4563 M-アンジェス 2020-05-25 08:30:00
アンジェス、大阪大学が手掛ける新型コロナウィルス感染症(COVID-19)向けDNAワクチン共同開発:非臨床試験での抗体価上昇 [pdf]

                                                            2020 年 5 月 25 日
各 位
                                        会 社 名  アンジェス株式会社
                                        代表者名   代表取締役社長 山田 英
                                            (コード番号 4563 東証マザーズ)

  アンジェス、大阪大学が手掛ける新型コロナウイルス感染症(COVID-19)向け DNA ワクチン共同開発:
                 非臨床試験での抗体価上昇を確認

2020 年 3 月 5 日に発表した新型コロナウイルス向け DNA ワクチンの大阪大学との共同開発において、3 月 26 日から
行っている非臨床試験での動物へのワクチン投与で、抗体価上昇が確認できたことをご報告いたします。毒性試験結
果を確認した上で、速やかな臨床試験への移行を進めてまいります。

【プラスミド DNA 製造技術を用いた新型コロナウイルス向け予防用 DNA ワクチンの開発および製造プロジェクト概要
-3 月 5 日以降の配信リリースからの参考情報】
 当社および大阪大学(臨床遺伝子治療学・健康発達医学)が有するプラスミド DNA 製品の開発実績を生かし、コロ
    ナウイルスの予防用 DNA ワクチンを共同開発
 製造はプラスミド DNA の製造技術と製造設備を有するタカラバイオ株式会社が担当
 ダイセル社が、新規投与デバイスによる皮内への遺伝子導入法を開発
 臨床開発を促進するため、医薬品開発支援機関として EPS ホールディングス株式会社が参画
 ペプチド研究所が、抗体価測定のためのペプチド合成研究を担当
 新日本科学が、非臨床試験における DNA ワクチンの安全性の検証業務を中心に担当
 ワクチンの有効性等の評価指標となるバイオマーカーの探索でヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ社が参画
 スリー・ディー・マトリックス社と抗体検査キットの国内臨床利用可能性を検討
 AGC Biologics 社と Cytiva が製造を担当するタカラバイオ社の協力体制に参画

< DNA ワクチンとは>
DNA ワクチンは、危険な病原体を一切使用せず、安全かつ短期間で製造できる特徴があります。対象とする病原体の
たんぱく質をコードする環状 DNA(プラスミド)を接種することで、病原体たんぱく質を体内で生産し、病原体に対する免
疫を付与します。弱毒化ワクチンとは異なり、病原性を全く持たないため、安全です。

なお、今年度の通期連結業績に与える影響は現在精査中です。

                                                                     以 上


                          お問い合わせ先
           アンジェス株式会社     社長室 広報・IR 担当        03-5730-2641