4565 M-SOSEI 2020-05-13 15:30:00
2020年12月期第1四半期(1月-3月)ビジネスハイライトおよび連結業績について [pdf]

      PRESS RELEASE

                                                     2020 年 5 月 13 日
各位
                            本店所在地    東京都千代田区麹町二丁目1番地
                            会社名      そーせいグループ株式会社
                                     (コード番号 4565 東証マザーズ)
                            代表者      代表執行役会長兼社長 CEO
                                     田村眞一
                            問い合せ先    コーポレートコミュニケーション部
                                     西下進一朗
                            電話番号     03-5210-3290(代表)



                  2020 年 12 月期第 1 四半期(1 月-3 月)
                 ビジネスハイライトおよび連結業績について

 当社グループは本日、2020 年 12 月期第 1 四半期(1 月-3 月)における事業の概況および連結業績を
発表しましたので、お知らせします。2020 年 12 月期第 1 四半期決算短信〔IFRS〕連結全文はこちらを
ご覧ください。


2020 年 12 月期第 1 四半期(1 月-3 月)ビジネスハイライト


  •   戦略の集中及び英国の研究開発体制再編の完了 - 世界有数のプラットフォーム、創薬および初
      期開発における能力を活用し、提携プログラムを推進、強化するという次世代の成長戦略の実
      行にさらに力を入れていく- 定時株主総会にて説明
  •   役員の新任及び昇進 -ロルフ・ソダストロム氏が取締役に新任、マルコム・ウィア博士が執行
      役副会長に昇進。さらに、英国の研究開発体制の再編の一環として、組織横断的に昇格を実施
  •   影響力のある論文が Nature Reviews Drug Discovery 誌に掲載 - 構造ベースアプローチによ
      り G タンパク質共役受容体(GPCR)を標的とする新規ペプチド医薬品の創製における構造ベ
      ースアプローチの可能性を明らかにする
  •   スピンオフ企業である Orexia 社および Inexia 社と連携して開発中のオレキシン受容体作動薬プ
      ログラムでの科学的な著しい進展 - 構造の精度を基に、オレキシン受容体モジュレーターに関
      する独自の創薬および設計エンジンを構築 - Medixci 社が次なる資金提供を実行
  •   COVID-19 の世界的流行への対応策 - 従業員および他のステークホルダーの安全を確保し、
      COVID-19 の蔓延を押さえるための方針および活動を速やかに実施する一方、大手提携先との収
      益につながる業務を優先


2020 年 3 月 31 日以降のビジネスハイライト


  •   COVID-19 に関する新たな研究開発プログラムの開始 - SARS-CoV-2 コロナウイルス(COVID-
      19 の原因ウイルス)を標的とする治療薬創出に関する世界的な研究活動に、世界をリードする
          PRESS RELEASE

          構造ベース創薬技術を応用するため、多くの専門分野にわたるチームを結成。SARS-CoV-2 の
          将来の変異株による感染症も視野に入れる
      •   Enerzair® Breezhaler®(QVM149)がコントロール不良な喘息の成人患者の維持療法として欧
          州連合の承認勧告を取得 - QVM149 は、1 日 1 回吸入の、ファースト・イン・クラスの医薬品
          となる可能性を持つ喘息患者のための LABA/LAMA/ICS 配合剤であり、当社グループは QVM149
          について経済的利益を有することになっている
      •   Orexia 社および Inexia 社と連携して開発中のオレキシン受容体作動薬プログラムでさらなる科
          学的進展 -低分子アゴニストと結合したオレキシン受容体 OX2 の構造解析、さらに低分子化合
          物の結合部位特定に成功 - 既に獲得しているものと比較して非常に高い精細度の構造を特定し、
          神経系疾患を標的とする新規低分子の創薬と開発の最適化に極めて有益なより優れた知見を獲
          得


2020 年 12 月期第 1 四半期(1 月-3 月)の業績ハイライト


      •   売上収益は、主に新規提携に伴う一時金および既存の提携先からの重要なマイルストンに関す
          る収益がなかったことにより、前年同四半期(2019 年 1 月-3 月)と比べ 1,974 百万円(17.8 百
          万米ドル)減少し、1,162 百万円(10.7 百万米ドル)となった。新規提携の時期と既存の提携で
          の進捗状況は四半期毎に大きく変動する可能性があり、当連結会計年度内には新規提携に伴う
          一時金およびマイルストンに関する収益を見込む。なお、前年同四半期には AstraZeneca 社か
          ら 15 百万米ドルのマイルストンに関する収益を受領。
      •   研究開発費に係る現金支出は、主に COVID-19 の世界的流行に伴い特定のプロジェクトを優先す
          るという戦略上の決定により、前年同四半期(2019 年 1 月—3 月)と比べ 379 百万円(3.4 百万
          米ドル)減少し、557 百万円(5.1 百万米ドル)となり、厳格に管理されている。
      •   一般管理費に係る現金支出は、前年同四半期(2019 年 1 月—3 月)と比べ 120 百万円(1.0 百万
          米ドル)減少し、437 百万円(4.0 百万米ドル)となり、これは主に当社株価下落に伴い株式報
          酬費用に係る英国での社会保険料が減少したことによるもの。
                       1
      •   現金収入             は、主に上述の収益の減少により、12 百万円(0.1 百万米ドル)(前年同四半期
          (2019 年 1 月—3 月)は 1,432 百万円(13.0 百万米ドル)の利益)となった。
      •   当期損益は、主に上述の収益の減少により、746 百万円(6.9 百万米ドル)の損失(前年同四半
          期(2019 年 1 月—3 月)は 1,018 百万円(9.2 百万米ドル)の利益)となった。
      •   2020 年 3 月 31 日における現金及び現金同等物は 16,335 百万円(150.0 百万米ドル)と引き続
          き十分な資本を有する。現金及び現金同等物は、Pfizer 社からのマイルストン受領と英国の税額
          控除により、約 960 百万円(8.8 百万米ドル)増加。


(注)便宜上の換算為替レート:2020 年:1 米ドル=108.907 円、2019 年:1 米ドル=110.226 円




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    Non-IFRS measure
      PRESS RELEASE

 当社代表執行役会長兼社長 CEO である田村眞一は次のように述べています。「SARS-CoV-2 の世界
的流行により、私たちの事業環境はここヵ月で劇的に変化しました。当社グループが優先すべき従業員
および他の関係者の安全を確保し、COVID-19 のさらなる蔓延を防ぐための活動を迅速に実施したこと
で、これらの変化に極めて適切に対応できたことを大変喜ばしく思います。私たちの講じた対応策によ
り、高いレベルでの事業の継続性も確保され、収益につながる提携やその他の重要な分野での取り組み
が可能になりました。このような未曽有の事態でもなお際立った結果と科学的成果をもたらした、従業
員の貢献と決意の固さに目を見張るとともに感謝しています。」


                                                       以上


Sosei Heptares について


 当社グループは、G タンパク質共役受容体(GPCR)をターゲットとした独自の StaR®技術並びに構
造ベース創薬(SBDD)技術から生み出される新薬候補物質の探索および初期開発にフォーカスした、
国際的なバイオ医薬品企業グループです。当社グループは中枢神経系疾患、がん、消化器系疾患、炎症
性疾患、その他希少疾患など複数の疾患領域において、幅広いパイプラインの構築に取り組んでいます。


 これまで Allergan 社、AstraZeneca 社、第一三共株式会社、ジェネンテック社(ロシュ・グループ)、
ノバルティス社、Pfizer 社および武田薬品工業株式会社等の大手グローバル製薬企業、ならびに Kymab
社、MorphoSys 社およびペプチドリーム社等の革新的なバイオ医薬品企業と提携しています。当社グル
ープは、東京に本社を置き、英国のケンブリッジに研究開発施設を有しています。


 「Sosei Heptares」は、東京証券取引所に上場しているそーせいグループ株式会社(証券コード 4565)
のコーポレートブランドです。「そーせい」、「Heptares」、当社グループのロゴおよび StaR®は、当
社グループの商標または登録商標です。


 詳しくは、ホームページ https://www.soseiheptares.com/をご覧ください。
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