4563 M-アンジェス 2020-06-18 11:30:00
アンジェス、大阪大学が手掛ける新型コロナウイルス感染症(COVID-19)向けDNAワクチン共同開発:ワクチン製造の中間体の分担製造でシオノギファーマが参画 [pdf]

                                                             2020 年 6 月 18 日
各 位
                                        会 社 名  アンジェス株式会社
                                        代表者名   代表取締役社長 山田 英
                                            (コード番号 4563 東証マザーズ)

  アンジェス、大阪大学が手掛ける新型コロナウイルス感染症(COVID-19)向け DNA ワクチン共同開発:
            ワクチン製造の中間体の分担製造でシオノギファーマが参画

 2020 年 3 月 5 日に発表した新型コロナウイルス感染症向け DNA ワクチンの大阪大学との共同開発におけるワクチ
ン製造において、新たにシオノギファーマ株式会社が中間体の分担製造でタカラバイオ社の協力体制に加わることに
なりましたことをご報告いたします。製造においては、すでに AGC Biologics 社が中間体の分担製造と Cytiva が生成用
資材の優先的な供給でタカラバイオ社の協力体制に参画しております。今夏より開始を予定している臨床試験と並行し
て準備を進め、2021 年 3 月末までの 20 万人分のワクチン製造および、その後の大量生産に向けてより確実な体制が
構築されることになりました。

【プラスミド DNA 製造技術を用いた新型コロナウイルス感染症向け予防用 DNA ワクチンの開発および製造プロジェク
ト概要-3 月 5 日以降の配信リリースからの参考情報】
 当社および大阪大学(臨床遺伝子治療学・健康発達医学)が有するプラスミド DNA 製品の開発実績を生かし、新
   型コロナウイルス感染症の予防用 DNA ワクチンを共同開発
 製造はプラスミド DNA の製造技術と製造設備を有するタカラバイオ株式会社が担当
 ダイセル社が、新規投与デバイスによる皮内への遺伝子導入法を開発
 臨床開発を促進するため、医薬品開発支援機関として EPS ホールディングス株式会社が参画
 ペプチド研究所が、抗体価測定のためのペプチド合成研究を担当
 新日本科学が、非臨床試験における DNA ワクチンの安全性の検証業務を中心に担当
 ワクチンの有効性等の評価指標となるバイオマーカーの探索でヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ社が参画
 スリー・ディー・マトリックス社と抗体検査キットの国内臨床利用可能性を検討
 AGC Biologics 社は中間体の分担製造と Cytiva が生成用資材の優先的な供給で、ワクチン製造を担当するタカラ
   バイオ社の協力体制に参画

< DNA ワクチンとは>
DNA ワクチンは、危険な病原体を一切使用せず、安全かつ短期間で製造できる特徴があります。対象とする病原体の
たんぱく質をコードする環状 DNA(プラスミド)を接種することで、病原体たんぱく質を体内で生産し、病原体に対する免
疫を付与します。弱毒化ワクチンとは異なり、病原性を全く持たないため、安全です。

なお、今年度の通期連結業績に与える影響は現在精査中です。

                                                                      以 上


                           お問い合わせ先
           アンジェス株式会社     社長室 広報・IR 担当         03-5730-2641