4569 キョーリンHD 2019-02-05 14:30:00
2019年3月期 第3四半期決算補足資料 [pdf]
2019年3⽉期 第3四半期 決算補⾜資料
1. 決算概観(連結)
2. 業績のポイント
3. 業績予想の修正
4.
4 主要製品の状況
5. 開発品⼀覧
6. セグメント情報
7. 業績と修正予想(連結)
2019年2⽉5⽇
本資料に記載されている業績予想等は、現時点で⼊⼿可能な情報により判断した予想であり、将来
の業績に影響を与える不確実な要因やリスクが含まれています。実際の業績は、今後様々な要因に
よって⼤きく異なる可能性があります。
2019年3⽉期 第3四半期 決算概観(連結)
(単位:百万円)
16年3⽉期 17年3⽉期 18年3⽉期 19年3⽉期 増減率 19年3⽉期 増減率 19年3⽉期
第3四半期 第3四半期 第3四半期 第3四半期 (%) (修正予想) (%) (当初予想)
売上⾼ 89,469
89 469 86,836
86 836 82,923
82 923 82,017
82 017 -1.1
11 110,600
110 600 -0.0
00 114,400
114 400
営業利益 14,666 7,313 7,805 6,794 -13.0 8,200 -7.1 8,600
経常利益 14,946 7,716 8,246 7,124 -13.6 8,600 -8.0 9,200
親会社株主に帰属する
10,831 4,723 6,119 5,112 -16.5 6,100 -7.2 6,600
四半期(当期)純利益
19年3⽉期 第3四半期 連結業績(実績)
【売上⾼】 新医薬品(国内)は主⼒製品「フルティフォーム」が順調に伸⻑するとともに、新製品 過活動膀胱治療剤「ベオーバ」の売り上げも実績
拡⼤に寄与したため、前年を上回る実績で推移し、後発医薬品の売り上げも増加しました。他⽅、新医薬品(海外)は前年度計上した導出品
の開発進展に伴う⼀時⾦収⼊の反動減等により売り上げが減少し、全体の売上⾼は前年同期⽐9億6百万円減(前年同期⽐1.1%減)の
820億17百万円となりました。
【利益】 薬価改定による売上原価率の上昇、及び前年度計上の導出品の⼀時⾦収⼊減少等により売上総利益が前年同期に対して36億48
百万円減少しました。他⽅、販売費及び⼀般管理費は、費⽤の削減に取り組み、前年同期に対して26億37百万円減少(内、研究開発費23
億16百万円減)し、営業利益は67億94百万円と前年同期⽐10億11百万円の減益(前年同期⽐13.0%減)となりました。親会社株主に
帰属する四半期純利益につきましては、51億12百万円(前年同期⽐16.5%減)となりました。
19年3⽉期 連結業績(予想)
2018年5⽉10⽇に公表しました(通期)連結業績予想を変更しました。
【売上⾼】 当第3四半期連結累計期間の業績推移、及び「デザレックス」の⾃主回収を勘案し、業績予想を修正いたしました。
【利益】 売上の下⽅修正により売上総利益が減少する ⽅ 今年度の期初より推進している費⽤削減に取り組んだ結果 販売費及び 般管理
売上の下⽅修正により売上総利益が減少する⼀⽅、今年度の期初より推進している費⽤削減に取り組んだ結果、販売費及び⼀般管理
費は当初予想から減少する⾒通しとなり、上表に⽰す数値に修正いたしました。
【配当】 2018年7⽉31⽇に公表した配当予想(第2四半期末30円/株、年間75円/株)の変更はございません。
1
2019年3⽉期 第3四半期 業績のポイント
(単位:億円)
【ポイント】
売上原価 売上⾼は前年同期⽐9億円減少
売上原価
364 売上原価率は3 9%上昇
売上原価率は3.9%上昇
392 ・薬価改定の影響
原価率 ・導出品の開発進展に伴う⼀時⾦収⼊の減少
原価率
43.9%
47.8% 売上総利益は前年同期⽐36億円減少
売上⾼ 売上⾼
R&D費
101 R&D費 販管費は前年同期⽐26億円減少
77 ・費⽤の削減の取り組み
・R&D費は24億円減
R&D費は24億円減
R&D費 販管費計 R&D費 ・販管費(R&D費を除く)は3億円減
を除く
販管費 387 を除く 販管費計
販管費 361
286 283 営業利益は前年同期⽐10億円減少
営業利益 営業利益
18年3⽉期 19年3⽉期
第3四半期 第3四半期
2
2019年3⽉期 第3四半期 業績の状況
(対前年)
(単位:億円)
■売上⾼ 820億円 ( -9)
18年3⽉期 19年3⽉期 ◆医療⽤医薬品事業 776億円 ( -9)
前年差額
第3四半期 第3四半期 ●国内新医薬品 555億円 ( +7)
)
18.3(3Q) 19.3(3Q)
・フルティフォーム 89 ⇒ 98 ( +9)
売上⾼ 829 820 -9 ・ウリトス 56 ⇒ 51 ( -5)
・デザレックス 21 ⇒ 48 ( +27)
・キプレス 142 ⇒ 100 ( -42)
医療⽤医薬品事業 785 776 -9
9 ・ペンタサ 122 ⇒ 105 ( -17)
17)
・ムコダイン 66 ⇒ 51 ( -15)
・ナゾネックス - ⇒ 41 ( +41)
◆新医薬品 579 562 -17 ・ベオーバ(18年11⽉新発売) - ⇒ 7 ( +7)
●海外新医薬品 6億円 (-25)
○国内 548 555 +7 導出品の開発進展に伴う 時⾦収⼊の減少
導出品の開発進展に伴う⼀時⾦収⼊の減少
○海外 31 6 -25 ●後発医薬品 214億円 ( +8)
今年度発売の追補収載品等の売上寄与
◆ヘルスケア事業 44億円 ( 0)
◆後発医薬品 206 214 +8
■営業利益 68億円 ( 10)
(-10)
ヘルスケア事業 44 44 0 ◆営業利益率は8.3%と前年同期⽐1.1ポイント低下
●原価率 :前年同期⽐3.9ポイント上昇 (43.9%⇒47.8%)
・薬価改定等による影響、導出品の⼀時⾦収⼊の減少
営業利益 78 68 -10
10 ・棚卸資産の除却損を削減
●研究開発費率 :前年同期⽐2.7ポイント低下 (12.1%⇒9.4%)
経常利益 82 71 -11
*24億円減少(101億円⇒77億円)開発プロジェクトの進展(前年)
親会社株主に帰属する ●販管費率(R&D費を除く) : 前年同期⽐率は横ばい (34.5%⇒34.5%)
四半期純利益 61 51 -10
10 *3億円減少(286億円⇒283億円) 主
億 減 ( 億 億 ) 主に⼈件費、販売費の減少
件費 費 減
親会社株主に帰属する
■ 四半期純利益 51億円 (-10)
3
2019年3⽉期 業績予想の修正について
(単位:億円)
19年3⽉期 19年3⽉期 対当初予想
18年3⽉期
(当初予想)
当初 想 (修正予想)
修 想 差額 【予想修正のポイント】
■当第3四半期連結累計期間の業績推移、及びアレルギー性疾患治
売上⾼ 1,106 1,144 1,106 -38 療剤「デザレックス錠5mg」の⾃主回収(詳細は、2019年1⽉7⽇公表
のプレスリリースをご覧ください)を勘案し、業績予想を修正いたしました。
医療⽤医薬品事業 [売上⾼]
1,047 1,084 1,046 -38
上記理由により、医療⽤医薬品事業におきまして、主⼒製品である
「ペンタサ」 「デザレックス」等の売り上げが当初予想を下回る⾒通しとなりま
◆新医薬品 770 809 771 -38 した。
○国内 737 799 761 -38 [利 益]
売上の下⽅修正により売上総利益が減少する⼀⽅、今年度の期初より
○海外 費⽤削減に取り組んだ結果、販売費及び⼀般管理費は当初予想から減
33 10 10 0
少する⾒通しとなり、表に⽰す数値に修正いたしました。
◆後発医薬品 277 274 274 0 尚、「デザレックス」の⾃主回収・販売中断の対応につきましては、製造販
売元であるMSD㈱と協議中であり、今後、新たに開⽰すべき事項が発⽣
ヘルスケア事業 59 60 60 0 しました際は、速やかに情報開⽰いたします。
営業利益 88 86 82 -4
4
経常利益 93 92 86 -6
親会社株主に帰属する
四半期(当期)純利益 66 66 61 -5
4
2019年3⽉期 第3四半期 主要製品の状況
(単位:億円)
18年3⽉期 19年3⽉期 18年3⽉期 19年3⽉期 前年 増減率 18年3⽉期 19年3⽉期 19年3⽉期
第2四半期 第2四半期 第3四半期 第3四半期 差額 (%) (実績) (修正予想) (当初予想)
フルティフォーム
(喘息治療配合剤) 54 61 89 98 +9 +9.8
+9 8 119 123 123
ウリトス(⾃社販売)
(過活動膀胱治療剤) 36 35 56 51 -5 -8.7 72 68 68
デザレックス
(アレルギー性疾患治療剤) 9 28 21 48 +27 +231 5
+231.5 49 48 81
国 キプレス(成⼈製剤)
内 (気管⽀喘息・アレルギー性⿐炎治療剤) 39 29 61 44 -17 -27.0 83 60 60
新
キプレス(⼩児製剤)
医 (気管⽀喘息治療剤) 51 33 81
8 55 -26 -31.4 105
0 72
2 72
薬
品 ペンタサ
(潰瘍性⼤腸炎・クローン病治療剤) 80 71 122 105 -17 -13.9 153 137 145
ムコダイン
(気道粘液調整・粘膜正常化剤) 39 31 66 51 -15 -22.0 87 72 72
ナゾネックス
(定量噴霧式アレルギー性⿐炎治療剤) - 13 - 41 +41 - - 101 101
ベオーバ※
(選択的β3アドレナリン受容体作動性
過活動膀胱治療剤) - - - 7 +7 - - 8 8
※2018年11⽉発売
後発 モンテルカスト錠「KM」
医薬品 (気管⽀喘息・アレルギー性⿐炎治療剤) 50 53 82 83 +1 +1.3 117 98 98
⼀般⽤ ミルトン
医薬品 (哺乳ビン・乳⾸消毒剤) 11 11 17 17 0 +0.7 22 23 23
5
開発品⼀覧①(2019年2⽉5⽇現在)
PhⅢ 〜 承認 ※前回(2019年3⽉期 第2四半期 11⽉5⽇発表)からの変更点
開発段階 製品名・
薬 効 起 源 特 徴 備 考
国内 海外 開発コード
開発コ ド
申請 KRP-AM1977X キノロン系合成抗菌剤 ⾃社 75mg 1⽇1回投与で優れた臨床効果を確認(市 KRP-AM1977Xについ
(17年4⽉) (経⼝剤) 中呼吸器感染症・⽿⿐咽喉感染症) ては、追加の⾮臨床試
・呼吸器、⽿⿐科感染症の起炎菌、及びβラクタム系・マク 験を実施中
申請準備中 KRP-AM1977Y キノロン系合成抗菌剤 ⾃社 ロライド系抗菌薬耐性株に対して強⼒な抗菌活性を⽰す
(注射剤) ・⾎漿⽐10倍を超える肺組織への良好な移⾏性
⾎漿⽐10倍を超える肺組織 の良好な移⾏性
⾼い安全性が期待される
・同系統の抗菌剤で懸念される、⾎糖値異常、光線過敏
症、関節障害、消化器症状などを引き起こす可能性は低い
PhⅢ KRP-116D 間質性膀胱炎治療剤 ― 医療上の必要性の⾼い未承認薬・適⽤外薬に該当
(17年3⽉)
年 する「ジメチルスルホキシド」
「
※申請準備中 KRP-108P 気管⽀喘息 英国 喘息治療配合剤「フルティフォーム」の⼩児適応拡⼤
ベクチュラ社
※ 過活動膀胱治療剤「ベオーバ錠50mg」:2018年11⽉に発売
6
開発品⼀覧②(2019年2⽉5⽇現在)
POCプロジェクト(PhⅠ 〜 PhⅡ) ※前回(2019年3⽉期 第2四半期 11⽉5⽇発表)からの変更点
開発段階 製品名・
薬 効 起 源 特 徴 備 考
国内 海外 開発コード
開発コ ド
PhⅡ KRP-N118 夜間多尿による ㈱三和化学 バソプレシンV2受容体のアゴニストで、腎臓の ㈱三和化学研究所とライセンス契約
(18年8⽉) (SK-1404) 夜間頻尿 研究所 集合管で⽔の再吸収を促進して尿量を減ら (18年3⽉)
す(抗利尿作⽤)
有効性と安全性に優れた夜間多尿に伴う夜
間頻尿治療薬として期待されている
PhⅡ Ad-SGE-REIC 悪性胸膜中⽪腫 岡⼭⼤学 岡⼭⼤学で発⾒された新規がん抑制遺伝⼦ 産学共同実⽤化開発事業
(18年6⽉) REICを使⽤する遺伝⼦治療薬。がん細胞 [NexTEP]への採択(14年6⽉)
選択的アポトーシスと抗がん免疫の活性化を
誘導することが期待される 【⽶国】桃太郎源㈱が前⽴腺がんの
臨床試験(PhⅠ/Ⅱ)実施中
【⽇本】岡⼭⼤学で肝がんの医師主
導臨床治験 (PhⅠ/Ⅰb)実施中
導出品の状況
製品名
製品名・
開発段階/海外 導出先 薬 効 起 源 特 徴 備 考
開発コード
PhⅠ FPR2作動薬 ⽶国 ⾮開⽰ ⾃社 FPR2作動薬。主に好中球の遊⾛ ブリストル・マイヤーズスクイブ社
プログラム ブリストル・マイヤーズスクイブ社 を抑制し抗炎症作⽤を⽰す とライセンス契約 (15年12⽉)
7
2019年3⽉期 第3四半期 セグメント情報
報告セグメントごとの売上⾼および利益
(単位:億円)
売上⾼ セグメント利益
⾦額 対前年 ⾦額 対前年
合計 820 -9 68 -10
医療⽤医薬品事業計 776 -9 63 -10
◆新医薬品 562 -17
○国内 555 +7
○海外 6 -25
◆後発医薬品 214 +8
ヘルスケア事業計 44 0 2 0
調整額 ー ー 3 0
8
2019年3⽉期 第3四半期 業績と修正予想(連結)
(単位:百万円)
18年3⽉期 19年3⽉期 18年3⽉期 19年3⽉期 増減率 18年3⽉期 19年3⽉期 19年3⽉期
前年差額
第2四半期 第2四半期 第3四半期 第3四半期 (%) (実績) (修正予想) (当初予想)
売上⾼ 50,758 50,360 82,923 82,017 -906 -1.1 110,640 110,600 114,400
医療⽤医薬品事業 47,977 47,581 78,484 77,601 -883 -1.1 104,703 104,600 108,400
◆新医薬品 34,972 34,028 57,902 56,165 -1,737 -3.0 77,041 77,100 80,900
○国内 34,449
34 449 33,424
33 424 54,798
54 798 55,535
55 535 +737 +1.3
+1 3 73,702
73 702 76,100
76 100 79,900
79 900
○海外 523 604 3,104 629 -2,475 -79.7 3,339 1,000 1,000
◆後発医薬品 13,005
13 005 13,552
13 552 20,582
20 582 21,436
21 436 +854 +4.1
+4 1 27,662
27 662 27,400
27 400 27,400
27 400
ヘルスケア事業 2,781 2,779 4,438 4,415 -23 -0.5 5,937 6,000 6,000
営業利益 1,443 2,852 7,805 6,794 -1,011 -13.0 8,822 8,200 8,600
経常利益 1,693 3,183 8,246 7,124 -1,122 -13.6 9,345 8,600 9,200
親会社株主に帰属する
1,240 2,217 6,119 5,112 -1,007 -16.5 6,574 6,100 6,600
四半期(当期)純利益
9