4548 生化学 2020-04-01 15:00:00
変形性関節症治療剤SI-613の中国における共同開発及び販売提携に関する契約締結のお知らせ [pdf]
2020 年 4 月 1 日
各 位
会 社 名 生化学工業株式会社
代表者名 代表取締役社長 水 谷 建
(コード番号 4548 東証第一部)
問合せ先 執行役員 総務部長 鳥 居 美香子
(TEL. 03-5220-8950)
変形性関節症治療剤 SI-613 の中国における
共同開発及び販売提携に関する契約締結のお知らせ
エーザイ株式会社(本社:東京都、代表執行役 CEO:内藤晴夫、以下 エーザイ)と生化学工
業株式会社(本社:東京都、代表取締役社長:水谷建、以下 生化学工業)は、このたび、生化
学工業が創出した変形性関節症治療剤 SI-613(ジクロフェナク結合ヒアルロン酸)について、
中国における共同開発及び販売提携に関する契約を締結しましたのでお知らせします。
両社は、本契約に基づき、中国において SI-613 を変形性膝関節症を対象として共同開発を行
います。承認取得後は、生化学工業が製品をエーザイに供給し、 販売はエーザイが担当します。
なお、開発費用は両社で折半し、エーザイは生化学工業に対して契約一時金と開発ならびに販
売マイルストンを支払います。
変形性関節症は、加齢などの要因により、関節の軟骨が傷つき炎症を起こすことで痛みが生
じる疾患であり、罹患すると QOL(クオリティ・オブ・ライフ)の低下につながります。中でも
発生頻度が高い変形性膝関節症は、 中国での有症状患者数が約 4,700 万人と推計されており*1、
今後も高齢化の進展により増加していくことが予想されています。
SI-613 は、生化学工業が独自の薬剤結合技術を用いてヒアルロン酸とジクロフェナク(抗炎
症薬)を化学結合した薬剤です。ヒアルロン酸による関節機能改善効果に加え、ドラッグデリ
バリーシステム*2 により徐放*3 されるように設計されたジクロフェナクの鎮痛・抗炎症作用を
併せ持つことから、変形性関節症に見られる痛みや炎症を速やかに、かつ持続的に改善するこ
とが期待されます。
本契約により、エーザイは、中国事業で培ったナレッジやネットワークを活用し、アンメッ
ト・メディカル・ニーズを有する患者様への貢献をめざします。生化学工業は、エーザイの中
国事業の基盤を活用することにより、本剤の中国における価値最大化をはかります。
両社は、本剤の開発・商業化により、中国における変形性膝関節症に対する新たな治療選択
肢を提供し、患者様の QOL の向上に貢献してまいります。
なお、本件による 2021 年 3 月期連結業績に与える影響は軽微となっています。
以 上
本件に関するお問い合わせは次にお願いします。
生化学工業株式会社 総務部 IR・広報担当
TEL. 03-5220-8950
参考資料
1. エーザイ株式会社について
エーザイは、患者様とそのご家族の喜怒哀楽を第一義に考え、そのベネフィット向上に貢献
する 「ヒューマン・ヘルスケア(hhc)」を企業理念としています。グローバルな研究開発・生
産・販売拠点ネットワークを持ち、戦略的重要領域と位置づける「神経領域」 「がん」を中心と
するアンメット・メディカル・ニーズの高い疾患領域において、世界で約 1 万人の社員が革新
的な新薬の創出と提供に取り組んでいます。
また、同社は開発途上国・新興国における医薬品アクセスの改善に向け主要なステークホル
ダーズとの連携を通じ積極的な活動を展開しています。
エーザイ株式会社の詳細情報は、https://www.eisai.co.jp をご覧ください。
2.生化学工業株式会社について
生化学工業は、糖質科学を専門分野とする研究開発型の製薬企業です。1947 年の創業以来、
糖質科学の可能性に着目し、運動器疾患や眼科疾患領域において独創的で有用な医薬品・医療
機器を創製し続けています。また、医薬品の販売部門を持たず、研究開発と製造に特化したビ
ジネスモデルのもと、それぞれの国や製品領域で強みを持つ会社と販売提携することでグロー
バルに製品を展開し、世界の人々の健康で心豊かな生活に貢献しています。
生化学工業株式会社の詳細情報は、https://www.seikagaku.co.jp をご覧ください。
3.SI-613 について
SI-613 は、生化学工業独自の薬剤結合技術を用いてヒアルロン酸とジクロフェナク(抗炎症
薬)を化学結合した薬剤です。ヒアルロン酸による関節機能改善効果に加え、ドラッグデリバ
リーシステム*2 により徐放*3 されるように設計されたジクロフェナクの鎮痛・抗炎症作用を併
せ持つことから、変形性関節症(膝関節など)に見られる痛みや炎症を速やかに、かつ持続的
に改善することが期待されます。また、注射剤として関節腔内に直接投与するため、ジクロフ
ェナクの全身曝露量が少なく、全身性の副作用のリスクが低いと考えています。
日本国内では 2020 年 1 月 6 日に生化学工業が製造販売承認を申請しました。
*1 The Prevalence of Symptomatic Knee Osteoarthritis in China, ARTHRITIS & RHEUMATOLOGY(2016)の有病
率 ー と 連 に 世 人口 計
デ タ 国際 合 よる 界 推 (URL:http://www.un.org/en/development/desa/population/) ら
か 算出
し 推 デ 。
た 計 ータ
*2 ドラッグデリバリーシステム:薬物の量や放出する部位・期間を狙いどおりにコントロールする
技術。
*3 徐放:薬剤の有効成分が徐々に放出されるよう調節し、治療効果を持続させること。