4563 M-アンジェス 2020-04-14 08:30:00
アンジェス、大阪大学が手掛ける新型コロナウイルス感染症(COVID-19)向けDNAワクチン共同開発:ペプチド研究所参画のお知らせ [pdf]

                                                    2020 年 4 月 14 日
各 位
                              会 社 名  アンジェス株式会社
                              代表者名   代表取締役社長 山田 英
                                  (コード番号 4563 東証マザーズ)

 アンジェス、大阪大学が手掛ける新型コロナウイルス感染症(COVID-19)向け DNA ワクチン共同開発:
       抗体価測定のためのペプチド合成研究におけるペプチド研究所参画のお知らせ

2020 年 3 月 5 日に発表した新型コロナウイルス向け DNA ワクチンの大阪大学との共同開発に関して、抗体
価測定のためのペプチド合成に関する研究で、株式会社ペプチド研究所が新たに参画することが決定いた
しました。当社としては、精度の高い抗体価測定を通じて、非臨床試験後速やかに臨床試験への移行を目指
してまいります。

【株式会社ペプチド研究所とは】
 大阪大学蛋白質研究所に端を発する会社で、ペプチド医薬品原薬や研究用生理活性ペプチド、ペプ
  チドに対する抗体などの研究、製造を行っています。

<抗体価測定のためのペプチド合成とは>
ペプチド研究所にて長年にわたり培われたペプチド合成、精製および分析技術を駆使して調製された高品
質なペプチド-ウシ血清アルブミン結合体 (BSA コンジュゲート) を用いることにより、抗体価を精度良く測定し
ます。

【プラスミド DNA 製造技術を用いた新型コロナウイルス向け予防用 DNA ワクチンの開発および製造プロジェ
クト概要-3 月 5 日および 3 月 13 日配信リリースからの参考情報】
 当社および大阪大学(臨床遺伝子治療学・健康発達医学)が有するプラスミド DNA 製品の開発実績を
   生かし、コロナウイルスの予防用 DNA ワクチンを共同開発
 DNA ワクチンの製造は、不活化ウイルスをワクチンとする方法(弱毒化ワクチン)や遺伝子組換えウイルス
   タンパク質をワクチンとする方法に比べて、短期間で製造プロセスを確立することが可能
 製造はプラスミド DNA の製造技術と製造設備を有するタカラバイオ株式会社が担当
 ダイセル社は、新規投与デバイスによる皮内への遺伝子導入法を開発し、その臨床応用を目指した研
   究を大阪大学(先進デバイス分子治療学、健康発達医学)が推進
 新規投与デバイスを使用することにより、皮内での遺伝子発現効率および抗体産生力を高めることが期
   待されるため、より有効性の高い DNA ワクチン開発が可能
 人への投与を行う臨床試験について、運営と管理を行い、臨床開発を促進するため、医薬品開発支援
   機関として EPS ホールディングス株式会社が参画

< DNA ワクチンとは>
DNA ワクチンは、危険な病原体を一切使用せず、安全かつ短期間で製造できる特徴があります。対象とする
病原体のたんぱく質をコードする環状 DNA(プラスミド)を接種することで、病原体たんぱく質を体内で生産し、
病原体に対する免疫を付与します。弱毒化ワクチンとは異なり、病原性を全く持たないため、安全です。

なお、今年度の通期連結業績に与える影響は現在精査中です。


                        お問い合わせ先
          アンジェス株式会社    社長室 広報・IR 担当      03-5730-2641


                                                             以 上