4563 M-アンジェス 2021-08-06 15:00:00
2021年12月期第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]

                2021年12月期              第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
                                                                                   2021年8月6日
上 場 会 社 名   アンジェス株式会社                                            上場取引所                     東
コ ー ド 番 号   4563                                       URL https://www.anges.co.jp/
代   表   者 (役職名) 代表取締役社長                             (氏名) 山田 英
問合せ先責任者 (役職名) 経理部長                                  (氏名) 櫻井 純               (TEL) -
四半期報告書提出予定日      2021年8月13日                         配当支払開始予定日               -
四半期決算補足説明資料作成の有無       :有
四半期決算説明会開催の有無          :有                      (機関投資家・アナリスト                    向け              )
 
                                                                                              (百万円未満切捨て)
1.2021年12月期第2四半期の連結業績(2021年1月1日~2021年6月30日)
(1)連結経営成績(累計)                         (%表示は、対前年同四半期増減率)
                                                                                               親会社株主に帰属
                        売上高                         営業利益                   経常利益
                                                                                               する四半期純利益
                        百万円                %           百万円         %        百万円           %            百万円    %
2021年12月期第2四半期               23        37.1        △7,540          ―      △7,330         ―         △7,450     ―
2020年12月期第2四半期               16       △90.2        △1,766          ―      △1,896         ―         △1,896     ―
(注) 包括利益    2021年12月期第2四半期        △6,108百万円(            ―%)        2020年12月期第2四半期          △1,936百万円(        ―%)
 
                                               潜在株式調整後
                       1株当たり
                                                 1株当たり
                      四半期純利益
                                                四半期純利益
                                       円   銭                   円   銭
 2021年12月期第2四半期    △52.70       ―
 2020年12月期第2四半期    △16.58       ―
 
(注)当社では、四半期連結損益計算書において事業収益として記載しているものを売上高と読み替えて表示し
 
 
      ております。
(2)連結財政状態
                        総資産                            純資産                自己資本比率
                                       百万円                     百万円                        %
2021年12月期第2四半期                        51,758                  44,048                    84.9
2020年12月期                             38,354                  32,679                    84.8
(参考) 自己資本    2021年12月期第2四半期             43,947百万円             2020年12月期                32,537百万円
 
 

 

2.配当の状況
                                                        年間配当金

                   第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末                                   期末              合計
                         円        銭            円   銭           円   銭         円     銭           円   銭
   2020年12月期        ―     0.00                                     ―           0.00            0.00
   2021年12月期        ―     0.00
   2021年12月期(予想)                                                   ―           0.00            0.00
(注) 直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無
 
 

 

3.2021年12月期の連結業績予想(2021年1月1日~2021年12月31日)
     2021年12月期の業績予想につきましては、現時点で合理的な業績予想の算定ができないことから、記載しておりま
    せん。なお、当該理由等は、添付資料P.6「1.当四半期決算に関する定性的情報(4)連結業績予想などの将来予
    測情報に関する説明」をご覧ください。
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動                    :無
         (連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動)
         新規   ―社 (社名)               、 除外      ―社 (社名)
 


 

(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用                    :無
 


 

(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
  ① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更                        :無
    ②     ①以外の会計方針の変更                         :無
    ③     会計上の見積りの変更                          :無
    ④     修正再表示                               :無
 

 

(4)発行済株式数(普通株式)
  ① 期末発行済株式数(自己株式を含む)           2021年12月期2Q   153,072,400株   2020年12月期     133,059,400株

    ②     期末自己株式数               2021年12月期2Q           92株    2020年12月期             91株

    ③     期中平均株式数(四半期累計)        2021年12月期2Q   141,378,560株   2020年12月期2Q   114,324,355株
 

 

    ※    四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
    ※    業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
        本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると
        判断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の
        業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及び業績予想のご利用に
        あたっての注意事項等については、添付資料P.6「1.当四半期決算に関する定性的情報(4)連結業績予想など
        の将来予測情報に関する説明」をご覧ください。
                       アンジェス株式会社(4563) 2021年12月期 第2四半期決算短信


○添付資料の目次



    1.当四半期決算に関する定性的情報 ……………………………………………………………………2

    (1)経営成績に関する説明 ………………………………………………………………………………2

    (2)財政状態に関する説明 ………………………………………………………………………………2

    (3)研究開発活動に関する説明 …………………………………………………………………………3

    (4)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 …………………………………………………6

    2.四半期連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………7

    (1)四半期連結貸借対照表 ………………………………………………………………………………7

    (2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 …………………………………………9

    (3)四半期連結キャッシュ・フロー計算書 ……………………………………………………………11

    (4)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………………12

      (継続企業の前提に関する注記) ……………………………………………………………………12

      (株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ……………………………………………12

    3.その他 ……………………………………………………………………………………………………13

      継続企業の前提に関する重要事象等 …………………………………………………………………13




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                              アンジェス株式会社(4563) 2021年12月期 第2四半期決算短信


1.当四半期決算に関する定性的情報
  (1)経営成績に関する説明
  当社グループ(当社及び連結子会社3社)は当第2四半期連結累計期間において、新型コロナウイルス感染症に対
 する予防用ワクチンと治療薬の二軸で国内外において開発を進めております。HGF遺伝子治療用製品「コラテジェン
 ®」は適用拡大及び米国での承認を目指して、国内外で臨床試験を進めております。また新規ゲノム編集技術を有す
 るEmendoBio Inc.(以下Emendo社といいます。)を完全子会社化し、戦略的提携先との共同開発を進めて開発パイ
 プラインの拡充を図り、遺伝子医薬のグローバルリーダーを目指した事業を進めてまいります。
  2020年12月に子会社化したEmendo社の業績は当第2四半期連結累計期間より連結損益計算書に含めております。
  当第2四半期連結累計期間の事業収益は23百万円(前年同期比6百万円(+37.1%)の増収)となりました。当社グル
 ープでは、HGF遺伝子治療用製品「コラテジェン®筋注用4mg(以下「コラテジェン®」といいます。)」の販売収入
 につきまして、製品売上高に計上しております。また、提携企業からの契約一時金、マイルストーンを、研究開発
 事業収益に計上しております。
  当第2四半期連結累計期間において、製品売上高は23百万円(前年同期比6百万円(+37.1%)の増収)を計上いたし
 ました。研究開発事業収益の計上はありませんでした。
  当第2四半期連結累計期間における事業費用は、75億63百万円(前年同期比57億80百万円(+324.2%)の増加)とな
 りました。売上原価は、13百万円(前年同期比4百万円(+50.0%)の増加)となりました。
  研究開発費は49億61百万円(前年同期比38億57百万円(+349.1%)の増加)となりました。当第2四半期連結累計期
 間において、主に新型コロナウイルス感染症予防DNAワクチンの原材料を臨床試験及び非臨床試験へ使用したことに
 より、研究用材料費が14億14百万円増加しております。新型コロナウイルス感染症予防DNAワクチンの臨床試験及び
 非臨床試験の進展により、外注費が14億66百万円増加しております。新型コロナウイルス感染症予防DNAワクチンの
 研究用試薬・消耗品の購入及び衛生検査所開設に伴う測定機器・試薬等の購入により、消耗品費が1億8百万円増
 加しております。主にEmendo社を連結子会社化したことにより、給料手当が2億38百万円増加しております。当社
 グループのような研究開発型バイオベンチャー企業は先行投資が続きますが、提携戦略などにより財務リスクの低
 減を図りながら、今後も研究開発投資を行っていく予定です。研究開発の詳細については、本決算短信「(3)研究
 開発活動に関する説明」をご参照ください。
  当第2四半期連結累計期間における販売費及び一般管理費は25億88百万円(前年同期比19億19百万円(+286.9%)の
 増加)となりました。前年同期と比較して、主に弁護士等専門家への報酬の増額、コンサルタント費用の増加、銀行
 手数料の増加等により、支払手数料が3億27百万円増加しております。また、のれん償却費が11億80百万円発生し
 ております。
  この結果、当第2四半期連結累計期間の営業損失は75億40百万円(前年同期の営業損失は17億66百万円)となり、
 前年同期より57億74百万円損失が拡大しております。
  当第2四半期連結累計期間の経常損失は、73億30百万円(前年同期の経常損失は18億96百万円)となりました。外
 貨預金及びEmendo社への貸付金の評価替に伴い、為替差益が2億66百万円発生しております。新株予約権の発行及
 び行使に伴う株式交付費が82百万円発生し、前年同期に比べ23百万円増加しております。前年同期において、
 Emendo社を持分法適用会社としたことに伴い持分法による投資損失1億20百万円を計上しておりましたが、当期に
 おいては発生しておりません。
  当第2四半期連結累計期間の親会社株主に帰属する四半期純損失は、74億50百万円(前年同期の親会社株主に帰属
 する四半期純損失は18億96百万円)となりました。ストック・オプションの権利行使期間終了による権利失効に伴
 い、新株予約権戻入益が32百万円発生しております。Barcode Diagnostics Ltd.(以下Barcode社といいます。)株式
 を減損したことにより、投資有価証券評価損が1億38百万円発生しております。


(2)財政状態に関する説明
 ①   資産、負債、純資産の状況
  当第2四半期連結会計期間末の総資産は517億58百万円(前連結会計年度末比134億3百万円の増加)となりまし
 た。新株予約権の発行及び行使に伴う174億74百万円の入金はありましたが、当期事業費用への充当により、現金及
 び預金は122億82百万円増加し、238億19百万円となりました。新型コロナウイルス感染症予防DNAワクチンの製造費
 用を前払いしたことに伴い、前渡金が10億76百万円増加して21億36百万円となりました。流動資産は133億22百万円
 増加し、274億89百万円となっております。



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                           アンジェス株式会社(4563) 2021年12月期 第2四半期決算短信


  固定資産においては、のれんの償却による11億80百万円の減少の一方、円安に伴う為替換算等14億84百万円の増
 加により、のれんが3億3百万円増加して230億17百万円となりました。Barcode社株式の評価損により、投資有価
 証券が1億45百万円減少しております。これらの結果、固定資産は81百万円増加し、242億69百万円となっておりま
 す。
  当第2四半期連結会計期間末の負債は77億9百万円(前連結会計年度末比20億34百万円の増加)となりました。主
 に新型コロナウイルス感染症予防DNAワクチンの製造に係る費用及び治験費用等の計上により、買掛金が7億4百万
 円増加しております。前年度の費用の支払により、未払金が8億72百万円減少しております。国立研究開発法人日
 本医療研究開発機構(AMED)より採択された「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対するワクチン開発」及び厚
 生労働省より採択された「ワクチン生産体制等緊急整備事業」に関する助成金が入金され、前受金が21億66百万円
 増加しております。
  純資産は440億48百万円(前連結会計年度末比113億69百万円の増加)となりました。新株予約権の行使により、資
 本金及び資本剰余金をそれぞれ87億47百万円計上しております。親会社株主に帰属する四半期純損失74億50百万円
 を利益剰余金に計上しております。2021年3月30日開催の第22期定時株主総会において、資本準備金及び利益準備金
 の額の減少並びに剰余金の処分について決議し、資本準備金を158億84百万円減少、繰越利益剰余金を158億84百万
 円増加させ、欠損の填補に充当いたしました。これらにより、当第2四半期連結累計期間において資本金が87億47
 百万円増加、資本剰余金が71億12百万円減少、利益剰余金が84億34百万円増加しております。ストック・オプショ
 ンの権利行使及び権利行使期間終了により、新株予約権が41百万円減少しております。のれんに係る為替換算等に
 より、為替換算調整勘定が13億57百万円増加しております。


 ②キャッシュ・フローの状況
  当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」といいます。)は、前連結会計年度
 末に比べ122億15百万円増加し、237億52百万円となりました。2020年12月に子会社化したEmendo社のキャッシュ・
 フローの状況は当第2四半期連結累計期間より四半期連結キャッシュ・フロー計算書に含めております。当第2四
 半期連結累計期間のキャッシュ・フローの状況は次のとおりです。
  (営業活動によるキャッシュ・フロー)
   当第2四半期連結累計期間における営業活動による資金の減少は、52億98百万円(前年同期は24億12百万円の減
  少)となりました。のれん償却費を11億80百万円、投資有価証券評価損を1億38百万円計上し、また、仕入債務が
  6億99百万円、前受金が21億66百万円それぞれ増加しましたが、税金等調整前四半期純損失74億36百万円に加え、
  前渡金が10億76百万円増加、未払金が9億1百万円減少しております。その結果、前年同期と比べ、28億86百万円
  の支出増加となっております。
  (投資活動によるキャッシュ・フロー)
   当第2四半期連結累計期間における投資活動による資金の減少は、76百万円(前年同期は55億25百万円の減少)と
  なりました。Emendo社における拘束性預金への預け入れにより、拘束性預金の預け入れによる支出が64百万円発生
  しております。研究所の増床等により、敷金及び保証金の差入による支出が11百万円発生しております。
  (財務活動によるキャッシュ・フロー)
   当第2四半期連結累計期間における財務活動による資金の増加は、173億93百万円(前年同期は114億14百万円の
  増加)となりました。新株予約権の発行による収入が98百万円発生しております。新株予約権の行使による株式の
  発行による収入が172億95百万円発生しております。


(3)研究開発活動に関する説明
  当第2四半期連結累計期間における研究開発費は49億61百万円(前年同期比38億57百万円(349.1%)の増加)となり
 ました。
  当社グループは、“遺伝子医薬のグローバルリーダー”を目指し、遺伝子治療を中心に医薬品開発に取り組んで
 おります。中でも2019年末から拡大している新型コロナウイルス感染症に関しては、予防用のワクチンと治療薬の
 二軸で、国内外において開発を進めております。また、究極の遺伝子治療であるゲノム編集においては、先進の技
 術を持つEmendo社を完全子会社とし、共にゲノム編集技術を用いて、いままで治療法のなかった疾患に対する医薬
 品開発を進めてまいります。
  2019年9月に製品化したHGF遺伝子治療用製品「コラテジェン®」は、適応拡大及び米国での承認を目指して、国内



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                        アンジェス株式会社(4563) 2021年12月期 第2四半期決算短信


外で臨床試験を実施しております。導出に向けた活動も積極的に行い、トルコのEr-Kim社と独占的販売権許諾に関
する基本合意書を締結いたしました。椎間板性腰痛症を対象としてNF-κBデコイオリゴDNAや高血圧向けDNAワクチ
ンの開発も継続して行っております。
 当社は、海外企業との提携も積極的に行い、有望な医薬品の実用化に向けて共同開発を進めております。




■新型コロナウイルス感染症予防DNAワクチン(自社品)
 当社は、プラスミドDNAの技術を用いて2020年3月より大阪大学と共同で新型コロナウイルス感染症に対する予防
用ワクチンの開発を開始し、現在実施中の第Ⅱ/Ⅲ相臨床試験において、2021年3月に500症例の接種を完了し、経過
観察期間を経て、分析を進めており、試験結果を2021年秋頃に発表する予定です。また、高用量製剤での第Ⅰ/Ⅱ相
試験を追加試験として行うことにしており、接種方法を筋肉注射と皮内投与の2種類として、プラセボ(偽薬)なしの
実薬のみの試験として目標症例数400例にて行うこととしております。
■新型コロナウイルス感染症治療薬(共同開発品)
 当社は、カナダのバイオ医薬品企業であるVasomune社と急性呼吸不全など血管の不全を原因とする疾患を対象と
した医薬品に関する共同開発契約を締結しました。現在AV-001を新型コロナウイルス感染症治療薬として、2020年
12月より健康成人を対象とした第Ⅰ相臨床試験を米国において実施し、安全性と忍容性を認め、良好な結果を確認
しました。現在、続く前期第Ⅱ相臨床試験の準備を進めております。
■HGF遺伝子治療用製品(一般名:ベペルミノゲンペルプラスミド)(自社品)
<対象疾患:慢性動脈閉塞症>
 慢性動脈閉塞症を対象疾患としたHGF遺伝子治療用製品の開発については、「医薬品、医療機器等の品質、有効性
及び安全性の確保等に関する法律(医薬品医療機器等法)」により再生医療等製品の早期実用化を目的とした「条
件及び期限付承認制度」(2014年11月施行)を活用し、2019年3月に国内初の遺伝子治療用製品「コラテジェン®」
として、慢性動脈閉塞症における潰瘍の改善の効能効果で条件及び期限付承認を取得し、2019年9月10日より発売
を開始いたしました。
 田辺三菱製薬株式会社(以下「田辺三菱製薬」といいます。)と当社は、HGF遺伝子治療用製品「コラテジェン
®」の販売に関し、日本及び米国における末梢性血管疾患を対象とした独占的販売権許諾契約を締結しており、田辺
三菱製薬が販売を担当いたしております。今回の承認は、条件及び期限付であり、製造販売後承認条件評価を2024
年までに行い、本承認取得を目指してまいります。海外開発については、米国において2020年1月より、下肢潰瘍を
有する閉塞性動脈硬化症を対象とした第Ⅱb相臨床試験を実施しております。




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  <対象疾患:慢性動脈閉塞症における安静時疼痛>
   「コラテジェン®」の適応拡大を目的として、国内において慢性動脈閉塞症における安静時疼痛を有する患者を対
  象にした第Ⅲ相臨床試験を2019年10月より実施しております。
  ■NF-κBデコイオリゴDNA
  <対象疾患:椎間板性腰痛症(自社品)>
   核酸医薬NF-κBデコイオリゴDNAについては椎間板性腰痛症を含む腰痛疾患を適応症とした開発を進めておりま
  す。2018年2月より椎間板性腰痛症を対象とした第Ⅰb相臨床試験は、投与後の観察期間6カ月間に続き、12ケ月間
  を経た結果でも、患者の忍容性は高いうえ、重篤な有害事象も認められず、安全性を確認できました。さらに、探
  索的にデータを評価したところ、患者の腰痛に著しい軽減とその効果の持続が認められ、有効性も確認できまし
  た。今後引き続きデータ分析を行い、第Ⅱ相臨床試験へ移行することとなります。
  核酸医薬デコイオリゴDNAのその他の開発については、これまでNF-κBデコイオリゴDNAの次世代型デコイオリゴ
 DNAとして、炎症に関わるNF-κBとSTAT6という2つの重要な転写因子を同時に抑制する働きを持った「キメラデコ
 イ」の開発を進めております。NF-κBのみをターゲットとした従来のデコイオリゴDNAと比較して、より強力で幅広
 い炎症抑制効果を発揮することが期待されます。
 ■高血圧治療用DNAワクチン(自社品)
   当社グループは、遺伝子治療用製品、核酸医薬につづく遺伝子医薬の第三の事業として、DNAワクチンの開発を手
  がけており、高血圧治療用DNAワクチンの開発を進めております。オーストラリアでの第Ⅰ/Ⅱa相臨床試験は投与後
  の初期の試験結果の評価を行ったところ、重篤な有害事象はなく、安全性に問題がないことを確認し、アンジオテ
  ンシンⅡに対する抗体産生を認めました。今後、安全性、免疫原性および有効性を評価する試験を継続的に行って
  まいります。


新規研究開発プロジェクト及び新規事業プロジェクト
 ■ゲノム編集技術による遺伝子治療用製品開発
   当社は、究極の遺伝子治療法ともいわれるゲノム編集技術を用いた遺伝子疾患治療に挑むため、2020年12月にゲ
  ノム編集における先進技術及びそれを活用した開発パイプラインを持つEmendo社へ追加出資し、完全子会社化しま
  した。Emendo社のゲノム編集技術は、高い効率と精度を両立したゲノム編集を可能にする画期的かつ実用的な独自
  技術です。
   現在、Emendoの経営陣と協議を重ねて、今後の開発プロジェクトの推進に向けて準備を進めています。
 ■希少遺伝性疾患検査を主目的とした衛生検査所開設
   2021年4月に、希少遺伝性疾患検査を主目的とし、川崎生命科学・環境研究センターに衛生検査所を開設いたしま
  した。当面、一般社団法人希少疾患の医療と研究を推進する会(CReARID)が展開する「オプショナルスクリーニン
  グ」事業の規模拡大、対象疾患の拡充をサポートする活動をいたします。
 ■マイクロバイオームを用いた疾患予防・健康維持
   当社は、腸内細菌叢を利用した疾患治療薬や健康維持のサプリメントを開発しているイスラエルのMyBiotics
  Pharma Ltd.と2018年7月に資本提携し、1 人 1 人の健康状態・体質に合った腸内細菌を見つけ出し、それらを含
  む医薬品やサプリメントを開発することを目指しています。
 ■抗がん剤診断事業への参入
   当社は、イスラエルのバイオハイテク企業Barcode社が開発した、個々のがん患者にとって最適な抗がん剤を迅速
  に特定する診断技術の実用化を目的として、2020年2月に公益財団法人がん研究会と共同研究契約を締結し、共同開
  発を行ってまいりました。しかし、想定する研究結果を得ることができなかったため、今後のBarcode社との共同開
  発を見合わせることといたしました。がん領域においては、当社が培ってきた開発経験をベースに、今後新たな可
  能性を模索することといたします。
 ■Brickell Biotech,Inc.(旧:バイカル社)との戦略的な開発協力
   当社と2016年12月に戦略的事業提携を締結したバイカル社は、2019年8月に米国のBrickell Biotech, Inc.との
  合併契約を締結し、合併後の新社名はBrickell Biotech, Inc.となりました。同社とは2020年9月に新型コロナウ
  イルス感染症予防DNAワクチンの米国での臨床開発に関する共同開発契約を締結しました。




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(4)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
  2021年度の業績見通しにつきましては、新型コロナウイルス感染症予防DNAワクチン開発について、今後の臨床試
 験の規模や実施方法等の詳細な内容が未確定であり、また、国等からの補助金についても今後の開発段階で、どの
 ような公募の有無があるか不明であるため、現時点では業績への影響を見通すことが難しい状況となっておりま
 す。
  こうした状況を踏まえ、現時点では適正かつ合理的な業績見通しの算出が困難であると考えており、通期の業績
 予想は開示を見合わせます。なお、今後の事業の進捗を踏まえ、合理的な算出が可能になり次第速やかに開示いた
 します。




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2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
                                                         (単位:千円)
                              前連結会計年度             当第2四半期連結会計期間
                             (2020年12月31日)          (2021年6月30日)
資産の部
 流動資産
   現金及び預金                            11,537,028           23,819,467
   売掛金                                   12,698               12,698
   製品                                    49,839               36,027
   原材料及び貯蔵品                           1,141,460            1,080,560
   前渡金                                1,060,197            2,136,404
   前払費用                                  38,693               55,042
   未収消費税等                               280,309              292,239
   その他                                   46,405               56,601
   流動資産合計                            14,166,633           27,489,041
 固定資産
   有形固定資産
     建物                                 132,133              127,632
      減価償却累計額                          △13,834              △17,574
      建物(純額)                            118,299              110,057
     工具、器具及び備品                          212,643               77,845
      減価償却累計額                          △94,844              △67,350
      工具、器具及び備品(純額)                     117,799               10,495
     有形固定資産合計                           236,098              120,553
   無形固定資産
     のれん                             22,713,938           23,017,787
     無形固定資産合計                        22,713,938           23,017,787
   投資その他の資産
     投資有価証券                           1,075,199              930,031
     敷金及び保証金                             83,177               92,173
     繰延税金資産                              10,568               38,063
     その他                                 68,994               70,553
     投資その他の資産合計                       1,237,940            1,130,822
   固定資産合計                            24,187,977           24,269,163
 資産合計                                38,354,611           51,758,205




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                           前連結会計年度             当第2四半期連結会計期間
                          (2020年12月31日)          (2021年6月30日)
負債の部
 流動負債
   買掛金                               514,132             1,218,478
   未払金                             1,231,384               359,170
   未払費用                               68,941               135,925
   未払法人税等                            165,481               148,805
   前受金                             3,594,532             5,760,551
   預り金                                15,393                11,411
   流動負債合計                          5,589,864             7,634,341
 固定負債
   繰延税金負債                             39,314                29,204
   資産除去債務                             45,757                45,797
   固定負債合計                             85,072                75,001
 負債合計                              5,674,936             7,709,343
純資産の部
 株主資本
   資本金                            24,612,076            33,359,568
   資本剰余金                          22,756,406            15,643,407
   利益剰余金                         △14,644,009           △6,209,913
   自己株式                                 △30                   △31
   株主資本合計                         32,724,444            42,793,031
 その他の包括利益累計額
   その他有価証券評価差額金                       59,194                43,348
   為替換算調整勘定                        △246,472              1,111,371
   その他の包括利益累計額合計                   △187,277              1,154,719
 新株予約権                               142,508               101,111
 純資産合計                            32,679,675            44,048,862
負債純資産合計                           38,354,611            51,758,205




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(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
  四半期連結損益計算書
   第2四半期連結累計期間
                                                       (単位:千円)
                        前第2四半期連結累計期間         当第2四半期連結累計期間
                          (自 2020年1月1日         (自 2021年1月1日
                          至 2020年6月30日)        至 2021年6月30日)
事業収益
 製品売上高                              16,843                23,085
 事業収益合計                             16,843                23,085
事業費用
 売上原価                                9,208                13,812
 研究開発費                           1,104,844             4,961,917
 販売費及び一般管理費                        668,964             2,588,224
 事業費用合計                          1,783,017             7,563,953
営業損失(△)                         △1,766,173            △7,540,867
営業外収益
 受取利息                                3,843                   132
 為替差益                               36,109               266,585
 受取手数料                               4,600                 7,540
 受取保険金                               5,342                     -
 投資事業組合運用益                               -                19,450
 雑収入                                   250                   308
 営業外収益合計                            50,145               294,017
営業外費用
 支払利息                                    -                    45
 株式交付費                              58,320                82,145
 持分法による投資損失                        120,886                     -
 投資事業組合運用損                             179                     -
 新株予約権発行費                              806                 1,798
 営業外費用合計                           180,192                83,989
経常損失(△)                         △1,896,220            △7,330,839
特別利益
 新株予約権戻入益                            5,418                32,844
 特別利益合計                              5,418                32,844
特別損失
 投資有価証券評価損                               -               138,587
 特別損失合計                                  -               138,587
税金等調整前四半期純損失(△)                 △1,890,802            △7,436,583
法人税、住民税及び事業税                         5,127                19,074
法人税等調整額                                 74               △5,632
法人税等合計                               5,202                13,442
四半期純損失(△)                       △1,896,004            △7,450,026
親会社株主に帰属する四半期純損失(△)             △1,896,004            △7,450,026




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  四半期連結包括利益計算書
   第2四半期連結累計期間
                                                       (単位:千円)
                     前第2四半期連結累計期間            当第2四半期連結累計期間
                       (自 2020年1月1日            (自 2021年1月1日
                       至 2020年6月30日)           至 2021年6月30日)
四半期純損失(△)                      △1,896,004               △7,450,026
その他の包括利益
 その他有価証券評価差額金                     △11,233                 △15,846
 為替換算調整勘定                         △29,719                1,357,843
 その他の包括利益合計                       △40,953                1,341,997
四半期包括利益                         △1,936,958              △6,108,029
(内訳)
 親会社株主に係る四半期包括利益                △1,936,958              △6,108,029
 非支配株主に係る四半期包括利益                         -                       -




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                         アンジェス株式会社(4563) 2021年12月期 第2四半期決算短信


(3)四半期連結キャッシュ・フロー計算書
                                                           (単位:千円)
                           前第2四半期連結累計期間          当第2四半期連結累計期間
                             (自 2020年1月1日          (自 2021年1月1日
                             至 2020年6月30日)         至 2021年6月30日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
 税金等調整前四半期純損失(△)                   △1,890,802             △7,436,583
 減価償却費                                  2,842                  8,096
 のれん償却額                                     -              1,180,904
 受取利息                                 △3,843                   △132
 支払利息                                       -                     45
 為替差損益(△は益)                          △37,362               △190,081
 持分法による投資損益(△は益)                      120,886                      -
 投資事業組合運用損益(△は益)                          179               △19,450
 投資有価証券評価損益(△は益)                            -                138,587
 株式交付費                                 56,649                 82,012
 株式報酬費用                                79,015                 34,898
 新株予約権戻入益                             △5,418                △32,844
 売上債権の増減額(△は増加)                       △7,443                       -
 たな卸資産の増減額(△は増加)                     △16,795                  74,712
 仕入債務の増減額(△は減少)                        23,299                699,206
 前渡金の増減額(△は増加)                      △701,537              △1,076,007
 未収消費税等の増減額(△は増加)                      36,389               △11,912
 未払金の増減額(△は減少)                       △28,283               △901,638
 未払費用の増減額(△は減少)                         6,469                 61,123
 前受金の増減額(△は減少)                              -              2,166,019
 その他の流動資産の増減額(△は増加)                   △7,364                △25,399
 その他の固定資産の増減額(△は増加)                         -                  △158
 その他の流動負債の増減額(△は減少)                  △35,005                △42,133
 その他の固定負債の増減額(△は減少)                        14                     39
 小計                                △2,408,111             △5,290,695
 利息の受取額                                   552                    132
 利息の支払額                                     -                   △45
 法人税等の支払額                             △4,859                 △8,139
 営業活動によるキャッシュ・フロー                  △2,412,418             △5,298,747
投資活動によるキャッシュ・フロー
 拘束性預金の預入による支出                              -                △64,964
 有形固定資産の取得による支出                             -                  △320
 投資有価証券の取得による支出                    △5,441,319                      -
 敷金及び保証金の差入による支出                     △16,959                 △11,171
 投資その他の資産の増減額(△は増加)                  △67,224                       -
 投資活動によるキャッシュ・フロー                  △5,525,502                △76,455
財務活動によるキャッシュ・フロー
 株式の発行による支出                                  -                  △319
 新株予約権の行使による株式の発行による収入              11,341,730             17,295,290
 ストックオプションの行使による収入                          25                     13
 新株予約権の発行による収入                          73,120                 98,200
 自己株式の取得による支出                                -                    △1
 財務活動によるキャッシュ・フロー                   11,414,875             17,393,182
現金及び現金同等物に係る換算差額                        35,097                197,814
現金及び現金同等物の増減額(△は減少)                  3,512,051             12,215,793
現金及び現金同等物の期首残高                      10,040,595             11,537,028
現金及び現金同等物の四半期末残高                    13,552,647             23,752,821




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(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
  (継続企業の前提に関する注記)
    該当事項はありません。




  (株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
      当社は、2021年1月1日から2021年6月30日までの間に、Cantor Fitzgerald & Co.から新株予約権の権利行使
   及び従業員からストック・オプションの権利行使による払込みを受けました。また、2021年3月30日開催の第22期
   定時株主総会において、資本準備金及び利益準備金の額の減少並びに剰余金の処分について決議し、資本準備金
   を15,884,121千円減少、繰越利益剰余金を15,884,121千円増加させ、欠損の填補に充当しております。
      これらにより、当第2四半期連結累計期間において資本金が8,747,492千円増加、資本剰余金が7,112,999千円
   減少しております。当第2四半期連結会計期間末において資本金が33,359,568千円、資本剰余金が15,643,407千
   円となっております。


                                                         株主資本

                               資本金         資本剰余金         利益剰余金         自己株式 株主資本合計

2021年1月1日残高(千円)               24,612,076    22,756,406   △14,644,009    △30    32,724,444

四半期連結累計期間中の変動額

 新株の発行(新株予約権の行使)               8,747,492     8,747,491                         17,494,984

 減資                                        △15,884,121                        △15,884,121

 欠損填補                                                     15,884,121           15,884,121

 連結子会社の増資による持分の増減                               23,630                             23,630

 親会社株主に帰属する四半期純損失(△)                                     △7,450,026           △7,450,026

 自己株式の取得                                                                 △1           △1

四半期連結累計期間中の変動額合計(千円)           8,747,492   △7,112,999      8,434,095     △1    10,068,586

2021年6月30日残高(千円)              33,359,568    15,643,407   △6,209,913     △31    42,793,031




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                         アンジェス株式会社(4563) 2021年12月期 第2四半期決算短信


3.その他
 継続企業の前提に関する重要事象等
   医薬品事業は、製品化までに多額の資金と長い時間を要する等の特性があり、創薬ベンチャーである当社グルー
 プにおいては、継続的な営業損失の発生及び営業キャッシュ・フローのマイナスを計上している状況にあります。
 そのため、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような状況が存在しております。
  当社グループは当該状況を解消すべく、下記を重要な課題として取り組んでおります。
  ①自社既存プロジェクトの推進
   当社グループでは、2019年3月に国内初の遺伝子治療用製品「コラテジェン®」の条件及び期限付承認を厚生労
  働省から取得し、同年9月から販売を開始いたしました。現在、製造販売後承認条件評価を行うとともに国内での
  同製品の適用拡大のための臨床試験及び米国での閉塞性動脈硬化症を対象とした臨床試験を進めております。ま
  た、現在海外で臨床試験を進めております椎間板性腰痛症向けの核酸医薬NF-κBデコイオリゴDNA、高血圧DNAワク
  チンに加え、新型コロナウイルス感染症の世界的な蔓延を機に2020年3月に開発を開始した新型コロナウイルス感
  染症予防DNAワクチンを含めた4プロジェクトを推進しております。これらのプロジェクトを確実に推進していく
  ことが最優先課題であると考えております。
  ②開発パイプラインの拡充と事業基盤の拡大
   当社グループは新型コロナウイルス感染症の世界的な蔓延を機に予防用としてのDNAワクチンの開発を2020年3
  月より開始し、現在第Ⅱ/Ⅲ相の臨床試験を実施しております。また、ゲノム編集における先進技術を持つEmendo
  社を完全子会社化し、究極の遺伝子治療ともいわれるゲノム編集で世界に戦いを挑みます。これらの開発パイプラ
  インの拡充や事業基盤の拡大により、当社グループは遺伝子治療の世界でグローバルリーダーを目指します。
   今後も、ライセンス導入や共同開発、創薬プラットフォーム技術の獲得を目指した事業提携に加え、他社に対す
  る資本参加や他社の買収等により開発品パイプラインの拡充による事業基盤の拡大を図り、将来の成長を実現して
  まいります。
  ③開発プロジェクトにおける提携先の確保
   当社グループでは、開発プロジェクトのリスクを低減するために、製薬会社と提携し、契約金・マイルストーン
  や開発協力金を受け取ることにより財務リスクを低減しながら開発を進めるという提携モデルを基本方針としてお
  ります。
   「コラテジェン®」について日本と米国を対象とした独占的販売契約を田辺三菱製薬と締結しており、マイルス
  トーン収入やロイヤリティー収入が見込めます。また、2019年2月にイスラエルにおけるHGF遺伝子治療用製品
  「コラテジェン®」の独占的販売権の許諾について同国Kamada社と基本合意書を締結しております。さらに2020年
  10月にスペシャルティ薬(特定疾患専門薬)を扱うトルコのEr-Kim社と「コラテジェン®」のトルコでの導出(独
  占的販売権許諾)に関する基本合意書を締結しました。椎間板性腰痛症向けの核酸医薬NF-κBデコイオリゴDNA、
  高血圧DNAワクチンにつきましては臨床試験が予定どおり進捗しており、製薬企業等への早期導出により契約一時
  金、ロイヤリティー等を得ることにより、開発費の負担削減と定期的な収入確保を目指してまいります。今後も、
  製薬会社との提携を進めることにより、事業基盤の強化に努めてまいります。
  ④資金調達の実施
   当社グループにとって、研究開発活動及び事業基盤の拡大を推進することは継続的な発展のために重要であり、
  そのためには状況に応じ機動的に資金調達を行うことが必要となります。2021年3月8日開催の取締役会におい
  て、第41回新株予約権(第三者割当て)(行使価額修正条項付)の発行を決議し、同年5月18日までにすべてが行
  使され174億74百万円(新株予約権発行による入金を含む)を調達いたしました。今後も、研究開発活動推進及び
  企業維持のために必要となる資金調達の可能性を適宜検討してまいります。
   これら諸施策の実施により、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないと判断しております。




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