4544 HUグループHD 2020-04-24 17:45:00
繰延税金資産の取り崩し、2020年3月期通期連結業績予想の修正、2021年3月期連結業績予想と新中期計画の公表延期等の発生に関するお知らせ [pdf]
2020 年 4 月 24 日
各 位
会 社 名 みらかホールディングス株式会社
代表者名 代表執行役社長 竹内成和
コード番号 4544 東証第 1 部
問合せ先 執行役 兼 CFO 北村直樹
電話番号 03-5909-3337
繰延税金資産の取り崩し、2020 年 3 月期通期連結業績予想の修正、
2021 年 3 月期連結業績予想と新中期計画の公表延期および
関係会社出資金評価損(個別)の発生に関するお知らせ
当社は、2020 年 3 月期(2019 年 4 月 1 日~2020 年 3 月 31 日)決算において、繰延税金資産の取
り崩しを行うこととし、あわせて直近の業績動向を踏まえ、2020 年 2 月 10 日に公表いたしました
2020 年 3 月期の連結業績予想を修正することといたしました。また、2020 年 5 月 13 日に予定してお
りました 2021 年 3 月期連結業績予想および新中期計画の公表を延期することといたしましたので下記
の通りお知らせいたします。
なお、当社の 2020 年 3 月期単体業績において関係会社出資金評価損(個別)を計上することとな
りましたので、あわせてお知らせいたします。
記
1. 繰延税金資産の取り崩しについて
当社および国内完全子会社、ならびに欧州子会社において、2020 年 3 月期の業績および今後の業
績見通しを総合的に勘案し、繰延税金資産の回収可能性について慎重に検討した結果、2020 年 3 月
期決算において繰延税金資産の一部を取り崩す等により、法人税等調整額として約 58 億円を計上い
たします。
2. 2020 年 3 月期通期連結業績予想の修正について
2020 年 3 月期通期連結業績予想値の修正(2019 年 4 月 1 日~2020 年 3 月 31 日)
親会社株主 (ご参考)
売 上 高 営業利益 経常利益 に帰属する 1株当たり EBITDA※
(百万円) (百万円) (百万円) 当期純損益 当期純損益 (百万円)
(百万円)
前回発表予想(A)
191,000 11,800 8,800 5,300 93.03 円 22,800
(2020 年 2 月 10 日)
今回修正予想(B) 188,700 9,900 5,600 △1,300 △22.82 円 20,900
増 減 額(B-A) △2,300 △1,900 △3,200 △6,600 ― △1,900
増 減 率( % ) △1.2 △16.1 △36.4 ― ― △8.3
(参考)前期連結実績
181,415 14,648 11,524 6,386 111.94 円 24,353
(2019 年 3 月期)
-1-
(修正の理由)
2020 年 2 月以降に新型コロナウイルス感染症が拡大したことに伴い、当第4四半期の経営環境は
2020 年 2 月 10 日に発表した前回業績予想の前提から大きく異なるものとなりました。
前回発表予想に対し売上高は約 23 億円、営業利益は約 19 億円それぞれ減少する見込みです。そ
の内、新型コロナウイルス感染拡大の影響が売上高で約 21 億円、営業利益で約 14 億円となる見込
みです。新型コロナウイルス影響額の内訳としては、受託臨床検査事業において、外出自粛要請等
により患者の受診抑制がみられたことおよび、医療機関からの検査受託数の減少があったこと等に
より、売上高は約 17 億円、営業利益は約 11 億円影響を受ける見込みです。また、臨床検査薬事業
において、国内ルミパルス事業および OEM・原材料事業において検査需要の減少等により売上高は
約 4 億円、営業利益は約 3 億円影響を受ける見込みです。
経常利益につきましては、営業利益の減少に加えて、当社の持分法適用関連会社である Baylor
Miraca Genetics Laboratories, LLC における会計処理変更の影響を最大限取り込んだ場合を想定し、
前回発表予想に対し約 32 億円減少する見込みです。
親会社株主に帰属する当期純損益は、経常利益の減少および上記 1.に記載の繰延税金資産の取り
崩し等を法人税等調整額に計上することから、前回発表予想に対し約 66 億円減少する見込みです。
3. 配当予想について
配当予想については、2019 年 5 月 14 日に公表した予想値(年間配当:130 円)から変更はありま
せん。
4. 2021 年 3 月期連結業績予想および新中期計画の公表延期について
新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大は、医療領域において事業を展開している当社にも大
きく影響を及ぼしており、現時点では不確定要素が多いことから、業績予想を適正かつ合理的に算
定することが困難な状況にあります。
このような状況下において新中期計画を公表することは、株主・投資家の皆様を混乱させてしま
う可能性があると判断し、2020 年 5 月 13 日に予定しておりました新中期計画の公表を延期するこ
とといたしました。
また、同様の理由から、2020 年 5 月 13 日に開示を予定しております「2020 年 3 月期決算短信
〔日本基準〕(連結)」の発表時点においては、2021 年 3 月期の連結業績予想を「未定」とさせて
いただきます。
今後、新型コロナウイルス感染症による影響の確認が進み、2021 年 3 月期の連結業績予想につい
て適正かつ合理的な算定が可能になりましたら速やかに開示いたします。また、新中期計画につい
ては、新型コロナウイルス感染症収束後の事業環境を見据えた検討を継続し、計画が策定でき次第、
速やかに公表いたします。
なお、2020 年 3 月期の連結業績につきましては、2020 年 5 月 13 日に予定通り開示いたします。
5. 単体業績における関係会社出資金評価損の発生について
2020 年 3 月期の個別決算において、当社の連結子会社である合同会社みらか中央研究所への出資
金について評価を行った結果、実質価額が帳簿価額から著しく下落していることから「金融商品に
関する会計基準」に基づき減損処理を行い、関係会社出資金評価損約 21 億円を特別損失として計上
することとなりました。
なお、当該関係会社出資金評価損は、当社単体のみに計上され、当社連結業績への影響はありま
せん。
※ 上記の業績予想については、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき算出したものであり、実際の業
績は予想数値と異なる可能性があります。
以上
-2-