4565 M-SOSEI 2019-06-10 10:00:00
Pfizer社とのGPCRに対する新薬創出研究提携により二番目の臨床開発候補物質が創出され、3百万米ドルのマイルストンを受領 [pdf]

        PRESS RELEASE

                                                    2019 年 6 月 10 日
各位
                            本店所在地    東京都千代田区麹町二丁目1番地
                            会社名      そーせいグループ株式会社
                                     (コード番号 4565 東証マザーズ)
                            代表者      代表執行役会長兼社長 CEO
                                     田村眞一
                            問い合せ先    コーポレートコミュニケーション部
                                     西下進一朗
                            電話番号     03-5210-3290(代表)



            Pfizer 社との GPCR に対する新薬創出研究提携により
       二番目の臨床開発候補物質が創出され、3 百万米ドルのマイルストンを受領

                  本年 5 月に発表された一番目の候補物質とは異なる
            GPCR および重要な疾患に作用する新規臨床開発候補物質を創出した


          StaR®技術および構造ベース創薬技術が、重要な疾患ターゲットに作用する
                     低分子物質の創出に有用であることが実証された

    当社グループは、戦略的提携先である Pfizer Inc.(以下「Pfizer 社」)より、同社が当社グループとの
多岐にわたる G タンパク質共役受容体(GPCR)に作用する新薬創出研究提携により、新たに臨床開発
候補物質を選定できたことが通知されましたので、お知らせいたします。この成果により、当社グルー
プは新たに 3 百万米ドル(約 326 百万円 1)のマイルストンを受領することになります。本年 5 月には、
Pfizer 社により一番目の候補物質が選定されています。


    当社執行役副社長チーフ R&D オフィサーであるマルコム・ウィアーは次のように述べています。「先
月初めて臨床開発候補物質が選定されてから、これほど早く提携によって新たな候補物質が見出されて
開発マイルストンを達成できたことを喜ばしく思います。当社グループと Pfizer 社が協働することによ
り、創薬が困難とされていた GPCR に対する新規低分子候補物質の創出という進捗があったことは、こ
のアプローチと両社が結集した開発力の可能性を改めて強調していると言えます。」


    2015 年 11 月、当社グループは、Pfizer 社との間で、複数の領域における最大 10 種の GPCR ターゲッ
トに対する新規医薬品開発に関する戦略的提携を行いました。これらのターゲットの多くは、治療対象
となる可能性のあるさまざまな疾患の重要な作用部位として、臨床あるいは生物学的に役割が明確にな
っているものの、内在する技術的課題から、従来の創薬アプローチでは候補薬の創出が困難でした。



1   1 米ドル=108.52 円
      PRESS RELEASE

 これらの課題に対応するために、当社グループと Pfizer 社の研究者が緊密に協働し、それぞれの専門
性を補完的に活用することで、当初 Pfizer 社が選定した GPCR に対する構造ベース創薬(SBDD)が可
能になりました。Pfizer 社は本提携から生み出された各ターゲットに対する全ての治療薬(低分子およ
びバイオ医薬品)に関して開発・製造販売の責任を負い、グローバルでの独占的開発・製造販売権を保
有します。


 今回の成果は、当社グループが提供した、特定のプログラムに関する複数の安定化された受容体
(StaR®タンパク質)、X 線構造情報、および生物物理学的データによるものであり、これにより Pfizer
社よりマイルストンを受領しており、これには本日発表した 3 百万米ドルおよび本年 5 月に発表した 3
百万米ドルが含まれ、いずれも新たな臨床開発候補物質の選定によるものです。さらに定められた条件
が満たされれば、追加のマイルストンの達成に応じた支払いを受領し、さらにロイヤリティを受け取れ
る契約となっています。


 また、2015 年には、ファイザー製薬株式会社が当社に対して 33 百万米ドルを出資しています。なお、
この提携による科学的成果は、両社共同で発表する予定です。


                                                      以上


Sosei Heptares について
 当社グループは、G タンパク質共役受容体(GPCR)をターゲットとした独自の StaR®技術並びに構
造ベース創薬(SBDD)技術から生み出される新薬のデザイン・研究開発にフォーカスした、国際的な
バイオ医薬品企業グループです。当社グループは提携あるいは自社開発により中枢神経系疾患、がん、
代謝疾患、その他希少疾患など複数の疾患領域において、幅広いパイプラインの構築に取り組んでいま
す。現在進行中の開発プログラムには、Allergan 社との提携によるアルツハイマー病の対症療法を目的
とした候補薬や、AstraZeneca 社との提携によるがん治療を目的としたがん免疫療法の開発も含まれて
います。その他に、これまでノバルティス社、Pfizer 社、第一三共株式会社、ペプチドリーム社、
Kymab 社、MorphoSys 社等と提携しています。東京に本社を置き、英国のケンブリッジに研究開発施設
を有しています。


 「Sosei Heptares」は、東京証券取引所に上場しているそーせいグループ株式会社(証券コード 4565)
のコーポレートブランドです。


 詳しくは、ホームページ https://www.soseiheptares.com/をご覧ください。
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