4569 キョーリンHD 2019-11-07 14:30:00
ビベグロンの韓国におけるライセンス契約締結について [pdf]

                                                                2019 年 11 月 7 日

各 位

                                      会 社 名      キョーリン製薬ホールディングス株式会社
                                      代表者名       代 表取 締 役 社長        荻原 豊
                                                 (コード番号 4569 東証第 1 部)
                                      問合せ先       グループ経営企画統轄部 部長 谷藤 功典
                                      電  話       03-3525-4707



                ビベグロンの韓国におけるライセンス契約締結について



 キョーリン製薬ホールディングス株式会社の子会社である杏林製薬株式会社(本社:東京都千代田区、代表取
締役社長:荻原 茂、以下「杏林製薬」)は、過活動膀胱治療剤「ビベグロン」(以下「本剤」)について、このたび
Jeil Pharmaceutical Co., Ltd.(本社:韓国 ソウル、社長:Suk Je, Sung、以下「Jeil 社」)と韓国における開発、
製造及び販売に関するライセンス契約を締結しました。
 今回の契約締結により、杏林製薬は Jeil 社に対し、韓国における本剤の独占的開発権、製造権及び販売権を
供与いたします。

 本剤は、Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.(米国とカナダ以外ではMSD、以下「メルク社」)により
創製された1日1回投与の新規β3アドレナリン受容体作動薬で、膀胱のβ3アドレナリン受容体に選択的に作用し、
膀胱を弛緩させることで、蓄尿機能を高め、過活動膀胱における尿意切迫感、頻尿及び切迫性尿失禁の症状を改
善します。
 杏林製薬は本剤について、メルク社より日本(2014年7月)並びにアジア地域※(2017年4月)における独占的な
開発権、製造権及び販売権を取得しました。また、国内ではキッセイ薬品工業株式会社と共同開発・共同販売契約
を締結(2016年3月)し、両社で国内開発を進め、2018年11月より「ベオーバ®錠50mg」の製品名で共同販売して
います。


 杏林製薬は日本国内での市場浸透を図り、過活動膀胱の諸症状に苦しむ患者さんの QOL 向上に貢献する一
方、このたびの Jeil 社との提携により、韓国で本剤の普及を図り、グローバルな事業展開を推進します。

 今回の契約締結による業績への影響は、本日公表の 2020 年3 月期通期業績予想の修正に織り込んでいます。


※ 韓国・台湾・香港・ASEAN10 ヶ国



                                                                           以上
参考資料


◆JEIL PHARMACEUTICAL CO., LTD.について
設   立:1959 年 3 月
社   長:Suk Je, Sung
売 上 高:6300 億ウォン(2018 年)
従 業 員:970 人(2018 年末日現在)
概   要:JEIL 社は、世界中の人々の幸福と健康を追求し、革新的かつ総合的なヘルスケアソリューションを提
       供するグローバル企業です。グローバルな戦略的パートナーシップを築くことで韓国内に優れた新薬
       を供給し続けており、その蓄積された多くの経験とネットワークにより、循環器・泌尿器・消化管・オンコ
       ロジー等の様々な治療分野において存在感を発揮しています。加えてR&Dにおいては、特にオンコ
       ロジーおよび精神科領域の研究開発に焦点を当て、アンメットメディカルニーズに貢献すべく取り組ん
       でいます。



◆ 杏林製薬株式会社について
設  立:1923 年 12 月
代 表 者:代表取締役社長 荻原 茂
売 上 高:99,736 百万円(2019 年 3 月期)
従 業 員:1,567 人(2019 年 3 月末現在)
概   要:患者さんや医療に携わる方々から信頼され、社会に存在意義を認められる健康貢献企業を目指して、
       特定領域におけるプレゼンス向上とグローバルな自社新薬の創製に取り組んでいます。営業におい
       ては 呼吸器科、耳鼻科、泌尿器科を中心とするユーザーに重点化する FC(フランチャイズ・カスタ
       マー) 戦略の展開、創薬においては選択と集中を進め、重層的なプログラム開発への取り組みと共
       に外部創薬テーマの積極的な探索・導入を行なう等、ファースト・イン・クラス創薬に向けた活動を展開
       しています。