4559 ゼリア新薬 2021-11-04 16:00:00
2022年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2022年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年11月4日
上場会社名 ゼリア新薬工業株式会社 上場取引所 東
コード番号 4559 URL https://www.zeria.co.jp/
代表者 (役職名) 代表取締役社長兼COO (氏名) 伊部 充弘
問合せ先責任者 (役職名) 広報部長 (氏名) 西澤 知幸 TEL 03-3661-1039
四半期報告書提出予定日 2021年11月8日 配当支払開始予定日 2021年12月1日
四半期決算補足説明資料作成の有無 : 有
四半期決算説明会開催の有無 : 有 (証券アナリスト・機関投資家・報道機関向け)
(百万円未満切捨て)
1. 2022年3月期第2四半期の連結業績(2021年4月1日∼2021年9月30日)
(1) 連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属する四
売上高 営業利益 経常利益
半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2022年3月期第2四半期 28,606 12.1 2,672 67.2 3,116 138.4 2,115 52.4
2021年3月期第2四半期 25,521 ― 1,598 ― 1,307 ― 1,388 ―
(注)包括利益 2022年3月期第2四半期 2,194百万円 (10.9%) 2021年3月期第2四半期 1,978百万円 (―%)
潜在株式調整後1株当たり四半期
1株当たり四半期純利益
純利益
円銭 円銭
2022年3月期第2四半期 46.65 ―
2021年3月期第2四半期 30.05 ―
(注)第1四半期連結会計期間の期首から「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を適用しており、2021年3月期第2四半期
に係る各数値については、当該会計基準等を遡って適用した後の数値となっております。これにより、2021年3月期第2四半期の対前年同四半期増減率は
記載しておりません。
(2) 連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円銭
2022年3月期第2四半期 123,673 56,416 45.5 1,246.90
2021年3月期 121,860 56,152 45.9 1,225.09
(参考)自己資本 2022年3月期第2四半期 56,235百万円 2021年3月期 55,985百万円
(注)第1四半期連結会計期間の期首から「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を適用しており、2021年3月期に係る各数
値については、当該会計基準等を遡って適用した後の数値となっております。
2. 配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円銭 円銭 円銭 円銭 円銭
2021年3月期 ― 17.00 ― 17.00 34.00
2022年3月期 ― 17.00
2022年3月期(予想) ― 17.00 34.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無
3. 2022年 3月期の連結業績予想(2021年 4月 1日∼2022年 3月31日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属する 1株当たり当期
売上高 営業利益 経常利益
当期純利益 純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円銭
通期 60,000 13.7 5,300 52.5 5,200 62.1 3,700 17.7 81.80
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無 : 無
対前期増減率は、会計方針の変更に伴い遡及修正が行われたため、遡及修正後の前期数値と比較して記載しております。
※ 注記事項
(1) 当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) : 無
新規 ― 社 (社名) 、 除外 ― 社 (社名)
(2) 四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 : 有
(注)詳細は、添付資料P.9「2.四半期連結財務諸表及び主な注記(4)四半期連結財務諸表に関する注記事項」をご覧ください。
(3) 会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 有
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(注)詳細は、添付資料P.9「2.四半期連結財務諸表及び主な注記(4)四半期連結財務諸表に関する注記事項」をご覧ください。
(4) 発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2022年3月期2Q 53,119,190 株 2021年3月期 53,119,190 株
② 期末自己株式数 2022年3月期2Q 8,018,749 株 2021年3月期 7,420,461 株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2022年3月期2Q 45,360,392 株 2021年3月期2Q 46,206,490 株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、その達
成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及び
業績予想のご利用にあたっての注意事項等については、添付資料P.3「1.当四半期決算に関する定性的情報(3)連結業績予想などの将来予測情報に関す
る説明」をご覧ください。
ゼリア新薬工業株式会社(4559) 2022年3月期 第2四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ……………………………………………………………… 3
(4)研究開発の状況 …………………………………………………………………………………………………… 3
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………… 4
(1)四半期連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………… 4
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ……………………………………………………… 6
四半期連結損益計算書
第2四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 6
四半期連結包括利益計算書
第2四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 7
(3)四半期連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………………………… 8
(4)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………… 9
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 9
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ………………………………………………………… 9
(当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動) ……………………………………………………… 9
(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用) ……………………………………………………… 9
(会計方針の変更) ………………………………………………………………………………………………… 9
(セグメント情報等) ……………………………………………………………………………………………… 10
3.補足情報 ………………………………………………………………………………………………………………… 11
(1)販売実績 …………………………………………………………………………………………………………… 11
(2)主要製商品売上高 連結 ………………………………………………………………………………………… 12
(3)新薬パイプラインの状況 ………………………………………………………………………………………… 13
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1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第2四半期連結累計期間の売上高は、286億6百万円(前年同四半期比12.1%増)となりました。利益につ
きましては、営業利益26億72百万円(前年同四半期比67.2%増)、経常利益31億16百万円(前年同四半期比
138.4%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は21億15百万円(前年同四半期比52.4%増)となりました。
経常利益以下の増益は、売上の増加に加え、英ポンド・ユーロなどの欧州通貨に対するスイスフラン安の進行に
伴い、多額の為替差益が発生したことによるものです。
なお、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第1四半期連結会計期間
の期首から適用しており、当該会計基準等を遡って適用した後の数値で前年同四半期連結累計期間及び前連結会
計年度との比較・分析を行っております。
セグメント別の業績は、次のとおりであります。
①医療用医薬品事業
主力製品である潰瘍性大腸炎治療剤「アサコール」につきましては、海外市場における高用量製剤「アサコー
ル1600mg」の伸長を背景に引き続き堅調に推移いたしました。炎症性腸疾患(IBD)治療剤「エントコート」
(国内販売名:「ゼンタコート」)につきましては、昨年度の新型コロナウィルス感染拡大下での出荷遅延によ
る販売の減少をほぼ克服し、売上は拡大いたしました。また、昨年11月にAstellas Pharma Europe Ltd.より欧
州・中東などにおける製造販売権を承継したクロストリジウム・ディフィシル感染症治療剤「ディフィクリア」
につきましては、すでに欧州主要国での製造販売権の承継手続きが終了し、売上に大きく貢献しております。な
お、昨年9月より国内にて販売を開始した「フェインジェクト」につきましては、消化器科・産婦人科を中心に
市場構築に努めております。
これらの結果、当事業の売上高は、179億97百万円(前年同四半期比24.4%増)となりました。
②コンシューマーヘルスケア事業
昨年度売上が大きく減少した「ヘパリーゼ群」につきましては、医薬品ヘパリーゼ群については固形剤の伸び
で回復基調にあるものの、コンビニエンスストア向けヘパリーゼW群が引き続き低迷し、売上の回復は小幅に止
まりました。「コンドロイチン群」につきましては、積極的な広告宣伝投資などの効果もあり、売上は堅調に推
移いたしました。一方、植物性便秘薬「ウィズワン群」や、殺菌消毒薬などの衛生用品につきましては、競合品
の影響などにより、売上は減少いたしました。
これらの結果、当事業の売上高は、105億33百万円(前年同四半期比4.1%減)となりました。
③その他
保険代理業・不動産賃貸収入などにより、当事業の売上高は74百万円(前年同四半期比4.0%減)となりまし
た。
(2)財政状態に関する説明
①資産、負債及び純資産の状況
当第2四半期連結会計期間末の総資産は1,236億73百万円となり、前連結会計年度末対比18億12百万円の増加
となりました。その内訳は流動資産が396億98百万円で、前連結会計年度末対比23億84百万円の増加、固定資産
が839億74百万円で、前連結会計年度末対比5億71百万円の減少となっております。流動資産の増減の主なもの
は、現金及び預金の増加6億5百万円、受取手形及び売掛金の増加19億66百万円、商品及び製品等の棚卸資産の
増加8億92百万円、前渡金の減少等流動資産のその他の減少10億72百万円であります。また、固定資産の増減の
主なものは、有形固定資産の減少4億40百万円、無形固定資産の減少6億85百万円、投資その他の資産の増加5
億55百万円であります。
当第2四半期連結会計期間末の負債合計は672億56百万円となり、前連結会計年度末対比15億49百万円の増加
となりました。その内訳は流動負債が485億27百万円で、前連結会計年度末対比52億69百万円の減少、固定負債
が187億29百万円で、前連結会計年度末対比68億18百万円の増加となっております。流動負債の増減の主なもの
は、短期借入金の減少49億12百万円、未払金の減少等流動負債のその他の減少4億90百万円であります。固定負
債の増減の主なものは、長期借入金の増加64億51百万円であります。
当第2四半期連結会計期間末の純資産は564億16百万円となり、前連結会計年度末対比2億63百万円の増加と
なりました。これは、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上21億15百万円、前期末配当の実施7億76百万
円、自己株式の増加12億39百万円、為替換算調整勘定の増加7億8百万円等によるものであります。
これらの結果、当第2四半期連結会計期間末の自己資本比率は前連結会計年度末と比べ0.4%低下し、45.5%
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となりました。
②キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末の現金及び現金同等物(以下「資金」という)の残高は、期首残高対比6億5百
万円増加し、102億74百万円となりました。これは、主に投資活動によるキャッシュ・フローが16億96百万円、
財務活動によるキャッシュ・フローが10億82百万円のマイナスであったものの、営業活動によるキャッシュ・フ
ローが31億11百万円のプラスであったためであります。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とその要因は、以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間は31億11百万円の資金の増加となりました(前年同四半期比19億2百万円増)。こ
れは、税金等調整前四半期純利益の計上31億19百万円、減価償却費の計上23億21百万円、のれん償却額の計上3
億49百万円、売上債権の増加17億34百万円、棚卸資産の増加7億62百万円、その他の流動資産の減少9億32百万
円、その他の流動負債の減少3億92百万円、退職給付に係る資産の増加3億34百万円、法人税等の支払い3億2
百万円等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間は16億96百万円の資金の減少となりました(前年同四半期比26億51百万円増)。こ
れは、有形固定資産の取得による支出3億61百万円、無形固定資産の取得による支出2億14百万円、投資有価証
券の取得による支出11億64百万円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間は10億82百万円の資金の減少となりました(前年同四半期比42億49百万円減)。こ
れは、短期借入金の減少73億10百万円、長期借入れによる収入100億9百万円、長期借入金の返済による支出16
億49百万円、自己株式の取得による支出12億43百万円、配当金の支払い7億73百万円等によるものであります。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
当第2四半期連結累計期間の業績動向を踏まえ、2021年5月11日発表の通期連結業績予想を修正しておりま
す。詳細は、2021年11月1日発表の「業績予想の修正に関するお知らせ」をご覧ください。
(4)研究開発の状況
Z-100につきましては、子宮頸癌を対象として、日本を含むアジア7ヶ国においてフェーズⅢ国際共同治験を
実施してまいりましたが、主要評価項目である全生存期間においてZ-100群とプラセボ群との間に有意差が認め
られなかったため、開発方針を見直すこととし、今回「新薬パイプラインの状況」から除外いたしました。しか
しながら、これまでにZ-100は癌の抑制作用をはじめとして、免疫賦活作用に基づく多様な薬理作用を示すこと
が明らかになっており、さらには2004年から2013年にかけて実施した前回試験では、ステージⅢBの被験者に限
った部分集団解析でZ-100群はプラセボ群に対し、主要評価項目である全生存期間において統計学的に顕著な有
意差が認められた実績もあることから、当社は今後ともZ-100の研究開発を継続していく方針であります。な
お、今回有意差が認められなかった要因については、被験者が受けた標準治療の影響を中心として現在分析中で
あり、結果は今後の研究開発に活用してまいります。
また、今回ZG-801(適応症:高カリウム血症を伴う慢性心不全)についても、「新薬パイプラインの状況」か
ら除外することといたしました。これは、世界的な新型コロナウィルス感染拡大の影響を受け、患者登録及び心
血管イベントの集積が大幅に遅れていることから、導入元のVifor (International)AGが国際共同治験の中止を
決定したことによるものであります。
Z-206(アサコール)の中国での開発につきましては、2020年4月に承認を取得しておりましたが、2021年7
月導出先のMenariniグループの中国現地法人が販売を開始いたしました。
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2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:千円)
前連結会計年度 当第2四半期連結会計期間
(2021年3月31日) (2021年9月30日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 9,793,938 10,399,703
受取手形及び売掛金 13,635,627 15,602,097
有価証券 3,032 3,015
商品及び製品 5,969,887 6,703,934
仕掛品 1,504,855 1,271,245
原材料及び貯蔵品 3,629,263 4,020,884
その他 2,916,210 1,843,718
貸倒引当金 △138,662 △146,064
流動資産合計 37,314,152 39,698,535
固定資産
有形固定資産
建物(純額) 7,138,269 6,927,569
土地 12,350,879 12,353,615
その他(純額) 4,145,133 3,912,099
有形固定資産合計 23,634,282 23,193,284
無形固定資産
のれん 6,429,153 6,173,212
販売権 27,950,633 27,768,649
その他 7,690,024 7,442,084
無形固定資産合計 42,069,811 41,383,945
投資その他の資産
投資有価証券 5,915,274 6,665,236
退職給付に係る資産 12,453,878 12,218,367
その他 510,876 550,756
貸倒引当金 △37,835 △36,790
投資その他の資産合計 18,842,193 19,397,570
固定資産合計 84,546,287 83,974,800
資産合計 121,860,440 123,673,335
負債の部
流動負債
買掛金 1,693,938 1,865,022
短期借入金 44,158,858 39,246,121
未払法人税等 562,594 819,674
賞与引当金 1,268,150 973,184
その他 6,113,932 5,623,853
流動負債合計 53,797,474 48,527,856
固定負債
長期借入金 5,819,600 12,271,460
契約解除損失引当金 281,160 259,488
退職給付に係る負債 1,308,891 1,382,125
資産除去債務 55,578 55,720
その他 4,445,061 4,760,305
固定負債合計 11,910,291 18,729,099
負債合計 65,707,766 67,256,956
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(単位:千円)
前連結会計年度 当第2四半期連結会計期間
(2021年3月31日) (2021年9月30日)
純資産の部
株主資本
資本金 6,593,398 6,593,398
資本剰余金 11,685,121 11,685,121
利益剰余金 46,353,650 47,782,212
自己株式 △14,997,702 △16,237,488
株主資本合計 49,634,467 49,823,244
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 137,448 △182,842
為替換算調整勘定 2,599,199 3,307,856
退職給付に係る調整累計額 3,614,155 3,287,370
その他の包括利益累計額合計 6,350,802 6,412,384
非支配株主持分 167,402 180,750
純資産合計 56,152,673 56,416,379
負債純資産合計 121,860,440 123,673,335
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(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
(四半期連結損益計算書)
(第2四半期連結累計期間)
(単位:千円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2020年4月1日 (自 2021年4月1日
至 2020年9月30日) 至 2021年9月30日)
売上高 25,521,941 28,606,173
売上原価 7,648,853 8,462,724
売上総利益 17,873,087 20,143,448
販売費及び一般管理費 16,274,908 17,470,923
営業利益 1,598,179 2,672,525
営業外収益
受取利息 11,764 6,759
受取配当金 174,173 148,091
為替差益 - 417,551
その他 88,350 36,809
営業外収益合計 274,288 609,211
営業外費用
支払利息 117,613 148,520
為替差損 425,747 -
その他 21,957 16,479
営業外費用合計 565,317 165,000
経常利益 1,307,150 3,116,736
特別利益
固定資産売却益 - 3,470
投資有価証券売却益 1,331 3,367
債務取崩益 671,431 -
特別利益合計 672,762 6,837
特別損失
固定資産売却損 636 -
固定資産除却損 680 3,995
特別損失合計 1,317 3,995
税金等調整前四半期純利益 1,978,596 3,119,578
法人税等 589,302 998,954
四半期純利益 1,389,293 2,120,624
非支配株主に帰属する四半期純利益 957 4,632
親会社株主に帰属する四半期純利益 1,388,336 2,115,992
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(四半期連結包括利益計算書)
(第2四半期連結累計期間)
(単位:千円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2020年4月1日 (自 2021年4月1日
至 2020年9月30日) 至 2021年9月30日)
四半期純利益 1,389,293 2,120,624
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 772,149 △320,290
為替換算調整勘定 33,764 720,862
退職給付に係る調整額 △216,215 △326,784
その他の包括利益合計 589,698 73,787
四半期包括利益 1,978,992 2,194,411
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 1,980,403 2,177,573
非支配株主に係る四半期包括利益 △1,411 16,838
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(3)四半期連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:千円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2020年4月1日 (自 2021年4月1日
至 2020年9月30日) 至 2021年9月30日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前四半期純利益 1,978,596 3,119,578
減価償却費 1,819,336 2,321,125
のれん償却額 342,221 349,467
賞与引当金の増減額(△は減少) △276,256 △305,242
契約解除損失引当金の増減額(△は減少) - △28,302
退職給付に係る負債の増減額(△は減少) 129,817 110,409
受取利息及び受取配当金 △185,938 △154,850
支払利息 117,613 148,520
売上債権の増減額(△は増加) 676,124 △1,734,982
棚卸資産の増減額(△は増加) △1,125,784 △762,273
仕入債務の増減額(△は減少) △102,926 143,623
その他の流動資産の増減額(△は増加) 287,733 932,126
その他の流動負債の増減額(△は減少) △1,637,618 △392,234
退職給付に係る資産の増減額(△は増加) △440,395 △334,602
その他 △64,751 △12,593
小計 1,517,771 3,399,768
利息及び配当金の受取額 185,952 154,854
利息の支払額 △117,334 △140,890
法人税等の支払額 △377,319 △302,270
営業活動によるキャッシュ・フロー 1,209,070 3,111,463
投資活動によるキャッシュ・フロー
有形固定資産の取得による支出 △215,103 △361,126
無形固定資産の取得による支出 △1,790,811 △214,326
投資有価証券の取得による支出 △23,448 △1,164,456
投資有価証券の売却による収入 198,775 37,186
連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による
△2,464,640 -
支出
その他 △52,652 5,941
投資活動によるキャッシュ・フロー △4,347,881 △1,696,780
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額(△は減少) 4,799,262 △7,310,442
長期借入れによる収入 1,000,000 10,009,350
長期借入金の返済による支出 △1,426,210 △1,649,550
リース債務の返済による支出 △108,551 △111,162
自己株式の取得による支出 △309,986 △1,243,504
配当金の支払額 △784,175 △773,214
非支配株主への配当金の支払額 △3,224 △3,513
財務活動によるキャッシュ・フロー 3,167,114 △1,082,036
現金及び現金同等物に係る換算差額 79,765 143,687
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 108,069 476,334
現金及び現金同等物の期首残高 8,880,252 9,668,938
連結の範囲の変更に伴う現金及び現金同等物の増減
- 129,430
額(△は減少)
現金及び現金同等物の四半期末残高 8,988,321 10,274,703
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(4)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動)
該当事項はありません。
なお、特定子会社の異動には該当しておりませんが、第1四半期連結会計期間より、株式会社ゼリアップは重
要性が増したため、連結の範囲に含めております。また、新たにTillotts Pharma Italy s.r.l.を設立したた
め、連結の範囲に含めております。
(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用)
税金費用の計算
税金費用については、当第2四半期連結会計期間を含む連結会計年度の税引前当期純利益に対する税効果会計
適用後の実効税率を合理的に見積り、税引前四半期純利益に当該見積実効税率を乗じて計算しております。
(会計方針の変更)
収益認識に関する会計基準等の適用
「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日。以下「収益認識会計基準」とい
う。)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用し、約束した財又はサービスの支配が顧客に移転した時点
で、当該財又はサービスと交換に受け取ると見込まれる金額で収益を認識することといたしました。これによ
り、得意先に支払われる販売奨励金等について、従来、販売費及び一般管理費として処理する方法によっており
ましたが、売上高から減額する方法に変更しております。また、将来予想される返品については、従来、売上総
利益相当額に基づき返品調整引当金を計上しておりましたが、変動対価に関する定めに従って、販売時に収益を
認識しない方法に変更しております。当該会計方針の変更は、原則として遡及適用され、前年四半期及び前連結
会計年度については遡及適用後の四半期連結財務諸表及び連結財務諸表となっております。ただし、収益認識会
計基準第85項に定める以下の方法を適用しております。
(1)前連結会計年度の期首より前までに従前の取扱いに従ってほとんどすべての収益の額を認識した契約につ
いて、比較情報を遡及的に修正しないこと
(2)当連結会計年度の期首より前までに従前の取扱いに従ってほとんどすべての収益の額を認識した契約に含
まれる変動対価の額について、変動対価の額に関する不確実性が解消された時の金額を用いて比較情報を
遡及的に修正すること
この結果、遡及適用を行う前と比べて、前第2四半期連結累計期間の売上高は1,287,320千円減少し、売上原
価及び返品調整引当金繰入差額は合計で3,462千円減少し、販売費及び一般管理費は1,283,453千円減少し、営業
利益、経常利益及び税金等調整前四半期純利益はそれぞれ405千円減少しております。また、前連結会計年度の
期首の純資産に累積的影響額が反映されたことにより、利益剰余金の前期首残高は50,629千円減少しておりま
す。
収益認識会計基準等を適用したため、前連結会計年度の連結貸借対照表において、流動負債に表示していた
「返品調整引当金」48,674千円及び「売上割戻引当金」77,210千円は、流動資産の「その他」に1,103千円、流
動負債の「その他」に126,988千円組替えております。
時価の算定に関する会計基準等の適用
「時価の算定に関する会計基準」(企業会計基準第30号 2019年7月4日。以下「時価算定会計基準」とい
う。)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用し、時価算定会計基準第19項及び「金融商品に関する会計基
準」(企業会計基準第10号 2019年7月4日)第44-2項に定める経過的な取扱いに従って、時価算定会計基準
等が定める新たな会計方針を、将来にわたって適用することといたしました。なお、当第2四半期連結累計期間
に係る四半期連結財務諸表に与える影響はありません。
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(セグメント情報等)
【セグメント情報】
Ⅰ 前第2四半期連結累計期間(自2020年4月1日 至2020年9月30日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:千円)
報告セグメント 四半期連結
その他 調整額 損益計算書
コンシュー 合計
医療用 (注)1 (注)2 計上額
マーヘルス 計 (注)3
医薬品事業
ケア事業
売上高
外部顧客への売上高 14,462,213 10,981,728 25,443,942 77,999 25,521,941 - 25,521,941
セグメント間の内部
売上高又は振替高 - 49 49 263,892 263,942 △263,942 -
計 14,462,213 10,981,777 25,443,991 341,892 25,785,883 △263,942 25,521,941
セグメント利益 1,596,320 2,351,791 3,948,111 132,475 4,080,587 △2,482,407 1,598,179
(注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、保険代理業及び不動
産業等の事業を含んでおります。
2.セグメント利益の調整額△2,482,407千円は、主に報告セグメントに配分していない一般管理費
等の全社費用であります。
3.セグメント利益は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
2.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
該当事項はありません。
Ⅱ 当第2四半期連結累計期間(自2021年4月1日 至2021年9月30日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:千円)
報告セグメント 四半期連結
その他 調整額 損益計算書
コンシュー 合計
医療用 (注)1 (注)2 計上額
マーヘルス 計 (注)3
医薬品事業
ケア事業
売上高
外部顧客への売上高 17,997,949 10,533,349 28,531,299 74,873 28,606,173 - 28,606,173
セグメント間の内部
売上高又は振替高 - 48 48 284,004 284,053 △284,053 -
計 17,997,949 10,533,398 28,531,348 358,878 28,890,226 △284,053 28,606,173
セグメント利益 3,081,706 1,976,960 5,058,667 128,480 5,187,147 △2,514,621 2,672,525
(注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、保険代理業及び不動
産業等の事業を含んでおります。
2.セグメント利益の調整額△2,514,621千円は、主に報告セグメントに配分していない一般管理費
等の全社費用であります。
3.セグメント利益は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
2.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
該当事項はありません。
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3.報告セグメントの変更等に関する事項
会計方針の変更に記載のとおり、第1四半期連結会計期間の期首から「収益認識に関する会計基準」
(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を適用し、収益認識に関する会計処理方法を変更したため、
事業セグメントの売上高及び利益又は損失の算定方法を同様に変更しております。
なお、前第2四半期連結累計期間のセグメント情報については、変更後の売上高及び利益又は損失の算
定方法により作成したものを記載しております。
3.補足情報
(1)販売実績
当第2四半期連結累計期間における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(単位:千円)
当第2四半期連結累計期間
前年同四半期比
セグメントの名称 (自 2021年4月1日
増減(△)率(%)
至 2021年9月30日)
医療用医薬品事業 17,997,949 24.4
コンシューマーヘルスケア事業 10,533,349 △4.1
報告セグメント計 28,531,299 12.1
その他 74,873 △4.0
合 計 28,606,173 12.1
(注) セグメント間の取引については、相殺消去しております。
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(2)主要製商品売上高 連結
(単位:千円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2020年4月1日 (自 2021年4月1日 増減(△)率(%)
至 2020年9月30日) 至 2021年9月30日)
1.医療用医薬品事業 14,462,213 17,997,949 24.4
アサコール 7,972,924 8,506,104 6.7
ディフィクリア - 2,279,800 -
エントコート 1,895,831 2,245,177 18.4
アコファイド 1,340,476 1,580,552 17.9
その他 3,252,981 3,386,314 4.1
2.コンシューマーヘルスケア事業 10,981,728 10,533,349 △4.1
ヘパリーゼ群 2,892,429 3,237,728 11.9
コンドロイチン群 2,467,159 2,595,823 5.2
ウィズワン群 696,764 647,510 △7.1
その他 4,925,374 4,052,288 △17.7
3.その他の事業 77,999 74,873 △4.0
合 計 25,521,941 28,606,173 12.1
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(3)新薬パイプラインの状況
Ⅰ.国内開発状況 (2021年11月4日現在)
開発段階 開発番号/一般名 開発 適応症 作用機序及び特長 起源
小児機能性ディス
フェーズⅢ Z-338/アコチアミド ゼリア 上部消化管運動改善作用 自社品
ペプシア
ZG-801/ 陽イオン結合非吸収性
フェーズⅢ ゼリア 高カリウム血症 導入品
パチロマーソルビテクスカルシウム ポリマー
Ⅱ.海外開発状況
開発段階 開発番号/一般名 開発 適応症 作用機序及び特長 起源
フェーズⅢ 機能性ディスペプ
Z-338/アコチアミド ゼリア 上部消化管運動改善作用 自社品
(欧州) シア
発売となった開発品
発売日 開発番号/一般名 開発 適応症 作用機序及び特長 起源
2021年7月 ゼリア・Tillotts
Z-206/メサラジン 潰瘍性大腸炎 pH依存型放出調整製剤 自社(Gr)品
(中国) Pharmaの共同開発
自社(Gr)品:自社グループオリジナル品
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