4569 キョーリンHD 2021-05-11 15:00:00
2021年3月期 決算補足資料 [pdf]
2021年3月期 決算補足資料
1. 決算概観(連結) P.1
2. 業績のポイント P.2
3. 業績の状況 P.3
4. 主要製品の売上状況 P.4
5. 研究開発費・設備投資・減価償却費の状況 P.5
6. 開発品一覧 P.6~7
【参考資料】
7. 2022年3月期 連結業績予想 P.9
8. 損益計算書の概要(連結) P.10~11
9. 貸借対照表の概要(連結) P.12
10. 主な業績項目の推移(連結) P.13
11. 杏林製薬(単体)資料 P.14~17
2021年5月11日
本資料に記載されている業績予想等は、現時点で入手可能な情報により判断した予想であり、将来
の業績に影響を与える不確実な要因やリスクが含まれています。実際の業績は、今後様々な要因に
よって大きく異なる可能性があります。
2021年3月期 決算概観(連結)
22年3月期※
(単位:百万円) 18年3月期 19年3月期 20年3月期 21年3月期 増減率 増減率※
(予想)
売上高 110,640 113,620 109,983 102,904 -6.4% 102,600 —
営業利益 8,822 8,972 7,503 5,786 -22.9% 3,300 —
経常利益 9,345 9,438 8,175 6,447 -21.1% 3,800 —
親会社株主に帰属する
当期純利益 6,574 6,869 6,149 6,130 -0.3% 2,700 —
1株当たり当期純利益(円) 89.28円 104.68円 107.35円 106.99円 -0.3% 47.12円 —
総資産 196,736 173,034 171,160 167,126 -2.4% - —
純資産 163,297 123,395 122,710 124,661 +1.6% - —
2021年3月期 連結業績(実績)
【売上高】 薬価改定及び新型コロナウイルス感染症拡大等の影響により医療用医薬品市場はマイナス成長で推移し、主力製品「デザレックス」「ベオーバ」は伸長したもの
の、新医薬品等(国内)は前年を下回る実績となりました。一方、モメタゾン(AG)の伸長及びイミダフェナシン(AG)の寄与により後発医薬品の売り上げは増加しましたが、
全体の売上高は前期比70億79百万円減(前期比6.4%減)の1,029億04百万円となりました。
【利益】 売り上げの減少、売上原価率の上昇により売上総利益が前期に対して54億04百万円減少しました。他方、販売費及び一般管理費はコスト削減への取り組み
及びMR活動の自粛等により、前期に対して36億87百万円減少(内、研究開発費12億83百万円減)しましたが、営業利益は57億86百万円と前期比17億17百万
円の減益(前期比22.9%減)となりました。親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、債務免除益等を含む19億29百万円を特別利益として計上したことから
61億30百万円(前期比0.3%減)となりました。
2022年3月期 連結業績(予想)
【売上高・利益】売上高は、新医薬品等(国内)については主力製品は伸長するものの薬価改定の影響により長期収載品の大幅な売上減少を見込みます。また後発
医薬品については、主要製品の伸長及び2021年度収載の追補品の寄与により売り上げの増加が予想されます。利益面では、売上原価率の上昇による売上総利益の減
少を見込みます。販売費及び一般管理費は、新薬の販売権取得に伴う契約一時金を計上するもののコスト削減により減少が予想されます。以上により、2022年3月期
の連結業績は、売上高1,026億円、営業利益33億円、親会社株主に帰属する当期純利益27億円を予想します。
なお新型コロナウイルス感染の拡大による業績への影響は一定程度織り込んでおりますが、未だ不透明な環境変化が予想されることから、今後の動向に注視するとともに、
業績予想の修正が必要となった場合には、速やかに開示いたします。
※2022年3月期より「収益認識に関する会計基準」等を適用予定であり、2022年3月期連結業績予想は、当該変更を織り込んだ数値となっております。そのため、当該
基準等適用前の2021年3月期実績に対する増減率は記載しておりません。 1
2021年3月期 業績のポイント(対前期)
(単位:億円)
1,200
【ポイント】
1,000 ➢売上高は前期比71億円減少
原価率
原価率
48.1% ➢売上原価率は1.7ポイント上昇
49.8% ・薬価改定の影響
・後発医薬品売上の比率上昇
800
売上原価
売上原価
530 ◼売上総利益は前期比54億円減少
売上高 513
600 売上高
1,100 研究開発費 ➢販管費は前期比37億円減少
110 1,029 研究開発費
・研究開発費は13億円減少
97 ・販管費(研究開発費除く)は24億円減少
400
販管費 販管費計
(研究開発費除く) 販管費 販管費計
495 (研究開発費除く)
385 458
200
361 ◼営業利益は前期比17億円減少
営業利益 営業利益
0
75 58
58
20年3月期 21年3月期
2
2021年3月期 業績の状況
(対前期) (対予想)
2020年11月5日発表
■売上高 1,029億円 (-71) (-51)
(単位:億円) 20年3月期 21年3月期 対前期 ●新医薬品等(国内) 697億円 (-78) (-41)
20年3月期 21年3月期
・フルティフォーム 146 ⇒ 133 ( -13) ( -12)
売上高 1,100 1,029 -71 ・デザレックス
・ベオーバ
26
43
⇒
⇒
57
73
(
(
+31)
+30)
( -18)
( 0)
・ラスビック 11 ⇒ 9 ( -2) ( -9)
新医薬品等(国内) 775 697 -78 ・ペンタサ 133 ⇒ 128 ( -5) ( +3)
・ウリトス 58 ⇒ 23 ( -35) ( +1)
・ナゾネックス 60 ⇒ 28 ( -32) ( +4)
新医薬品(海外) 15 10 -5 ・キプレス 118 ⇒ 83 ( -35) ( +1)
・ムコダイン 58 ⇒ 33 ( -25) ( 0)
後発医薬品 310 322 +12 ●海外新医薬品 10億円 ( -5) ( -1)
ガチフロキサシンの売上減少等
●後発医薬品 322億円 (+12) ( -8)
営業利益 75 58 -17 ナゾネックスのAGの売上増加、ウリトスのAG及び2021年3月期発売の追補品の売上が寄与
■営業利益 58億円 (-17) (-20)
経常利益 82 64 -18 ◆営業利益率は5.6%と前期比1.2ポイント低下
●原価率:前期比1.7ポイント上昇(48.1%⇒49.8%)
親会社株主に帰属する
当期純利益 61 61 0 【上昇要因】薬価改定、後発医薬品売上の比率上昇等
【低下要因】原価低減の取り組み(原材料費の低減等)、新薬の売上増加
●研究開発費率:前期比0.6ポイント低下(10.0%⇒9.4%)
2021年3月期 第1四半期連結累計期間より、報告セグメント(「医療用医薬品事業」
「ヘルスケア事業」)を集約し、単一セグメントに変更しております。 これに伴い、売上高の ・研究開発費は13億円減少(110億円⇒97億円) 開発プロジェクトの進展及び開発中止
区分を変更し、従来の新医薬品(国内)とヘルスケア事業を合わせて「新医薬品等(国内)」
といたしました。 なお、「新医薬品(海外)」 「後発医薬品」に変更はありません。
●販管費率(研究開発費除く):前期比0.1ポイント上昇(35.0%⇒35.1%)
・24億円減少(385億円⇒361億円) 主に販売費、人件費及び一般経費の減少
■ 親会社株主に帰属する
当期純利益 61億円 ( 0) (-11)
国立研究開発法人科学技術振興機構から借り入れていた長期借入金に対する返済義務の
一部免除による債務免除益等を特別利益に計上
3
2021年3月期 主要製品の状況
21年3月期 22年3月期
(単位:億円) 17年3月期 18年3月期 19年3月期 20年3月期
実績 増減率(%) (予想)
フルティフォーム
(喘息治療配合剤)
101 119 131 146 133 -9.0% 139
デザレックス
(アレルギー性疾患治療薬)
10 49 37 26 57 +120.7% 72
ベオーバ (自社販売分)
(選択的β3アドレナリン受容体作動性過活動膀胱治療剤) - - 7 43 73 +70.2% 86
ラスビック
(ニューキノロン系抗菌剤)
- - - 11 9 -19.6% 28
ペンタサ
(潰瘍性大腸炎・クローン病治療剤)
155 153 135 133 128 -4.3% 117
ウリトス (自社販売分) 75 72 66 58 23 -60.1% 10
(過活動膀胱治療剤)
新医薬品等
ナゾネックス
(国内)
(定量噴霧式アレルギー性鼻炎治療剤)
- - 128 60 28 -54.0% 18
キプレス(成人製剤)
(気管支喘息・アレルギー性鼻炎治療剤)
177 83 62 53 39 -25.4% 33
キプレス(小児製剤)
(気管支喘息治療剤)
149 105 76 65 44 -33.0% 36
ムコダイン
(気道粘液調整・粘膜正常化剤)
99 87 68 58 33 -43.4% 29
ミルトン
(哺乳びん・乳首消毒剤)
22 22 22 24 21 -10.2% 22
ルビスタ
(環境除菌・洗浄剤)
10 11 13 15 20 +34.9% 21
モンテルカスト錠「KM」
(気管支喘息・アレルギー性鼻炎治療剤)
82 117 119 115 108 -6.1% 92
後発 モメタゾン点鼻液「杏林」
医薬品 (定量噴霧式アレルギー性鼻炎治療剤)
- - - 28 38 +37.0% 35
イミダフェナシン錠「杏林」
(過活動膀胱治療剤)
- - - - 7 — 7
4
研究開発費・設備投資・減価償却費の状況
21年3月期 22年3月期
(単位:百万円) 17年3月期 18年3月期 19年3月期 20年3月期
実績 増減率 (予想)
研究開発費 13,569 14,243 10,790 10,987 9,703 -11.7% 9,200
設備投資 3,051 2,885 2,306 3,590 4,307 +20.0% 4,500
減価償却費 3,619 3,644 2,940 3,221 3,564 +10.6% 3,900
設備投資の詳細 (実績/予想)
21年3月期
(単位:億円) 20年3月期 22年3月期
(実績)
工場設備 27 31 33
管理・販売設備 4 3 5
研究用設備 5 9 7
5
開発品一覧①(2021年5月11日現在)
PhⅢ ~ 発売 ※前回(2021年2月4日) からの変更点
開発段階 製品名/
適応症 起 源 特 徴 備 考
国内 海外 開発コード
発売※ ― ラスビック点滴静注 肺炎、肺膿瘍、慢性呼 自社 下気道感染症治療に特化して開発した新規キノロン注射剤
(21年3月) キット150mg/ 吸器病変の二次感染 1.肺に高濃度分布し、呼吸器感染症の起炎菌に強い
KRP-AM1977Y 抗菌力を示す
2.好気性菌と嫌気性菌双方に有効、かつ1日1回投与が
可能
3.誤嚥性肺炎、肺化膿症・肺膿瘍に対しても有効性が
確認された
発売※ ― ジムソ膀胱内注入液 間質性膀胱炎 ― 医療上の必要性の高い未承認薬・適用外薬に該当する
(21年4月) 50%/ 「ジメチルスルホキシド」
KRP-116D
※慢性咳嗽治療薬「ゲーファピキサントクエン酸塩」 MSD社と日本国内の販売に関する契約締結(21年4月)
POCプロジェクト(PhⅠ ~ PhⅡ)
開発段階 製品名/
予定適応症 起 源 特 徴 備 考
国内 海外 開発コード
PhⅠ PhⅠb/Ⅱa KRP-R120 間質性肺疾患 aTyr社 融合タンパク製剤であり、Neuropilin-2 受容体(NRP2)に
(20年7月) (aTyr社:米国) (肺サルコイドーシス) (エイタイヤー) 結合することで過剰な免疫細胞の活性化を抑制する作用を
有し、ファースト・イン・クラスの治療薬として肺サルコイドーシス
等の炎症疾患への効果が期待される
PhⅠ※ KRP-A218 重症化リスクを有する 宿主分子を標的とし、体内におけるウイルス増殖を抑制する
(21年4月) ライノウイルス感染症 抗ウイルス薬
6
開発品一覧②(2021年5月11日現在)
導入品の状況
開発段階 製品名/
予定適応症 起 源 特 徴 備 考
国内 海外 開発コード
PhⅡ(19年12月) ― AKP-009 前立腺肥大症 あすか製薬 新規アンドロゲン受容体モジュレーター 日本国内における共同開発及び販売等に
あすか製薬 作用を有し、前立腺縮小作用に加えて 関する契約を締結(20年9月)
排尿機能改善作用を併せ持つ、新しい
前立腺肥大症治療薬として期待される
導出品の状況
開発 製品名/
導出先 予定適応症 起 源 特 徴 備 考
段階 開発コード
PhⅠ FPR2作動薬 BMS社 非開示 自社 FPR2作動薬。主に好中球の遊走を BMS社とライセンス契約 (15年12月)
プログラム (ブリストル・マイヤーズスクイブ) 抑制し抗炎症作用を示す
PhⅠ KRP-203 Priothera社 - 自社 S1P受容体アゴニスト 本剤の開発・販売等に要する特許・データ
(プリオセラ) 等の知的財産及び原薬等を譲渡
(20年9月)
非臨床 感音難聴開発 Otonomy社 感音難聴 自社 感音難聴を対象とした新規開発候補 難聴等の耳科を対象とする全世界における
化合物 (オトノミー) 化合物 開発、製造、販売に関する独占的権利を
供与(20年8月)
杏林製薬は日本における販売権を留保
Otonomy社 開発コード:OTO-6XX
7
【参考資料】
2022年3月期 連結業績予想
対前期
21年3月期 22年3月期※
(単位:百万円)
(実績) (予想)
増減額 増減率(%)
売上高 102,904 102,600 — —
新医薬品等(国内) 69,735 68,600 — —
新医薬品(海外) 996 800 — —
後発医薬品 32,172 33,100 — —
営業利益 5,786 3,300 -2,486 -43.0%
経常利益 6,447 3,800 -2,647 -41.1%
親会社株主に帰属する
当期純利益
6,130 2,700 -3,430 -56.0%
※2022年3月期より「収益認識に関する会計基準」等を適用予定であり、2022年3月期連結業績予想は、当該変更を織り込んだ数値となっております。
9
損益計算書の概要(連結)-①
<当期のポイント:対前期>
20年3月期 21年3月期
(対前期)
(単位:百万円)
■売上高 102,904百万円(-7,079百万円)
●新医薬品等(国内) 69,735百万円(-7,800百万円)
実績 売上比 実績 売上比 増減率 前期差額
(億円) 20年3月期 21年3月期
・フルティフォーム 146 ⇒ 133 ( -13)
売上高 109,983 100.0% 102,904 100.0% -6.4% -7,079 ・デザレックス 26 ⇒ 57 ( +31)
・ベオーバ 43 ⇒ 73 ( +30)
・ラスビック 11 ⇒ 9 ( -2)
・ペンタサ 133 ⇒ 128 ( -5)
新医薬品等(国内) 77,535 70.5% 69,735 67.8% -10.1% -7,800 ・ウリトス 58 ⇒ 23 ( -35)
・ナゾネックス 60 ⇒ 28 ( -32)
・キプレス 118 ⇒ 83 ( -35)
・ムコダイン 58 ⇒ 33 ( -25)
新医薬品(海外) 1,490 1.4% 996 1.0% -33.2% -494
●新医薬品(海外) 996百万円( -494百万円)
後発医薬品 30,957 28.1% 32,172 31.3% +3.9% +1,215
・ガチフロキサシンの売上減少等
<連結子会社及び持分法適用会社について>
●後発医薬品 32,172百万円( +1,215百万円)
連結子会社5社: 杏林製薬㈱
Kyorin Europe GmbH
・ナゾネックスのAGの伸長、 ウリトスのAG及び2021年3月期発売の
ActivX Biosciences,Inc.
追補品等が売上に寄与
キョーリン リメディオ㈱
キョーリン製薬グループ工場㈱
持分法適用会社1社:日本理化学薬品㈱
10
損益計算書の概要(連結)-②
<当期のポイント:対前期>
20年3月期 21年3月期
(単位:百万円)
◆売上原価率:前期比1.7ポイント上昇
実績 売上比 実績 売上比 増減率 前期差額
(48.1.%→49.8%)
売上高 109,983 100.0% 102,904 100.0% -6.4% -7,079 ・薬価改定
・後発医薬品売上の比率上昇
売上原価 52,950 48.1% 51,276 49.8% -3.2% -1,674
売上総利益 57,032 51.9% 51,627 50.2% -9.5% -5,404
◆研究開発費率:前期比0.6ポイント低下
販売費及び一般管理費 49,528 45.0% 45,841 44.5% -7.4% -3,687 (10.0%→ 9.4%)
(うち研究開発費) (10,987) (10.0%) (9,703) (9.4%) (-11.7%) (-1,283) ・110億円→97億円
開発プロジェクトの進展及び開発中止
営業利益 7,503 6.8% 5,786 5.6% -22.9% -1,717
営業外収益 801 0.7% 798 0.8% -0.3% -2 ◆販管費率(研究開発費除く):前期比0.1ポイント上昇
営業外費用 128 0.1% 137 0.1% +6.8% +8
(35.0%→35.1%)
経常利益 8,175 7.4% 6,447 6.3% -21.1% -1,728 ・385億円→361億円(24億円減少)
・主に販売費、人件費及び一般経費の減少
特別利益 123 0.1% 1,929 1.9% +1458.2% +1,805
特別損失 43 0.0% 25 0.0% -42.6% -18
■営業利益 5,786百万円 (-1,717百万円)
税金等調整前 ・営業利益率は5.6%と1.2ポイント低下
8,255 7.5% 8,352 8.1% +1.2% +96
当期純利益
法人税・住民税
及び事業税
2,085 1.9% 1,847 1.8% -11.4% -238 ■親会社株主に帰属 6,130百万円 ( -19百万円)
する当期純利益
法人税等調整額 20 0.0% 374 0.4% — +353
・債務免除益約11億円等を特別利益に計上
親会社株主に帰属
6,149 5.6% 6,130 6.0% -0.3% -19
する当期純利益
■配当 75円00銭/株(内、中間配当30円/株)
配当性向71.1%
11
貸借対照表の概要(連結)
20年3月期末 21年3月期末 <当期のポイント> (対前期末)
(単位:百万円)
実 績 構成比 実 績 構成比 前期末増減
流動資産 117,058 68.4% 114,027 68.2% -3,031 ■流動資産 : 3,031百万円減
現金及び預金 31,925 27,445 ・現金及び預金の減少 ( -4,480百万円)
受取手形及び売掛金 47,449 40,446 ・受取手形及び売掛金の減少 ( -7,002百万円)
有価証券 993 ― 3,399 ― ― ・有価証券の増加 ( +2,406百万円)
棚卸資産 33,283 38,568 ・棚卸資産の増加 ( +5,284百万円)
その他 3,406 4,166
・その他の増加 ( +760百万円)
固定資産 54,102 31.6% 53,099 31.8% -1,002
有形固定資産 22,721 23,896
■固定資産 : 1,002百万円減
無形固定資産 3,332 ― 3,785 ― ― ・有形固定資産の増加 ( +1,174百万円)
投資その他 28,047 25,417 ・無形固定資産の増加 ( +452百万円)
資産合計 171,160 100.0% 167,126 100.0% -4,034 ・投資その他の減少 ( -2,630百万円)
流動負債 31,328 18.3% 27,407 16.4% -3,920
6,985 ■流動負債 : 3,920百万円減
支払手形及び買掛金 9,776
― ― ― ・支払手形及び買掛金の減少 ( -2,791百万円)
その他流動負債 21,551 20,422
・その他流動負債の減少 ( -1,129百万円)
固定負債 17,121 10.0% 15,057 9.0% -2,064
負債合計 48,449 28.3% 42,464 25.4% -5,985 ■固定負債 : 2,064百万円減
株主資本 118,534 69.3% 120,339 72.0% +1,804
その他の包括利益累計額 4,176 2.4% 4,322 2.6% +146
その他有価証券評価差額金 6,922 6,639
為替換算調整勘定 36 ― -40 ― ―
退職給付に係る調整累計額 -2,782 -2,275
純資産合計 122,710 71.7% 124,661 74.6% +1,951
負債及び純資産合計 171,160 100.0% 167,126 100.0% -4,034
12
主な業績項目の推移(連結)
22年3月期※1
(単位:百万円) 17年3月期 18年3月期 19年3月期 20年3月期 21年3月期
(予想)
売上高 115,373 110,640 113,620 109,983 102,904 102,600
(海外売上) (764) (3,339) (830) (1,490) (996) (800)
売上原価 50,847 49,064 56,210 52,950 51,276
―
(売上原価率)% (44.1%) (44.3%) (49.5%) (48.1%) (49.8%)
販売費及び一般管理費 54,113 52,753 48,436 49,528 45,841
―
(販管費率)% (46.9%) (47.7%) (42.6%) (45.0%) (44.5%)
うち研究開発費 13,569 14,243 10,790 10,987 9,703 9,200
(研究開発費率)% (11.8%) (12.9%) (9.5%) (10.0%) (9.4%) (9.0%)
営業利益 10,413 8,822 8,972 7,503 5,786 3,300
(営業利益率)% (9.0%) (8.0%) (7.9%) (6.8%) (5.6%) (3.2%)
経常利益 10,874 9,345 9,438 8,175 6,447 3,800
(経常利益率)% (9.4%) (8.4%) (8.3%) (7.4%) (6.3%) (3.7%)
当期純利益 7,305 6,574 6,869 6,149 6,130 2,700
(当期純利益率)% (6.3%) (5.9%) (6.0%) (5.6%) (6.0%) (2.6%)
一株当たり利益(円) 99.45円 89.28円 104.68円 107.35円 106.99円 47.12円
資本金 700 700 700 700 700 ―
総資産 192,668 196,736 173,034 171,160 167,126 ―
株主資本 152,585 155,489 116,744 118,534 120,339
純資産 157,837 163,297 123,395 122,710 124,661 ―
一株当たり純資産(円) 2,146.83円 2,214.13円 2,154.05円 2,142.07円 2,175.52円 ―
自己資本利益率 % 4.6% 4.1% 4.8% 5.0% 5.0% ―
自己資本比率 % 81.9% 83.0% 71.3% 71.7% 74.6% ―
人員(人) 2,382人 2,348人 2,297人 2,271人 2,243人 ―
設備投資 3,051 2,885 2,306 3,590 4,307 4,500
減価償却費 3,619 3,644 2,940 3,221 3,564 3,900
税効果会計に係る会計基準一部改正を2018年3月期より適用しております。
※1 2022年3月期より「収益認識に関する会計基準」等を適用予定であり、2022年3月期連結業績予想は、当該変更を織り込んだ数値となっております。 13
損益計算書の概要:杏林製薬-①
<当期のポイント:対前期>
20年3月期 21年3月期 (対前期)
(単位:百万円) ■売上高 89,674百万円(-6,662百万円)
●新医薬品等(国内) 67,548百万円(-7,076百万円)
実績 売上比 実績 売上比 増減率 前期差額
(億円) 20年3月期 21年3月期
・フルティフォーム 146 ⇒ 133 ( -13)
・デザレックス 26 ⇒ 57 ( +31)
売上高 96,336 100.0% 89,674 100.0% -6.9% -6,662 ・ベオーバ 43 ⇒ 73 ( +30)
・ラスビック 11 ⇒ 9 ( -2)
・ペンタサ 133 ⇒ 128 ( -5)
新医薬品等(国内) 74,625 77.5% 67,548 75.3% -9.5% -7,076 ・ウリトス 58 ⇒ 23 ( -35)
・ナゾネックス 60 ⇒ 28 ( -32)
・キプレス 118 ⇒ 83 ( -35)
・ムコダイン 58 ⇒ 33 ( -25)
新医薬品(海外) 1,260 1.3% 793 0.9% -37.1% -467
●新医薬品(海外) 793百万円( -467百万円)
後発医薬品 20,450 21.2% 21,332 23.8% +4.3% +882
・ ガチフロキサシンの売上減少等
●後発医薬品 21,332百万円( +882百万円)
・ナゾネックスのAGの伸長及びウリトスのAGが売上に寄与
14
損益計算書の概要:杏林製薬-②
<当期のポイント:対前期>
20年3月期 21年3月期
(単位:百万円)
実績 売上比 実績 売上比 増減率 前期差額
◆売上原価率:前期比 1.0ポイント上昇
売上高 96,336 100.0% 89,674 100.0% -6.9.% -6,662 (49.1%→50.1%)
(上昇要因)薬価改定
売上原価 47,339 49.1% 44,922 50.1% -5.1% -2,417 (低下要因) 原価率低減の取り組み(原材料費の低減等)
売上総利益 48,996 50.9% 44,751 49.9% -8.7% -4,245 新薬の売上増加
販売費及び一般管理費 44,675 46.4% 41,190 45.9% -7.8% -3,484
(うち研究開発費) (10,038) (10.4%) (8,719) (9.7%) (-13.1%) (-1,319) ◆研究開発費率:前期比 0.7ポイント低下
(10.4%→ 9.7%)
営業利益 4,321 4.5% 3,561 4.0% -17.6% -760
・ 100億円→87億円
営業外収益 1,093 1.1% 1,077 1.2% -1.4% -15 開発プロジェクトの進展及び開発中止
営業外費用 74 0.1% 92 0.1% +24.4% +18
経常利益 5,340 5.5% 4,546 5.1% -14.9% -793 ◆販管費率(研究開発費除く):前期比0.2ポイント上昇
特別利益 ― ― 1,929 2.2% ― +1,929 (36.0%→36.2%)
特別損失 61 0.1% 9 0.0% -84.7% -52 ・346 億円→325億円(21億円減少)
コスト削減及び営業自粛による販売費及び一般経費の減少
税金等調整前
5,278 5.5% 6,466 7.2% +22.5% +1,187
当期純利益
法人税・住民税 ■営業利益 3,561百万円( -760百万円)
1,273 1.3% 1,206 1.3% -5.3% -67
及び事業税
法人税等調整額 7 0.0% 445 0.5% — +437
■当期純利益 4,814百万円( +817百万円)
親会社株主に帰属 ・債務免除益約11億円等を特別利益に計上
3,996 4.1% 4,814 5.4% +20.5% +817
する当期純利益
15
貸借対照表の概要:杏林製薬
20年3月期末 21年3月期末 <当期のポイント> (対前期末)
(単位:百万円)
実 績 構成比 実 績 構成比 前期末増減
流動資産 121,234 75.5% 119,598 76.4% -1,635 ■流動資産 :1,635百万円減
現金及び預金 18,323 16,983 ・現金及び預金の減少 ( -1,340百万円)
売掛金 42,831 36,182 ・売掛金の減少 ( -6,648百万円)
有価証券 993 ― 3,399 ― ― ・有価証券の増加 ( +2,406百万円)
棚卸資産 26,927 29,609 ・棚卸資産の増加 ( +2,681百万円)
その他 32,157 33,422
・その他の増加 ( +1,264百万円)
固定資産 39,336 24.5% 37,029 23.6% -2,306
■固定資産 : 2,306百万円減
有形固定資産 7,328 7,213
無形固定資産 2,741 ― 3,080 ― ― ・有形固定資産の減少 ( -114百万円)
投資その他 29,265 26,734 ・無形固定資産の増加 ( +339百万円)
・投資その他の減少 ( -2,531百万円)
資産合計 160,570 100.0% 156,628 100.0% -3,942
流動負債 27,730 17.3% 23,789 15.2% -3,941
■流動負債 :3,941百万円減
買掛金 10,294 6,597
― ― ―
その他流動負債 17,436 17,192 ・買掛金の減少 ( -3,696百万円)
・その他の減少 ( -244百万円)
固定負債 13,433 8.4% 12,417 7.9% -1,015
負債合計 41,164 25.6% 36,207 23.1% -4,957 ■固定負債 :1,015百万円減
長期借入金の減少 ( -1,277百万円)
株主資本 112,525 70.1% 113,848 72.7% +1,323
評価・換算差額等 6,880 4.3% 6,572 4.2% -308
純資産合計 119,405 74.4% 120,420 76.9% +1,015
負債及び純資産合計 160,570 100.0% 156,628 100.0% -3,942
16
主な業績項目の推移:杏林製薬
22年3月期※1
(単位:百万円) 17年3月期 18年3月期 19年3月期 20年3月期 21年3月期
(予想)
売上高 100,022 97,459 99,736 96,336 89,674 89,800
(海外売上) (528) (3,115) (613) (1,260) (793) (600)
売上原価 43,503 42,885 50,443 47,339 44,922
―
(売上原価率)% (43.5%) (44.0%) (50.6%) (49.1%) (50.1%)
販売費及び一般管理費 49,714 48,645 43,905 44,675 41,190
―
(販管費率)% (49.7%) (49.9%) (44.0%) (46.4%) (45.9%)
うち研究開発費 12,785 13,158 9,569 10,038 8,719 7,800
(研究開発費率)% (12.8%) (13.5%) (9.6%) (10.4%) (9.7%) (8.7%)
営業利益 6,803 5,928 5,387 4,321 3,561 1,300
(営業利益率)% (6.8%) (6.1%) (5.4%) (4.5%) (4.0%) (1.4%)
経常利益 7,396 6,608 6,121 5,340 4,546 2,000
(経常利益率)% (7.4%) (6.8%) (6.1%) (5.5%) (5.1%) (2.2%)
当期純利益 4,454 4,637 4,389 3,996 4,814 1,500
(当期純利益率)% (4.5%) (4.8%) (4.4%) (4.1%) (5.4%) (1.7%)
一株当たり利益(円) 59.98円 62.45円 59.10円 53.82円 64.82円 ―
資本金 4,317 4,317 4,317 4,317 4,317 ―
総資産 149,382 151,622 161,986 160,570 156,628 ―
株主資本 117,744 118,595 112,464 112,525 113,848
純資産 125,310 128,614 121,320 119,405 120,420 ―
一株当たり純資産(円) 1,687.28円 1,731.76円 1,633.55円 1,607.77円 1,621.43円 ―
自己資本利益率 % 3.5% 3.7% 3.5% 3.3% 4.0% ―
自己資本比率 % 83.9% 84.8% 74.9% 74.4% 76.9% ―
人員(人) 1,687人 1,673人 1,567人 1,502人 1,471人 ―
設備投資 905 815 599 441 732 700
減価償却費 2,143 1,942 1,183 1,337 1,391 1,500
税効果会計に係る会計基準一部改正を2018年3月期より適用しております。
※1 2022年3月期より「収益認識に関する会計基準」等を適用予定であり、2022年3月期連結業績予想は、当該変更を織り込んだ数値となっております。
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■将来見通しに関する注意事項
本資料に記載されている業績予想等は、現時点で入手可能な情報により判断した予想
であり、将来の業績に影響を与える不確実な要因やリスクが含まれています。実際の業績
は、今後様々な要因によって大きく異なる可能性があります。