4569 キョーリンHD 2021-04-21 11:00:00
間質性膀胱炎治療剤「ジムソ膀胱内注入液50%」の新発売について [pdf]
2021 年 4 月 21 日
各 位
会 社 名 キョーリン製薬ホールディングス株式会社
代表者名 代 表 取 締 役 社 長 荻原 豊
(コード番号 4569 東証第 1 部)
問合せ先 グループ経営企画統轄部 部長 谷藤 功典
電 話 03 ー 3525 ー 4707
間質性膀胱炎治療剤「ジムソ®膀胱内注入液 50%」の新発売について
キョーリン製薬ホールディングス株式会社の子会社である杏林製薬株式会社(本社:東京都千代田区、
社長:荻原 茂、以下「杏林製薬」)は、間質性膀胱炎治療剤「ジムソ®膀胱内注入液 50%」(以下、「本剤」)に
ついて、本日(4 月 21 日付け)、新発売いたしました。
間質性膀胱炎は頻尿、尿意亢進、尿意切迫感及び膀胱痛を呈する疾患であり、一般的には、膀胱充満
時に生じる膀胱痛が特徴的な症状として挙げられます。持続する症状は患者さんの日常生活に多大な支障
をきたし、著しい QOL の低下を招きます。国内で治療中の患者数は、2013 年の調査では約 4,500 人である
ことが報告されており※、希少疾患の一つとされています。
間質性膀胱炎・膀胱痛症候群診療ガイドライン(2019 発刊)では、治療法として保存的治療、薬物治療、
膀胱内注入療法及び内視鏡的治療等が挙げられていますが、推奨グレード A(行うよう強く勧められる)に
該当する確立された治療法はありません。また、現在、国内で保険適用を有する治療法は膀胱水圧拡張術
のみであり、保険診療上の治療選択肢は限られています。
杏林製薬は、重点領域とする泌尿器科領域において、間質性膀胱炎の新たな治療選択肢として本剤を
製品ラインナップに加え、最新の情報提供を行うことにより、同疾患の患者さんの治療と QOL 改善に貢献を
してまいります。
なお、本剤の売上予想については、2022 年 3 月期の連結業績予想に織り込み、2021 年 5 月 11 日(予定)
の決算発表時に公表する予定です。
(参考文献)
※ Yamada Y, Nomiya A, Niimi A, Igawa Y, Ito T, Tomoe H, et al. A survey on clinical practice of interstitial
cystitis in Japan. Transl Androl Urol. 2015; 4(5): 486-90.
[製品情報]
製 品 名 ジムソ®膀胱内注入液 50%
一 般 名 ジメチルスルホキシド(Dimethyl Sulfoxide)
効 能 又 は効 果 間質性膀胱炎(ハンナ型)の諸症状(膀胱に関連する慢性の骨盤部の疼痛、圧迫感及び
不快感、尿意亢進又は頻尿等の下部尿路症状)の改善
用 法 及 び用 量 通常、成人には 50%(w/w)ジメチルスルホキシド溶液を 1 回あたり 1 バイアル 50mL
(ジメチルスルホキシドとして 27g)、2 週間間隔で 6 回膀胱内に注入する。なお、膀胱内
注入後、可能な限り 15 分間以上膀胱内に保持してから排出させる。
薬 価 11,210.50 円
製造販売承認日 2021 年 1 月 22 日
薬価基準収載日 2021 年 4 月 21 日
発 売 日 2021 年 4 月 21 日
製 造 販 売 元 杏林製薬株式会社
[製品写真]
【ジムソ®膀胱内注入液 50%】
以上