4570 J-免疫生物研究所 2020-08-06 15:30:00
2021年3月期通期連結業績予想及び中期経営計画修正に関するお知らせ [pdf]

                                              2020 年8月6日
各   位

                      会   社   名   株 式 会 社 免 疫 生 物 研 究 所
                                               (コード番号:4570)
                      本店所在地       群馬県藤岡市中字東田 1091 番地1
                      代 表 者       代表取締役社長 清 藤                 勉
                      問 合 せ 先     取締役事業グループ管理本部長 中 川 正 人
                      電 話 番 号     0274-22-2889(代表)
                      U R L       https://www.ibl-japan.co.jp




        2021 年 3 月期通期連結業績予想及び
            中期経営計画修正に関するお知らせ

 当社は、本日開催の当社取締役会において、2020 年5月 14 日に公表した「2020 年 3 月期
決算短信〔日本基準〕
         (連結)」において未定としておりました 2021 年 3 月期(2020 年4月
1日〜2021 年3月 31 日)の通期連結業績予想について決議いたしました。また、2019 年5
月 14 日に公表した中期経営計画(2020 年3月期〜2022 年3月期)を修正し、新中期経営計
画(2021 年3月期〜2023 年3月期)を策定いたしましたのでお知らせ致します。
 なお、本 2021 年 3 月期通期連結業績予想及び中期経営計画の詳細につきましては、添付
資料をご参照ください。


 ※本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手してい
る情報及び合理的と判断する一定の前提に基づいており、実績の業績等は様々な要因によ
り大きく異なる可能性があります。



                                                         以上




                          1
1.2021年3月期の連結業績予想

2.新中期経営計画(連結)
   2021年 月期(39期) 2023年 月期(41
   2021年3月期(39期) 〜2023年3月期(41期)
            39             41期
                (3ヵ年計画)


事業環境の変化に迅速に対応し、よりスピーディーな意思決定を図る




            1             Immuno-Biological Laboratories Co., Ltd.
1.2021年3月期の連結業績予想



事業環境の変化に迅速に対応し、よりスピーディーな意思決定を図る




           2           Immuno-Biological Laboratories Co., Ltd.
    2021年3月期の連結業績予想

  セグメント別 売上数値目標
(百万円)      期
         38期      期
                39期    増減                 増減理由
         (実績)   (予想)


                                期において、売上の半分以上を占めるELISAキット・抗体
                             ・39期において、売上の半分以上を占める
                                期において、売上の半分以上を占める     キット・抗体
                             の第1Qの売上高は、前年比約 %減、第2Qから、回復基調の
                                 の売上高は、前年比約30%減、第
                             の第 の売上高は、前年比約 %減、第 から、回復基調の
  診断・
 試薬事業
          471    400   △71   兆しはあるものの通常に戻るのは、40期以降と予想。
                             兆しはあるものの通常に戻るのは、 期以降と予想。
                             ・受託サービス及び医薬品関連の売上高は、第1Qにおいて影響
                             ・受託サービス及び医薬品関連の売上高は、第 において影響
                             がなかったため、前期並みを予想。


                             ・売上高は、特定の取引先へ販売しており、新型コロナウイル
遺伝子組換え                       ス感染症の影響はないものと予想。
 カイコ事業
           25     29    +4   ・抗HIV抗体の開発については、本日発表の「抗
                             ・抗   抗体の開発については、本日発表の「抗HIV抗体の製
                                  抗体の開発については、本日発表の「抗   抗体の製
                             造方法の変更および資金使途変更に関するお知らせ」を参照。


                             ・主力製品の「Lipo SEARCH」の売上高は、第 Qにおいては、
                             ・主力製品の「           」の売上高は、第1Qにおいては、
                                               」の売上高は、第
                             前年比約35%減となり新型コロナウイルス感染症の影響は大き
                             前年比約 %減となり新型コロナウイルス感染症の影響は大き
 検査事業      71     90   +19   いものと予想しているが、大型受注を獲得し、前年並みを予想
                             ・新規の臨床検査事業については、大手検査事業会社と受注契
                             約を締結し、売上に寄与するものと予想


                             ・国内通信販売については、新型コロナウイルス感染症の影響
  化粧品                        は、ないものと予想
 関連事業
           12     30   +18   ・前期末において保守的に評価損を計上した中国向け製品につ
                             いて、国内販売を予定。


                        3                    Immuno-Biological Laboratories Co., Ltd.
     2021年3月期の連結業績予想

   数値目標(2020年4月1日〜2021年3月31日)
        2020年     2021年  31日)
                                        親会社株主
             売上高     営業利益
                     営業利益       経常利益
                                経常利益    に帰属する              一株当たり
             (百万円)   (百万円)      (百万円)   当期純利益
                                        当期純利益              当期純利益
                                        (百万円)

今回予想(A)
今回予想( )        549       △308   △410      △430              △46円16銭

前期実績( )
前期実績(B)
(2020年3月期)
     年
               576       △595   △678      △668              △76円00銭

増減額( - )
増減額(A-B)      △27         287     268          238                      -

・第1Qにおける当社グループの販売活動や売上高の状況、また、販売先からの情報等か
・第 Qにおける当社グループの販売活動や売上高の状況、また、販売先からの情報等か
   Qにおける当社グループの販売活動や売上高の状況、また、販売先からの情報
ら新型コロナウイルス感染症の影響を勘案して、
               影響を勘案して、2021年3月期の連結業績予想を算出して
ら新型コロナウイルス感染症の影響を勘案して、     年3月期の連結業績予想を算出して
おります。(現時点における国内外の状況が前提)
・利益については、今期において大型の設備投資の予定がないことや遺伝子組換えカイコ
事業の研究開発費の見直し等により、前期に比べ改善する見込みです。

(注) 当社グループの業績予想は、「中期経営計画」をベースに作成しており、その達成
(施策等)においては、年間を通して評価を行っております。そのため、業績
                                、業績予想は通期業
(施策等)においては、年間を通して評価を行っております。そのため、業績予想は通期業
績予想値のみを開示いたしました。

                     4                  Immuno-Biological Laboratories Co., Ltd.
2.新中期経営計画(連結)
   2021年 月期(39期) 2023年 月期(41
   2021年3月期(39期) 〜2023年3月期(41期)
            39             41期
                (3ヵ年計画)


事業環境の変化に迅速に対応し、よりスピーディーな意思決定を図る




            5             Immuno-Biological Laboratories Co., Ltd.
    新中期経営計画(連結)

  経営目標
  経営目標       (2021年3月期(39期) 〜2023年3月期(41期))
              2021年 月期(39期) 2023年 月期(41
                       39             41期))


       2022年3月期《連結営業利益》
            黒字化を目指す

抗HIV抗体の製造方法               ・化粧品(フレヴァン)の
       の変更を決断!                 中国・欧州販売本格化
➡大幅なコスト削減                 ・ネオシルク®・ヒト型コラーゲン
本日発表「抗HIV抗体の製造方法の変更およ
本日発表「抗HIV抗体の製造方法の変更およ
         抗体の製造方法の
 資金使途変更に関するお知らせ」を参照
び資金使途変更に関するお知らせ」を参照        typeⅠ拡販 typeⅢ販売開始


   体外診断用医薬品(原料含む)の上市8品目以上

        新型コロナウイルス感染症の影響が沈静化

                   6                  Immuno-Biological Laboratories Co., Ltd.
    新中期経営計画(連結)

  抗HIV抗体の製造方法の変更を決断!
  抗HIV抗体の製造方法の変更を決断!
           方法の
変更により予想されるメリットとデメリット
変更により予想されるメリットとデメリット




将来の事業リスク及び財務リスクを回避し、現時点における抗
HIV抗体の事業価値最大化を追求
HIV抗体の事業価値最大化を追求
   抗体の事業価値最大化を
  今回の変更には、デメリットを打ち消してなお余りある大きなメ
⇒今回の変更には、デメリットを打ち消してなお余りある大きなメ
リットがあると確信
リットがあると確信
本日発表「抗HIV抗体の製造方法の変更および資金使途変更に関するお知らせ」を参照
本日発表「抗HIV抗体の製造方法の変更および資金使途変更に関するお知らせ」を参照
  発表「    抗体の製造方法の変更および資金
                7             Immuno-Biological Laboratories Co., Ltd.
       新中期経営計画(連結)

   数値目標      2021年
             2021年3月期 《39期》 〜 2023年3月期 《41期》
                       39期    2023年     41期
                  38期※参考
                    期        期
                           39期      期
                                  40期      期
                                         41期
      (千円)        (連結実績) (業績予想) (中期計画) (中期計画)
売上高               注1 576,692        549,000        836,000                1,10,000
       診断・試薬事業       471,203        400,000        500,000                 600,000
遺伝子組換えカイコ事業           25,245         29,000        100,000 注4 140,000
         検査事業         71,636         90,000        136,000                 160,000
      化粧品関連事業         12,873         30,000        100,000                 200,000
営業利益(△損失)        注2 △595,359    △308,000      黒字化   10,000                 178,000
       診断・試薬事業     △124,457         △60,000         35,000                   78,000
遺伝子組換えカイコ事業        △391,891     △221,000           △70,000              黒字化            0
         検査事業       △26,227         △16,000         25,000                   40,000
      化粧品関連事業       △53,741         △11,000         20,000                   60,000
                               注3             注1   調整額△4,266千円含む
                                                   調整額△     千円含む
経常利益(△損失)          △678,762     △410,000
                                              注2   調整額
                                                   調整額      千円含む
                                                         960千円含む
親会社株主に帰属する                                    注3   持分法による投資損失を含む
                                                   持分法による投資損失を含む
当期純利益(△損失)
当期純利益(△損失)
                   △668,125     △430,000      注4   抗HIV抗体の導出による収益は含
                                                   まれていない
                                                   まれていない
                        8                           Immuno-Biological Laboratories Co., Ltd.
   新中期経営計画(連結)

 診断・試薬事業
                 第39期
                 ※新型コロナウイルス感染症の影響予測
                  新型コロナウイルス感染症の影響予測
                    コロナウイルス感染症
                 ・国内・・緩やかな回復基調(来期より前年並み)
                 ・国内・・緩やかな回復基調(来期より前年並み)
                 ・海外・・回復基調が顕著(第4Qより前年並み)
                 ・海外・・回復基調が顕著(第4Qより前年並み)
                    ・・回復基調が顕著(第
                 (キット・抗体)
                 ・第1Q実績、第2Q予測➜30%減程度
                 ・第3Q・4Q予測➜25%〜20%減(事業活動回復)
                 (受託)前年並みを予測
                 (医薬品関連)BSEキット 受注増加予定
                 ・海外バーチャル展示会へ出展
                 ・体外診断用医薬品の研究開発に注力




設備投資             第40期〜第41期
                 ・新型コロナウイルス感染症の影響が沈静化
・体外診断用医薬品開発費用    ・体外診断用医薬品上市予定(診断薬原料供給含む)
(数千万円)             ⇒目標:8品目以上を目指す
・大きな設備投資(固定資産)
については、前期までに終了


             9              Immuno-Biological Laboratories Co., Ltd.
    新中期経営計画(連結)

遺伝子組換えカイコ事業
遺伝子組換えカイコ事業
      カイコ
                         第39期〜41期
                         ※新型コロナウイルス感染症の影響予測
                           新型コロナウイルス感染症の影響予測
                             コロナウイルス感染症
                         特定の取引先のため影響は軽微と予測
                         ・非特異反応が低いことや動物愛護の問題
                         等により、数年前から大手診断薬メーカーで
                         使用する診断薬原料として採用
                         ⇒現状数千万円
                         ⇒今後は製造数の増加が予定されており、
                         数年内で数億円の受注見込み。
                         ・化粧品原料「ネオシルク®・ヒト型コラーゲ
                         ン」については、中国や欧州での販売増が見
                         込まれる。
                         ・グループ内の営業ソースを活用し、受託を
41期不採算部門の脱却              積極的に受注開始
                         ⇒新規製品の確立
 コストの最適化・資産の有効活用

上記の数値には、契約一時金・マイルストーン・
ロイヤリティー収入等は、含まれておりません
ロイヤリティー収入等は、含まれておりません
       収入等は、含まれておりませ

本日発表の「抗HIV抗体の製造方法の変更
本日発表の「抗HIV抗体の製造方法の変更
     「抗HIV
および資金使途変更に関するお知らせ」参照
および資金使途変更に関するお知らせ」参照
                    10           Immuno-Biological Laboratories Co., Ltd.
   新中期経営計画(連結)

 検査事業
                  第39期
                  ※新型コロナウイルス感染症の影響予測
                    新型コロナウイルス感染症の影響予測
                        コロナウイルス感染症
                  ・第1Qにおいて、前年比3535%超の落ち込み
                  ・第1Qにおいて、前年比35%超の落ち込み
                  ・今後は、緩やかに回復基調が見込まれるも
                  のの本格回復は、来期以降と予想
                  (LipoSEARCH)
                  ・大型案件受注獲得
                  ⇒今期は前年並みの売上確保
                  (臨床検査)
                  ・大手検査センターと契約を締結
                  ⇒新規サービスにより売上増

製造コスト・販管費         第40期〜第41期
 コスト低減の徹底         ・新型コロナウイルス感染症の影響が沈静化
 ⇒利益体質への転換        ⇒海外導出を目指す
                  ⇒自由診療に注力
 グループ全体で効率化を
 推進

             11            Immuno-Biological Laboratories Co., Ltd.
       新中期経営計画(連結)

    化粧品関連事業                  ヒト型コラーゲンⅢ
                              ・2021年3月期中に販売を開始予定
                                 高級化粧品( peⅢ配合化粧品)開発
                                    化粧品(T
                               ⇒高級化粧品(TypeⅢ配合化粧品)開発

                              中国市場
                              ・新規商標登録完了 「mojuin(モアジュアン)
                                                  mojuin(モアジュアン)
                              「hfraisun(フレサン)」 「frekun(フレクン)」
                               hfraisun(フレサン)」 frekun(フレクン)」
                              ⇒40期、新規商標で販売開始
                                40期、新規商標で販売開始
                              ※アルファベット名「frais vent」商標問題
                               ⇒2021年3月期3Q中に、結審予定


欧州市場
・「frais vent」の販売許可取得(EU規制に準じる東南アジアへも販売可能)
⇒通信販売サイト完成(欧州での販売が開始予定)
・Giuliani S.p.A社 (1889年創業の老舗イタリア製薬企業)は、当社の開発したネオシルク
®-ヒト型コラーゲンⅠを配合した注射医療器具をイタリア製薬ベンチャー企業303
Pharma S.R.L.社と共同開発し、クラス3(93/42/EEC/CE認証)として登録を完了
⇒ Giuliani S.p.A社により製造・販売予定

                      12                    Immuno-Biological Laboratories Co., Ltd.
                                          注意事項




 本発表において提供される資料ならびに情報は、当社経営陣が現時点におい
て入手可能な情報によって判断したものであり、不確実である情報から得られた
多くの仮定や考えによって作成されております。実際の成果は、さまざまな要素に
よって変化するため、業績見通し、開発見通しと大きく異なる結果となり得ることを
ご承知置きください。


 実際の業績に影響を与える要素には、国内および国際的な経済情勢、業界な
らびに市場の状況、金利および通貨為替の変動、新製品申請の遅延、導出先企
業における開発の進捗の遅れ、技術的進歩、競合他社による特許の獲得、国内
外の政府による法規制の変更などが含まれますが、これらに限定されるものでは
ありません。


              13           Immuno-Biological Laboratories Co., Ltd.