4556 J-カイノス 2020-01-24 12:30:00
2020年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(非連結) [pdf]
2020年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)
2020年1月24日
上場会社名 株式会社カイノス 上場取引所 東
コード番号 4556 URL http://www.kainos.co.jp
代表者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名)上地史朗
問合せ先責任者 (役職名) 取締役管理本部本部長 (氏名)林司 TEL 03-3816-4123
四半期報告書提出予定日 2020年2月3日 配当支払開始予定日 -
四半期決算補足説明資料作成の有無:無
四半期決算説明会開催の有無 :無
(百万円未満切捨て)
1.2020年3月期第3四半期の業績(2019年4月1日~2019年12月31日)
(1)経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
売上高 営業利益 経常利益 四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年3月期第3四半期 3,512 △3.4 559 △0.5 561 △2.9 384 △2.4
2019年3月期第3四半期 3,635 10.3 562 40.2 578 37.2 394 44.3
潜在株式調整後
1株当たり
四半期純利益
1株当たり
四半期純利益
円 銭 円 銭
2020年3月期第3四半期 94.23 -
2019年3月期第3四半期 98.96 -
(2)財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2020年3月期第3四半期 6,861 4,397 64.1
2019年3月期 5,858 3,635 62.1
(参考)自己資本 2020年3月期第3四半期 4,397百万円 2019年3月期 3,635百万円
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2019年3月期 - 0.00 - 15.00 15.00
2020年3月期 - 0.00 -
2020年3月期(予想) 15.00 15.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無:無
3.2020年3月期の業績予想(2019年4月1日~2020年3月31日)
(%表示は、対前期増減率)
1株当たり
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 5,000 7.0 650 11.8 650 8.9 450 16.6 121.98
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無:有
※ 注記事項
(1)四半期財務諸表の作成に特有の会計処理の適用:無
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 :無
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
④ 修正再表示 :無
(3)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2020年3月期3Q 4,558,860株 2019年3月期 4,558,860株
② 期末自己株式数 2020年3月期3Q 377,156株 2019年3月期 869,656株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2020年3月期3Q 4,082,454株 2019年3月期3Q 3,983,716株
(注)期末自己株式には、「資産管理サービス信託銀行株式会社(信託E口)が保有する当社株式(2020年3月期3Q 275,500株、2019年3
月期 278,000株)が含まれております。また、「資産管理サービス信託銀行株式会社(信託E口)」が保有する株式を、期中平均株式数の
計算において控除する自己株式に含めております(2020年3月期3Q 276,750株、2019年3月期 278,000株)。
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づ
いており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があり
ます。業績予想の前提となる条件及び業績予想のご利用にあたっての注意事項等については、添付資料P.2「1.当四半期決算に関する
定性的情報(3)業績予想などの将来予測情報に関する説明」をご覧ください。
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………………………… 1
(1)経営成績に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 1
(2)財政状態に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 1
(3)業績予想などの将来予測情報に関する説明 …………………………………………………………………… 2
2.四半期財務諸表及び主な注記 ………………………………………………………………………………………… 3
(1)四半期貸借対照表 ………………………………………………………………………………………………… 3
(2)四半期損益計算書 ………………………………………………………………………………………………… 4
第3四半期累計期間 ……………………………………………………………………………………………… 4
(3)四半期財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………………………………… 5
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 5
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ………………………………………………………… 5
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第3四半期累計期間における我が国経済は、海外経済の低迷に伴う輸出の低迷や大型台風などの自然災害に
よる生産・販売への影響に加え、消費税増税に伴う駆込み需要の反動から景気は緩やかに回復しつつあります
が、依然として先行きが不透明な状況で推移致しました。
臨床検査薬業界におきましては、市場規模は横ばいから微増で推移するも、少子高齢化による将来的な人口の
減少や医療費抑制政策の影響が懸念されます。
このような環境の下、当社の当第3四半期累計期間における売上高は、35億1千2百万円(前年同期比3.4%
減)となりました。検査分野別では、生化学検査分野は、堅調に推移し17億1千4百万円(前年同期比7.1%
増)、免疫検査分野は、16億7千1百万円(前年同期比12.9%減)となりました。また、その他の分野は、1億
2千6百万円(前年同期比10.0%増)となりました。
営業利益は、5億5千9百万円(前年同期比0.5%減)、経常利益は、5億6千1百万円(前年同期比2.9%
減)、四半期純利益は、3億8千4百万円(前年同期比2.4%減)となりました。
検査分野別売上高
(単位:千円)
前第3四半期累計期間 当第3四半期累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年12月31日) 至 2019年12月31日)
金額 構成比 金額 構成比
生化学的検査用試薬 1,554,323 42.7 1,661,355 47.3
製 免疫血清学的検査用試薬 933,587 25.7 997,426 28.4
品 その他 113,535 3.1 125,946 3.6
計 2,601,446 71.5 2,784,728 79.3
生化学的検査用試薬 46,297 1.3 53,326 1.5
商 免疫血清学的検査用試薬 986,289 27.1 673,934 19.2
品 その他 1,812 0.0 924 0.0
計 1,034,399 28.5 728,184 20.7
生化学的検査用試薬 1,600,621 44.0 1,714,681 48.8
合 免疫血清学的検査用試薬 1,919,877 52.8 1,671,361 47.6
計 その他 115,347 3.2 126,870 3.6
計 3,635,846 100.0 3,512,913 100.0
(注)1.金額は販売価格で表示しており、消費税等は含まれておりません。
2.数量については、取扱品目が多岐にわたり数量表示が困難なために記載を省略しております。
(2)財政状態に関する説明
当第3四半期会計期間末における総資産の額は、68億6千1百万円となり、前事業年度末と比べ10億3百万円
の増加となりました。流動資産は39億3千8百万円となり、前事業年度末と比べ11億7百万円の増加となりまし
た。その主な要因は、商品及び製品の減少7千4百万円がある一方、現金及び預金7億9千4百万円、受取手形
及び売掛金3億6千2百万円がそれぞれ増加したことによるものです。固定資産は29億2千3百万円となり、前
事業年度末と比べ1億4百万円の減少となりました。その主な要因は、減価償却費の進捗1億1百万円によるも
のです。
当第3四半期会計期間末における負債の額は、24億6千3百万円となり、前事業年度末と比べ2億4千万円の
増加となりました。その主な要因は、支払手形及び買掛金1億9千7百万円、借入金9千万円などの増加による
ものです。当第3四半期会計期間末における純資産の額は43億9千7百万円となり、前事業年度末と比べ7億6
千2百万円の増加となりました。その主な要因は、配当金の支払い5千9百万円を行った一方で、自己株式の処
分4億3千5百万円、四半期純利益3億8千4百万円をそれぞれ計上したことによるものです。
- 1 -
(3)業績予想などの将来予測情報に関する説明
医療業界では、医療費の増加と共に少子高齢化の進行や人口減少に伴う労働力の低下を背景に、医療制度の改
革が進められています。当臨床検査薬業界におきましても、継続的な医療費抑制政策などにより、市場環境は今
後、一層厳しさを増していくものと思われます。
当社におきましては、全自動輸血検査機器「Erytra Eflexis」をはじめとした輸血検査関連製品(ゲルカラム
用全自動及び半自動輸血検査装置並びに専用試薬)及び10月に上市した冷蔵多項目標準液リキッドキャリブレー
ター「カイノス」並びにクレアチニンキット「アクアオートカイノス CRE-Ⅳ試薬」に代表される多項目標準液
を活用した腎機能・肝機能検査試薬を中心とする生化学検査試薬の拡販に注力しております。
このような状況の下、当社の2020年3月期通期業績につきまして、売上高につきましては、これまで通り50億
円と予想は変えておりませんが、主に利益率の高い製品の伸長といった販売品目構成の変化等により、営業利益
では6億5千万円、経常利益では6億5千万円、当期純利益については4億5千万円と、前回予想の2019年5月
8日付「2019年3月期決算短信〔日本基準〕(非連結)」から上回る見込みです。
(通期)
1株当たり
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
当期純利益
百万円 百万円 百万円 百万円 円 銭
前回発表予想(A)
5,000 550 550 380 103.00
今回修正予想(B) 5,000 650 650 450 121.98
増減額(B)-(A) - 100 100 70
増減率 (%) - 18.2 18.2 18.4
前期実績 4,670 581 596 385 98.57
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2.四半期財務諸表及び主な注記
(1)四半期貸借対照表
(単位:千円)
前事業年度 当第3四半期会計期間
(2019年3月31日) (2019年12月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 952,763 1,747,646
受取手形及び売掛金 1,214,674 1,577,551
商品及び製品 377,952 303,818
仕掛品 63,277 69,980
原材料及び貯蔵品 194,908 209,724
その他 26,855 29,698
流動資産合計 2,830,433 3,938,419
固定資産
有形固定資産
建物(純額) 605,325 584,940
土地 1,797,439 1,797,439
その他(純額) 169,184 153,093
有形固定資産合計 2,571,949 2,535,472
無形固定資産 178,335 148,438
投資その他の資産 277,844 239,528
固定資産合計 3,028,128 2,923,439
資産合計 5,858,562 6,861,859
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 441,859 639,069
短期借入金 450,000 640,000
未払法人税等 104,190 58,937
賞与引当金 119,775 61,000
その他 544,161 539,248
流動負債合計 1,659,986 1,938,256
固定負債
長期借入金 500,000 400,000
株式給付引当金 3,153 2,978
役員株式給付引当金 9,406 16,349
その他 50,619 106,281
固定負債合計 563,179 525,608
負債合計 2,223,165 2,463,864
純資産の部
株主資本
資本金 831,413 831,413
資本剰余金 928,733 928,733
利益剰余金 2,598,018 2,854,619
自己株式 △764,706 △259,662
株主資本合計 3,593,459 4,355,103
評価・換算差額等
その他有価証券評価差額金 41,937 42,890
評価・換算差額等合計 41,937 42,890
純資産合計 3,635,396 4,397,994
負債純資産合計 5,858,562 6,861,859
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(2)四半期損益計算書
(第3四半期累計期間)
(単位:千円)
前第3四半期累計期間 当第3四半期累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年12月31日) 至 2019年12月31日)
売上高 3,635,846 3,512,913
売上原価 1,827,227 1,702,760
売上総利益 1,808,619 1,810,153
販売費及び一般管理費 1,246,034 1,250,387
営業利益 562,584 559,765
営業外収益
受取利息及び配当金 5,499 5,482
為替差益 7,092 1,053
その他 12,923 2,509
営業外収益合計 25,515 9,045
営業外費用
支払利息 6,641 6,216
手形売却損 495 146
その他 2,103 595
営業外費用合計 9,240 6,957
経常利益 578,859 561,853
特別利益
固定資産売却益 106 -
特別利益合計 106 -
特別損失
固定資産除却損 1,913 1,348
その他 35 -
特別損失合計 1,949 1,348
税引前四半期純利益 577,017 560,504
法人税、住民税及び事業税 172,401 136,996
法人税等調整額 10,400 38,800
法人税等合計 182,801 175,796
四半期純利益 394,215 384,708
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(3)四半期財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
当社は、2019年5月13日開催の取締役会決議に基づき、第三者割当による自己株式490,000株の処分を行いまし
た。この結果などにより、当第3四半期累計期間において自己株式が505,043千円減少し、当第3四半期会計期間末
において自己株式が259,662千円となっております。
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