4563 M-アンジェス 2020-04-10 11:30:00
アンジェス、大阪大学が手掛ける新型コロナウイルス感染症(COVID-19)向けDNAワクチン共同開発:WHO(世界保健機関)が公開するワクチン開発機関一覧に掲載 [pdf]
2020 年 4 月 10 日
各 位
会 社 名 アンジェス株式会社
代表者名 代表取締役社長 山田 英
(コード番号 4563 東証マザーズ)
アンジェス、大阪大学が手掛ける新型コロナウイルス感染症(COVID-19)向け DNA ワクチン共同開発:
WHO(世界保健機関)が公開するワクチン開発機関一覧に掲載
2020 年 3 月 5 日に発表した新型コロナウイルス向け DNA ワクチンの大阪大学との共同開発が、WHO(世界
保健機関)が公開しているワクチン開発組織一覧に掲載されたことをご報告いたします。当社はプラスミド
DNA 製造技術を用いて、HGF 治療用製品を実用化させた実績を元にこの開発に臨んでおります。今後も当
社としては、非臨床試験から速やかに臨床試験への移行を目指してまいります。
WHO HP 新型コロナウイルス関連ページ(英文)
https://www.who.int/blueprint/priority-diseases/key-action/novel-coronavirus/en/
新型コロナウイルス感染症向けワクチン開発機関リスト(英文)
https://www.who.int/blueprint/priority-diseases/key-action/Novel-Coronavirus_Landscape_nCoV-4april2020.pdf?ua=1
【アンジェスのプラスミド DNA 製造実績】
当社は大阪大学と共に、プラスミド DNA 製造技術を用いて、2019 年に遺伝子治療用製品「コラテジェン
®
」を世界初で実用化した実績があります。今回のプロジェクトでも、その知見を活かし、より短期間かつ安
全性の高いワクチン開発に取り組んでおります
【プラスミド DNA 製造技術を用いた新型コロナウイルス向け予防用 DNA ワクチンの開発および製造プロジェ
クト概要-3 月 5 日、13 日、4 月 7 日配信リリースからの参考情報】
当社および大阪大学(臨床遺伝子治療学・健康発達医学)が有するプラスミド DNA 製品の開発実績を
生かし、コロナウイルスの予防用 DNA ワクチンを共同開発
DNA ワクチンの製造は、不活化ウイルスをワクチンとする方法(弱毒化ワクチン)や遺伝子組換えウイルス
タンパク質をワクチンとする方法に比べて、短期間で製造プロセスを確立することが可能
製造はプラスミド DNA の製造技術と製造設備を有するタカラバイオ株式会社が担当
ダイセル社は、新規投与デバイスによる皮内への遺伝子導入法を開発し、その臨床応用を目指した研
究を大阪大学(先進デバイス分子治療学、健康発達医学)が推進
新規投与デバイスを使用することにより、皮内での遺伝子発現効率および抗体産生力を高めることが期
待されるため、より有効性の高い DNA ワクチン開発が可能
迅速な臨床試験の推進を EPS グループがサポート
< DNA ワクチンとは>
DNA ワクチンは、危険な病原体を一切使用せず、安全かつ短期間で製造できる特徴があります。対象とする
病原体のたんぱく質をコードする環状 DNA(プラスミド)を接種することで、病原体たんぱく質を体内で生産し、
病原体に対する免疫を付与します。弱毒化ワクチンとは異なり、病原性を全く持たないため、安全です。
なお、今年度の通期連結業績に与える影響は現在精査中です。
お問い合わせ先
アンジェス株式会社 社長室 広報・IR 担当 03-5730-2641
以 上