4565 M-SOSEI 2019-03-28 15:30:00
財務報告に係る内部統制の開示すべき重要な不備に関するお知らせ [pdf]

     PRESS RELEASE

                                                2019 年 3 月 28 日
各位
                         本店所在地   東京都千代田区麹町二丁目1番地
                         会社名     そーせいグループ株式会社
                                 (コード番号 4565 東証マザーズ)
                         代表者     代表執行役会長兼社長 CEO
                                 田村眞一
                         問い合せ先   コーポレートコミュニケーション部
                                 西下進一朗、岡田優
                         電話番号    03-5210-3290(代表)



       財務報告に係る内部統制の開示すべき重要な不備に関するお知らせ



 当社は、金融商品取引法第 24 条の 4 の 4 第 1 項に基づき、本日、関東財務局に対して提出した 2018
年 12 月期の内部統制報告書において、開示すべき重要な不備があり、当社の財務報告に係る内部統制は
有効でない旨を記載致しましたので、下記のとおりお知らせいたします。


なお、開示すべき重要な不備に起因する必要な修正はすべて、2018 年 12 月期有価証券報告書に反映し
ており、これによる財務諸表及び連結財務諸表に及ぼす影響はありません。また、財務諸表に関する監
査報告における監査意見は、無限定適正意見であります。


                             記


1.開示すべき重要な不備の内容及び事業年度の末日までに是正できなかった理由
 当社の 2018 年 12 月期の期末決算の過程において、当社の中核的な英国の連結子会社である Heptares
Therapeutics Ltd.(以下「Heptares」)において、開発に係るライセンス費用の期間帰属に係る会計処理
の誤り、未払費用の過大計上及び仕訳における通貨種類の選択誤りなどの複数の誤りが、監査法人によ
り発見されました。


 これらは、Heptares において、購買時における請求書及び関連書類に基づく会計処理の検討不足、会
計処理に関する研究開発部門の理解不足、仕訳計上時における職務分掌の不徹底及び当社のインターナ
ルオーディット部のスキル不足による Heptares への不十分な内部監査などに起因しており、当社は、
Heptares の購買発注プロセス、Heptares の決算・財務報告プロセス及び当社の全社的な内部統制におけ
る Heptares に対するモニタリングに開示すべき重要な不備があると判断しました。


 当事業年度の末日までに当該内部統制の不備が是正されなかった理由は、当該重要な不備の判明が当
事業年度末日後になったためです。
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2.開示すべき重要な不備の是正方針
 当社としては、財務報告に係る内部統制の重要性を強く認識しており、以下の方針に基づく再発防止
策を講じて、財務報告に係る内部統制の開示すべき重要な不備を是正し、継続的に内部統制を強化して
まいります。
・Heptares の購買発注業務における購買申請処理に係るフォーマットの改善及びマニュアル等の見直し
 による会計処理に関するチェック体制の強化
・Heptares の研究開発部門に対する会計処理に関する継続的な教育プログラムの導入及びチェック体制
 の強化
・Heptares の経理部における職務分掌を強化するための統制の追加
・上記の統制を適切に整備、運用するための Heptares の経理部における人員の増強
・当社のインターナルオーディット部における人員及びスキルの増強


3.その他
 付記事項および特記事項はありません。


 なお、今回の件を受けて、当社代表執行役会長兼社長 CEO 田村眞一のコメントは次のとおりでありま
す。
 「このたび見つかった誤りは、主に英国の中核子会社 Heptares における研究開発に関する会計処理な
どで生じたものでありますが、同社の研究開発部門における経理・会計処理についての理解度向上や、
同社における研究開発活動の成長速度に応じた経理部によるチェック体制及び当社のインターナルオー
ディット部による Heptares に対するモニタリングの強化の必要性を再認識する機会となりました。当社
としては、当社グループの一層の事業拡大や企業成長を着実に実現していくために、内部統制の強化は
極めて重要な経営課題であると認識しており、今回の事態を真摯に受け止めております。見つかった不
備を早急に是正するとともに、継続的に内部統制を強化してまいります。
 株主の皆様には、ご心配をおかけすることとなり、誠に申し訳ございませんが、今後ともご支援のほ
ど、よろしくお願いいたします。」
                                                        以上


Sosei Heptares について
 当社グループは、G タンパク質共役受容体(GPCR)をターゲットとした独自の StaR®技術並びに構
造ベース創薬(SBDD)技術から生み出される新薬のデザイン・研究開発にフォーカスした、国際的な
バイオ医薬品企業グループです。当社グループは提携あるいは自社開発により中枢神経系疾患、がん、
代謝疾患、その他希少疾患など複数の疾患領域において、幅広いパイプラインの構築に取り組んでいま
す。現在進行中の開発プログラムには、Allergan 社との提携によるアルツハイマー病の対症療法を目的
とした候補薬や、AstraZeneca 社との提携によるがん治療を目的としたがん免疫療法の開発も含まれて
います。その他に、これまで Novartis 社、Pfizer 社、第一三共株式会社、ペプチドリーム社、Kymab 社、
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MorphoSys 社等と提携しています。東京に本社を置き、英国のケンブリッジに研究開発施設を有してい
ます。


 「Sosei Heptares」は、東京証券取引所に上場しているそーせいグループ株式会社のコーポレートブ
ランドです(証券コード 4565)。


 詳しくは、ホームページ https://www.soseiheptares.com/?ctry=jp をご覧ください。
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 Twitter: @soseiheptaresco
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