4570 Ｊ－免疫生物研究所 2020-05-29 15:30:00
2020年3月期 (第38期) 決算説明資料（連結） [pdf]
2020年3月期 (第38期)
決算説明資料（連結）
株式会社免疫生物研究所
JASDAQグロース 証券コード：4570
代表取締役社長 清藤 勉
2020年５月29日（金）
1 Immuno-Biological Laboratories Co., Ltd.
2020年3月期 (第38期)
決算説明資料（連結）
■ 2020年3月期 (第38期）決算報告 (連結）
■ 研究開発の状況
2 Immuno-Biological Laboratories Co., Ltd.
2020年3月期(第38期）
連結業績
全社業績（連結）
2019年3月期 2020年3月期
（単位：千円） 差 額
第37期 第38期
診断・試薬事業 588,014 471,203 △116,810
売
遺伝子組換えカイコ事業 30,606 25,245 △5,361
上 検査事業 127,392 71,636 △55,756
高
化粧品関連事業 42,803 12,873 △29,930
調整額 △7,601 △4,266 +3,335
合計 781,215 576,692 △204,522
診断・試薬事業 67,079 △124,457 △191,537
営 遺伝子組換えカイコ事業 △247,914 △391,891 △143,977
業
利 検査事業 12,847 △26,227 △39,075
益 化粧品関連事業 △6,654 △53,741 △47,087
調整額 960 960 －
合計 △173,680 △595,359 △421,678
経常利益 △155,747 △678,762 △523,014
親会社株主に帰属する
当期純利益 △167,319 △668,125 △500,806
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連結業績ハイライト
【セグメント別 損益前年差】 （金額：千円）
前年差
200,000
中国向け販売停止 ・製品・管理棟への設備投資
・売上減による原価減少（△要因）
150,000 138,616
・大型プロジェクトの終了
100,000 ・受注案件の減少 ・抗HIV抗体の研究開発費増
74,726
・三笠研究所への設備投資
50,000
売上高 当期純利益
0
(5,361) 17,157
(16,681)
(29,930)
(50,000) 原価・販管費 (39,075) (47,087)
(55,756)
(100,000)
・海外のCRO向けのPJ終了
(116,810)
(150,000) ・新製品上市の遅れ
(143,977)
・年度末需要の低迷
(200,000)
・ＢＳＥキットの販売減 (191,537)
(250,000)
診断試薬 カイコ 検査 化粧品
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2020年3月期 (第38期)
決算説明資料（連結）
貸借対照表（連結）
(百万円) 前期末 当期末 増減 主残高
流動資産 2,111 1,592 △518 現預金
1,033（△510)
固定資産 876 779 △96
投資有価証券
資産合計 2,988 2,372 △615
595(△90)
流動負債 550 397 △152
転換社債【短期】
固定負債 292 26 △265 200(△77)
負債合計 842 424 △418
転換社債【長期】
純資産合計 2,145 1,948 △197 0(△200)
負債純資産合計 2,988 2,372 △615 ※（ ）は、前年差
※ 転換社債の内訳
㈱トランスジェニック 200百万円 （200,000株） 償還期日2021年3月1日
※ 新株予約権の状況
㈱ウィズ・パートナーズ 454百万円 （570,000株） 行使期間 2021年12月19日まで
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2020年3月期 (第38期)
決算説明資料（連結）
キャッシュ・フロー（連結）
2019年3月期 2020年3月期
(千円)
(第37期) (第38期)
営業C/F △243,935 △608,746
投資C/F △593,279 +10,818
財務C/F △126,320 +81,195
現金及び現金同等物の
期末残高 1,491,808 974,456
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決算説明資料（連結）
■ 2020年3月期 (第38期）決算報告 (連結）
■研究開発の状況
7 Immuno-Biological Laboratories Co., Ltd.
【診断・試薬事業】（研究項目）
医薬品シーズとしての研究開発テーマ
アミロイドβ 毒性オリゴマー特異的抗体の大規模
な治療実験を実施
本研究開発は、4年間以上継続してまいりました
が、医薬シーズに繋がる決定的な成果が得られ
ていないことや現状の当社の財務状況を鑑み、
一旦中止とし他の有用な研究開発に資金を集中
してまいります。
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【診断・試薬事業】（研究項目）
医薬品シーズとしての研究開発テーマ
ダニ媒介性感染症（ＳＦＴＳ）の抗体医薬品を目指
し「ABCONTEK社」と共同研究契約を締結
ＳＦＴＳを治療するための抗体医薬品候補
「ACT101」を共同開発し、早期に承認を目指し、
2023年度の販売開始を目標としております。
なお、このＳＦＴＳの治療には、現在、対症療法し
かなく、死亡例も出ていますが、有効な薬剤やワ
クチンは開発されていません。
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【診断・試薬事業】（研究項目）
体外診断用医薬品の研究開発テーマと進捗状況
赤字⇒今期更新
ATGL
CTP(Cochlin- Titin-Nﾌﾗｸﾞﾒﾝﾄ
標的分子 Tauタンパク質 pTauタンパク質
Tomo-Protein)
（TGCV関連タン VEGF
パク質）
ｸﾛｲﾂﾌｪﾙﾄ・ 中性脂肪蓄積心 クロウ・深瀬
対象疾患 ﾔｺﾌﾞ病
ｱﾙﾂﾊｲﾏｰ病 外リンパ瘻 筋ｼﾞｽﾄﾛﾌｨｰ
筋血管症 （POEMS)症候群
申請区分 既存（クラスⅡ） 既存（クラスⅡ） 新規（クラスⅢ） 新規（クラスⅢ） 新規（クラスⅢ） 新規（クラスⅢ）
・埼玉医科大学 ・神戸大学
共同研究先 弘前大学 弘前大学
・試薬販売業者 ・昭和大学
大阪大学 製薬企業
リリース日 リリース日 医薬品申請済 医薬品申請 開発終了し 医薬品申請
進捗 2019年11月 2019年11月 （試薬販売業者） 準備中 評価中 準備中
・試薬開発 ・試薬開発 ・試薬開発 ・試薬開発 ・試薬開発
IBLの役割 ・医薬品申請 ・医薬品申請 ・受託製造 ・医薬品申請 ・医薬品申請
・受託製造
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【遺伝子組換えカイコ事業】（研究項目）
（医薬品の実用化を目指す研究開発：抗HIV抗体）
《抗HIV抗体の医薬品原料導出》
〇医薬品製造にPMDA より同意を取得。
〇薬効・薬理試験は、順調に進展。
〇特許出願
⇒ウイルス感染カニクイザルに投与する試験を
実施し、本抗体によるウイルス抑制効果を確認
※実験は継続中で、優れた有効性を示す
データを蓄積しております。
11 Immuno-Biological Laboratories Co., Ltd.
【遺伝子組換えカイコ事業】（研究項目）
（医薬品の実用化を目指す研究開発：抗HIV抗体）
《抗HIV抗体の医薬品原料導出》
今後のスケジュール
・遺伝子組換えカイコの系統・バンク管理システムの妥
当性を裏付けるデータを取得し、より具体的な管理体制
を確立。⇒開発中
・GLP準拠の非臨床試験に向けて、カイコ大量飼育技術
を確立し、高度に品質管理されたカイコ繭の生産体制を
確立。⇒4万頭/ロットの生産体制確立済み
・カイコ繭からの抗体抽出・精製技術を開発し、GMPグ
レードの原薬製造体制を確立⇒高純度の原薬製造体制
を確立済み・製造コストに関して課題発生
12 Immuno-Biological Laboratories Co., Ltd.
【遺伝子組換えカイコ事業】（研究項目）
（医薬品の実用化を目指す研究開発：抗HIV抗体）
《抗HIV抗体の医薬品原料導出》
（課題）
現在実施している非臨床試験へ向けての抗HIV抗体の開発および
GMP体制下での製造には、数億円単位のコストがかかる見込みで
あり、資金の需要が増えてまいります。しかしながら、遺伝子組換
えカイコ事業を支える他のグループ事業の業績は、新型コロナウイ
ルス感染の影響により業績低迷が予想され、また、株価の低迷に
より資金調達も厳しい状況のため、研究開発の遅延が予想されま
す。また、抗HIV抗体の商業化へ向け、製造コストの削減が課題と
なっております。
当社グループは、上記課題の解決に向け全社一丸となって、邁進
してまいります。
⇒医薬品原料の導出は、2023年3月期中を目指します。
13 Immuno-Biological Laboratories Co., Ltd.
【検査事業】
LipoSEARCHによる検査サービスの主な検査領域は⽣活習慣病関連で
す。この領域における検査に対する需要は、国内にとどまらず、むしろ海外に
おいて、今後も増加するものと予想されます。
⇒現在、解析システムの早期海外導出を目指しておりますが、新型コロナウイ
ルス感染拡大の影響により、導出予定企業との商談が停止となっております。
今後も導出に向けて、準備を進めて参ります。
（新規サービスの提供）
⇒IBL藤岡研究所内に登録衛⽣検査所「IBL解析センター」を開設し、IBL
独自のELISA測定キットを用いた研究検査の受託測定などを開始しておりま
す。さらに、大手検査会社との提携により、検査受託を軌道に乗せることを目
指してまいります。
14 Immuno-Biological Laboratories Co., Ltd.
【化粧品関連事業】
今後の展開
〇国内販売
通販事業にユーザーを呼び込む施策として、SNSを活用
し、新規顧客の獲得を目指してまいります。さらに、カスタ
マーセンターを強化し、新規顧客から定期顧客への誘導に
注力してまいります。
〇海外販売
各地における社会活動の再開に向けて、代理店とのコミュニケー
ションを欠かさず、現地の情報収集をおこない販売開始の準備を
進めてまいります。
15 Immuno-Biological Laboratories Co., Ltd.
【化粧品関連事業】
今後の展開
〇中国商標問題
中国における社会活動も徐々に再開され、現地代理人と
の情報交換も始まっております。また、中国向け販売代理
店により、フレヴァンの中国語名の商標登録が完了（一度
は拒絶されましたが、再審請求の結果、取得）しました。
一方、アルファベット名「frais vent」の商標につきまして
は、現地代理人より連絡があり、下期中の取得を目指し
てまいります。さらに、化粧品の本格的な販売活動につき
ましては、第４四半期の開始に向け準備を進めてまいりま
す。
16 Immuno-Biological Laboratories Co., Ltd.
注意事項
2021年3月期の連結業績予想については、新型コロナウイ
ルスの世界的な感染拡大の影響により、研究活動や経済活
動等が制限される中、現時点では、収束時期の見通しが
立っていないことから、連結業績予想の合理的な算定は困
難であるため、未定とさせていただきます。今後、業績予想
の算定が可能になった時点で、速やかに公表いたします。
なお、中期経営計画につきましても同様の理由により、未
定とさせていただき、算定が可能になった時点で、速やかに
公表いたします。
17 Immuno-Biological Laboratories Co., Ltd.
注意事項
本発表において提供される資料ならびに情報は、当社経営陣が現時点におい
て入手可能な情報によって判断したものであり、不確実である情報から得られた
多くの仮定や考えによって作成されております。実際の成果は、さまざまな要素に
よって変化するため、業績見通し、開発見通しと大きく異なる結果となり得ることを
ご承知置きください。
実際の業績に影響を与える要素には、国内および国際的な経済情勢、業界な
らびに市場の状況、金利および通貨為替の変動、新製品申請の遅延、導出先企
業における開発の進捗の遅れ、技術的進歩、競合他社による特許の獲得、国内
外の政府による法規制の変更などが含まれますが、これらに限定されるものでは
ありません。
18 Immuno-Biological Laboratories Co., Ltd.