4565 M-SOSEI 2019-12-24 08:30:00
Pfizer社との複数のターゲットを対象にした研究開発提携において三番目の臨床開発候補物質を創出 [pdf]

        PRESS RELEASE

                                                     2019 年 12 月 24 日
各位
                             本店所在地    東京都千代田区麹町二丁目1番地
                             会社名      そーせいグループ株式会社
                                      (コード番号 4565 東証マザーズ)
                             代表者      代表執行役会長兼社長 CEO
                                      田村眞一
                             問い合せ先    コーポレートコミュニケーション部
                                      西下進一朗
                             電話番号     03-5210-3290(代表)



           Pfizer 社との複数のターゲットを対象にした研究開発提携において
                       三番目の臨床開発候補物質を創出

                      新たな臨床開発候補物質を創出したことにより
                     当社グループは3百万米ドルのマイルストンを受領

両社の研究チームの協業と、StaR®技術および構造ベース創薬技術が生み出す相乗効果により
 重要な GPCR 疾患ターゲットを制御する新薬開発候補物質が提供できることをさらに実証

    当社グループは、戦略的提携先である Pfizer Inc.(以下「Pfizer 社」)との複数の G タンパク質共役受
容体(以下「GPCR」)をターゲットとした創薬に関する戦略的提携において三番目の臨床開発候補物
質が選定されたことが通知されましたので、お知らせいたします。この成果により、当社グループは新
たに 3 百万米ドル(約 328 百万円 1)のマイルストンを受領いたします。本新規候補物質は、代謝性疾
患やその他の疾患に関係する GPCR を標的とする経口低分子です。


    本提携により、Pfizer 社は 2019 年中に三つの異なる臨床開発候補物質を選定し、うち一つは最近、初
めての臨床試験を開始しました。これらの候補物質は、Pfizer 社と当社グループの創薬チームがそれぞ
れの専門性を組み合わせ、補完し合うことによって見い出されました。本提携では、当社グループ独自
の StaR®と構造ベース創薬(SBDD)技術を活用して、複数の疾患領域にわたる異なった GPCR ターゲ
ットに作用する分子を設計しています。当社グループが本年中に Pfizer 社から受領することとなった重
要なマイルストンは本件を含め合計 14 百万米ドルになります。


    当社執行役副社長 Research and Early Development であるマルコム・ウィアーは次のように述べてい
ます。「当社グループは、疾患の作用部位として役割が明確になっているものの、創薬が困難なターゲ
ットに対して設計された、新薬開発候補物質を求めている製薬企業と提携するという明確な目標を持っ
ています。Pfizer 社との研究開発は順調に進捗しており、両社の補完的なチームと、StaR®技術と SBDD


1   1 米ドル=109.42 円
     PRESS RELEASE

技術を適用して得られる、GPCR に関する独自の見識とを組み合わせることにより実現できる生産性を
明確に示しています。今後この開発プログラムや他のプログラムについて最新情報をお知らせできる時
を楽しみにしています。」


Pfizer 社との提携について
 2015 年 11 月、当社グループは、Pfizer 社との間で、複数の疾患領域における最大 10 種の GPCR ター
ゲットに対する新規医薬品開発に関する提携を行いました。これらのターゲットの多くは、治療対象と
なる可能性のあるさまざまな疾患の重要な作用部位として、臨床あるいは生物学的に役割が明確になっ
ているものの、内在する技術的課題から、従来の創薬アプローチでは候補薬の創出が困難でした。


 これらの課題に対応するために、当社グループと Pfizer 社の研究者が緊密に協働し、それぞれの専門
性を補完的に活用することで、当初 Pfizer 社が選定した GPCR に対する構造ベース創薬(SBDD)が可
能になりました。Pfizer 社は本提携から生み出された各ターゲットに対する全ての治療薬(低分子およ
びバイオ医薬品)に関して開発・製造販売の責任を負い、グローバルでの独占的開発・製造販売権を保
有します。


 今回の成果は、当社グループが提供した、特定のプログラムに関する複数の安定化された受容体
(StaR®タンパク質)、X 線構造情報、および生物物理学的データによるものであり、これにより Pfizer
社より複数の重要なマイルストンを受領しており、新たな臨床開発候補品の選定および最初の第Ⅰ相臨
床試験開始によるものです。さらに定められた条件が満たされれば、追加のマイルストンの達成に応じ
た支払いを受領し、さらにロイヤリティを受け取れる契約となっています。


 また、2015 年には、ファイザー製薬株式会社が当社に対して 33 百万米ドルを出資しています。なお、
この提携による科学的成果は、両社共同で発表する予定です。


                                                          以上


Sosei Heptares について
 当社グループは、G タンパク質共役受容体(GPCR)をターゲットとした独自の StaR®技術並びに構
造ベース創薬(SBDD)技術から生み出される新薬候補物質の探索および初期開発にフォーカスした、
国際的なバイオ医薬品企業グループです。当社グループは中枢神経系疾患、がん、消化器系疾患、炎症
性疾患、その他希少疾患など複数の疾患領域において、幅広いパイプラインの構築に取り組んでいます。


 これまで Allergan 社、AstraZeneca 社、第一三共株式会社、ジェネンテック社(ロシュ・グループ)、
ノバルティス社、Pfizer 社および武田薬品工業株式会社等の大手グローバル製薬企業、ならびに Kymab
社、MorphoSys 社およびペプチドリーム社等の革新的なバイオ医薬品企業と提携しています。当社グル
ープは、東京に本社を置き、英国のケンブリッジに研究開発施設を有しています。
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 「Sosei Heptares」は、東京証券取引所に上場しているそーせいグループ株式会社(証券コード 4565)
のコーポレートブランドです。「そーせい」、「Heptares」、当社グループのロゴおよび StaR®は、当
社グループの商標または登録商標です。


 詳しくは、ホームページ https://www.soseiheptares.com/をご覧ください。
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