・販売
究 薬 粧 ☆化粧品原料の
ービス 等 ☆研究検査受託サ タンパク 開 品 品
ービス 等 質の製 発 原 原 開発・販売
料 料
造・販売
【取引先】 【取引先】 【取引先】
診 【取引先】 【取引先】
製 化
製薬企業、診断薬 製薬企業、診断薬 大 断 企 粧 化粧品関連
学 薬 薬 業
企業、大学等 企業、大学等 企 品 企業等
等 企 等 関
業 業 連
、
【修正後】
遺伝子組換え
カイコ 化粧品
抗体関連事業 開発事業 関連事業
11 Immuno-Biological Laboratories Co., Ltd.
新中期経営計画（連結）
数値目標 2022年3月期（40期）〜2024年3月期（42期）
38期 39期 40期 41期 42期
（単位：百万円）
（実績） （実績） （予想） （中計） （中計）
売上高 注1 576 602 770 1,010 1,250
抗体関連事業 563 588 670 810 950
遺伝子組換えカイコ開発事業 注3 － － － － －
化粧品関連事業 12 14 100 200 300
営業利益（△損失） △595 △240 △107 黒字化 2 122
抗体関連事業 △300 △54 黒字化 5 82 172
遺伝子組換えカイコ開発事業（研
究開発費）
△240 △172 △125 △120 △120
化粧品関連事業 △53 △13 黒字化 13 40 70
経常利益（△損失） 注2 △678 △310 △154 ※ 新報告セグメントにて策定
注1 導出による収益は含まれていない
親会社株主に帰属する 注2 持分法による投資損失を含む
当期純利益（△損失）
△668 △318 △162 注3 遺伝子組換えカイコ事業は、開発に
集中するため、製造・売上高につ
いては、抗体関連事業に統括
12 Immuno-Biological Laboratories Co., Ltd.
新中期経営計画（連結）
数値目標 抗体関連事業
（単位：百万円） 38期実績 39期実績 40期予想 41期中計 42期中計
抗体関連事業（売上高） 563 588 670 810 950
診断試薬サービス 468 482 545 600 650
検査サービス 69 76 95 120 150
ＴＧカイコサービス 25 29 30 90 150
営業利益 △300 △54 5 82 172
Eマーケィング(SNS等)を活用した海外戦略を構築し、独自技術を日本をはじ
め世界へ広め、販売拡大を目指す（診断試薬サービス、検査サービス）
登録衛生検査所「IBL解析センター」において、大手検査会社との提携により
HPLC測定項目の販売拡大を目指す（診断試薬サービス、検査サービス）
体外診断用医薬品（原料含む）８品目以上の上市を目指し、安定収入の拡大
を目指す（診断試薬サービス）
ＴＧカイコ繭の優位性を活かし、診断薬原料の販売拡大を目指す（ＴＧカイコ
サービス）
販売管理費においては、組織変更により、販売体制や経営資源を共有化し、
事業運営のスピード化や効率化を図る（抗体関連事業）
13 Immuno-Biological Laboratories Co., Ltd.
新中期経営計画（連結）
数値目標 遺伝子組換えカイコ開発事業
（単位：百万円） 38期実績 39期実績 40期予想 41期中計 42期中計
ＴＧカイコ開発事業(売上高） － － － － －
研究開発費 240 172 125 120 120
営業利益 △240 △172 △125 △120 △120
組織変更（2021年5月14日公表「組織変更および役員人事並びに人事異動
に関するお知らせ」参照）により、研究開発に集中
変更前
【目的】
遺伝子組換えカイコ事業 生産コスト低減に向けた
研究開発に集中できる組
変更後
織に変更
製造販売部門 研究開発部門
コスト管理を徹底し、研究
抗体関連事業 遺伝子組換え 成果のスピード化を図る
化粧品関連事業 カイコ開発事業
14 Immuno-Biological Laboratories Co., Ltd.
新中期経営計画（連結）
数値目標 化粧品関連事業
（単位：百万円） 38期実績 39期実績 40期予想 41期中計 42期中計
化粧品関連事業（売上高） 12 14 100 200 300
営業利益 △53 △13 13 40 70
〇国内販売
遺伝子組換えカイコ開発事業が開発した、化粧品原料「ネオシルク®-ヒト型
コラーゲンⅢ」を使用した高級化粧品の開発に取り組み、高品質を求めるユ
ーザーに幅広く提供できる製品を開発し、販売拡大を目指す
〇海外販売（中国）
商標登録問題が解決（2021年３月31日公表の「株式会社ネオシルク化粧品
における「frais vent」商標登録の完了に関するお知らせ」参照）し、既存代理
店ルートでの販売再開、及び新規販売ルートによる販路拡大を目指す
〇海外販売（欧州・その他）
欧州現地代理人は、オンライン販売会社「ＰｏｌｙＮｅｏ GmbH］を設立し、Eマー
ケティング (SNS)やAmazonへ出店にて、販売網を拡大し売上増加を目指す
15 Immuno-Biological Laboratories Co., Ltd.
新中期経営計画（連結）
研究目標
医薬品シーズ開発
2021年2月16日に合弁会社「AI Bio」
（持分法適用会社）を設立
「ダニ媒介性感染症である重症熱性 「新型コロナウィルス感染症」
血小板減少症候群」（SFTS）に関す （COVID19）治療薬につきまして、
る治療用抗体医薬品候補ACT101」 ABCONTEK 社が手掛ける中和活性
の、早期承認を目指して開発中 の高い、治療用抗体医薬品候補の
実用化を目指して開発中
現在、外部リソースを活用し製造に適する生産細胞株の構築を実施中
今後、3年以内の導出を視野に入れた研究開発ならびに導出に向け活動中
16 Immuno-Biological Laboratories Co., Ltd.
新中期経営計画（連結）
研究目標
医薬品シーズ開発
国立大学法人徳島大学と胃や腸の消化管壁
の粘膜下にある未熟な間葉系細胞に由来する
「肉腫」の一種とされる、GIST（消化管間質腫
瘍）を診断、治療するための抗体医薬品を研究
開発中。製薬企業等への導出等を目指す
現在、特許出願の準備中
17 Immuno-Biological Laboratories Co., Ltd.
新中期経営計画（連結）
研究目標
遺伝子組換えカイコ開発事業
蚕業革命への挑戦
遺伝子組換えカイコの繭により産生されるフィブリノゲンや抗HIV抗体を開発
し、医薬品原料の生産を目指し研究開発を邁進してきたが、いずれも生産コ
ストの問題等により生産を断念
課題
今後の遺伝子組換えカイコ事業最大の挑戦と捉え、抗体やタンパク質の生
産コストを1/10 程度に低減するための基礎研究に集中
克服
医薬品原料生産の可能性を大きく高める
18 Immuno-Biological Laboratories Co., Ltd.
新中期経営計画（連結）
研究目標
体外診断用医薬品の主な研究開発テーマと進捗状況
CTP(Cochlin-
標的分子 Tomo-Protein)
VEGF グルカゴン Titin-Nﾌﾗｸﾞﾒﾝﾄ 赤痢アメーバ
上市予定 2022年3月期 2022年3月期 2023年3月期 2024年3月期 2024年3月期
クロウ・深瀬
対象疾患 外リンパ瘻
（POEMS)症候群
血糖調節因子 筋ｼﾞｽﾄﾛﾌｨｰ 赤痢アメーバ症
申請区分 新規（クラスⅢ） 新規（クラスⅢ） 既存（クラスI） 新規（クラスⅢ） 既存(クラスⅢ)
埼玉医科大学 神戸大学
共同研究先 試薬販売業者
製薬企業 群馬大学
昭和大学
－
医薬品承認済 医薬品承認済
医薬品申請 開発中
進捗 （試薬販売業者） （試薬販売業者） 開発中
準備中 申請準備中
保険適用申請済 2021年6月保険適用
・試薬開発 試薬開発 試薬開発
IBLの役割 ・受託製造
受託製造
医薬品申請 医薬品申請
医薬品申請
19 Immuno-Biological Laboratories Co., Ltd.
注意事項
本発表において提供される資料ならびに情報は、当社経営陣が現時点におい
て入手可能な情報によって判断したものであり、不確実である情報から得られた
多くの仮定や考えによって作成されております。実際の成果は、さまざまな要素に
よって変化するため、業績見通し、開発見通しと大きく異なる結果となり得ることを
ご承知置きください。
実際の業績に影響を与える要素には、国内および国際的な経済情勢、業界な
らびに市場の状況、金利および通貨為替の変動、新製品申請の遅延、導出先企
業における開発の進捗の遅れ、技術的進歩、競合他社による特許の獲得、国内
外の政府による法規制の変更などが含まれますが、これらに限定されるものでは
ありません。
20 Immuno-Biological Laboratories Co., Ltd.