4563 M-アンジェス 2020-02-28 08:30:00
椎間板性腰痛症を対象とするNF-κB デコイオリゴ_ 米国での第1b相臨床試験の投与完了のお知らせ [pdf]

                                                                                 2020 年 2 月 28 日
各 位
                                                            会 社 名   アンジェス株式会社
                                                            代表者名    代表取締役社長 山田 英
                                                                 (コード番号 4563 東証マザーズ)

      椎間板性腰痛症を対象とする NF-κB デコイオリゴ:米国での第1b相臨床試験の投与完了のお知らせ


当社では、米国で実施中の椎間板性腰痛症に対する NF-κB デコイオリゴ DNA(以下、NF-κB デコイ)の第1
b相臨床試験において、予定した 25 例の患者投与が完了しましたことを報告いたします。今後、投与された患者
を二重盲検で 6 ヶ月間安全性と有効性を評価し、その後 6 ヶ月の非盲検観察期間で長期安全性、忍容性および
有効性を評価いたします。


  < NF-κB デコイオリゴの米国における第 1b 相臨床試験>
      試験内容 椎間板性腰痛症患者を対象として、偽薬(プラセボ)を対照とした多施設二重盲検試験で、単
       回投与漸増法(椎間板内投与)により安全性及び忍容性の評価ならびに有効性の探索を目的とした試験
      症例数 25 例
      経過観察期間             12 ヶ月


臨床試験結果の公表は、2020 年第 4 四半期頃を予定しております。

本試験に関する詳細はこちらをご覧ください。(英文表記)
ClinicalTrials.gov Identifier: NCT03263611
https://clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT03263611?term=AnGes&draw=2&rank=1


< NF-κB デコイについて>
NF-κB デコイは、炎症性サイトカイン(細胞から放出される生理活性物質)を抑制することから、過剰な炎症や免
疫反応を原因とする様々な疾患に有効な治療薬となる可能性があります。現在、椎間板性腰痛症に対する治療
薬としては消炎鎮痛剤などの対症療法しかありませんが、NF-κB デコイは、既存の鎮痛剤とは異なり、その原因
物質を抑制することで鎮痛効果を発揮すると考えられます。
さらに、基礎研究では NF-κB デコイによる椎間板変性に対する有効性も示唆されており、従来の治療薬にはな
い病態の進行抑制や椎間板修復も期待されます。


なお、今年度の通期連結業績に与える影響は現在精査中です。


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                   アンジェス株式会社                 社長室 広報・IR 担当                  03-5730-2641


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