4549 栄研化 2021-10-27 15:00:00
2022年3月期第2四半期決算説明会資料 [pdf]
2022年3月期
第2四半期 決算説明会資料
2021年10月27日
栄研化学株式会社
(証券コード:4549)
■本日の内容
1 2022年3月期 第2四半期トピックス
2 2022年3月期 第2四半期決算概要
3 2022年3月期 重点施策・連結業績予想
2022年3月期 第2四半期トピックス
■トピックス 1
◼ 新型コロナウイルス検出試薬関連
LAMP法を用いた検査試薬の安定供給により新型コロナウイルス感染症対策に貢献
医療施設を中心に感染の状況に応じた需要に対応
30000 2000
ー 新型コロナウイルス検出試薬受注状況 - 1800
25000
1600
検出試薬受注数 新規陽性者数 ※
1400
20000
1200
15000 1000 Loopamp 新型コロナウイルス2019
(SARS-CoV-2) 検出試薬キット
800
10000
600
400
5000
200
0 0
2020年 2021年
リアルタイム濁度測定装置
3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月11月12月 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 LoopampEXIA
※ 厚生労働省ホームページ 国内の発生状況
4
■トピックス 2
◼ 唾液採取用デバイス「サライバクリア」新発売 (2021年5月)
◼ LAMP法を使用した「先天性シャーガス病(経胎盤感染)新生児の早期治療のため
の簡便診断法の実用化に向けて」がグローバルヘルス技術振興基金から研究資
金を獲得 (2021年5月)
◼ 米 イルミナ社と次世代シークエンサーを用いたコンパニオン診断システム開発
および商業化契約を締結 (2021年6月)
◼ 小林製薬株式会社開発の「認知機能スクリーニングキットニンテスト」 新発売
(2021年9月)
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■トピックス 3
◼ 新市場区分における「プライム市場」の選択申請 (2021年8月)
◼ 次世代育成支援対策推進法に基づく優良な子育てサポート企業として
「プラチナくるみん」認定取得 (2021年10月)
◼ 当社初のサステナビリティボンドの発行 (2021年10月)
~新研究棟建設資金や検査薬全般の製造に関する研究開発等に充当~
新研究棟完成予想図
2022年10月稼働予定
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2022年3月期 第2四半期決算概要
■2022年3月期 第2四半期累計 連結業績
2022年3月期 第2四半期(累計)
実績 構成比 対前年同期増減 期首業績予想
売上高 21,341 100.0% 3,613 120.4% 20,200
(うち海外向け売上高) 4,637 21.7% 1,740 160.1% 4,410
営業利益 4,831 22.6% 2,106 177.3% 3,330
経常利益 4,897 22.9% 2,102 175.2% 3,370
親会社株主に帰属する
3,666 17.2% 1,514 170.4% 2,610
四半期純利益
※2021年10月27日に第2四半期累計期間連結業績予想値と実績値との差異を発表いたしました
➢ 各種検診・スクリーニングプログラムの再開や外来患者数の回復傾向及び新型コロナウイルス検出
試薬の需要が継続したことにより、増収・増益
➢ 第2四半期累計期間 業績予想値と実績値との差異が生じた理由
・ 新型コロナウイルス検査試薬の需要が高まり予想を上回る売上
・ 当初予定していた営業活動がコロナ禍に於いて自粛せざるを得ず、販売費等の経費減少
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■セグメント別売上高
(百万円)
(百万円) 21,341
2021年3月期 2022年3月期
前年同期比
第2四半期累計 第2四半期累計
17,727 5,974
便潜血検査用試薬 4,267 5,974 140.0%
免疫血清検査用試薬 4,267
(便潜血検査用試薬除く)
4,468 4,664 104.4%
4,664
尿検査用試薬 1,685 1,883 111.8%
4,468
微生物検査用試薬 1,988 1,961 98.6% 1,883
生化学検査用試薬 303 303 99.8% 1,685 1,961
303
器具・食品環境関連培地 1,057 1,118 105.7% 1,988
1,118
303
遺伝子関連(装置含む) 2,381 3,448 144.8% 1,057 3,448
2,381
医療機器関連(遺伝子以
外)・その他
1,574 1,987 126.2% 1,574 1,987
合計 17,727 21,341 120.4% 2021年3月期 2022年3月期
第2四半期累計 第2四半期累計
9
■セグメント別売上高 - 遺伝子関連(装置含む)
○新型コロナウイルス検出試薬の売上が大幅に伸長
○TB-LAMP、結核撲滅のためのアクションプログラムが各国で活動再開
○ライセンス 特許料収入: 501百万円 (前年同期実績: 357百万円)
第2四半期累計 通 期
(百万円)
6,390
3,448
2,381
1,331 Loopamp新型コロナウイルス2019
(SARS-CoV-2)検出試薬キット
リアルタイム濁度測定装置
LoopampEXIA
642 当社独自技術LAMP法を用いた、医療、食品、環境
など幅広い分野に展開する遺伝子検査関連製品
2020年3月期 2021年3月期 2022年3月期 TB-LAMP(結核検査)は2016年にWHOの推奨を取
得し、途上国向けに展開中
10
■セグメント別売上高 - 便潜血検査用試薬 ・ 尿検査用試薬
〇便潜血検査用試薬: 各国、各種検診プログラムが再開され増収
〇尿検査用試薬: 健診市場・外来患者数とも回復傾向、シスメックス㈱向け販売が増加し増収
便潜血検査用試薬 尿検査用試薬
(百万円) (百万円)
第2四半期累計 通 期 第2四半期累計 通 期
( )内:海外売上高
10,352 9,632
(4,265)
(3,929)
5,832 5,974
(2,231) (2,790)
4,267
(1,349) 3,340 3,380
1,616 1,685 1,883
2020年3月期 2021年3月期 2022年3月期 2020年3月期 2021年3月期 2022年3月期
11
■セグメント別売上高 - 免疫血清検査用試薬 ・ 微生物検査用試薬
〇免疫血清検査用試薬: 外来患者数が回復傾向にあり増収
〇微生物検査用試薬: 新型コロナウイルス検査の影響を受け、その他の感染症検査数減少により減収
免疫血清検査用試薬 微生物検査用試薬
(百万円) (百万円)
第2四半期累計 通 期 第2四半期累計 通 期
9,917
9,117
5,104 4,468 4,664 4,623 3,989
2,311 1,988 1,961
2020年3月期 2021年3月期 2022年3月期 2020年3月期 2021年3月期 2022年3月期
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■海外向け売上高
【便潜血検査用試薬】 (百万円)
大幅に増加 欧州 北米 アジア・オセアニア・その他
✓ 各地域での検診プログラムが再開 4,637
✓ Web検診、郵送検診、内視鏡トリアージの
3,520
考え方が浸透し需要掘り起こし推進 2,123
2,897
✓ 米国における化学法から免疫法への切り
1,600
替え促進
1,782 1,052
【尿検査用試薬・装置】 829
シスメックス㈱向けの販売が増加※ 457 1,462
1,091
657
※海外向け尿検査用試薬・装置の売上はアジア地域に含む 2020年3月期 2021年3月期 2022年3月期
第2四半期累計 第2四半期累計 第2四半期累計
13
■研究開発費・設備投資の推移
(百万円)
研究開発費 設備投資 減価償却費
第2四半期累計 通 期 第2四半期累計 通 期 第2四半期累計 通 期
3,332
3,086 2,985 2,876
2,200
1,627 1,711
1,267 1,338 1,411 1,064
868 779 798 973
2020年3月期 2021年3月期 2022年3月期 2020年3月期 2021年3月期 2022年3月期 2020年3月期 2021年3月期 2022年3月期
14
■配当金
1株あたり中間配当額: 20円
連結中間配当総額 : 7億39百万円
株主還元方針
当社は、株主の皆様に対する利益還元を経営の最重要課題のひとつと位置
づけたうえで、財務体質の強化と積極的な事業展開に必要な内部留保の充
実を勘案し、安定した配当政策を実施することを基本方針としております。
具体的には連結配当性向30%以上を目標としております。
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2022年3月期 重点施策・連結業績予想
■2022年3月期重点施策 ー 中期経営計画(2019年度~2021年度)最終年度
➢遺伝子検査
⚫ 新型コロナウイルス検出試薬の安定供給と販売促進
⚫ LAMP法を用いた高処理能力・全自動装置の開発
⚫ Simprovaシステムの国内展開および新規パネルの開発
⚫ 次世代シークエンサーを用いたコンパニオン診断システムの開発
➢スクリーニング検査等
⚫ コロナ禍における大腸がんスクリーニング検査の普及強化および受診率向上
への取り組み
⚫ カルプロテクチン販売促進(国内・海外)
⚫ 尿検査用試薬/装置の販売促進
⚫ 認知機能スクリーニングキット ニンテスト販売促進
⚫ 結核及びマラリア検査等の普及・定着の促進
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■2022年3月期 連結業績予想・配当予想
(百万円)
2022年3月期 連結業績予想
金 額 構成比 対前期比
売上高 40,400 100.0% 104.5%
(うち海外向け売上高) 9,090 22.5% 131.8%
営業利益 6,370 15.8% 96.3%
経常利益 6,430 15.9% 94.4%
親会社株主に帰属する
当期純利益
4,910 12.2% 97.3%
(円)
中間配当 期末配当 年 間 配当性向
配当予想
20 21 41 30.8%
※今後の業績動向と経費の発生状況を踏まえ業績予想に変更が生じた場合は速やかに開示いたします
18
■2022年3月期 連結業績予想の考え方
【2022年3月期連結業績予想】
■売上高 40,400百万円(前期比104.5%) ■営業利益 6,370百万円(前期比96.3%)
➢ 国内:検診市場はコロナ禍前と比較してほぼ同水準に回復、病院市場は5%程度減少と予想
➢ 海外:大腸がんスクリーニング(FIT)は、コロナ禍前より普及拡大を予想
-内視鏡検査での感染リスク回避として、FITによるトリアージの有用性認知拡大
-ウェブ検診、郵送検診の具体化
-未受診による早期発見機会喪失の認知拡大
-受診年齢引き下げ(米・英)による市場の拡大
➢ 新型コロナウイルス感染症の遺伝子検査の需要
-検査の需要は一定数継続するが、遺伝子検査装置の設置は一巡
➢ 利益面は、売上構成比率の変動による売上原価率の上昇や、 ITを活用した業務プロセスの
改革に伴う販管費の増加を見込む
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■2022年3月期 連結業績予想(研究開発費・設備投資の推移)
(百万円)
研究開発費 設備投資 減価償却費
5,900
3,332 3,400 2,985
3,086 2,876
2,080
1,627 1,711
2020年3月期 2021年3月期 2022年3月期 2020年3月期 2021年3月期 2022年3月期 2020年3月期 2021年3月期 2022年3月期
(予想) (予想) (予想)
➢ 研究開発費は主に継続している便潜血検査および尿検査用装置の後継機の開発費用
➢ 設備投資は新研究棟の着工により大幅増
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世界的な臨床検査薬企業として、人々の健康を守り続ける
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