4543 テルモ 2019-08-08 15:00:00
2020年3月期 第1四半期 連結決算の概要 [pdf]
2020 年3月期 第1四半期
連結決算の概要
テルモ株式会社
代表者 代表取締役社長 CEO 佐藤 慎次郎
問合せ先責任者 広報室長 大曲 昌夫
TEL:03-6742-8550
E-mail:kouhou_terumo01@terumo.co.jp
URL:http://www.terumo.co.jp/
2019 年8月8日
2020年3⽉期 第1四半期
決算概要
テルモ株式会社
Chief Accounting and Financial Officer
武藤 直樹
2019年8⽉8⽇
利益が⼆桁伸⻑しガイダンス以上のスタート
(億円)
為替除く
18年度Q1 19年度Q1 増減率
増減率
売上収益 1,430 1,525 +7% +9%
売上総利益 799 (55.8%) 852 (55.8%) +7% +9%
⼀般管理費 435 (30.4%) 445 (29.2%) +2% +4%
研究開発費 113 ( 7.9%) 118 ( 7.8%) +5% +4%
その他収益費⽤ 8 4 - -
営業利益 259 (18.1%) 292 (19.1%) +13% +17%
調整後営業利益 305 (21.4%) 339 (22.3%) +11% +18%
税引前利益 234 (16.4%) 288 (18.9%) +23%
当期利益 181 (12.6%) 228 (14.9%) +26%
USD 109円 110円
期中平均レート
EUR 130円 123円
売上収益 ︓⼼臓⾎管が⼆桁伸⻑へ回帰し、全体を牽引
調整後営業利益︓⼀般管理費を中⼼に、やや遅めの費⽤進捗
税引前利益 ︓前年同期の為替差損23億円に対し、今年度は差損3億円と縮⼩
2/11
調整後営業利益増減分析
(億円)
1 6
4
売
上 価 12
格 欧
総 州 7 0
利 規 ⼀ そ
研 10
72 益 制 般 の
率 対 管 究 他 為
効 応 理 開 替
果 ︵費 の費 発 の
増 費 影 47
-2
︶ 加 の 響
売 売 や 増
上 上 加 339
46 総 増 IT
利 に 投
305 資
益 よ
の る ︵ 292
増 -2
259 加 ︶
18年度Q1 18年度Q1 19年度Q1 19年度Q1
営業利益 調整後 調整後 営業利益
営業利益 営業利益
3/11
地域別売上収益
19年度Q1
18年度Q1
売上収益 売上収益前年⽐較
⾦額(億円) 増減率 コメント
100%=1,525億円
( )内は為替影響除く
460 TIS事業が⼆桁伸⻑に回帰。全カンパニー
⽇本 +4%
30% 440 がプラス伸⻑
300 +1%
欧州 296 (+6%) ⾎液のマイナス伸⻑を、⼼臓⾎管がカバー
20%
460 +8% ⼼臓⾎管とホスピタルが⼆桁伸⻑し牽引。
⽶州 428 (+8%) 新製品の効果でニューロは3割以上の伸⻑
30%
中国 136 +25% エッセン社DESを含め⼼臓⾎管が3割以上の
109 (+31%) 伸⻑で全体を牽引
9%
169 +7% ⼼臓⾎管が⼆桁伸⻑し、ホスピタルのマイナス
11% アジア他 157 (+11%) 伸⻑をカバー
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カンパニー別売上収益
19年度Q1
18年度Q1
売上収益 売上収益前年⽐較
100%=1,525億円 ⾦額(億円) 増減率 コメント
( )内は為替影響除く
885
⼼臓 +11% TISは⼆桁伸⻑へ回帰。3割伸⻑の
58% ⾎管 (+14%) ニューロと合わせ全体を牽引
795
398
+2% アライアンス事業がグローバルで3割以上
ホスピタル
388 (+3%) の伸⻑を継続し全体を牽引
26%
⾎液 242
-2% 為替の影響に加え、昨年度末の好調な
16% システム 246 (+1%) 売上の反動
5/11
⼼臓⾎管: 売上、利益ともに⼆桁伸⻑
(億円)
18年度Q1 19年度Q1 増減率 主なトピック ⾦額
( )内は為替影響除く
885
795
TIS ︓国内、海外ともに⼆桁伸⻑へ回帰 +60
売上 +11%
ニューロ︓3割伸⻑。⽶国WEBは好調なスタート +28
収益 (+14%)
CV ︓国内、1⽉の公定価再算定の影響 ±0
⾎管 ︓国内において順調な直販移⾏ +2
245
調整後 199
+23% TISやニューロの売上拡⼤に加えミックスが改善
営業
利益 (+29%) 費⽤は僅かに遅い進捗
(率)
(25%) (28%)
6/11
ホスピタル: 概ね計画通りのスタート
(億円)
18年度Q1 19年度Q1 増減率 主なトピック ⾦額
( )内は為替影響除く
医療器 : インドネシア皆保険財政難の影響等 -3
388 398
+2% 医薬品 : 疼痛緩和や癒着防⽌材が伸⻑し
売上 (+3%)
収益 輸液剤のマイナス伸⻑をカバー ±0
DM・ヘルスケア: 次期⾎圧計への端境期 -1
アライアンス : 国内外で好調。3割伸⻑を継続 +13
調整後
62 52 -16% 対前年度⽐は、昨年度稼働したテルモ⼭⼝D&D社の償却費
営業
利益 (-15%) の影響。費⽤が先⾏する今年度Q1においては概ね計画通り
(率) (16%) (13%) の進捗
7/11
⾎液システム: 売上は僅かにビハインド、利益は計画通り
(億円)
18年度Q1 19年度Q1 増減率 主なトピック ⾦額
( )内は為替影響除く
⾎液センター ︓海外を中⼼に、昨年度末の
246 242
売上 -2% 好調な売上の反動 -4
収益 (+1%)
アフェレシス治療︓後継装置への切替えの反動 -1
細胞処理 ︓欧州やアジアで⼆桁伸⻑ +2
調整後
営業 -24% 為替の影響⼤。R&D費⽤の進捗が僅かに早め
34 (-12%) ながらも、概ね計画通りのスタート
利益 26
(率)
(14%) (11%)
8/11
主なトピックス
時差勤務制度導⼊や在宅勤務制度拡充など、働き⽅改⾰を推進(4⽉)
全社 新企業理念体系を制定︓社員共通の価値観「コアバリューズ」を新設(4⽉)
譲渡制限付株式報酬制度を導⼊(6⽉)
脳動脈瘤治療⽤の袋状塞栓デバイス「WEB」を
⽶国にて本格発売(4⽉)
事業
ステントリーバー「Tron FX」、⽇本で発売(4⽉)
⽶オーケストラ・バイオメド社から、薬剤溶出バルーンの
独占販売権を取得(6⽉)
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19年度パイプライン製品のローンチ状況
領域 製品 地域 ローンチ 領域 製品 地域 ローンチ
アクセス ディスタルラジアル⽤⽌⾎デバイス ⽇ 医療器 次期シリンジポンプ ⽇
⼼臓 PTCAバルーン 欧亜 ⿇酔⽤鎮痛剤(フェンタニル注射液) ⽇
医薬品
ペリフェラル ステント (TRI) ⽇⽶ 癒着防⽌材(アドスプレー・ミニ) ⽇
袋状塞栓デバイス (WEB) ⽶ 済み 持続⾎糖測定器 ⽇ 済み
中間カテーテル (Sofia EX) 欧⽶ ⾎糖測定システム ⽇
DM・
脳 ミニ・バルーン 欧⽶ ヘルス パッチ式インスリンポンプ ⽇
ケア
⾎栓吸引カテーテル ⽇ 次期⾎圧計 ⽇
ステントリーバー ⽇ 済み 次期体温計 ⽇
細胞治療⽤充填・仕上げシステム
次世代⼈⼯肺 ⽇ ⾎液 グローバル 済み
(FINIA)
CV
⼈⼯⼼肺装置(再出荷) ⽇
⼤⼝径⼈⼯⾎管
⾎管 ⽇
(トリプレックス・アドバンスド)
10/11
⼼臓カテーテルの治療製品を拡充
⽶オーケストラ・バイオメド社から薬剤溶出バルーン
「Virtue」の独占販売権を取得(6⽉13⽇発表)
薬剤に冠動脈治療⽤DESに⽤いられるシロリムスを使⽤
従来品と異なり塗布⽅式ではなく、独⾃の薬剤溶出⽅式を採⽤。薬剤がはがれるリスクを低減
2019年4⽉、⽶FDAより「ブレークスルー機器指定」を取得
⼀時⾦約3,000万⽶ドル、500万⽶ドルの出資 + マイルストーン、販売にともなうロイヤリティ
2020年に治験開始。数年後に⽶国で初の製造販売承認を⽬指す。グローバル展開を予定
11/11
2020年3月期 第1四半期決算 補足資料(IFRS)
セグメント別売上概況 (単位:百万円)
%=前年比
2019年3月期 第1四半期累計 2020年3月期 第1四半期累計
日本 海外 合計 日本 % 海外 % 合計 %
TIS 7,597 46,997 54,595 8,341 9.8% 52,203 11.1% 60,544 10.9%
ニューロバスキュラー 815 8,286 9,102 853 4.7% 11,011 32.9% 11,864 30.3%
CV 2,420 8,458 10,878 2,283 -5.6% 8,624 2.0% 10,908 0.3%
血管 463 4,495 4,959 669 44.4% 4,515 0.4% 5,184 4.5%
心臓血管カンパニー 11,296 68,239 79,535 12,148 7.5% 76,354 11.9% 88,502 11.3%
医療器 11,767 6,208 17,976 11,754 -0.1% 5,926 -4.5% 17,681 -1.6%
D&D 10,871 - 10,871 10,890 0.2% - - 10,890 0.2%
DM・ヘルスケア 5,031 690 5,722 4,932 -2.0% 700 1.4% 5,633 -1.6%
ホスピタルシステム小計 27,670 6,899 34,569 27,577 -0.3% 6,627 -3.9% 34,205 -1.1%
アライアンス 2,495 1,747 4,243 3,630 45.5% 1,921 9.9% 5,551 30.8%
ホスピタルカンパニー 30,165 8,646 38,812 31,207 3.5% 8,548 -1.1% 39,756 2.4%
血液システムカンパニー 2,494 22,100 24,595 2,543 1.9% 21,669 -2.0% 24,212 -1.6%
その他 53 23 76 54 0.9% - - 54 -30.9%
計 44,010 99,009 143,020 45,954 4.4% 106,572 7.6% 152,526 6.6%
(期中平均為替レート) (USD1=\109.10) (USD1=\109.90)
(EUR1=\130.03) (EUR1=\123.50)
2019年3月期 2020年3月期
キャッシュ・フロー計算書(要約) 第1四半期累計 第1四半期累計
営業キャッシュ・フロー 12,452 19,221
投資キャッシュ・フロー △ 10,717 △ 18,680
フリーキャッシュ・フロー 1,735 540
財務キャッシュ・フロー △ 9,640 △ 11,235
現金及び現金同等物の換算差額 2,990 △ 2,446
現金及び現金同等物の増減 △ 4,914 △ 13,140
現金及び現金同等物の期首残高 167,832 122,982
現金及び現金同等物の期末残高 162,918 109,842
参考情報
2019年3月期 2020年3月期 2020年3月期
第1四半期累計 第1四半期累計 業績予想
研究開発費 11,334 11,845 50,000
設備投資額 11,177 18,295 75,000
減価償却費及び償却費 10,569 12,452 49,000
*1
基本的一株当たり当期利益(円) 25.39 30.67 109.00
*1 当社は、2019年4月1日付で普通株式1株につき2株の株式分割を行っており、前連結会計年度の期首に当該株式分割が行われたと仮定して「基
本的一株当たり当期利益」を算定しております。
当社が発行した転換社債型新株予約権付社債について、当四半期末までに一部権利行使による株式への転換が行われました。「基本的1株当たり
当期利益」の業績予想については、この影響を考慮して計算しております。
テルモの開示資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一
定の前提に基づいており、当社としてその実現を約束する趣旨のものではありません。様々な要因により、実際の業績等が変動する可
能性があることをご承知おきください。実際の業績に影響を与えうる重要な要素には、テルモの事業領域を取り巻く経済情勢、為替
レートの変動、競争状況などがあります。