2020年3月期 決算補足資料
1. 決算概観（連結） P.1
2. 業績のポイント P.2
3. 業績の状況 P.3
4. 主要製品の売上状況 P.4
5. 研究開発費・設備投資・減価償却費の状況 P.5
6. 開発品一覧 P.6～7
【参考資料】
7. セグメント情報 P.8
8. 2021年3月期 連結業績予想 P.9
9. 損益計算書の概要（連結） P.10～11
10. 貸借対照表の概要（連結） P.12
11. 主な業績項目の推移（連結） P.13
12. 杏林製薬（単体）資料 P.14～17
2020年5月12日
本資料に記載されている業績予想等は、現時点で入手可能な情報により判断した予想であり、将来
の業績に影響を与える不確実な要因やリスクが含まれています。実際の業績は、今後様々な要因に
よって大きく異なる可能性があります。
2020年3月期 決算概観（連結）
21年3月期
（単位：百万円） 17年3月期 18年3月期 19年3月期 20年3月期 増減率 増減率
（予想）
売上高 115,373 110,640 113,620 109,983 －3.2% 115,500 ＋5.0%
営業利益 10,413 8,822 8,972 7,503 －16.4% 9,700 ＋29.3%
経常利益 10,874 9,345 9,438 8,175 －13.4% 10,200 ＋24.8%
親会社株主に帰属する
当期純利益 7,305 6,574 6,869 6,149 －10.5% 7,600 ＋23.6%
1株当たり当期純利益(円) 99.45円 89.28円 104.68円 107.35円 ＋2.5% 132.67円 ＋23.6%
総資産 192,668 196,736 173,034 171,160 －1.1% － －
純資産 157,837 163,297 123,395 122,710 －0.6% － －
2020年3月期 連結業績（実績）
【売上高】 新医薬品（国内）は主力製品「フルティフォーム」及び「ベオーバ」が順調に伸長したものの、長期収載品の処方減少、「デザレックス」の供給再開の遅れによる売り上げ減少
等により前期を下回る実績となりました。他方、後発医薬品、新医薬品（海外）の売り上げは前期を上回る実績となりましたが、医療用医薬品事業の合計としては減収となり、ヘルス
ケア事業と併せた全体の売上高は前期比36億37百万円減（前期比3.2%減）の1,099億83百万円となりました。
【利益】 売上原価率は低下したものの、新医薬品の減収により売上総利益が前期に対して3億77百万円減少しました。また、販売費及び一般管理費は、前期に対して10億92百
万円増加（内、研究開発費1億96百万円増）し、営業利益は75億03百万円と前期比14億69百万円の減益（前期比16.4％減）となりました。親会社株主に帰属する当期純
利益につきましては、61億49百万円（前期比10.5％減）となりました。
なお、売上高・利益とも、2019年11月7日公表の予想を達成しました。
2021年3月期 連結業績（予想）
【売上高・利益】売上高は、 薬価改定の影響はあるものの、2019年度に発売した新製品「ラスビック錠」の売上寄与や投薬期間の制限解除となった「ベオーバ」の伸長が予想され、新
医薬品（国内）の売り上げは前期を大幅に上回る見通しです。また後発医薬品についても、新たなオーソライズド・ジェネリックの発売により売り上げの増加が予想されることから、医療
用医薬品の売上高は大幅な増収を見込みます。利益面では、売上高の大幅な増収を主因として、増益を見込みます。
以上により、21年3月期の連結業績は、売上高1,155億円（前期比5.0%増）、営業利益97億円（前期比29.3%増）、親会社株主に帰属する当期純利益76億円（前期
比23.6%増）を予想します。
なお、新型コロナウイルス感染の拡大による業績への影響は、軽微であると見込んでいますが、状況は未だ不透明な部分が多いことから、今後の動向に注視するとともに、業績予想の
修正が必要となった場合には、速やかに開示いたします。
1
2020年3月期 業績のポイント（対前年）
（単位：億円）
1,200
【ポイント】
原価率
売上高は前期比36億円減少
1,000 49.5% 原価率
48.1% 売上原価率は1.4ポイント低下
・プロダクトミクスの改善（新薬群の売上拡大）
・消費税増税に伴う薬価改定の影響（3％台）
800 売上原価 売上原価
562 530
売上高 売上高
売上総利益は前期比4億円減少
600
1,136 R&D費 1,100 R&D費
108 110 販管費は前期比11億円増加
・R&D費は2億円増加
400 販管費
販管費計 販管費 販管費計 ・販管費（R&D費除く）は9億円増加
（R&D費除く）
484 （R&D費除く）
495
376 385
200
営業利益 営業利益 営業利益は前期比15億円減少
0
90 90 75
75
19年3月期 20年3月期
2
2020年3月期 業績の状況
（単位：億円） （対前年） （対予想）
■売上高 1,100億円 （－36） （ ＋6）
19年3月期 20年3月期 前年差額 ◆医療用医薬品事業 1,036億円 （－43） （ ＋2）
●国内新医薬品 712億円 （－65） （ ＋2）
19.3 20.3
売上高 1,136 1,100 －36 ・フルティフォーム 131 ⇒ 146 （ ＋15） （ ＋5）
・デザレックス 37 ⇒ 26 （ －11） （ －24）
・ベオーバ 7 ⇒ 43 （ ＋36） （ ＋15）
医療用医薬品事業 1,079 1,036 －43 ・ラスビック ― ⇒ 11 （ ＋11） （ ＋2）
・ウリトス 66 ⇒ 58 （ －8） （ －1）
・ペンタサ 135 ⇒ 133 （ －2） （ ＋6）
◆新医薬品 785 726 －59 ・ナゾネックス 128 ⇒ 60 （ －68） （ －2）
・キプレス 139 ⇒ 118 （ －21） （ ＋7）
○国内 777 712 －65 ・ムコダイン 68 ⇒ 58 （ －10） （ －3）
○海外 8 15 ＋7 ●海外新医薬品 15億円 （ ＋7） （ ＋1）
ガチフロキサシンに関わる収入増加、契約に伴う一時金収入
●後発医薬品 310億円 （＋17） （ 0）
◆後発医薬品 293 310 ＋17 モメタゾンAG発売が売上増加に寄与
◆ヘルスケア事業 64億円 （ ＋6） （ ＋5）
ヘルスケア事業 58 64 ＋6 ■営業利益 75億円 （－15） （＋10）
◆営業利益率は6.8％と前期比1.1ポイント低下
●原価率：前期比1.4ポイント低下（49.5%⇒48.1%）
営業利益 90 75 －15 ・ プロダクトミクスの改善（新薬群の売上拡大）、消費税増税に伴う薬価改定の影響（3％台）
●研究開発費率：前期比0.5ポイント上昇（9.5%⇒10.0%）
経常利益 94 82 －12 ・2億円増加（108億円⇒110億円） 導入品契約一時金の増加
●販管費率（除くR&D費）：前期比1.9ポイント上昇（33.1%⇒35.0%）
親会社株主に帰属する ・9億円増加（376億円⇒385億円） 特許等使用料の増加等
当期純利益 69 61 －8 親会社株主に帰属する
■ 当期純利益 61億円 （－8） （ ＋7）
3
2020年3月期 主要製品の売上状況
20年3月期 21年3月期
（単位：億円） 16年3月期 17年3月期 18年3月期 19年3月期
実 績 増減率（％） (予想)
フルティフォーム
（喘息治療配合剤） 72 101 119 131 146 ＋12.2 150
デザレックス
（アレルギー性疾患治療剤） ― 10 49 37 26 －30.1 88
ベオーバ（自社販売分）
（選択的β3アドレナリン受容体作動性過活動膀胱治療剤）
7 43 ＋481.0 70
ラスビック錠
（キノロン系経口抗菌剤） 11 ― 41
国
内
新
ウリトス（自社販売分）
（過活動膀胱治療剤） 75 75 72 66 58 －11.7 27
医
薬
ペンタサ
（潰瘍性大腸炎・クローン病治療剤）
161 155 153 135 133 －1.5 117
品 ナゾネックス
（定量噴霧式アレルギー性鼻炎治療剤）
― ― ― 128 60 －52.8 26
キプレス（成人製剤）
（気管支喘息・アレルギー性鼻炎治療剤）
286 177 83 62 53 －15.5 42
キプレス（小児製剤）
（気管支喘息治療剤） 154 149 105 76 65 －14.6 53
ムコダイン
（気道粘液調整・粘膜正常化剤） 130 99 87 68 58 －14.5 49
モンテルカスト錠「KM」
後発 （気管支喘息･アレルギー性鼻炎治療剤） ― 82 117 119 115 －3.3 107
医薬品 モメタゾン点鼻液「杏林」
（定量噴霧式アレルギー性鼻炎治療剤） 28 ― 35
一般用 ミルトン
医薬品 （哺乳ビン・乳首消毒剤）
21 22 22 22 24 ＋9.9 22
4
研究開発費・設備投資・減価償却費の状況
（単位：百万円）
20年3月期 21年3月期
16年3月期 17年3月期 18年3月期 19年3月期
実 績 増減率 （予想）
研究開発費 13,019 13,569 14,243 10,790 10,987 ＋1.8% 9,600
設備投資 7,218 3,051 2,885 2,306 3,590 ＋55.6% 5,100
減価償却費 3,730 3,619 3,644 2,940 3,221 ＋9.5% 3,800
設備投資の詳細（実績／予想）
（単位：億円）
20年3月期 21年3月期
19年3月期
（実績） （予想）
工場設備 15 27 38
管理・販売設備 3 4 4
研究用設備 5 5 9
5
開発品一覧①（2020年5月12日現在）
PhⅢ ～ 承認 ※前回（2020年3月期 第3四半期 2月5日発表）からの変更点
開発段階 製品名・
薬 効 起 源 特 徴 備 考
国内 海外 開発コード
申請 KRP-AM1977Y キノロン系合成抗菌剤 自社 下気道感染症治療に特化して開発した新規キノロン注射剤
（19年10月） (注射剤) １．肺に高濃度分布し、呼吸器感染症の起炎菌に強い
抗菌力を示す
２．好気性菌と嫌気性菌双方に有効、かつ1日1回投与が
可能
３．誤嚥性肺炎、肺化膿症・肺膿瘍に対しても有効性が
確認された
※申請 KRP-116D 間質性膀胱炎治療剤 ― 医療上の必要性の高い未承認薬・適用外薬に該当する
（20年3月） 「ジメチルスルホキシド」
申請 KRP-108P 気管支喘息 英国 喘息治療配合剤「フルティフォーム」の小児適応拡大
（19年7月） ﾍﾞｸﾁｭﾗ社
・慢性咳嗽治療剤「MK-7264」 販売協業に関する覚書締結（19年5月） メルク社 海外PhⅢ
KRP-AM1977X（キノロン系経口抗菌剤「ラスビック錠75mg」）：2020年1月8日に発売
6
開発品一覧②（2020年5月12日現在）
POCプロジェクト（PhⅠ ～ PhⅡ）
開発段階 製品名・
薬 効 起 源 特 徴 備 考
国内 海外 開発コード
PhⅡ Ad-SGE-REIC 悪性胸膜中皮腫 岡山大学 岡山大学で発見された新規がん抑制遺伝子 産学共同実用化開発事業
(18年6月) REICを使用する遺伝子治療薬。がん細胞選 [NexTEP]への採択(14年6月)
択的アポトーシスと抗がん免疫の活性化を誘 【米国】桃太郎源㈱が前立腺がんの
導することが期待される 臨床試験(PhⅠ/Ⅱ)実施中
【日本】岡山大学で肝がんの医師主
導臨床治験 (PhⅠ/Ⅰb)実施中
KRP-N118につきましては、当初設定していた製品プロファイルの実現が難しいとの判断に至り、開発を中⽌いたしました
導入品の状況
「ATYR1923（aTyr社開発コード）」についてライセンス契約締結（20年1月） 開発コード：KRP-R120
・aTyr社が米国にてPhⅠb/Ⅱa実施中
・本剤は融合タンパク製剤であり、Neuropilin－2 受容体に結合することで過剰な免疫細胞の活性化を抑制する作用を有し、ファースト・イン・クラスの治療薬として
肺サルコイドーシス等の炎症疾患への効果が期待される
導出品の状況
開発段階 製品名・
導出先 薬 効 起 源 特 徴 備 考
／海外 開発コード
PhⅠ FPR2作動薬 米国 非開示 自社 FPR2作動薬。主に好中球の遊走を抑 ブリストル･マイヤーズスクイブ社とライセン
プログラム ブリストル･マイヤーズスクイブ社 制し抗炎症作用を示す ス契約 (15年12月)
PhⅠ KRP-203 再導出を検討中 移植⽚対宿主病 S1P受容体アゴニスト ノバルティス社が開発戦略上の視点から
（GvHD） 開発中⽌を決定し、開発権を返還。
7
参考資料
2020年3月期 セグメント情報
報告セグメントごとの売上高および利益
（単位：億円）
売上高 セグメント利益
金額 対前年 金額 対前年
合計 1,100 －36 75 －15
医療用医薬品事業計 1,036 －43 66 －17
◆新医薬品 726 －59
○国内 712 －65
○海外 15 ＋7
◆後発医薬品 310 ＋17
ヘルスケア事業計 64 ＋6 7 ＋5
調整額 ー ー 2 －3
8
参考資料
2021年3月期 連結業績予想
（単位：百万円）
20年3月期 21年3月期 対前年
（実績） （予想） 増減額 増減率（%）
売上高 109,983 115,500 +5,517 +5.0
医療用医薬品事業 103,599 110,500 +6,901 +6.7
◆新医薬品 72,642 75,600 ＋2,958 ＋4.1
国 内 71,152 74,600 +3,448 ＋4.8
海 外 1,490 1,000 －490 －32.9
◆後発医薬品 30,957 34,900 ＋3,943 ＋12.7
ヘルスケア事業 6,383 5,000 －1,383 －21.7
営業利益 7,503 9,700 ＋2,197 ＋29.3
経常利益 8,175 10,200 ＋2,025 ＋24.8
親会社株主に帰属する
6,149 7,600 ＋1,451 ＋23.6
当期純利益
※新型コロナウイルス感染の拡大による業績への影響は、軽微であると見込んでいますが、状況は未だ不透明な部分が多いことから、今後の動向に注視するとともに、業績予想の
修正が必要となった場合には、速やかに開示いたします 9
参考資料
損益計算書の概要（連結）－①
＜当期のポイント：対前期＞
19年3月期 20年3月期
（単位：百万円） (対前期)
実績 売上比 実績 売上比 増減率 前年差額 ■売上高 109,983百万円（ －3,637百万円）
●国内新医薬品 71,152百万円（ －6,542百万円）
売上高 113,620 100.0% 109,983 100.0% －3.2% －3,637
（億円） 19.3 20.3
・フルティフォーム 131 ⇒ 146 （ ＋15）
医療用医薬品事業 107,859 94.9% 103,599 94.2% －3.9% －4,259 ・デザレックス 37 ⇒ 26 （ －11）
・ベオーバ 7 ⇒ 43 （ ＋36）
・ラスビック ― ⇒ 11 （ ＋11）
◆新医薬品 78,525 69.1% 72,642 66.0% －7.5% －5,882
・ウリトス 66 ⇒ 58 （ －8）
・ペンタサ 135 ⇒ 133 （ －2）
○国内 77,694 68.4% 71,152 64.7% －8.4% －6,542 ・ナゾネックス 128 ⇒ 60 （ －68）
・キプレス 139 ⇒ 118 （ －21）
・ムコダイン 68 ⇒ 58 （ －10）
○海外 830 0.7% 1,490 1.4% ＋79.5% ＋660
●海外新医薬品 1,490百万円（ ＋660百万円）
◆後発医薬品 29,334 25.8% 30,957 28.1% ＋5.5% ＋1,622
（億円）
・ガチフロキサシン 4 ⇒ 6 ( ＋２)
ヘルスケア事業 5,761 5.1% 6,383 5.8% ＋10.8% ＋622
●後発医薬品 30,957百万円（ ＋1,622百万円）
・モメタゾンAGの発売が売上増加に寄与
＜連結子会社及び持分法適用会社について＞
連結子会社6社： 杏林製薬㈱ ●ヘルスケア事業 6,383百万円（ ＋622百万円）
Kyorin Europe GmbH
（億円）
ActivX Biosciences,Inc.
・ミルトン 22 ⇒ 24 （ ＋2）
キョーリン リメディオ㈱
キョーリン メディカルサプライ㈱ ・ルビスタ 13 ⇒ 15 （ ＋2）
キョーリン製薬グループ工場㈱
持分法適用会社1社：日本理化学薬品㈱
10
参考資料
損益計算書の概要（連結）－②
19年3月期 20年3月期 ＜当期のポイント：対前期＞
（単位：百万円）
実績 売上比 実績 売上比 増減率 前年差額
◆売上原価率：前期比1.4ポイント低下
売上高 113,620 100.0% 109,983 100.0% －3.2% －3,637 (49.5％→48.1％)
売上原価 56,210 49.5% 52,950 48.1% －5.8% －3,259 ・プロダクトミクスの改善
売上総利益 57,409 50.5% 57,032 51.9% －0.7% －377
◆研究開発費率：前期比0.5ポイント上昇
販売費及び一般管理費 48,436 42.6% 49,528 45.0％ ＋2.3% ＋1,092
(9.5％→10.0％)
（うち研究費） （10,790) （9.5%） (10,987) （10.0%） （＋1.8%) （＋196)
・108億円→110億円（2億円増加）
－16.4% －1,469 導入品契約一時金の増加
営業利益 8,972 7.9% 7,503 6.8%
営業外収益 798 0.7% 801 0.7% ＋0.3% ＋2
営業外費用 －61.4% －204
◆販管費率（除くR＆D費）：前期比1.9ポイント上昇
332 0.3% 128 0.1%
(33.1％→35.0％)
経常利益 9,438 8.3% 8,175 7.4% －13.4% －1,262 ・376億円→385億円（9億円増加）
特許等使用料の増加等
特別利益 66 0.1% 123 0.1% ＋86.2% ＋57
特別損失 145 0.1% 43 0.0% －69.9% －101
■営業利益 7,503百万円 （ －1,469百万円）
税金等調整前 ・営業利益率は6.8％と1.1ポイント低下
9,359 8.2% 8,255 7.5% －11.8% －1,103
当期純利益
法人税・住民税 ■親会社株主に帰属 6,149百万円（ －719百万円）
2,004 1.8% 2,085 1.9% ＋4.0% ＋81 する当期純利益
及び事業税
法人税等調整額 485 0.4% 20 0.0% ― －464
■配当 75円00銭／株（内、中間配当30円／株）
親会社株主に帰属す －719
6,869 6.0% 6,149 5.6% －10.5% 配当性向70.9%
る当期純利益
11
参考資料
賃借対照表の概要（連結）
19年3月期末 20年3月期 ＜当期のポイント＞ （対前期末）
（単位：百万円）
実 績 構成比 実 績 構成比 前期末増減
流動資産 114,904 66.4% 117,058 68.4% ＋2,154 ■流動資産 ： 2,154百万円増
現金及び預金 32,007 31,925 ・現金及び預金の減少 （ －82百万円）
受取手形及び売掛金 52,635 47,449 ・受取手形及び売掛金の減少 （ －5,186百万円）
有価証券 501 ― 993 ― ―
・有価証券の増加 （ ＋491百万円）
棚卸資産 25,420 33,283
その他 ・棚卸資産の増加 （ ＋7,863百万円）
4,339 3,406
・その他 （ －932百万円）
固定資産 58,130 33.6% 54,102 31.6% －4,028
有形固定資産 21,792 22,721 ■固定資産 ： 4,028百万円減
無形固定資産 3,401 ― 3,332 ― ―
・有形固定資産の増加 （ ＋929百万円）
投資その他 32,936 28,047
・無形固定資産の減少 （ －68百万円）
資産合計 173,034 100.0% 171,160 100.0% －1,873 ・投資その他の減少 （ －4,888百万円）
流動負債 41,480 24.0% 31,328 18.3% －10,151
■流動負債 ： 10,151百万円減
支払手形及び買掛金 11,441 9,776
― ― ― ・支払手形及び買掛金の減少 （ －1,664百万円）
その他流動負債 30,038 21,551
・その他流動負債の減少 （ －8,486百万円）
固定負債 8,159 4.7% 17,121 10.0% ＋8,962
負債合計 49,639 28.7% 48,449 28.3% －1,189 ■固定負債 ： 8,962百万円増
株主資本 116,744 67.5% 118,534 69.3% ＋1,789
その他の包括利益累計額 6,651 3.8% 4,176 2.4% －2,474
その他有価証券評価差額金 8,925 6,922
為替換算調整勘定 56 ― 36 ― ―
退職給付に係る調整累計額 －2,331 －2,782
純資産合計 123,395 71.3% 122,710 71.7% －684
負債及び純資産合計 173,034 100.0% 171,160 100.0% －1,873
12
参考資料
主な業績項目の推移（連結）
21年3月期
（単位：百万円） 16年3月期 17年3月期 ※18年3月期 19年3月期 20年3月期
（予想）
売上高 119,483 115,373 110,640 113,620 109,983 115,500
（海外売上） (5,586) (764) (3,339) (830) (1,490) (1,000)
売上原価 47,360 50,847 49,064 56,210 52,950
―
（売上原価率）％ (39.6%) (44.1%) (44.3%) (49.5%) (48.1%)
販売費及び一般管理費 52,486 54,113 52,753 48,436 49,528
―
（販管費率）％ (43.9%) (46.9%) (47.7%) (42.6%) (45.0%)
うち研究開発費 13,019 13,569 14,243 10,790 10,987 9,600
（研究開発費率）％ (10.9%) (11.8%) (12.9%) (9.5%) (10.0%) (8.3%)
営業利益 19,636 10,413 8,822 8,972 7,503 9,700
（営業利益率）％ (16.4%) (9.0%) (8.0%) (7.9%) (6.8%) (8.4%)
経常利益 19,995 10,874 9,345 9,438 8,175 10,200
（経常利益率）％ (16.7%) (9.4%) (8.4%) (8.3%) (7.4%) (8.8%)
当期純利益 13,639 7,305 6,574 6,869 6,149 7,600
（当期純利益率）％ (11.4%) (6.3%) (5.9%) (6.0%) (5.6%) (6.6%)
一株当たり利益（円） 184.28円 99.45円 89.28円 104.68円 107.35円 132.67円
資本金 700 700 700 700 700 ―
総資産 197,825 192,668 196,736 173,034 171,160 ―
株主資本 149,808 152,585 155,489 116,744 118,534
純資産 157,049 157,837 163,297 123,395 122,710 ―
一株当たり純資産（円） 2,131.67円 2,146.83円 2,214.13円 2,154.05円 2,142.07円 ―
自己資本利益率 ％ 8.9% 4.6% 4.1% 4.8% 5.0% ―
自己資本比率 ％ 79.4% 81.9% 83.0% 71.3% 71.7% ―
人員（人） 2,420人 2,382人 2,348人 2,297人 2,271人 ―
設備投資 7,218 3,051 2,885 2,306 3,590 5,100
減価償却費 3,730 3,619 3,644 2,940 3,221 3,800
※税効果会計に係る会計基準一部改正により遡及適用後の数値を記載しております。 13
参考資料
損益計算書の概要：杏林製薬－①
＜当期のポイント：対前期＞
19年3月期 20年3月期 （対前期）
（単位：百万円）
■売上高 96,336百万円（ －3,399百万円）
●国内新医薬品 69,116百万円（ －6,442百万円）
実績 売上比 実績 売上比 増減率 前年差額
（億円） 19.3 20.3
・フルティフォーム 131 ⇒ 146 （ ＋15）
・デザレックス 37 ⇒ 26 （ －11）
売上高 99,736 100.0% 96,336 100.0% －3.4% －3,399
・ベオーバ 7 ⇒ 43 （ ＋36）
・ラスビック ― ⇒ 11 （ ＋11）
・ウリトス 66 ⇒ 58 （ －8）
医療用医薬品事業 94,731 95.0% 90,827 94.3% －4.1% －3,903 ・ペンタサ 135 ⇒ 133 （ －2）
・ナゾネックス 128 ⇒ 60 （ －68）
・キプレス 139 ⇒ 118 （ －21）
76,172 76.4% 70,377 73.1% －7.6% －5,795 ・ムコダイン 68 ⇒ 58 （ －10）
◆新医薬品
●海外新医薬品 1,260百万円（ ＋647百万円）
（億円）
○国内 75,558 75.8% 69,116 71.7% －8.5% －6,442 ・ガチフロキサシン 4 ⇒ 6 ( ＋2)
613 0.6% 1,260 1.3% ＋105.4% ＋647
●後発医薬品 20,450百万円（ ＋1,891百万円）
○海外
・モメタゾンAGの発売が売上増加に寄与
◆後発医薬品 18,558 18.6% 20,450 21.2% ＋10.2% ＋1,891 ●ヘルスケア事業 5,509百万円（ ＋504百万円）
（億円）
・ミルトン 22 ⇒ 24 （ ＋2）
ヘルスケア事業 5,004 5.0% 5,509 5.7% ＋10.1% ＋504
・ルビスタ 13 ⇒ 15 （ ＋2）
14
参考資料
損益計算書の概要：杏林製薬－②
＜当期のポイント：対前期＞
19年3月期 20年3月期
（単位：百万円）
実績 売上比 実績 売上比 増減率 前年差額 ◆売上原価率：前期比 1.5ポイント低下
（50.6％→49.1％）
売上高 99,736 100.0% 96,336 100.0% －3.4% －3,399 ・プロダクトミクスの改善
売上原価 50,443 50.6% 47,339 49.1% －6.2% －3,103
◆研究開発費率：前期比 0.8ポイント上昇
売上総利益 49,292 49.4% 48,996 50.9% －0.6% －295
（9.6％→10.4％）
販売費及び一般管理費 43,905 44.0% 44,675 46.4% ＋1.8% ＋769 ・96億円→100億円（4億円増加)
（うち研究費） （9,569） （9.6%） （10,038） （10.4%） （＋4.9%） （＋469） 導入品契約一時金の増加
営業利益 5,387 5.4% 4,321 4.5% －19.8% －1,065
◆販管費率(除くR＆D費)：前期比1.6ポイント上昇
営業外収益 784 0.8% 1,093 1.1% ＋39.4% ＋308 （34.4％→36.0％）
営業外費用 50 0.1% 74 0.1% ＋48.4% ＋24 ・343億円→346億円（3億円増加）
特許等使用料の増加等
経常利益 6,121 6.1% 5,340 5.5% －12.8% －780
特別利益 60 0.1% ― ― ― －60
■営業利益 4,321百万円（－1,065百万円）
特別損失 120 0.1% 61 0.1% －48.8% －59
税引前当期純利益 6,061 6.1% 5,278 5.5% －12.9% －782
■当期純利益 3,996百万円（ －392百万円）
法人税・住民税
1,193 1.2% 1,273 1.3% ＋6.7% ＋80
及び事業税
法人税等調整額 478 0.5% 7 0.0% ― －470
当期純利益 4,389 4.4% 3,996 4.1% －8.9% －392
15
参考資料
賃借対照表の概要：杏林製薬
19年3月期末 20年3月期 ＜当期のポイント＞ (対前期末)
（単位：百万円）
実 績 構成比 実 績 構成比 前期末増減
流動資産 118,028 72.9% 121,234 75.5% ＋3,205 ■流動資産 ： 3,205百万円増
現金及び預金 7,581 18,323 ・現金及び預金の増加 （＋10,742百万円）
売掛金 47,814 42,831 ・売掛金の減少 （ －4,983百万円）
有価証券 501 ― 993 ― ―
・有価証券の増加 （ ＋491百万円）
棚卸資産 19,237 26,927
・棚卸資産の増加 （ ＋7,690百万円）
その他 42,893 32,157
・その他 （－10,735百万円）
固定資産 43,957 27.1% 39,336 24.5% －4,621
有形固定資産 7,685 7,328 ■固定資産 ： 4,621百万円減
無形固定資産 3,087 ― 2,741 ― ― ・有形固定資産の減少 （ －357百万円）
投資その他 33,184 29,265 ・無形固定資産の減少 （ －345百万円）
資産合計 161,986 100.0% 160,570 100.0% －1,415 ・投資その他の減少 （ －3,918百万円）
流動負債 36,562 22.6% 27,730 17.3% －8,831 ■流動負債 ： 8,831百万円減
買掛金 10,299 10,294 ・買掛金の減少 （ －5百万円）
― ― ―
その他流動負債 26,262 17,436 ・その他 （ －8,826百万円）
固定負債 4,103 2.5% 13,433 8.4% ＋9,330
■固定負債 ： 9,330百万円増
負債合計 40,665 25.1% 41,164 25.6% ＋499
株主資本 112,464 69.4% 112,525 70.1% ＋60
評価・換算差額等 8,856 5.5% 6,880 4.3% －1,975
純資産合計 121,320 74.9% 119,405 74.4% －1,914
負債及び純資産合計 161,986 100.0% 160,570 100.0% －1,415
16
参考資料
主な業績項目の推移：杏林製薬
21年3月期
（単位：百万円） 16年3期 17年3期 ※18年3期 19年3期 20年3月期
（予想）
売上高 106,390 100,022 97,459 99,736 96,336 100,700
（海外売上） (5,343) (528) (3,115) (613) (1,260) (700)
売上原価 40,798 43,503 42,885 50,443 47,339
―
（売上原価率）％ (38.3%) (43.5%) (44.0%) (50.6%) (49.1%)
販売費及び一般管理費 48,129 49,714 48,645 43,905 44,675
―
（販管費率）％ (45.2%) (49.7%) (49.9%) (44.0%) (46.4%)
うち研究開発費 12,421 12,785 13,158 9,569 10,038 8,400
（研究開発費率）％ (11.7%) (12.8%) (13.5%) (9.6%) (10.4%) (8.3%)
営業利益 17,461 6,803 5,928 5,387 4,321 7,300
（営業利益率）％ (16.4%) (6.8%) (6.1%) (5.4%) (4.5%) (7.2%)
経常利益 17,985 7,396 6,608 6,121 5,340 8,200
（経常利益率）％ (16.9%) (7.4%) (6.8%) (6.1%) (5.5%) (8.1%)
当期純利益 12,113 4,454 4,637 4,389 3,996 6,200
（当期純利益率）％ (11.4%) (4.5%) (4.8%) (4.4%) (4.1%) (6.2%)
一株当たり利益(円) 163.11円 59.98円 62.45円 59.10円 53.82円 ―
資本金 4,317 4,317 4,317 4,317 4,317 ―
総資産 155,637 149,382 151,622 161,986 160,570 ―
株主資本 117,300 117,744 118,595 112,464 112,525
純資産 127,610 125,310 128,614 121,320 119,405 ―
一株当たり純資産（円） 1,718.23円 1,687.28円 1,731.76円 1,633.55円 1,607.77円 ―
自己資本利益率 ％ 9.9% 3.5% 3.7% 3.5% 3.3% ―
自己資本比率 ％ 82.0% 83.9% 84.8% 74.9% 74.4% ―
人員（人） 1,731人 1,687人 1,673人 1,567人 1,502人 ―
設備投資 5,059 905 815 599 441 700
減価償却費 2,241 2,143 1,942 1,183 1,337 1,500
※税効果会計に係る会計基準一部改正により遡及適用後の数値を記載しております 17
■将来見通しに関する注意事項
本資料に記載されている業績予想等は、現時点で入手可能な情報により判断した予想
であり、将来の業績に影響を与える不確実な要因やリスクが含まれています。実際の業績
は、今後様々な要因によって大きく異なる可能性があります。