4553 東和薬品 2020-05-14 15:00:00
2020年3月期 決算補足説明資料 [pdf]
2020年3月期
決算補足説明資料
2020年5月
(証券コード:4553)
2020
2020年3月期 決算概要
● 売 上 高 / 近年の追補品が順調に推移し、増収
● 営業利益 / 薬価改定があったものの、前年並みの水準を維持
● 経常利益 / デリバティブ評価益が増加したため増益 (単位:百万円,%)
期 20/3 19/3
対売上高 前年同期 対売上高 前年同期
項目 金額 金額
比率 比 比率 比
売上高 110,384 100.0 + 5.0 105,104 100.0 + 12.5
売上原価 59,738 54.1 + 5.3 56,705 54.0 + 12.6
販管費 34,503 31.3 + 6.4 32,431 30.9 + 3.3
営業利益 16,143 14.6 + 1.1 15,968 15.2 + 37.1
経常利益 20,990 19.0 + 11.3 18,865 17.9 + 61.0
親会社株主に帰属する
当期純利益 14,503 13.1 + 7.6 13,475 12.8 + 107.5
(為替レート:TTM) 2020/3 2019/3 2018/3
1USドル 108.83円 110.99円 106.24円
※ペンサグループの業績につきましては、貸借対照表は2020年3月期末より連結対象としておりますが、
損益計算書は2021年3月期 第1四半期より対象となり、上記には含みません。
2020 1
2020年3月期 決算概要(計画達成率)
● 売上原価率 / 2019年10月薬価改定を見込んだ計画に対して、
セールスミックスの改善・生産部門における効率化により改善
● 経常利益 / デリバティブ評価益及び為替差益等により上振れ
(単位:百万円,%)
20/3
期
実績 通期計画
対売上高 対売上高
項目 金額 金額 達成率
比率 比率
売上高 110,384 100.0 111,000 100.0 99.4
売上原価 59,738 54.1 62,000 55.9 96.4
販管費 34,503 31.3 34,500 31.1 100.0
営業利益 16,143 14.6 14,500 13.1 111.3
経常利益 20,990 19.0 14,600 13.2 143.8
親会社株主に帰属する
当期純利益 14,503 13.1 10,400 9.4 139.5
※ペンサグループの業績につきましては、貸借対照表は2020年3月期末より連結対象としておりますが、
損益計算書は2021年3月期 第1四半期より対象となり、上記には含みません。
2020 2
追補年度別売上高推移 (単体)
● 近年の追補品の売上高が順調に推移
(億円)
100 102
97
91 92
80
78
60 64 62 63
59 58 57
51 52 51 53 52 52
47 49
40 45 46 45
39 38
28 29
20
4
0
10年 11年 12年 13年 14年 15年 16年 17年 18年 19年
製品追補年度
18/3 19/3 20/3
2020 3
販路別売上高推移 (単体)
20/3 46.7% (71) 21.9% 26.4% 4.9%
19/3 49.0% (72) 23.3% 22.4% 5.3%
18/3 55.7% (72) 27.4% 12.5% 4.4%
17/3 61.2% (70) 34.1% 4.7%
営業所・本社 代理店 医薬品卸 その他(他社販売・受託・輸出)
( )は営業所数
2020 4
納入先売上高推移 (単体)
1-3 73.4% 16.1% 10.5%
10-12 71.6% 16.7% 11.7%
20/3
7-9 70.7% 17.4% 11.9%
4-6 71.3% 17.1% 11.6%
1-3 72.8% 16.9% 10.3%
10-12 71.6% 16.7% 11.7%
19/3
7-9 70.7% 17.4% 11.9%
4-6 71.3% 17.1% 11.6%
1-3 69.7% 19.4% 10.9%
10-12 69.5% 18.5% 12.0%
18/3
7-9 67.8% 20.1% 12.1%
4-6 67.5% 20.2% 12.3%
17/3 1-3 66.5% 22.3% 11.2%
保険薬局 診療所 病院
(他社販売等を除く。保険薬局+診療所+病院を100%としている。)
2020 5
販売費及び一般管理費
● 販管費は前年同期比で増加しているものの、対売上高比率ではほぼ変化無し
● その他はPensa Investments, S.L.買収関連費用により増加
(単位:百万円,%)
期 20/3 19/3
対売上高 前年同期 対売上高 前年同期
項目 金額 金額
比率 比 比率 比
人件費 14,386 13.0 - 0.6 14,474 13.8 + 7.8
研究開発費 8,566 7.8 + 8.2 7,916 7.5 + 2.5
荷造費 2,177 2.0 + 9.2 1,993 1.9 + 2.7
減価償却費 980 0.9 - 7.9 1,065 1.0 - 9.2
広告宣伝費 1,034 0.9 + 52.9 676 0.6 - 33.4
その他 7,357 6.7 + 16.7 6,305 6.0 + 2.9
販管費 34,503 31.3 + 6.4 32,431 30.9 + 3.3
※ペンサグループの業績につきましては、貸借対照表は2020年3月期末より連結対象としておりますが、
損益計算書は2021年3月期 第1四半期より対象となり、上記には含みません。
2020 6
研究開発費推移
(億円)
120
100
100
94
89 (15)
86
77 79
80
61
60
53
45
41 (85)
40
33
20
0
11/3 12/3 13/3 14/3 15/3 16/3 17/3 18/3 19/3 20/3 21/3
計画
ペンサグループ ※11/3~20/3はペンサグループの実績は含まず
2020 7
貸借対照表
● 流動資産 / Pensa Investments, S.L.買収により、現金及び預金・有価証券が減少し、
商品及び製品等の棚卸資産が増加
その他流動資産のデリバティブ資産が増加
● 固定資産 / Pensa Investments, S.L.買収により、のれん・その他固定資産が増加
● 流動負債 / Pensa Investments, S.L.買収により、短期借入金が増加
(単位:百万円)
項目 20/3 19/3 増減 項目 20/3 19/3 増減
現金及び預金 18,713 26,762 - 8,048 支払手形及び買掛金 9,585 6,466 + 3,118
受取手形及び売掛金 35,191 27,905 + 7,286 電子記録債務 11,147 9,990 + 1,157
電子記録債権 6,401 6,719 - 318 短期借入金 21,368 850 + 20,518
有価証券 - 4,999 - 4,999 1年内返済予定の長期借入金 6,767 6,396 + 370
商品及び製品 24,130 17,591 + 6,538 設備関係支払手形及び未払金 3,701 2,069 + 1,632
その他流動資産 35,938 24,226 + 11,711 その他流動負債 16,898 11,404 + 5,493
流動資産計 120,375 108,206 + 12,169 流動負債計 69,468 37,177 + 32,290
建物及び構築物 47,941 47,376 + 565 長期借入金 36,640 43,407 - 6,767
機械装置及び運搬具 13,033 11,913 + 1,119 新株予約権付社債 15,024 15,035 - 10
建設仮勘定 4,936 2,110 + 2,826 その他固定負債 2,356 1,412 + 943
のれん 10,209 - + 10,209 固定負債計 54,020 59,854 - 5,834
その他固定資産 31,642 19,197 + 12,444 負債合計 123,489 97,032 + 26,456
固定資産計 107,763 80,597 + 27,166 純資産合計 104,649 91,771 + 12,878
資産合計 228,138 188,803 + 39,335 負債・純資産合計 228,138 188,803 + 39,335
※ペンサグループの業績につきましては、貸借対照表は2020年3月期末より連結対象としております。
2020 8
設備投資・減価償却費
(億円)
250
250
20/3 減価償却費
製 造: 68.32億円
200 販 管: 14.52億円
125
157 162
150 16
31
122
38
106
100 65 50 15
47
89 62
60
50 28 90
73 80 75 82 83 41 83
62 19 61
19
10
14 9 16
0
16/3 17/3 18/3 19/3 20/3 21/3
計画
設備投資(ペンサグループ) 設備投資(山形工場) 設備投資(岡山工場)
設備投資(その他) 減価償却費 減価償却費(ペンサグループ) ※減価償却費は研究開発費分も含む
※16/3~20/3はペンサグループの実績は含まず
2020 9
2021年3月期 通期業績計画 連結
● 売 上 高 / ペンサグループが連結対象となることにより、売上高は35.9%増
● 営業利益 / Pensa Investments, S.L.の買収に伴う一時的なPMIコストの増加、
売上原価率の上昇により11.4%悪化
● 経常利益 / 為替相場の先行きが不透明なため、デリバティブや為替等の影響を除いた計画
(単位:百万円,%)
期 21/3 計画 20/3 実績
対売上高 対売上高
項目 金額 前期比 金額 前期比
比率 比率
売上高 150,000 100.0 + 35.9 110,384 100.0 + 5.0
売上原価 88,600 59.1 + 48.3 59,738 54.1 + 5.3
販管費 47,100 31.4 + 36.5 34,503 31.3 + 6.4
営業利益 14,300 9.5 - 11.4 16,143 14.6 + 1.1
経常利益 14,800 9.9 - 29.5 20,990 19.0 + 11.3
親会社株主に帰属する
当期純利益 10,400 6.9 - 28.3 14,503 13.1 + 7.6
2020 10
2021年3月期 通期業績計画 国内
(東和薬品、ジェイドルフ 製薬、大地化成、グリーンカプス 製薬)
● 売 上 高 / 薬価改定の影響があるものの近年の追補品を中心に増収
● 営業利益 / 薬価改定の影響により売上原価の対売上高比率が前期比0.9pt上昇、
販管費の増加により減益
● 経常利益 / 為替相場の先行きが不透明なため、デリバティブや為替等の影響を除いた計画
(単位:百万円,%)
期 21/3 計画 20/3 実績
対売上高 対売上高
項目 金額 前期比 金額 前期比
比率 比率
売上高 115,200 100.0 + 4.4 110,384 100.0 + 5.0
売上原価 63,400 55.0 + 6.1 59,738 54.1 + 5.3
販管費 37,600 32.6 + 9.0 34,503 31.3 + 6.4
営業利益 14,200 12.3 - 12.0 16,143 14.6 + 1.1
経常利益 14,700 12.8 - 30.0 20,990 19.0 + 11.3
親会社株主に帰属する
当期純利益 10,300 8.9 - 29.0 14,503 13.1 + 7.6
2020 11
2021年3月期 通期業績計画 海外 (ペンサグループ)
● 売 上 高 / 新型コロナウイルス感染拡大による影響は軽微と想定
● 営業利益 / 一時的なPMIコストが発生
(単位:百万円,%)
期 21/3 計画 欧州 米国
対売上高 対売上高 対売上高
項目 金額 金額 金額
比率 比率 比率
売上高 34,800 100.0 18,500 100.0 16,300 100.0
売上原価 25,200 72.4 13,100 70.8 12,100 74.2
販管費 9,500 27.3 5,700 30.8 3,800 23.3
営業利益 100 0.3 - 300 - 1.6 400 2.5
経常利益 100 0.3 2020年度 想定レート(為替レート:TTM)
親会社株主に帰属する
1ユーロ 118円
当期純利益 100 0.3
1USドル 108円
2020 12
東和薬品グループ 連結対象会社
東和薬品
【大阪工場】 【岡山工場】 【山形工場】
代表取締役社長 吉田 逸郎
所在地 大阪府門真市
主要事業 医療用医薬品の製造販売
ジェイドルフ製薬 大地化成 グリーンカプス製薬
代表取締役社長 越田 博武 郷原 一丸 植木 俊行
所在地 滋賀県甲賀市 兵庫県神崎郡福崎町 静岡県富士宮市
医療用医薬品 医療用原薬・中間体 ソフトカプセル
主要事業
の製造販売 の研究開発及び製造 製造
東和の出資比率 100% 100% 100%
Pensa Investments, S.L. Pensa Investments, S.L.
Managing
久保 盛裕 Breckenridge
Director Pensa Pharma,S.A. Pharmaceutical, Inc.
Dose Innova, S.L.
(スペイン) (スペイン)
(米国)
スペイン
所在地 カタルーニャ州 バルセロナ
toLife, Ltd(ポルトガル)
欧州ジェネリック医薬品販売、 Pensa Pharma GmbH(ドイツ)
主要事業 米国ジェネリック医薬品販売、
受託製造 Pensa Pharma, SpA(イタリア)
Pensa Pharma,AB(スウェーデン)
東和の出資比率 100%
欧州 GE販売ビジネス 米国 GE販売ビジネス 受託製造ビジネス
R&D、製造拠点
2020 13
健康関連新規事業の創出
当社企業理念の「人々の健康に貢献する」を軸に幅広く事業を展開する
健康に貢献できる企業を目指し
「健康寿命の延伸」を実現する
事業を展開
・「健康維持への取り組み」に貢献する
ジェネリック
医薬品事業 ・「健康不良状態(未病、フレイル、MCI(軽度認知障害)、
メンタル不調を含む)を健康な状態に戻す、または悪化させない」
という観点から人々に貢献する
・「病気を治療して健康になる」という領域でも、医薬品の
製造販売以外で人々に貢献する
・地域社会を始めとした「地域包括ケアシステム」への
取り組みを行う
2020 14
新規事業の創出 これまでの取り組み
【健康寿命の延伸に向けた取り組み】
■国立循環器病研究センターとの共同研究
「健康寿命延伸を目的とした、薬物治療、疾患予防、健康維持・増進などのエビデンス構築」に関する共同研究契約を締結し、
「健都ヘルスケア科学センター」を開設、2020年4月より植物由来成分の認知症予防効果に関する共同研究を開始
■タイムセラ社との共同研究
ブロモクリプチンの家族性アルツハイマー病新規適応を目指し、iPS創薬によるドラッグ・リポジショニングに関する共同研究開発
契約を締結
■大阪府立病院機構大阪精神医療センターとの共同研究
アルツハイマー型認知症のバイオマーカーに関する共同研究契約を締結
■「難聴の早期発見」と「聞こえの質の維持」を通じたアプローチ
対話型支援機器「comuoon」を販売
【地域包括ケアシステムへの取り組み】 【その他の取り組み】
■介護・リハビリテーションなどの従事者のサポート ■バンダイナムコ研究所と服薬支援
株式会社イノフィスに出資し作業支援ロボット「マッスルスーツ」を販売
ツールの開発
患者さんの服薬アドヒアランス向上・残薬問
■地域社会の健康づくり
題に対応するため、バンダイナムコ研究所と服
大阪府門真市と「健康づくりの推進に関する協定」、
薬支援ツールを共同開発
北海道厚真町と「新規産業の創出および健康づくりの推進に
関する協定」を締結
2020 15
2020年6月追補収載予定新製品
薬効分類名 販売名 先発・代表医薬品名(会社名)
ウリトスOD錠0.1mg (杏林製薬)
過活動膀胱治療剤 イミダフェナシンOD錠0.1mg「トーワ」
ステーブラOD錠0.1mg (小野薬品)
エゼチミブOD錠10mg「トーワ」
小腸コレステロールトランスポーター阻害
ゼチーア錠10mg (MSD=バイエル薬品)
剤(高脂血症治療剤)
エゼチミブ錠10mg「トーワ」
アルツハイマー型認知症治療剤 ガランタミンOD錠4mg/8mg/12mg「トーワ」 レミニールOD錠4mg/8mg/12mg (ヤンセンファーマ=武田薬品)
選択的α1A遮断薬
シロドシン錠2mg/4mg「トーワ」 ユリーフ錠2mg/4mg (キッセイ薬品=第一三共)
前立腺肥大症に伴う排尿障害改善薬
非ステロイド性消炎・鎮痛剤(COX‐2
セレコキシブ錠100mg/200mg「トーワ」 セレコックス錠100mg/200mg (アステラス)
選択的阻害剤)
前立腺肥大症に伴う排尿障害改善剤
タダラフィルOD錠2.5mgZA/5mgZA「トーワ」 ザルティア錠2.5mg/5mg (日本新薬)
(ホスホジエステラーゼ5阻害剤)
5α還元酵素阻害薬
デュタステリドカプセル0.5mgAV「トーワ」 アボルブカプセル0.5mg (GSK)
前立腺肥大症治療薬
メマンチン塩酸塩OD錠5mg/10mg/20mg「トーワ」 メマリーOD錠5mg/10mg/20mg (第一三共)
NMDA受容体拮抗 アルツハイマー型
認知症治療剤
メマンチン塩酸塩錠5mg/10mg/20mg「トーワ」 メマリー錠5mg/10mg/20mg (第一三共)
プロトンポンプ・インヒビター ラベプラゾールNa錠5mg「トーワ」 パリエット錠5mg (エーザイ=EAファーマ)
レボセチリジン塩酸塩錠5mg「トーワ」 ザイザル錠5mg (GSK)
持 続 性 選 択 H1 受 容 体 拮抗 ・ アレル
ギー性疾患治療剤
レボセチリジン塩酸塩シロップ0.05%「トーワ」 ザイザルシロップ0.05% (GSK)
6月追補品合計で初年度売上 約32億円を計画しております。 10成分 22品目を上市予定
2020 16
将来予想に関連する記述については、目標や予測に基づいており、
確約や保証を与えるものではありません。
予想と異なる結果になることがある点を認識された上で、ご利用下さい。
お問い合わせ先
東和薬品株式会社 広報・IR室
i r @ t o wa ya k u h i n . c o. j p T E L . 0 6 - 6 9 0 0 - 9 1 0 2 FA X . 0 6 - 7 1 7 7 - 4 9 6 0
2020