4565 M-SOSEI 2020-09-28 13:00:00
Pfizer社との複数のターゲットを対象とした研究開発提携により見い出された二番目の新薬開発候補品の臨床試験を開始 [pdf]
PRESS RELEASE
2020 年 9 月 28 日
各位
本店所在地 東京都千代田区麹町二丁目1番地
会社名 そーせいグループ株式会社
(コード番号 4565 東証マザーズ)
代表者 代表執行役会長兼社長 CEO
田村眞一
問い合せ先 IR & コーポレートストラテジー部
西下進一朗
電話番号 03-5210-3290(代表)
Pfizer 社との複数のターゲットを対象とした研究開発提携により見い出された
二番目の新薬開発候補品の臨床試験を開始
Pfizer 社は本新薬開発候補品を初めてヒトへ投与する臨床試験を開始し、
それにともない、当社グループは 5 百万米ドルのマイルストンを受領する
本新薬開発候補品は未公表の GPCR ターゲットに作用する経口低分子モジュレーターである
当社グループの StaR®技術および SBDD プラットフォームにより創出された
GPCR をターゲットとする八番目の新薬開発候補品が臨床試験に入った
当社グループは、Pfizer Inc.(以下「Pfizer 社」)との複数の G タンパク質共役受容体(以下
「GPCR」)をターゲットとした創薬に関する戦略的提携により選定された新薬開発候補品(以下「本
候補品」)を、初めてヒトへ投与する臨床試験が開始されたことが通知されましたので、お知らせいた
します。この成果により、当社グループは 5 百万米ドル(約 528 百万円1)のマイルストンを受領いたし
ます。本候補品は、2019 年 6 月に Pfizer 社により選定され、その時点で 3 百万ドル(約 317 百万円 1)
のマイルストンを受領しました。
Pfizer 社は、当社グループとの提携により 2019 年に三品目の異なる新薬開発候補品を選定しましたが、
そのうち二品目が臨床試験を開始したことになります。本提携では、当社グループ独自の StaR®技術と
構造ベース創薬(以下「SBDD」)技術を活用して、Pfizer 社が選定した複数の疾患領域にわたる異なる
GPCR ターゲットを調節できる経口低分子を設計しました。
本候補品は、当社グループが独自の StaR®技術と SBDD プラットフォームにより創出した GPCR をタ
ーゲットとする新薬開発候補品としては八番目に臨床試験に進んだものです。
1
1 米ドル=105.56 円
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当社グループチーフ・テクノロジー・オフィサー(CTO)であるロブ・クックは次のように述べてい
ます。「この新たな臨床試験の開始は、StaR®技術と構造ベース創薬アプローチの生産性を示す新たな
重要な実績となります。また、命にかかわる疾患を治療できる可能性のある、全く新しい新薬開発候補
品の創薬および開発のために、相互補完的な最先端の機能を応用し、業界をリードする製薬会社と協力
してうまく取り組みを行うことができる当社の能力を示しています。Pfizer 社との長期的なパートナー
シップの進展に非常に満足しています。」
Pfizer 社との提携について
2015 年 11 月、当社グループは、Pfizer 社との間で、複数の疾患領域における最大 10 種の GPCR ター
ゲットに対する新規医薬品開発に関する提携を行いました。これらのターゲットの多くは、治療対象と
なる可能性のあるさまざまな疾患の重要な作用部位として、臨床あるいは生物学的に役割が明確になっ
ているものの、内在する技術的課題から、従来の創薬アプローチでは候補薬の創出が困難でした。
これらの課題に対応するために、当社グループと Pfizer 社の研究者が緊密に協働し、それぞれの専門
性を補完的に活用することで、当初 Pfizer 社が選定した GPCR に対する構造ベース創薬(SBDD)が可
能になりました。Pfizer 社は本提携から生み出された各ターゲットに対する全ての治療薬(低分子およ
びバイオ医薬品)に関して開発・製造販売の責任を負い、グローバルでの独占的開発・製造販売権を保
有します。
今回の成果は、当社グループが提供した、特定のプログラムに関する複数の安定化された受容体
(StaR®タンパク質)、X 線構造情報、および生物物理学的データによるものであり、これまでに Pfizer
社より、新たな臨床開発候補物質の選定および臨床試験開始による重要なマイルストンを受領していま
す。さらに定められた条件が満たされれば、追加のマイルストンの達成に応じた支払いを受領し、さら
にロイヤリティを受け取れる契約となっています。
また、2015 年には、ファイザー製薬株式会社が当社に対して 33 百万米ドルを出資しています。なお、
この提携による科学的成果は、両社共同で発表する予定です。
以上
Sosei Heptares について
当社グループは、G タンパク質共役受容体(GPCR)をターゲットとした独自の StaR®技術並びに構
造ベース創薬(SBDD)技術から生み出される新薬候補物質の探索および初期開発にフォーカスした、
国際的なバイオ医薬品企業グループです。当社グループは中枢神経系疾患、がん、消化器系疾患、炎症
性疾患、その他希少疾患など複数の疾患領域において、幅広いパイプラインの構築に取り組んでいます。
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これまでアッヴィ社、AstraZeneca 社、ジェネンテック社(ロシュ・グループ)、ノバルティス社、
Pfizer 社および武田薬品工業株式会社等の大手グローバル製薬企業、ならびにその他の新興バイオ医薬
品企業と提携しています。当社グループは、東京に本社を置き、英国のケンブリッジに研究開発施設を
有しています。
「Sosei Heptares」は、東京証券取引所に上場しているそーせいグループ株式会社(証券コード 4565)
のコーポレートブランドです。「そーせい」、「Heptares」、当社グループのロゴおよび StaR®は、当
社グループの商標または登録商標です。
詳しくは、ホームページ https://www.soseiheptares.com/をご覧ください。
LinkedIn: @soseiheptaresco
Twitter: @soseiheptaresco
YouTube: @soseiheptaresco