4552 JCRファーマ 2020-03-02 16:00:00
大日本住友製薬とJCRファーマのJ-Brain Cargoのライセンス契約における中枢神経系疾患治療薬創出に関する研究開発進捗のお知らせ [pdf]

                                            2020 年 3 月 2 日
各     位




                     会 社 名 J C R フ ァ ー マ 株 式 会 社
                     代表者名 代表取締役会長兼社長 芦 田           信
                                 (東証第 1 部 コード番号 4552)
                     問合せ先 執行役員経営企画本部長 本 多          裕
                                   (TEL 0797-32-1995)

    大日本住友製薬と JCR ファーマの J-Brain Cargo®のライセンス契約における
        中枢神経系疾患治療薬創出に関する研究開発進捗のお知らせ

 2018 年 2 月 26 日に当社と大日本住友製薬株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役
社長:野村 博、以下、     「大日本住友製薬」)が締結した、中枢神経系疾患に対する治療薬創
出に関する血液脳関門通過技術「J-Brain Cargo®」のライセンス契約(以下、本契約)にお
いて、この度、大日本住友製薬が、J-Brain Cargo®を適用した候補物質に関して両社で定め
た研究段階でのマイルストンを達成しましたのでお知らせいたします。

  本契約は、大日本住友製薬が中枢神経系疾患に対する治療薬(以下、本剤)を創出、開発
するために、大日本住友製薬が選定した候補物質に、血液脳関門通過能を付与するため、当
社が保有する抗トランスフェリンレセプター抗体を利用した画期的薬剤輸送システム J-
Brain Cargo®を適用することに合意したライセンス契約です。
  本契約に基づき、     大日本住友製薬は、日本および北米において中枢神経系疾患を対象とし
て本剤を独占的に研究開発・販売する権利の他に、適応症の拡大および地域(中国)の追加
に関するオプション権を有しています。       当社は、大日本住友製薬より開発段階に応じた開発
マイルストンを受け取る権利を有します。       また本剤の販売後は、販売額に応じたロイヤルテ
ィおよび販売額の目標達成に応じた販売マイルストンを受け取る権利を有します。

 今回の結果を踏まえ、当社は大日本住友製薬より一定の開発マイルストンを受け取る権
利を得ております。なお、本件に関する 2020 年 3 月期の連結業績への影響は、今期業績予
想に織込み済みです。

当社は、1975 年の創業以来「バイオ医薬品の JCR」   として培ってきた研究開発力によって、
独自の血液脳関門通過技術 J-Brain Cargo ®を生み出しました。J-Brain Cargo®は脳に存在

するバリア機構の壁を超え脳内に薬剤を届けることを実現した画期的な技術です。本契約
は、自社開発品以外では J-Brain Cargo®適用薬剤の初めてのライセンス契約です。本契約
における研究開発・販売に向けた取り組みが今後も順調に進捗し、         一日でも早く患者の皆さ
んの治療に貢献できることを期待しております。

                                                 以   上