4565 M-SOSEI 2020-12-21 08:30:00
GSK社との消化器免疫疾患をターゲットとするグローバルな研究開発提携およびライセンス契約締結のお知らせ [pdf]

       PRESS RELEASE

                                                                         2020 年 12 月 21 日
各位
                                       本店所在地       東京都千代田区麹町二丁目1番地
                                       会社名         そーせいグループ株式会社
                                                   (コード番号 4565 東証マザーズ)
                                       代表者         代表執行役会長兼社長 CEO
                                                   田村眞一
                                       問い合せ先       IR & コーポレートストラテジー部
                                                   西下進一朗
                                       電話番号        03-5210-3290(代表)



               GSK 社との消化器免疫疾患をターゲットとする
           グローバルな研究開発提携およびライセンス契約締結のお知らせ

                炎症性腸疾患およびその他の消化器免疫疾患において
              遺伝学的に検証済みのターゲットである GPR35 受容体に対する
                        低分子作動薬が対象

        当社グループは、最大 34 百万ポンドの契約一時金、研究開発資金および
      潜在的な初期開発マイルストンを受領し、さらに、総額で最大 336 百万ポンドの
          マイルストンや段階的ロイヤリティを受領する権利を有している

    当社グループは、GlaxoSmithKline plc.(以下、「GSK 社」)1と、グローバルな研究開発提携および
ライセンス契約を締結しましたので、お知らせいたします。本契約は、世界中の何百万人もの患者の深
刻なアンメットニーズが存在する炎症性腸疾患(IBD)およびその他の消化器免疫疾患において、遺伝
学的に関連するオーファン G タンパク質共役受容体2(以下、「GPCR」)である GPR35 受容体に対
する選択的経口低分子作動薬の創薬および開発を対象としています。


    本契約に基づき、GSK 社は、当社グループが独自の StaR® 技術および構造ベース創薬「以下、
(SBDD)」プラットフォームを駆使して設計した GPR35 受容体作動薬ポートフォリオのグローバル
な権利を保有することとなります。このポートフォリオには、前臨床試験段階に入っているリード化合
物や複数の差別化されたバックアップ化合物が含まれます。


    当社グループと GSK 社は研究および初期開発で協業し、GSK 社は臨床開発、製造および商業化を担
います。


1
 当社 100%子会社 Heptares Therapeutics Limited と GSK Intellectual Property Development Ltd.が契約主体
2
 オーファン受容体とはリガンドが同定されていない受容体タンパク質である。孤児受容体ともいう。遺伝子配列の解析により
既知の受容体タンパク質のファミリーとアミノ酸配列の一部が類似しているが、そのリガンド・機能が不明なものが多く存在す
ることが分かりこのように呼ばれている
        PRESS RELEASE



    一方、当社グループは、最大 34 百万ボンド(約 4,761 百万円3)の契約一時金、潜在的な初期開発マ
イルストンおよび研究開発資金を受領します。また、開発、申請・承認、商業化に伴い、総額で最大
336 百万ポンド(約 470 億円 2)のマイルストンを受領する権利を有しています。さらに、本提携から
生み出された製品が上市されれば製品売上高に応じた段階的ロイヤリティを受領する権利を有していま
す。


    当社代表執行役会長兼社長 CEO である田村眞一は次のように述べています。「我々は、他にはない
SBDD 機能、トランスレーショナル・バイオロジーへの多額の投資、さらに重点志向領域の戦略に基づ
き、ターゲットが明確な差別化された低分子を創出する研究開発分野で大きな進歩を続けています。そ
の取り組みにより、消化器および免疫障害において明らかに存在するアンメットニーズに対処可能です。
このアプローチは、創薬、初期開発、提携という戦略を通じた価値創出につながる複数の機会を生み出
してきました。GSK 社が、この戦略によって我々が創出した GPR35 受容体作動薬プログラムの新たな
パートナーになることで、我々に信頼を持っていただいていることを非常に喜ばしく思います。我々は、
本提携が高い生産性をもたらし、この重要な治療分野における GSK 社の豊富な専門知識が、これらの
新規薬剤の開発の進捗をサポートし、推進してくれるものと確信しています。」


    GSK 社の Research シニアヴァイスプレジデントである John Lepore 氏は次のように述べています。
「IBD のように難治の免疫障害に対する遺伝学を活用した治療は、斬新な治療法の開発のために当社で
採用しているアプローチの実例を示しています。Sosei Heptares は、GPCR 創薬において確立された
実績を持つ世界的リーダーであり、高品質の臨床開発候補物質を共同で特定し、何百万人もの患者さま
が待ち望む重要な新規医薬品を提供することができると確信しています。」


                                                            以上


Sosei Heptares について
    当社グループは、G タンパク質共役受容体(GPCR)をターゲットとした独自の StaR®技術並びに構
造ベース創薬(SBDD)技術から生み出される新薬候補物質の探索および初期開発にフォーカスした、
国際的なバイオ医薬品企業グループです。当社グループは中枢神経系疾患、がん、消化器系疾患、炎症
性疾患、その他希少疾患など複数の疾患領域において、幅広いパイプラインの構築に取り組んでいます。


    これまでアッヴィ社、アストラゼネカ社、ジェネンテック社(ロシュ・グループ)、GSK 社、ノバ
ルティス社、ファイザー社および武田薬品工業株式会社などの大手グローバル製薬企業、ならびにその
他の新興バイオ医薬品企業と提携しています。当社グループは、東京に本社を置き、英国のケンブリッ
ジに研究開発施設を有しています。



3
    イギリスポンド=140.02 円
      PRESS RELEASE

 「Sosei Heptares」は、東京証券取引所に上場しているそーせいグループ株式会社(証券コード
4565)のコーポレートブランドです。「そーせい」、「Heptares」、当社グループのロゴおよび
StaR®は、当社グループの商標または登録商標です。


 詳しくは、ホームページ https://www.soseiheptares.com/をご覧ください。
 LinkedIn: @soseiheptaresco
 Twitter: @soseiheptaresco
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