4565 M-SOSEI 2021-11-12 16:30:00
アデノシンA2a拮抗薬Imaradenant(AZD4635)がアストラゼネカ社の臨床パイプラインから外れる [pdf]

     PRESS RELEASE



                                                       2021 年 11 月 12 日
各位
                             本店所在地    東京都千代田区麹町二丁目1番地
                             会社名      そーせいグループ株式会社
                                      (コード番号 4565 東証マザーズ)
                             代表者      代表執行役社長 CEO
                                      田村眞一
                             問い合せ先    IR & コーポレートストラテジー部
                                      西下進一朗
                             電話番号     03-5210-3290(代表)


             アデノシン A2a 拮抗薬 Imaradenant(AZD4635)が
              アストラゼネカ社の臨床パイプラインから外れる

 当社グループは、AstraZeneca UK Limited(以下「アストラゼネカ社」)の 2021 年第 3 四半期 Clinical
trials appendix(臨床試験付属説明資料)(本日公表され www.astrazeneca.com に掲載)において、経
口低分子アデノシン A2a 受容体拮抗薬 imaradenant(AZD4635)が、継続的なパイプラインの優先順位
付けの一環として、臨床パイプラインから外れましたのでお知らせいたします。Imarademant は、当社
グループが創出し、2015 年にアストラゼネカ社に導出されています。


 アストラゼネカ社は、imaradenant を固形がんにおける単剤療法およびイミフィンジ(デュルバルマ
ブ)との併用療法として、第Ⅰ相および第Ⅱ相臨床試験で評価してきました。これらの試験において、
転移性去勢抵抗性前立腺がん(mCRPC)の一部の免疫チェックポイント阻害療法未実施の患者におけ
る、imaradenant のイミフィンジとの併用または単剤での良好な安全性と忍容性、および臨床的有用性
が認められました。Imaradenant は、様々ながん腫の固形がん患者を対象に広範な試験が行われており、
投与量を増量した場合において良好な安全性と忍容性が示されています。


 アデノシンの産生と作用をターゲットとすることは、腫瘍微小環境における免疫抑制を克服するため
の有望な戦略であり、現在、いくつかの企業が初期臨床試験の良好な結果を公表しています。


 アストラゼネカ社は、多様ながん領域のパイプラインを有しており、ポートフォリオ内のプロジェク
トに関して戦略上の優先順位を定期的に見直す必要があります。アストラゼネカ社の臨床パイプライン
から imarademant が外れたことを受け、当社グループは imarademant のグローバルでの権利を当社が再
取得する可能性も含めて、アストラゼネカ社との間で今後の開発計画を協議します。


 本件による 2021 年 12 月期の当社連結業績に与える重要な影響はありませんが、今後開示すべき事項
が発生した場合には、速やかにお知らせいたします。
      PRESS RELEASE

 当社代表執行役社長 CEO である田村眞一は次のように述べています。「Imaradenant の臨床プログラ
ムは、アストラゼネカ社のもと、がん患者において有望な臨床結果を得ています。パイプラインポート
フォリオの見直しの結果、imaradenant に関するアストラゼネカ社の決定を尊重するとともに、我々は、
過去幾度となく実現してきたように、本プログラムの将来の臨床開発や再導出の見通しを立てるために、
グローバルでの権利が返還される可能性についてしっかりと判断したいと考えています。アストラゼネ
カ社は当社グループの最も長期にわたるパートナーのうちの一社であり、非常に生産性の高い協力関係
を築いています。当社グループは、imaradenant の将来に関する今後の協議に期待しており、その結果
については追ってご報告いたします。」


                                                     以上


Sosei Heptares について
 当社グループは、G タンパク質共役受容体(GPCR)をターゲットとした独自の StaR®技術並びに構
造ベース創薬(SBDD)技術から生み出される新薬候補物質の探索および初期開発にフォーカスした、
国際的なバイオ医薬品企業グループです。当社グループは神経疾患、免疫疾患、消化器疾患、炎症性疾
患など複数の疾患領域において、幅広いパイプラインの構築に取り組んでいます。


 これまでアッヴィ社、アストラゼネカ社、バイオヘイブン社、ジェネンテック社(ロシュ・グルー
プ)、GSK 社、ノバルティス社、ファイザー社、武田薬品工業株式会社などの大手グローバル製薬企業
および新興バイオ医薬品企業と提携しています。当社グループは、東京に本社を置き、英国のケンブリ
ッジに研究開発施設を有しています。


 「Sosei Heptares」は、東京証券取引所に上場しているそーせいグループ株式会社(証券コード 4565)
のコーポレートブランドです。「そーせい」、「Heptares」、当社グループのロゴおよび StaR®は、当
社グループの商標または登録商標です。


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