2021年3月期
第2四半期 決算説明会資料
2020年10月26日
栄研化学株式会社
（証券コード：4549）
■本日の内容
１ 2021年3月期 第2四半期トピックス
２ 2021年3月期 第2四半期決算概要
３ 2021年3月期 重点施策・連結業績予想
■トピックス （新型コロナウイルス検出用試薬関連）
2020年4月
■体外診断用医薬品『Loopamp 新型コロナウイルス2019(SARS-CoV-2)
検出試薬キット』発売
～検体より抽出したRNA から35 分で新型コロナウイルスを検出～
2020年6月 抽出用試薬
■唾液を検体とした本試薬キットによる検査が可能に Loopamp 新型コロナウイルス2019
(SARS-CoV-2) 検出試薬キット
2020年9月
■月産50万テスト分を安定的に供給できる生産体制の整備完了 リアルタイム濁度測定装置
LoopampEXIA
2020年10月～
■本試薬の海外展開を開始 （インド）
LAMP法を用いた検査試薬の安定供給およびグローバル展開により
新型コロナウイルス感染症対策への貢献に努める
3
■トピックス
■『OC－カルプロテクチン‘栄研’』発売 （2020年10月）
炎症性腸疾患の診断補助及び潰瘍性大腸炎の病態把握の補助
■ハンモックタイプの採便シート『べんとりくん』発売 （2020年9月）
4
2021年3月期第2四半期決算概要
■2021年3月期 第2四半期累計 連結業績
（百万円）
2021年3月期 第2四半期（累計）
実績 構成比 前年同期比
売上高 17,727 100.0% △ 1,189 93.7%
（うち海外向け売上高） 2,897 16.3% △ 623 82.3%
営業利益 2,724 15.4% △ 318 89.5%
経常利益 2,794 15.8% △ 307 90.1%
親会社株主に帰属する
四半期純利益
2,151 12.1% △ 192 91.8%
〇売上高：新型コロナウイルス検出試薬が大幅に増加。検診市場は国内、豪州並びに欧州の一部
主要国で再開されたものの、例年並みの水準まで回復は至らずトータルで減収
〇利益面：販売費等の経費の抑制に努めたものの、減収に伴い利益は減少
6
■セグメント別売上高
（百万円）
18,917
（百万円） 17,727
2020年3月期 2021年3月期
前年同期比
第2四半期累計 第2四半期累計 5,832 4,267
便潜血検査用試薬 5,832 4,267 73.2%
免疫血清検査用試薬
（便潜血検査用試薬除く）
5,104 4,468 87.5%
4,468
尿検査用試薬 1,616 1,685 104.2% 5,104
微生物検査用試薬 2,311 1,988 86.0% 1,685
生化学的検査用試薬 313 303 96.9% 1,616
1,988
器具・食品環境関連培地 1,115 1,057 94.8% 2,311 303
1,057
313
遺伝子関連(装置含む) 642 2,381 370.8% 1,115 2,381
642
医療機器関連(遺伝子以
外)・その他
1,979 1,574 79.5% 1,979 1,574
合計 18,917 17,727 93.7% 2020年3月期 2021年3月期
第2四半期累計 第2四半期累計
7
■セグメント別売上高 － 遺伝子関連（装置含む）
○新型コロナウイルス検出試薬関連
・ 新型コロナウイルス検出試薬および遺伝子検査装置の売上が大幅に伸長
累計導入施設数 約650施設
・ 50万テスト／月の増産体制稼働開始
○TB-LAMP グローバルファンド対象国よりTB-LAMP活用のための予算申請
○ライセンス 特許料収入： 357百万円 (前期実績 ：240百万円)
第2四半期累計 通 期 （百万円）
2,381
1,315 1,331
Loopamp新型コロナウイルス2019 リアルタイム濁度測定装置
575 642 (SARS-CoV-2)検出試薬キット LoopampEXIA
当社独自技術LAMP法を用いた、医療、食品、環境
など幅広い分野に展開する遺伝子検査関連製品
TB-LAMP（結核検査）は2016年にWHOの推奨を取
2019年3月期 2020年3月期 2021年3月期 得し、途上国向けに展開中
8
■セグメント別売上高 － 便潜血検査用試薬 ・ 尿検査用試薬
〇便潜血検査用試薬： 新型コロナウイルス感染症拡大による各検診プログラム中断および
外来患者数減少の影響を受け売上減少
〇尿検査用試薬： シスメックス㈱向け販売の増加が全体の減少をカバーし増収
便潜血検査用試薬 尿検査用試薬
（百万円） （百万円）
第2四半期累計 通 期 第2四半期累計 通 期
( )内:海外売上高
10,016 10,352
(3,940) (4,265)
5,298 5,832
(1,847) (2,231) 4,267
(1,349) 3,097 3,340
1,422 1,616 1,685
2019年3月期 2020年3月期 2021年3月期 2019年3月期 2020年3月期 202１年3月期
9
■セグメント別売上高 － 免疫血清検査用試薬 ・ 微生物検査用試薬
〇新型コロナウイルス感染症拡大による外来患者数減少および各種検診中断の
影響を受け売上減少
免疫血清検査用試薬 微生物検査用試薬
（百万円） （百万円）
第2四半期累計 通 期 第2四半期累計 通 期
9,972 9,917
5,153
4,990 5,104 4,623
4,468
2,530 2,311 1,988
2019年3月期 2020年3月期 2021年3月期 2019年3月期 2020年3月期 2021年3月期
10
■海外向け売上高
(百万円）
欧州 北米 アジア・オセアニア・その他
【便潜血検査用試薬】
3,520
第2四半期に入り欧州で一部検診プログラム
が再開されたが、第2四半期累計では大きく 2,897
減少 2,685 1,600
1,110 1,782
【尿検査用試薬・装置】
829
シスメックス㈱向けの販売が大きく増加※ 584
457
991 1,091
657
※海外向け尿検査用試薬・装置の売上はアジア地域に含む
2019年3月期 2020年3月期 2021年3月期
第2四半期累計 第2四半期累計 第2四半期累計
11
■研究開発費・設備投資の推移
（百万円)
研究開発費 設備投資 減価償却費
第2四半期累計 通 期 第2四半期累計 通 期 第2四半期累計 通 期
3,332 2,985
2,904
1,685 1,594 1,627
1,218 1,267 1,338 1,064
868 771 779 798
663
2019年3月期 2020年3月期 2021年3月期 2019年3月期 2020年3月期 2021年3月期 2019年3月期 2020年3月期 2021年3月期
12
■配当金
株主還元方針
当社は、株主の皆様に対する利益還元を経営の最重要課題のひとつと位置
づけたうえで、財務体質の強化と積極的な事業展開に必要な内部留保の充
実を勘案し、安定した配当政策を実施することを基本方針としております。
具体的には連結配当性向30%以上を目標としております。
1株あたり中間配当額： 15円
連結中間配当総額 ： 5億53百万円
13
2021年3月期 重点施策・連結業績予想
■2021年3月期重点施策 ～コロナ影響下における優先課題に注力～
【新型コロナウイルス関連】
〇新型コロナウイルス検出試薬
・増産体制による安定供給を通じた医療への貢献
・海外展開推進：インドへの試薬供給開始
〇新型コロナ・インフルエンザ同時流行に備えたSimprovaパネル、EXIA用試薬の拡充
【スクリーニング検査等】
〇大腸がんスクリーニング検査
・スクリーニング再開に向けた働きかけ：ウェブ検診・郵送検診の促進
〇カルプロテクチン
・炎症性腸疾患（IBD）の診断補助薬として販売促進
〇尿定性検査の販売拡大（シスメックス㈱との協業推進）
〇結核及びマラリア検査等の展開加速
・リモートでの技術者育成
・コネクティビティ実現のためのアプリ開発
〇Simprovaシステムの展開 （呼吸器感染症分野）
15
■2021年3月期 連結業績予想
（百万円）
2021年3月期 連結業績予想
実績 構成比 前期比
売上高 34,100 100.0% 93.2%
（うち海外向け売上高） 6,030 17.7% 85.6%
営業利益 4,100 12.0% 88.7%
経常利益 4,200 12.3% 88.9%
親会社株主に帰属する
当期純利益
3,300 9.7% 93.2%
国内外の検診事業は7月以降徐々に回復傾向にあるものの、例年水準までの回復は困難と
想定し、通期売上高は341億円と予想
(円)
中間配当 期末配当 年 間 配当性向
配当予想
15 15 30 33.6%
16
■2021年3月期 連結業績予想（セグンメント別売上高）
（百万円）
2021年3月期
2020年3月期 前期比
業績予想
便潜血検査用試薬 10,352 8,270 79.9%
免疫血清検査用試薬
（便潜血検査用試薬除く）
9,917 8,790 88.6%
尿検査用試薬 3,340 3,230 96.7%
微生物検査用試薬 4,623 4,060 87.8%
生化学的検査用試薬 609 580 95.1%
器具・食品環境関連培地 2,162 2,030 93.9%
遺伝子関連(装置含む) 1,331 4,280 321.4%
医療機器関連(遺伝子以外)・
その他
4,247 2,860 67.3%
合計 36,585 34,100 93.2%
17
■ 2021年3月期 連結業績予想（研究開発費・設備投資の推移）
（百万円)
研究開発費 設備投資 減価償却費
3,332 3,350
3,160 2,985
2,904
1,860
1,685 1,594 1,627
2019年3月期 2020年3月期 2021年3月期 2019年3月期 2020年3月期 2021年3月期 2019年3月期 2020年3月期 2021年3月期
（予想） （予想） （予想）
18
Saving Your Health
世界的な臨床検査薬企業として、人々の健康を守り続ける
本資料は、金融商品取引上のディスクロージャー資料ではなく、情報の正確性、完全性を保証するものではありま
せん。 また、本資料に記載されている将来の予想等については、現時点で入手可能な情報に基づき当社が判断し
たものであり、今後様々な要因によって予想と異なる場合があります。
本資料は、一切の投資勧誘またはそれに類する行為を目的として作成されたものではありません。
当社は、本資料の利用により生じたいかなる損害に対しても、一切責任を負いかねます。