4556 J-カイノス 2019-01-25 11:30:00
平成31年3月期第3四半期決算短信[日本基準](非連結) [pdf]
㈱カイノス(4556)平成31年3月期 第3四半期決算短信(非連結)
添付資料の目次
頁
1 当四半期決算に関する定性的情報 ………………………………………………………………………… 1
(1) 経営成績に関する説明 …………………………………………………………………………………… 1
(2) 財政状態に関する説明 …………………………………………………………………………………… 1
(3) 業績予想などの将来予測情報に関する説明 …………………………………………………………… 2
2 四半期財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………………… 3
(1) 四半期貸借対照表 ………………………………………………………………………………………… 3
(2) 四半期損益計算書 ………………………………………………………………………………………… 4
(3) 四半期財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………………………… 5
(継続企業の前提に関する注記)……………………………………………………………………… 5
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)……………………………………………… 5
(追加情報)……………………………………………………………………………………………… 5
㈱カイノス(4556)平成 31 年 3 月期 第3四半期決算短信(非連結)
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第3四半期累計期間における我が国経済は、輸出入及び個人消費が緩やかに持ち直しすると共
に、企業の設備投資も底堅く推移しています。一方で、米国の通商政策に起因した貿易摩擦や欧米
の政治的不安、地政学リスクなどが世界経済の悪化に繋がると懸念されています。
臨床検査薬業界におきましては、市場規模は横ばいから微増と推移しております。
このような環境の下、当社の当第3四半期累計期間における売上高は、36 億3千5百万円(前年
同期比 10.3%増)となりました。検査分野別では、生化学検査分野は、堅調に推移し 16 億円(前年
同期比 16.4%増)、免疫検査分野は、 億1千9百万円
19 (前年同期比 6.6%増)となりました。また、
その他の分野は、1億1千5百万円(前年同期比 5.0%減)となりました。
営業利益は、5億6千2百万円(前年同期比 40.2%増)、経常利益は、5億7千8百万円(前年同
期比 37.2%増)、四半期純利益は、3億9千4百万円(前年同期比 44.3%増)となりました。
検査分野別売上高 (単位:千円)
前第3四半期累計期間 当第3四半期累計期間
期 別 自 平成29年4月1日 自 平成30年4月1日
至 平成29年12月31日 至 平成30年12月31日
区 分 金 額 構成比 金 額 構成比
製 生 化 学 的 検 査 用 試 薬 1,318,752 40.0 1,554,323 42.7
免疫血清学的検査用試薬 790,035 24.0 933,587 25.7
品 そ の 他 119,416 3.6 113,535 3.1
計 2,228,205 67.6 2,601,446 71.5
商 生 化 学 的 検 査 用 試 薬 55,999 1.7 46,297 1.3
免疫血清学的検査用試薬 1,011,056 30.7 986,289 27.1
品 そ の 他 1,948 0.1 1,812 0.0
計 1,069,005 32.4 1,034,399 28.5
合 生 化 学 的 検 査 用 試 薬 1,374,752 41.7 1,600,621 44.0
免疫血清学的検査用試薬 1,801,092 54.6 1,919,877 52.8
計 そ の 他 121,365 3.7 115,347 3.2
計 3,297,210 100.0 3,635,846 100.0
(注)1.金額は販売価格で表示しており、消費税等は含まれておりません。
2.数量については、取扱品目が多岐にわたり数量表示が困難なために記載を省略しております。
(2)財政状態に関する説明
当第3四半期会計期間末における総資産の額は、61 億4千万円となり、前事業年度末と比べ4百
万円の減少となりました。流動資産は 30 億8千2百万円となり、前事業年度末と比べ4千万円の増
加となりました。その主な要因は、有価証券の売却による減少9千9百万円がある一方、商品及び
製品1億1百万円、原材料及び貯蔵品4千8百万円それぞれ増加したことによります。固定資産は
30 億5千8百万円となり、前事業年度末と比べ4千5百万円の減少となりました。 その主な要因は、
減価償却費の進捗によるものです。
当第3四半期会計期間末における負債の額は、24 億9千4百万円となり、前事業年度末と比べ2
億3百万円の増加となりました。その主な要因は、支払手形及び買掛金1億4千8百万円、借入金
9千万円などの増加によるものです。 当第3四半期会計期間末における純資産の額は 36 億4千6百
万円となり、前事業年度末と比べ2億8百万円の減少となりました。その主な要因は、四半期純利
益3億9千4百万円を計上したものの、その一方で自己株式の取得等5億4千 1 百万円、配当金の
支払い5千5百万円を行ったことによります。
なお、 『税効果会計に係る会計基準』
「 の一部改正」
(企業会計基準第 28 号 平成 30 年2月 16 日)
等を第1四半期会計期間の期首から適用しており、財政状態については遡及処理後の前事業年度末
の数値で比較を行っております。
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(3)業績予想などの将来予測情報に関する説明
当臨床検査薬業界におきましては、 診療報酬改定等の医療費抑制政策が続くなか既存の検査項目
及びその検査数は飽和状態に近づいており、 国内市場環境は更に厳しさを増していくものと思われ
ます。
当社におきましては、保険適用された総/遊離カルニチン測定と ADAMTS13 活性測定を医療現場
に浸透させると共に、多項目キャリブレーター「マルチ 9」を活用した腎機能・肝機能検査試薬を
中心とする生化学検査試薬、並びに 9 月に上市した全自動検査輸血機器 Erytra Eflexis を始めと
した輸血検査関連製品(ゲルカラム用全自動及び半自動輸血検査機器並びに専用試薬) の積極的な
拡販に注力してまいります。
このような状況の下、平成 31 年3月期通期業績につきましては、売上高では 48 億円、営業利益
と経常利益は5億円、当期純利益につきましては3億5千万円と予想しております。
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2.四半期財務諸表及び主な注記
(1)四半期貸借対照表
(単位:千円)
前事業年度 当第3四半期会計期間
(平成30年3月31日) (平成30年12月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 1,196,467 953,010
受取手形及び売掛金 1,216,672 1,455,190
有価証券 99,998 -
商品及び製品 254,913 356,799
仕掛品 50,686 58,431
原材料及び貯蔵品 187,025 235,639
その他 35,800 23,124
流動資産合計 3,041,563 3,082,195
固定資産
有形固定資産
建物(純額) 632,000 615,113
土地 1,797,439 1,797,439
その他(純額) 191,950 182,565
有形固定資産合計 2,621,389 2,595,118
無形固定資産 148,545 145,815
投資その他の資産 333,676 317,423
固定資産合計 3,103,611 3,058,356
資産合計 6,145,174 6,140,552
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 540,594 689,500
短期借入金 700,000 590,000
未払法人税等 107,969 100,802
賞与引当金 115,549 60,200
その他 460,693 485,834
流動負債合計 1,924,806 1,926,337
固定負債
長期借入金 300,000 500,000
株式給付引当金 1,752 1,752
役員株式給付引当金 5,637 11,745
その他 58,019 54,299
固定負債合計 365,408 567,796
負債合計 2,290,214 2,494,134
純資産の部
株主資本
資本金 831,413 831,413
資本剰余金 928,733 928,733
利益剰余金 2,267,783 2,606,273
自己株式 △223,303 △764,706
株主資本合計 3,804,627 3,601,714
評価・換算差額等
その他有価証券評価差額金 50,332 44,703
評価・換算差額等合計 50,332 44,703
純資産合計 3,854,959 3,646,418
負債純資産合計 6,145,174 6,140,552
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(2)四半期損益計算書
(第3四半期累計期間)
(単位:千円)
前第3四半期累計期間 当第3四半期累計期間
(自 平成29年4月1日 (自 平成30年4月1日
至 平成29年12月31日) 至 平成30年12月31日)
売上高 3,297,210 3,635,846
売上原価 1,767,534 1,827,227
売上総利益 1,529,676 1,808,619
販売費及び一般管理費 1,128,452 1,246,034
営業利益 401,223 562,584
営業外収益
受取利息及び配当金 5,557 5,499
為替差益 18,741 7,092
その他 4,657 12,923
営業外収益合計 28,956 25,515
営業外費用
支払利息 7,093 6,641
手形売却損 552 495
その他 530 2,103
営業外費用合計 8,176 9,240
経常利益 422,003 578,859
特別利益
固定資産売却益 - 106
特別利益合計 - 106
特別損失
固定資産除却損 23,967 1,913
減損損失 32,787 -
その他 5,250 35
特別損失合計 62,004 1,949
税引前四半期純利益 359,998 577,017
法人税、住民税及び事業税 110,224 172,401
法人税等調整額 △23,400 10,400
法人税等合計 86,824 182,801
四半期純利益 273,173 394,215
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㈱カイノス(4556)平成 31 年 3 月期 第3四半期決算短信(非連結)
(3) 四半期財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
当社は、平成 30 年9月 25 日開催の取締役会決議に基づき、自己株式 490,800 株の取得
を行いました。この結果等により、当第3四半期累計期間において自己株式が 541,402
千円増加し、当第3四半期会計期間末において自己株式が 764,706 千円となっておりま
す。
(追加情報)
(『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」等の適用)
「
「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第 28 号 平成 30 年2月
16 日)等を第1四半期会計期間の期首から適用しており、繰延税金資産は投資その他の
資産の区分に表示しております。
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